PandoraPartyProject

ギルドスレッド

無銘門

【日常其の壱】

時は夜。空には満月。始まりは、独り――

徒広い境内に、小柄な女性が立ち尽くしている。
軽く身体を動かしては、欠伸を一つ。月を見上げる。

照らされた顔には、未知への期待からか、自然と笑みが浮かんでいた。


==============================================
所謂『雑談スレッド』です。
お題目や話題は一切ありません。好きにでっちあげましょう。

※当スレッドは、プレイヤー的、メタな発言の一切が禁止です。
 キャラクターとしてのRPを徹底して下さいます様お願いします。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
小娘では無い、身共の名は赤禮じゃ。せ・き・ら・い。歳はわからぬ。
……ほう!酒飲みと申したか!(と、賽銭箱から立ち上がり、本堂の扉を勢い良く開き)
それはよい!ゔぃねとやら、一献付き合え!上等なのがわんさか有るぞ!!
うむ、ついでに問いに答えよう!呑みたければ呑む!それでよい!!
(本堂の中には和洋様々な酒瓶が大量に転がっている)


ぱ、ぱんくあしゃしゅ……(奇跡的に発音出来たが、次は噛みそう)……あぁと、な!
ここを寝床に、か。見る目が有るのう。此処は存外過ごし易い。身共も気に入っておる。
……ふむ。賽銭箱に銭を入れるか、身共を斬り伏せるか選べ!成し得たならば、汝の寝床じゃ!
汝は『からくり』であったか!ほー!これがそうだとは……随分と精巧じゃのう。
身共の世界のからくりとは訳が違う様じゃ、いや、面白い。実に興味が……有る!
(と、簪代わりに髪に差した短刀を抜き、ソフィアへ向けてその刃を真っ直ぐ投擲した)
ぬおお?!(開け放たれた本堂に転がる酒瓶を見れば目が輝き)
赤禮!せきらァァァい!!我にも飲ませよ!!我にもォ!!(どたどたと駆け寄る)
……ぬンッ!!(開けたばかりの扉が勢い良く閉まります)
汝は駄目じゃぷち帝!呑み始めようものなら酒蔵まで手を出しそうな輩め!
慎み深く、品良く、を約束するならば与えん事も無いが……野蛮の塊の様な汝に誓えるか?ん?
んぶゥるォァ!!?!(閉まった扉にめり込むほど激突、しばし動きが止まる)

(寸刻の後、動き出せば憤怒の形相と共に赤禮を睨みつけ)
阿呆が!!なァにが慎み深く品良くよ!!そんな女々しい飲み方で我が喉は潤わんわ!!
……ん?今酒蔵といったな?つゥまァりィ……この辺りには酒蔵が……!!
(目を輝かせて周囲を見渡す)
ほぅ、これは見事じゃな…(ニヤリと頬を歪める、怖い)
善かろう、ならば一献付き合おうでは…


これ、カハール辞めぬか(すたすたと近寄りチョップ)
折角こむ…セキライが宴の用意をしてくれたのに無下にしよって…
はー……っ(安堵の息を吐いて)見たことか。その無様にやる酒は無い!
そうかそうか。じゃが、身共が汝の喉を潤してやる義理等、毛頭無いでな。ああ。
クク……『酒蔵』は、『在る』……じゃが、だからと言うてどうとする?(人差し指で鍵の様なモノを回し)


おお……ぷち帝の目付役は汝に任せておいて良さそうじゃな、ゔぃねとやら。
確りと首輪を繋いでおけ。一晩で空にされては堪ったものではない。
…ッ!(投じられた短刀を錆に覆われた機巧の腕を振るい弾く)
……此れは敵対行為か?(ソフィアの体を疾るエネルギーラインが、青から黄色へと変じ警戒を表す)
むぐォォ(チョップが顔面を捉え)
ええい!振る舞われる者が抜かしよる!そこなケチ神は我に飲ませる気などないのだ!
ならば自ら勝ち取るしかあるま……(赤禮の指先の鍵が目に入り)
おのれェ……おのれェ……!先ほどの布施の恩を忘れおってェェェ!!(地団駄を踏み)
ホント元気だねえ。
……おっと、俺としたことが、お社に来たのに拝んでもなかったね。
(賽銭箱にコインを一枚投げ、姿勢を正して手を合わせた)

さて、怪我せんようになー。
(縁側的なところに腰かけて荷物を下ろした)
ふっ……ふはっ!うはははは!それなりに冴えた刀であった筈なんじゃがのお!
よもや腕で軽々といなされるとは!ふはははっ!(子供の様な無邪気な笑い声を上げ)
硬いのう汝よ!一体何で出来ておるのか……いや、興味深い!心が躍るぞ!ふはは!


