PandoraPartyProject

ギルドスレッド

町外れの古アパート

【ルツの部屋:206号室】

「ルツの部屋」と手書きで雑に書かれた木の板がある。

漸く見つけた自分サイズ(キング)のベッド
部屋の中央にはちゃぶ台のようなモノトーンなテーブル
フローリングに直接座るのもとモノトーンなカーペット。
他にもこれからいろいろ置く予定の様子。

……全体的にモノトーンな暗い印象の部屋である。

━━━━━━━━━━━━

主にRP。
何かあれば……自由に来てくれ……。

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ふぅ……
(漸く取り急ぎ揃えた家具も部屋に起き終え一休み
召喚されてからついこの前まで、ずっとその辺りをさ迷っていたが
ここの管理人のおかげで寝床が見つかって良かった……)

さて、紅茶とケーキでも並べて少し休もう……。
ルツくーん、居るかい?
(こんこん、と控え目なノックの音。
扉を叩く管理人の手には、何やら甘い香りがするバスケットが下げられている)
(突然のノックに思わずビクッと跳ね上がってしまった)
あ、あああ……い、今、あけ、る……

(この声は確か管理人の声……何か用事だろうか
……取り敢えずケーキは閉まっておこう
紅茶は念の為温め直して……
初めての客人に動揺を隠しながら、部屋の扉を開けた)
(どもってるなぁ。驚かせてしまったならちょっと悪かったなぁ。
そう思いながら、部屋の主人に微笑みかける)
やあ、ルツくん。こんにちは!
今日はねぇ、少し用事があって来たんだけど……今って時間はあるかな?

まあ用事と言っても大した事じゃなくて、これの事なんだけれど。
(手に持ったバスケットを眼前に上げ、揺らして見せた)
あ、ああ……こ、こんにちは。
時間はある。……大丈夫だ。

?……………………!
(無表情の切れ目が微かに見開いて)

か、片付けたばかりだが……茶を出そう……。
(そう言って部屋の中へ案内しようと)
本当?良かった。

(す、と目を細めて)
……おっ、もしかして匂いに気付いたかな?
実はね、ちょっとしたお裾分けに来たんだぁ。

えっ、いいの?
嬉しいな、ルツくんとお話ししてみたかったんだよねぇ!
(嬉しそうにふわふわと笑いながら後ろをついていく)
ああ……

(漸く落ち着いて)
お裾分け?……有難いが……
私のような者に……良いのだろうか?

(また微かに目を見開いて)
そ、そんな事を言われたのは初めてだ。
(本当に心の底から驚いている様子)
さっきクッキーを焼いていたんだけど、少し作りすぎてしまって……
だからね、むしろ貰ってくれた方がありがたいんだぁ。
(なんで私のような者に、って言うんだろう?と首を傾げた)

ええっ!そんな、嘘だぁ!ルツくんかっこいいのに!?
(びっくり目を見開いて、口を手で押さえた。信じられないといった様子)
そう、なのか……?
ならば、有難く頂こう……
丁度温め直していた紅茶とも合いそうだな。

か????
わ、私は怖がられた事しかない……
元の世界では……よく恐怖で泣かれたものだ。
だから正直……そんな事を言われる日が来るとは……
思わなかった……。
うん。ルツくんさえ良ければまた今度貰って欲しいくらいだもの。
紅茶温めてるの?ふふ、それも楽しみだなぁ。僕、人とお茶するの好きだからさ!

んん????
マ、マジかぁ。勿体ない…こんなにかっこいいのに……!
んー、でも恐怖で泣かれるって事は……魔王とか、そういうのだったりする?
まあ何にせよ、混沌じゃあんまり関係ないからね。
僕個人も怖いとは思わないし、むしろ仲良くしたいくらい!
(怖くないよー、とにぱっと笑ってみせた)
そうか……。
甘いものは……好きだから
また今度も……良いのなら……楽しみにしよう……。
……そうか、良かった。
(まさかここに来て早々、あの長年抱いていた
誰かと茶をする夢が叶うとは……
無表情の裏で感動しながら)

