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古物商・買取『サムダヤ』
もしも傷つけたくないから諦めたいなら、忘れられるような薬を売ってあげようか。
(煙管に煙草の葉を詰めた。本来はパイプに使うような甘い匂いのする葉に火を入れ、吸い口を銜えた。)
わたしは六十年を売って常ならぬ命を得た。
今思えば六十年なんて瞬きするようなものなのだけども、得たときにはもう何もかも遅かった。
残念ながらそれでもまだずっと生きている。
……君はわたしのようになっちゃいけない。
(涙はない。慟哭することもない。何もない枯れ果てた男が一人そこに座っている。猫の飼い主でも、サムダヤという店主でもなければ、そんなものしかない。)
(煙管に煙草の葉を詰めた。本来はパイプに使うような甘い匂いのする葉に火を入れ、吸い口を銜えた。)
わたしは六十年を売って常ならぬ命を得た。
今思えば六十年なんて瞬きするようなものなのだけども、得たときにはもう何もかも遅かった。
残念ながらそれでもまだずっと生きている。
……君はわたしのようになっちゃいけない。
(涙はない。慟哭することもない。何もない枯れ果てた男が一人そこに座っている。猫の飼い主でも、サムダヤという店主でもなければ、そんなものしかない。)
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なんにせよここにいることは確かだ。
その店の間口は二間(約3m半)程。
両の壁際に陳列されたきらびやかな、あるいは古ぼけた古道具も相まって、大人の男が擦れ違えば少々手狭だ。
その中に埋もれるように、絨毯を敷いた上がり框の上で小柄な老人が座っている。
おそらくは彼が店主であろう。
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(ちょっとした商談をしてもいいし、雑談をしてもいい。戦闘は勘弁ね。)