ふははは!これぞ文明の勝利よ。鍵はよいな、鍵は!
所で、布施と申すのは先程全額投げ返したアレか?それとも投げ返された、アレか?(廊下に転がる銭を指差し)


なんじゃ、律儀に銭。放るのか……つまらぬ(ふてくされた顔をして)
まぁよい。払うたのであれば好きに過ごすがよい。……所でどれ程の期間おる心算なんじゃ、あーとよ。
元気でなければ異世界に連れ去られて国など興さぬわッ!!
貴様が覇気に欠けているだけよ!(しかめっ面をアートへと向け)

おのれェ……!ことがことなら蔵ごとぶち破ってやるものをォ……!
ふん!投げ返した袋に入っておるではないか!最初の一枚と!その後のもう一枚が!
受け取っておらんというのであれば今すぐにでもそこの箱にぶち込んでくれる!
…………。(扉の前で胡座をかき、頬杖をついて)
……のう。汝はそぉぉぉんなに、酒が呑みたいのか?ぷち帝よ。
そこまで求められると逆に愉快じゃのぉ。まるで餌を欲しがる飢えた猛獣じゃ。
(声を荒げる様を、ニタニタと笑顔で愉しそうに見つめている)
ウラミ、ニクシミ……――ほえ?(言葉を反芻しているうちに、カハールが酒の案件で暴れ始めた)
……むむ、むむむむむむむむむむっ!
(うず、うずうずうずうずうず)

わーい!
ナーちゃんもまぜてー!
(何かの遊びに見えたのだろう。子供心をくすぐられたナーガが、ぐちゃぐちゃなフォームで赤禮めがけて突っ走る!
その様は、完全に興奮した猛獣かなにかである)
これ、落ち着けい。(目の高さに水平チョップ)
王たる者が斯様に取り乱してはみっともないぞよ。酌をしてやる故、どんと構えて待っておれ。

(セキレイの耳元で)
あやつは褒めておだてれば存外にちょろい。首輪なぞ必要ないわい。

というか、形容し難い何かが此方に向かっておるぞ?(半歩下がってナーガのコースから外れ)
飢えた猛獣だとォォ……!(ふるふると拳を戦慄かせ)
ふはははははァァァ!!まさしくその通り!我が猛々しさ獣が如しよ!!
つまらん理性に縛られて己が欲すら通せぬつまらん輩とはわけが違うわ!!
(褒め言葉と受け取った)
つゥまァりィ!!何が何でも酒が飲みたいッ!!

ほう!(突進するナーガを見れば口角を釣り上げて笑み)
はァァっはっはっはァ!見た目通りのやんちゃっくれよォ!
元気で結構!民の躍動に我も心が躍るわァ!!

おぐォォ!(水平チョップにサングラスが歪む)
ええい王だのなんだのいう前に我は酒を飲みたいのだ!邪魔をするなら――
(酌と聞けば目を輝かせ)誠か?!さすが我が友ヴィネ・ルサルカよ!!
ふふふふふ……ふははははは……!はァァァっはっはっはっはっはァ!!
(すっかり上機嫌で月に向かって高笑い)
……敵対行為じゃ、ない?(大笑いしながら酒宴を行おうとする赤禮達を見て、首を傾げる)
……。(所在無さげに弾いた短刀を拾い、手で弄ぶ)
(ゆるく笑いながら、赤禮にひらひらと手を振って)
ま、今日は覇気が無いし、手の内を見せるのは、敵か味方かになった時にでもね。
……とりあえず一晩世話になるよ。また近くに来たら寄ると思うが。