????
いい、いまいちその言葉にピンと来ない……。
……あぁ、察しの通り元魔王でな
今は力を失ったが完全な竜になる力もあった。

そんな私を怖くないと
仲良くしたいと言ってくれたのはアンタが初めてだ。
……私の方からも是非、よろしく頼む。
(そう軽く頭を下げ)

……今茶を入れる。
そのテーブルの前にでも座っていてくれ
(そうちゃぶ台のような円形のテーブルの前へ案内する)
甘いもの好きなんだ!なんだか意外だなぁ。
それなら、また今度作りすぎた時に持ってくるね。
(「これがギャップ萌えかぁ」と勝手に納得しつつ、
次に作るときはもっと気合いを入れたのを持ってこようと決意した)

そ、そんな……自分の魅力を理解していないのは一種の罪だよ!?
へええ、元魔王の上、竜に!凄いなぁ、かっこよかったんだろうなぁ……!
(きらきらと目を輝かせ、返事の代わりにこくこくと頷いた)

はーい!何の茶葉か楽しみだなぁ。
(馴染みのあるテーブルだなぁ。そう考えつつテーブルの前に正座した)
うむ、こう見えてもな。
元の世界でも陰ながら食べるよう言いつけられていたもの。
部下に示しがつかないと。
まぁこちらでは自由に食べれそうだ、これから色々食べてみたい。

管理人には世話になりっぱなしだな……
何かあれば俺もアンタの助けになれればと思う。

つ、み……???そ、そうか……。
(しかしかっこいい……かっこいい……???)
かっこ良かったかどうかは今はわからないが
それもあって魔王として君臨し続けていたようだ……。
だがそれもここではない。……私個人としてはここに来れて良かった。
……アンタにも……出会えたしな。
(きらきらと目を輝かせる彼に、無表情ながら穏やかな心で)

っと、そう言えば
この世界にはたくさん茶葉があるんだったか
(ハッとその茶葉の箱に書いてある名称を探して)
えっと……アールグレイ……?は……いけたか?
(言いつけられているルツを想像し、可愛らしい様子にくすくすと笑って)
ふふっ、魔王様の可愛い所を見ちゃったら親しみが生まれちゃうもんね!
ここら辺にも色々とお店があるし、回ってみるのも良いかもねぇ。

助けねぇ……あんまり人に頼る事ってないからなぁ。
暇な時にでもこうしてまたお喋りしてくれるだけで充分だよ。

……ううん、自覚がないなら仕方ない。本当にかっこいいんだけどな…
君臨し続けてた、って……ルツくんっていくつだい?見た目は若く見えるけれど。
ッ、うええ!?る、ルツくんはよくもまあそんな恥ずかしい事をつらっと…!!
……その、僕も出会えて良かったと、思ってるけど…
(照れて赤くなった顔を反らして髪を弄り、元魔王なのに優しいんだなぁと快く感じた)

そうそう。色んな種類があるから、つい沢山集めちゃったりするんだよねぇ……
アールグレイ?
定番だけど良いよねぇ。大丈夫、飲めるよ。
ふむ、そうか?
ここは様々な世界から様々な者が集まっているよう
多彩な菓子に出会えると良いな……。

……そうなのか?
まぁでもアンタがそれで良いなら。
アンタと初めて話すが、誰かと喋るのはこんなに楽しかったんだな。

う、うむ……(なにやら申し訳ない気持ちに)
ん?ああ……まぁ千年は優に超えている。
若く見えるのもそうだな……
私の竜族の老化が遅く、長寿な為だったからかもしれん。
改めてあの世界の私の一族はこの世界で言う「ちーと」だったんだろうと。
そうか?こんな風貌だからな、思った事は常に出さねばと
……それは良かった。

うむ、紅茶は元の世界でも馴染み深い飲み物だったからな
近いうちにまた収集してみたいものだ。
……ああ、良かった。こちらでも定番なんだな、アールグレイ。
見つけた時は驚いたものだ。
(箱を見つめる無表情は穏やかで)
欲を出すとすれば、ルツくんがいた元の世界の話をしてくれたら嬉しいなって位だし。
誰かと話すっていいよねぇ。僕、誰かとお話しするの大好きもん!

