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古物商・買取『サムダヤ』
(溜息をついた。多分何か疚しく思うに足る情報を得たことはわかる。だが、こいつの口からそれを知れば答えねばならないだろうが、それをしたくもない。)
……お前さんが何を聞いたかは俺は尋ねない。
お前さんは何も知ることができなかったから、俺に対して何も尋ねられない。
それでいいな?
(一見穏やかだが目が笑っていない。)
……お前さんが何を聞いたかは俺は尋ねない。
お前さんは何も知ることができなかったから、俺に対して何も尋ねられない。
それでいいな?
(一見穏やかだが目が笑っていない。)
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なんにせよここにいることは確かだ。
その店の間口は二間(約3m半)程。
両の壁際に陳列されたきらびやかな、あるいは古ぼけた古道具も相まって、大人の男が擦れ違えば少々手狭だ。
その中に埋もれるように、絨毯を敷いた上がり框の上で小柄な老人が座っている。
おそらくは彼が店主であろう。
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(ちょっとした商談をしてもいいし、雑談をしてもいい。戦闘は勘弁ね。)