挨拶代わりに短刀投げる奴もいるってことだな。
あんた……ソフィアだっけ。折角だから、飲めるなら混ざってきたらどうだい。
(さりげなく安全そうな位置に移動しながら)
……迷惑な話だな。(そう言いながら、本堂に近寄る)
アートは、混ざらないのか?(首だけ振り向き尋ねる)
全く、これでは駄々を捏ねる童を相手しておるようじゃ…
(懐から酒の入った壷を取り出し杯に注ぎ)
ほれ、異世界の珍しい酒じゃ。確か…コメとか言う穀類で醸したニホンシュなる酒と聞いたぞよ。
(カハールの目の前に月が映るようにして置き)

ソフィアと言うたかの?
こやつも只の好奇心でお主の力量を知りたかったのであろう。
水に流せとは謂わぬが、少し酒でも呑んで行かぬか?(杯を差し出し)
勝手に混ざればよいが取り敢えず汝は顔が怖いんじゃ少し距離を取れ距離を!
……ちゅーか、こんなのに酒盛って大事無いのか?社を破壊されては堪らんのじゃが……。
(猪突猛進のナーガを、両手を掲げて「どうどう」と制しながら)


褒めとらんわ。喜び過ぎじゃろ汝は大型犬か何かか……(やれやれと首を振り)
そうか。その素直さだけはまァ、気持ちのよい所じゃ。ほれ、これなんぞ珍品じゃぞ。
(そう言って、カハールに酒瓶一本投げ渡す。銘柄の記載は無いが蒸留酒の類だろう)


……覇気が在る日もあるのか!そりゃ驚きじゃ。なんぞ精気の無い顔しておるしなァ。
あー?なんじゃ勿体ぶってからに!よいか?秘めれば秘める程期待も膨らむものじゃぞ?よいか?
(アートの態度には、不服そうに少し頬を膨らませるのだった)
ふはは!通りすがりに敵対心を抱く者なんぞ辻斬りくらいなものじゃろ。
いやそれより!これが童心っちゅーもンなんかのう!その腕の赤錆びた部分なんぞもー、
もぉー!身共の心を震わせてならぬ!磨いて冴えを見たくもなるし、年期の入った錆の風体もよい!

……む、そうじゃ。汝も呑んでみぬか、酒じゃ!からくりも酒飲めるんかの!ほれ!試してみよ!
(矢張り、子供のように上機嫌な笑みを浮かべながらソフィアに酌をせんと詰め寄った)
おお!米の酒か!以前に呑んだことがあるぞ!
我が好む濁りはないがその透いた喉への当たりも良いものだ!ならばさっそく……!
(杯を手に取れば映る月を眺めるでもなく一気に傾け)
んぐっ……んぐっ……んぐっ……ぶはぁ!!(一気に飲み干した)
うはァァァっはっはっはっはっはァ!!やはりこれよォ!こォォうでなくてはなァ!!
一献!感謝するぞヴィネ・ルサァァァルカァァァ!!(杯を掲げ)

犬ゥ?ふゥゥゥむ……狼の類も悪くはないが、我は獅子のほうが好みであるなァ!
おう?(放られた酒瓶を意外そうな顔で受け取り)
……ほう!ほうほうほう!ようやく素直に酒を出す気になったか!!
ふははははは!!良きかな良きかな!それで良いのだふはははは!!
そうかそうか珍品か!ぬゥっふっふっふっふ……!
(非常に上機嫌で酒瓶を揺すっては耳を当て、中で揺れる酒の音を楽しんでいる)
混ざるけど、酒はやらないんだ。
悪いね。たいした物はないが、肴は提供するから勘弁してくれよ。
(荷物をごそごそ探り出した。固いパンやら干し肉やらの携帯食が出てくる)