もういいよぉ、僕が勝手に褒めたい時に褒めるから。勝手にやってる事だから、ルツくんは申し訳なく思わなくていいの!
(ね?と首を傾げつつにっこり笑ったかと思うと固まった)
……え?せん、さ……い?
「チート」かぁ。話を聞いてる限りだと、本当に強い種族だったみたいだし。……っていうか、こっちの世界にもドラゴンがいるから、恐ろしさはなんとなく理解できるんだよなぁ……
でもこの世界に来ちゃった上では皆平等になっちゃうよね。大丈夫、力の差で不便だったりしない?
うう、素直に思った事を言えるのは美徳だけれど……調子狂っちゃうなぁ。
(これだから素直な人は苦手なんだよなぁ、と頬を掻いた)

ルツくんの世界にもあるんだねぇ。
……なんかさ、普遍的な嗜好品が多くの世界にあるって不思議だよね。
他の世界出身の人もあったって言ってたし、もしかしたら他の世界の人が色んな世界に持ち込んでたりして!
(冗談を言いつつ、箱を眺めるルツを眺める。
どっからどう観ても、優しい人。こんな人がどうして魔王になったんだろう)
私の世界の事……か。
……面白いかどうかは保証し兼ねるが、それでもいいのなら……な。
(本当に面白みに自信が無いようで、無表情の裏で苦笑して)

そ、そうか?……うむ。
(ね?と笑まれ、これ以上は困らせてはいかんなと)
私にとってはそれら全て重圧でしかなかったがな……。
強い事はいい事かもしれんが……私は争い事が苦手でな。
何かを支配する為だけの力より、誰かを守れる力の方がいい……。
寧ろこの力の差を求めていたから、この不便さも含めて良かったと思っている。
……そう言えばここにもドラゴンが居たんだったな。
ここのドラゴンはどれほどの脅威なのか……。
(争いは苦手でもどのくらい強いのかは気になる様子)
う、うむ?
(調子が狂うと言う彼にまた困らせてしまっただろうかと)

ああ、私の世界でもアールグレイは定番でな。
まぁあと一種類くらいしか私の世界にはなかったんだが。
ふむ、他の世界でもアールグレイは存在するんだな……驚いた。
……ふ、あながちその仮説も有り得そうだ。
(冗談を言う彼に、ギフトのボロか自然と笑みが零れ)

……と、茶の用意が出来た。
(そう言って片方を管理人の前へ、もう片方を自分の前へ置く)
面白味がなくたっていいよ。
僕は君の言葉で、君の居た世界の話が聞きたいんだもの。

……ふふっ。ルツくんって、なんだか魔王っていうより勇者みたい。
必要なものが手に入ったなら何よりだよ。混沌肯定で苦しむ旅人って多いからさ、ちょっと心配だったんだ。でも杞憂だったねぇ!
ドラゴンの脅威は…正直わからないんだよね。彼らが動きを見せた事がないからなぁ。
間違いなく、この世界で最強なんだろうけれど。
(困惑の色を浮かべるルツにひらひらと手を横に振って)
ああ、違う違う。困っていないから、気にしないで。
(照れているだけだ、とは恥ずかしくて言えないなぁ)

へえ、そうなの!もう一つは何て種類?この世界にもある物かなぁ!
アールグレイかはわからないけど、存在するって。そういえば質が全く違うって驚いてたなぁ。
(笑みを浮かべるルツに、思わず目がギラついた。
──ああ、きっとレアな表情だ!)

おや、ありがとう!頂くね?
クッキーもご自由にどうぞ。
(とん、とバスケットをテーブルに置き、茶を手にとって啜る。
紅茶の香りに思わず頬が緩んだ)
そうか……
それならまぁ、私も話せるよう努力しよう。

勇者、か……
私が少し前まで羨ましいと思っていた対象に例えられるとは。
アンタはやっぱり不思議だ。
……心配してくれていたのか?……そうか。
(心配も初めてされるので反応にこまりつつ)
まぁ確かにまだドラゴンの報告はないようだな。……世界最強か。
?……困ってないのなら……わかった。
(気にしないでの言葉に素直に)

あと一種類は……私の世界ではモルティーと呼ばれていて
濃い味わいで甘みがある。チャイやミルクティーでよく飲んでいた。
この前試飲した中ではアッサムに近いものだったと思う。
……なるほどな。
まぁアールグレイに近いものに限らず
他の種類に近い紅茶もこの世界にはあるのだろうが。
(彼の視線が一層強くなったような気がしてるが
何故だかわからず気にしないように)

ああ。……アンタに合うといいが……。
!……で、では頂く。
(彼の言葉に思わずすぐ手が出てしまい、クッキーに触れた瞬間ハッとする
がっついてる様でいけないなと心の中で反省してクッキーを食べる。
……美味い……!
自身が淹れた茶が合うかどうか
不安げに横目で彼を見て、頬が緩む様子に無表情の裏で安堵して)
ふふ、不思議がる事なんてなんにもないよ。
僕はただの人間種だよぉ。
……なんだか、僕もルツくんを困らせてばっかりだね?
(困ったように苦笑して)
やっぱりルツくんも竜だから気になる感じ?

へえ!それも美味しそう。
アッサムに似てるのかぁ…うーん、上手く想像できなくて歯痒いなぁ。
……お話を聞いてたらなんだかチャイが飲みたくなってきちゃったな。今度材料買ってこなくちゃ。
(あんまり見ていると気づかれそうだ。ほどほどにしなくちゃ、と気を落ち着かせた)

ん、心配しなくてもおいしいよ。また飲みたいくらい!
僕のクッキーこそどう?甘すぎたりしていないかな。
(手を出す様子に、本当に甘いものに目がないんだなぁと笑みが溢れる。
さっき味見した分には大丈夫だったけれど……人の好みはそれぞれだからなぁ。と心配しつつ、また茶を一口啜った)
……うむ、そうだな。
困惑は困惑だが……その……心配もまた経験不足でな……
どう言った反応が良いのか、と考えてしまって。
それもあるが……どの世界でも最強種族になるのだな、と。
(無表情に少し憂いを浮かべて)
……まぁ、彼らが悪さをすれば
必然的にイレギュラーズも関わるんだろうが。

あれは至高の茶だ。
故によく飲んだとは言ったが
私の世界にも貧困層はいてな……彼らを思ったら飲めなくなり
ここに来る200年程前からは全く飲まない事にしたんだ。
ミルクやシナモンも高価だったしな。
まぁこちらの世界ではそんなに高価ではないようだし、気軽に作れそうだ。
む、今度来た時の為に私の方も材料を揃えておこう。
(あの視線は気の所為だっただろうか……???)

……それは良かった。
(ホッと胸をなでおろして)
あ、ああ……食べるだけ食べていたな……すまない。
とても美味しい、甘さも丁度いいな。
俺は『おとこのりょうり』とか呼ばれる雑な料理は一応出来るが
クッキーとか多く気の使う料理は苦手でな……。
それらを作れるだけでも凄いと思う。
アンタは器用なんだな。
慣れてない、って……ルツくんって心配された事がないの?
考える事なんてないと思うけどなぁ。素直な反応でいいよ。
(憂いが差した表情に思いを察して眉を下げた)
竜って、どうしても竜ってだけで強いもの……残念だけれど。
するかなー、悪さ。魔種がちょっかいかけなければいいな、とは思っているけれど。

至高の……!
おっ、ちゃんと魔王様してるねぇ。立派だなぁ。
こっちでは香辛料もそれなりに普及してるものね。
…良いの?へへ、やったぁ。
また一緒にお茶出来るなんて、今から楽しみだよ!
(これは感付かれていたかな?観察してるって言っても怒らなさそうな人ではあるけれど……
気づかれないのが一番だからね。熱視線はしばらくやめる!)