期待ね……そうだな。期待しといてくれ。
えへへー、よくキョリカンがちかいっていわれるのですよー(目の前でブレーキをかけてピタァって止まる。何故か照れてる)。

……ところでオサケってなあに?
オイシイものならナーちゃんにもちょーだい! ナーちゃんはとってもきになるのですよ!
(地面をストンプしつつ鼻息を鳴らしながら赤禮に元気よく問いかける。一応さっきよりは僅かに距離感とっている)
まったく……単純な男じゃの……(カハールの様子を見て頭痛そうにヤレヤレと首を振り)
国を起こすと宣うならば、頭の冴えた者を傍に置く必要があるとみるぞ、ぷち帝よ。
汝の頭を鍛えておったら、幾年月掛かるかわかったものではないわ。


……ほぉ!そうか!(晴れやかな笑顔を浮かべ)ならば大いに期待しておこう!
無いなら無いで構わぬが、どうやら在ると見える。宝探しも華というものぞ。クク。
(アートの返事には、小気味良く頷きを返した)


良く言われるなら正せ、学習せよ学習を。ったく……此れも獣かよ……。
あ?酒は酒じゃ。識らぬならば試せ。機会をくれてやる。感謝せよ。
(問いかけるナーガの所作に軽くため息をつくと、酒瓶一つ手に取り放り渡した)
全く、風情や情緒をこやつに求めるのは無駄であったな…(呆れながら自らも一杯)

セキライよ、こやつに知性や情緒を求めてはならん。例えるなら武勇猛々しい将軍と言ったところじゃな(ため息)

酒はやらぬか…まぁ、よい。
肴は有り難く頂戴するでの(干し肉をバリバリ噛み砕き)

……ぬぅ、こやつも外面と内面の解離が凄まじいのぅ…
(ナーガの様子に引きつつ杯に酒を注ぎ)

ほれ、ナーガとやら。お主も一杯やるか?
……飲めないわけじゃない。が、酔うことは出来ない。それでも良いなら私も混ざろう。
(赤禮に貰った酒を早速ヴィネから受け取った杯に注ぎ)
頭の冴えた者、かァ……(杯を小さく回し)
……ふはははははは!!貴様のいう通りよ赤禮!我は頭が悪い!!
そしてそれをどうのこうのするつもりもない!我は我の強みを以って我が道を成す!
ならばこの世界にも我をうまく使う“頭”を見つけねばなるまいて!
(波立つ酒を一気に飲み干す)
くはァァァ!!この強みは蒸留酒か!良き香りが付いておるわ!!

んん~?(ヴィネと赤禮の話が耳に入り)
はァァァっはっはっはっはっはァ!!そう褒めるでないヴィネ・ルサルカァ!!
しかしィ?我が勇猛さを前に思わず褒め称えたくなる気持ちはわからんでもないがなァ!
ふはははははは!!(次なる一杯を注ぎ)
(ヴィネの言葉に小さな笑みを浮かべ、息を漏らし)
求めぬ求めぬ、求めぬわ!その程度ならば見て居るだけでも嫌という程わかる。
にしても……汝は随分とそのデカブツと親しい様じゃ。付き合いは長いのか?


……うん?汝は今、この世界「にも」と言うたか。
汝を上手く使う頭とやら、以前居た世界「には」居ったのか?其奴はどうしておる。
(カハールが飲み干す様を眺めれば、それを肴に自分も手酌。一口呷り)
……クク、利き酒はそれなりに出来る口か。美味いであろ。ま、銘すら識らぬ一品じゃがの。
ナーちゃんったらオバカなのでテンションがあがっちゃうとついついボーソーしちゃうのですよ! おかげさまで「カイジュー」とか「モージュー」ともよばれていたのですよ、えへへへ(赤禮に対してちょっと照れているようにも見えなくもないけど見た目が暴力的なので分かりづらい)。

お、およよよっ(照れていたらおもむろに酒瓶が投げられて慌ててキャッチする)。
わー! いいのー! ありがとー!(ばんざーいってしてめっちゃ喜んでいる。酒瓶は無事だ)。

うん! ナーちゃんもまじるー!(ヴィネの言葉にそう言ってじっと酒瓶を見て、ポンっと栓を開ける)
これを飲めばいいのかな?(んがーって裂けた口を開けて酒瓶から直接頂こうとしている。豪快といえばそれまでだが、風情も行儀もあったもんじゃない)
(カハールを見て目を細めた)
頭か。器がでかいじゃないか。いいことだ。見つかるといいねえ。
……と、ナーガはそれを飲めばいいけど、とりあえず一口ずつにしちゃあどうだい。
気持ち悪くなるかもしれないから、水も飲むんだぜ。