いいよ、気にしないで。むしろ全部食べちゃってもいいよ?
……うれしい。そう言って貰えると自信ついちゃうなぁ!
(ふにゃ、と一瞬子供のように頬を緩ませた)
僕は逆に、お菓子以外はてんで駄目で……いつも焦がしちゃうんだよね。
お菓子はちゃんと計量して、オーブンの機嫌と相談すればちゃんと作れるよ。
器用だとはよく言われるけどね。
(すっと指を伸ばし、その先に目をやった)
ああ、寧ろ負けるはずがないと
妙なプレッシャーをかけられたものだ。
だからこの手の話は当時は苦手だったな……。
素直にか……誰かに思われる事はこんなに心安らかなんだな、と。
……すまないな、どうしてもそう言う考え方になってしまう。
まぁそうだな、無駄な争いは避けるべきだ……
魔種がちょっかいを出さない事を私も願いたい。

何だかんだ不満を持っても民を蔑ろには出来ん。
貧困層とて我が国を支える者達なのだ。
ここに来て気がかりなのはその辺りだな……彼らは今どうしているか。
アンタとの茶は楽しいし……
私にはこれぐらいのもてなししか出来ん……そう気にするな。
(完全に視線を感じ無くなってしまい少しざんね……ん?)

ほ、本当か?!
……あ、えっと……本当に美味しくてだな……。
もっと自信を持つといい、私が保証しよう!
……そうなのか?想像出来ないが……まぁ
向き不向きは誰にでもあるだろう……
そう言う部分を補いたいところだが……私で補えるのか……。
オーブン?ふむ……菓子を自分で作れたらと思う故
今度挑戦してみたいな……。
(彼の仕草を見つめながら)
……都合が良ければ、だが
アンタに教わる事が出来たらと思ってるん……だ、が……?
誰だって負ける時くらいあるだろうにねぇ。
魔王様も大変だなー。
……うぐ、素直に口にされるのも気恥ずかしいなぁ。
(小声でポツリと、頬を掻きながら)

はー、本当に立派だぁ……平民の僕からしたら、そういう王様だとほっとするな!
きっと大丈夫だよ。ルツくんの部下さん達も、仕事が出来ないって訳じゃあないんでしょ?
ルツくんの不在をカバーしてくれてるよ、きっと!
……ありがとう。
(ルツくんマジで優しい……ご近所さんとしてもっと仲良くなりたいなぁ。)

ふふっ、ルツくん可愛い!
ほんとに食べちゃって良いよ、見てて気持ちいいくらい食べてくれているもの。嬉しいよ。
じゃあ、もっともっと自信持つね!
男の料理でも、作れる事に意味があるんだよ!
僕はルツくんのご飯食べてみたいけどなー?
(こてん、と笑顔で首をかしげた)
練達辺りにはあるんじゃないかなー、オーブン。
(なんとなく、自分の細い指を眺めていただけだったのだ。手を袖の中に引っ込めて)
ほ、本当に?僕でいいの?
……じゃあ一つ交換条件、いいかな?
(一転悪い顔、低い声に替わって。)
本当にな。
それが酷くうっとおしかった。
……何も恥ずかくはないと思うのだが……???
(小声がちょっと聞こえたようで)

元々恐怖と言うマイナス印象があった故
怖いだけでは終わりたくなかったんだ……。
それは勿論、大臣達が気を使ってか優秀揃いではある。
そんな彼等を信じるのも、今私が出来る事だろうか……。
……うむ。

か?!???
かわぃぃ……は……ないだろう?流石に。
こんな強面に使い言葉ではないぞ……
ま、まぁクッキーは遠慮なく頂くが!
(結構動揺しているが表情には現れない。声は……)
食ってみたいか……そうだな……まぁ機会があれば。
それまでに精進しておかんと……。
(彼は何が好きだろうとほんのり考えながら)
練達か……うむ、少し遠出してみるか……。
ああ……アンタが良い。
まぁ、ここに来てアンタとしかあまり話した事がないんだが
……交換条件……か?
(果たしてどんなものだろうと少し考えてみる、悪い顔には気づいてない)
期待って、時に残酷なほど重いよねぇ……
き、聞こえてっ…!?
……ルツくんが素直だから!ちょっと照れてるだけなの!
だから気にしないで、ねっ!?
(ねっ!?の圧が強め。押せば引いてくれる人だと判断しての圧。)

ルツくんは偉いねぇ。
それだけ頑張ってるなら気を使ってなんかじゃなくて、ルツくんを慕ってついてきてくれてるんじゃないのかなぁ……
今出来る事をするのも大事だからねぇ。
何かあったら僕も相談に乗るし、まずはこっちでの生活に慣れようねぇ。

っ、ふふ!そうやって狼狽える所がまた可愛いね!
ほんっと、かわいい。ふふふ!
(ルツくんおもしろーい!意地悪くにやにやとクッキーを食べる様子を眺める)
ふふっ、楽しみにしてるねぇ。ルツくんは何を作ってくれるのかなー。
(肩肘をつき、どんな料理をするんだろうと思いを馳せた)
異世界の文化も色々あるし、練達は面白いよー。ろくでもないものも作ってるけど……
それなら102号室に顔を出してみるといいんじゃないかな?うちのアパートの住人が何人かいるから顔見知りになれるだろうし、お茶も出すし!
……僕がいいなら、喜んで!
まあ交換条件と言ってもそう難しい物じゃあないよ。

「アンタ」じゃなくて、名前で呼んで欲しいんだ。
「政宗」ってさ。駄目かな?
(悪い顔から一転、ふにゃりと笑う。さてはこいつ鈍感だな?とか笑顔の裏で思いつつ!)
ああ、重いな……。
それに魔王と言う立ち位置も
私で本当に果たせていたのか……いつも不安だったものだ。
あ、ああ……わかった。
(強めのね!?にそのまま押され、まぁいいかと)

そうだろうか……
歴代魔王の中でも私は魔王らしくないと今でも思っている故
そう言ってくれるのは有難い。
……そうだったら、良いな……。
だな、私は今この世界にいるんだ
この世界で今出来る事は、この生活になれる事……うむ。

う、うむ……そんなに言ってくれるな、言われ慣れてない故気恥しいぞ……。
(そう言いつつもクッキーは食べ続ける)
期待に応えられるようにしておこう……。
ふむ……なるほど練達は面白そうだ……
しかしろくでもないものもあるんだな……。
102号室?そう言えば住民同士の交流の場もあったな。
緊張で行けずにいたんだ……情けない。

……………………あぁ!
な、名前か……生まれてこの方誰かの名前を呼ぶのは初めてで……
その、不快な思いをさせていただろうか……す、すまない。
とにかく……呼んでいいのなら、こちらこそ呼ばせてもらいたい……政宗。
(人の名前を呼ぶのは緊張する……でも呼んでと言われたのは初めてで)
わかったならよろしい!

(ルツの言葉に被せ気味に、)
そうだよ、とっても偉いよ!
恐怖の対象の「魔王」っていうよりも、一国の王様って感じだもん!
……きっと、ルツくんのそういう所を見てくれていた人もいるんじゃない?
しつこいかもしれないけれど、何かあったら相談してね?僕個人が心配だし、何か不便があるかもしれないしねぇ。

えーっ、照れる所がますます可愛い!
(べしべしとテーブルを叩く。図体も年齢も僕よりおっきいのにかわいくて仕方ない!)
練達はねー、実用的な研究品も多いんだけど変なのが目立ってね。
大地に豊穣を与える液体が出るけど、代わりに服が溶ける「スプリンク裸ー」とか。
実際溶けたし液体は卑猥な色だし、本当に……
(眉間にシワを寄せ、軽く頭を抱えて)
大丈夫だよ、僕もいるし。気軽に遊びにおいでね!

名前を呼ぶのが初めて!?ま、魔王って大変だね……?
不快じゃないんだけど、その……もっと仲良くなりたいっていうか、他人行儀で寂しかったっていうか…いや他人なんだけどさ!
(素直に言わなきゃルツくんには伝わらない。観念して言った。
名前を呼ばれるとぱあ、っと花の開いたような笑みを浮かべて手を差し出した)
うんっ、僕は政宗だよ、ルツくん!
……その、これから改めて。よろしくね?
う、うむ。

そ、そうか……なるほど……一国の王、か。
……政宗の言葉を聞くとそんな気がしてくる。
ああ、その時はちゃんと相談させてもらおう、よろしく頼むな。

……全く、政宗は変わってるな……。
(どう考えても自分を……その……可愛いなど……
政宗の可愛いの定義が全然わからんぞ!)
……なるほど、変質的なものもある……のか。
(政宗の表情が浮かない……?何か苦い経験が??)
……ああ、そのうち行ってみよう。

『魔王は魔王らしくあれ』の教訓の元、誰の名も呼ぶ事は許されなかった。
大臣も大臣と、使用人は使用人と役職で呼べといつも言いつけられた。
まぁその者の名はいつ呼んでもいいと言われてもいいように
出会った者の名、全てメモしているけどな。
そうか……そうだよな、私もその世界でそんな気がして
それは……嫌だった。
誰かの名を呼べるのは……良いな。
ああ、よろしくな……政宗。
あくまで人間である僕の見解だけどねぇ。
ルツくんは王様らしいと思うよ、とっても!
うん、よろしく頼まれるよ!

ふふ、自覚はあるよ。
ルツくんは反応が可愛いからね。ついからかいたくなっちゃう!
(くすくすと笑い声をもらす。あーかわいい!困らせたくなっちゃう!
じっと見られているのを感じるとふっと遠くを見て)
あー…前にね、そのスプリンク裸ーを暴徒から守れって依頼があってさ。僕も参加してたりするんだけど。
……まさかさぁ、大衆の前で剥かれるとは思わないじゃん?そりゃあ苦い顔にもなるって。
特異運命座標の8…いや、9割は溶けるのを厭ってなかったけど。皆ヤバいね!

魔族って厳しいんだね。それに…魔王って本当に、寂しいなぁ。
でもメモしておくルツくんって真面目で素敵だね。
……ルールって変えられないのかなぁ?魔王なんでしょ、そういう権限はないの?
ここでは皆平等だからねぇ。名前呼び放題だよ!
(冗談めかして目を細め、握手しようと差し出した手をひらひらと振った)
それでもこれまでそんな発想にはいかなかったんだ。
政宗はいろんな考え方を教えてくれるな。

た、タチが悪いぞ……。
……私をからかっても表情ひとつ変えられんのに……面白いのか?
(自分の表情の変わらなさをここでまた思い出す。
どんなにニンマリと笑ったつもりでも
これまで自分が笑った表情を鏡で見た事が全くなくて)

……スプリンク裸ー……名前からして怪しげ……だな?
……して、余程……だったようだな、政宗の顔を見ればわかる。
……特異運命座標の精神は強固……なのか???
(半裸はまぁ良いとして、全裸だったら私は……嫌だな……)

寂しい……そうだな、いつも……そうだった。
魔王だったが……まぁ元老院みたいな者がいてな
私はお飾りで彼等が実質的な権力を持っていた。
私が力で国を支配していたが
彼等は呪いで私を支配下に置いていたんだ。
私が民と歩み寄ったり、名前で呼びたい事
ちょっとした事でもそれ全てわざわざ会議を開いては
『魔王様がなりません』で終わっていたんだ……。
(嘲笑う元老院達を思い出したようで、少し顔が強ばって)

……平等は……本当に、良い。
して縛りのない世界がこんなに良いとは、な。
政宗のおかげで……ちゃんと知れたと思う。
……ありがとな。
(差し出された手に握手と、ほんの少しのギフトのボロ……微笑で答え)
……ほんと?
へへ…嬉しい。僕ともっと仲良くしたら、もっともっと色んな考え方が見えてくるかもー……なんて。
(言葉尻を冗談めかして、遠慮がちに笑った)

当然!……ルツくんはね、顔に出ない代わりに言葉に表情があるんだよ。
暖かみがあれば暖かみが、動揺すれば動揺が伝わってくるんだ。
だからね、僕としてはからかっていて飽きないんだ!ほどほどにするつもりだけどねぇ。
(さっき確かに笑ってたじゃないか。もしかして……気付いてなかったの?
意識すると出来なくなっちゃう、のか?)

「身に付ける物」の類いを溶かすスプリンクラーだからねぇ。
流石の僕も、全裸はね……ギフトで事なきを得たから良いとしても、ねぇ?
良い意味でも悪い意味でも変わり者が多いってだけじゃないかなぁ。
メンタルが強いから戦えるんだとも考えられるけど……

……うーわっ。根性が腐ってる。
僕ね、そういう貴族とか偉いやつがふんぞり返ってるのって大嫌いなんだよね。
しっかし一々会議を開くって暇なんだね!?クソムカつく!
っていうか、呪いで支配って……!そんなのして良いことじゃないでしょう?ルツくんの気持ちを無視してる…!!
(勢いに任せてばんばんと机を叩く。ひどく頭に来たようで、頭がかっと熱くなる。目尻に涙さえ浮かんでいる。こんなの反乱だよ反乱!)

……ごめん、ちょっと興奮した…
改めて思った事だけれど、この世界で君に会えて本当に……良かった。
…っ、ふふ!さっきと言った事が矛盾してるよ、ルツくん?
(堪えきれずに零れた笑みはそのままに、微笑を湛えた頬を空いた手でつん、とつついて)
……それは、良いな。
では……その……政宗の事を友人……としても良いだろうか?
私は友人もいなかった故
こんな申し出方で良いのかわからんのだが……。

言葉にも……表情が……?
そうか……私は……そうか……。
(自分の事なのに新たな発見だ
やはり政宗はいろんな事を教えてくれるな……)

酷い代物だな……私は遠慮願いたいものだ……。
なるほど……私はもう少しメンタルを鍛えなければならんだろうか……。
(強固なメンタルを持つイレギュラーズの話を聞いて、何となく自信なさげに)

そう謝るな、政宗が怒るのは今考えれば無理もない。
まぁ私も頂点に君臨するのに
呪いのせいで世界が変えられず不甲斐なかったのだが。
呪いにかかったのも罠にはめられたせいでな。情けない。
元老院達には本当に頭を抱えた、暇だなとも。
その部分があちらの世界への多少の不安要素だろうか……。

ああ、私もだ。
……?矛盾???
(頬をつつかれ、私の顔に何かあるのだろうか……?と不思議そうに)
えっ、あ……!
(ルツの申し出にぶわりと顔を染め、暫しはわはわと歓喜に唇を震わせた)
駄目元で言ってみただけだったんだけど……いいの?ほんとうに?
……その、僕も友達になる方法なんてわかんないけど…僕でいいなら喜んで!
(うれしい、とってもうれしい!握った手をぶんぶん振った)

そうそう。存外分かりやすいよ、ルツくんって!
(僕基準の話だけどねぇ、と笑って)

そっかぁ。もしまたそういう依頼があったら誘おうかなって思ってたんだけど……残念だなぁ。
ま、待って!そんな事もないと思う!ルツくんの繊細さは美点だと思うよ、僕!
(ぶんぶんと首を振った。あそこまで強くなられると、なんか……イメージ変わっちゃうよぉ!)

……むぐぐ、ほんとにむっかつく!気に入らないなぁ!
ちなみに呪いってどんなのだったの?解くのはやっぱ難しかった感じ……?
…世の中なるようにしかならないよ、気にしすぎると体に毒だと思います!

あっははは、ほんとに気付いてなかったんだ!さっきからちょっとだけ笑ってくれてたんだよ?
ふふふ、僕ルツくんの笑顔好きだなぁ!
(手を離し、両手でふにふにと頬をつつく。ルツくんは笑わないからかな、ほっぺが柔らかい!)
ああ、良かった……。(ほっ)
じゃあ改めてよろしくな、政宗。
(ぶんぶん振られる手に、喜んでもらえていると感じ心は穏やかに)

……この顔のせいで
『お前が何考えてるのかわからない』等と言われ続けてきたから
……新鮮な気持ちだな。

さ、誘う予定だったのか……?
まぁ政宗とならやれなくもない……のか……?
しかしもし私の服が暴かれたり等したら、目に毒な気も……。
(少し考え込んで)
繊細さも美点になる……のか?……そうか。
(凄く首を振ってくれている……私はこのままでも……良いのだろうか?)

呪いの内容か……まぁ単純なものだ
『元老院に逆らったら。国と民の命を揺るがす』。
彼等は私自身への呪いをかけても無意味だと考えたんだろう。
国を人質に取ったんだ。
その術式は私の魔術知識ではまだ解けないものだった故
本当に不甲斐なかったな……。
まぁ……そうだな、うむ。

笑っ???そ、そうなのか???
そう言ってもらい嬉しいが
私は本当に見た事がないから想像が難しい……。
……変な顔ではなかった、か?
(不安に思いつつ両手で触る彼が楽しそうなので
触られるがままにされてみようと)

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