とまあ、こんなのはノリだからな。
試しに飲んでみればいいんじゃないか。
(香りでなんとなくあたりをつけて、癖が少なそうな酒の瓶をソフィアにまわした)
……司令塔は大事だな。悪い司令に当たると無茶な作戦ばかり押し付けられる。
……いつ衝突が起こるかも分からない戦場で、無防備な補給物資の護衛だけはもう二度と御免だ。
親しくはない(きっぱり)
まぁ、こやつの領土とか言う襤褸馬車で酒を交わしたくらいじゃな(杯を傾け)

誉めておらぬわ!この戯け!(カハールの頭をすぱーん!と)

待て待て待て(一気飲みしようとするナーガを止め)
酒と言うものは此のようにして少しずつ楽しむものじゃ、その様に一気に飲んでは風情もへったくれも無いぞよ(酒瓶を手に取ると杯に注いでナーガへ)
然ァり!元の世界での相棒とでも呼ぶべき相手よ!
魔術や魔物への造詣が深く!何より悪知恵に長けた周到な男であったわ!
その分うさん臭いことこの上なかったがなァ!!(ゲラゲラと笑い)
奴のことだ、我が居らずともうまくやっていることであろう!
(注いだ一杯をぐっと呷り)ぷはァァ!ふはははははは!!
我は舌でも目でもなく喉で酒を味わうのだ!……ふむ、銘も知らぬ酒か……。
ならばこの酒の銘を探すをひとつの針にするのもよかろうなァ!(酒瓶を眺め)

(アートの言葉を聞けば自信満々に笑みを浮かべ)
はァァァっはっはっはっはっはァ!!今頃気付きおったか!我の偉大さに!
なァに我の力をもってすれば相手の方から寄ってくるわ!ぬはははははは!!
はんぐォ?!(高笑いの最中にヴィネがすぱーん!)
貴様ァ……さてはァ照れ隠しであるな?ふははははははは!!
怪獣……猛獣、のう。(ナーガの顔を見上げると、一寸、怪訝そうな顔で首を傾げ)
大抵は恐怖の対象となるもんじゃが……ヒトでも喰ろうたか?殺したか?
汝からは、身共も慣れ親しんだ臭いがするが……その臭いは何故、何処で着いた?
それは「死んだヒトが発するモノ」ぞ。それも……尋常な量では無い。鼻が曲がりそうじゃ。


矢張り、混沌に於いてもからくりとはヒトに使われるモノなのか?そふぃあよ。
いや、わかる。わかるぞ。扱う者が選べるならば、目を凝らさねばならぬ。
身共も何度折れそうになった事か。おぉ、想い出せば背筋がゾっとしよる。


ほぉ、居ったのか。相棒が。聴けば見事に汝とは正反対の気性を持って居そうな男じゃ。
……気に入ったのならば、その酒は汝にやろう。銘も適当に「汝が付けてよい」ぞ。
(カハールとヴィネのやりとりを眺めて)……即興にしては、柔の在る漫才じゃの。
みんな苦労してるんだねえ。
ほら、酒は足りてるかい?メシは?
(あれこれ世話を焼き始めた)

相手の方から寄ってくるか。そういうこともあるかもな。
何にせよ、何もかも、これから次第の話かな。
そうさな!あのいやらしい性格といい全く我とは対極よ!
初めは信用ならん相手だったが……。
これがつるんでみるといやに気が合う男だったわけよ!!
(酒瓶を傾けかけ)
ほう、我が銘を?(座る己の前に酒瓶を置き)
……ならばこやつは今この時より「ダヒカ」と呼ぶ!
ふっふっふっふっふ……飲み干すが惜しくなったわ!
赤禮!こやつは預ける!我が次に来るときまで丁重に取り置くが良い!
(赤禮の前にでんっと「ダヒカ」を置いた)

ふはははははは!然ァり!!
今世において我が覇道は始まったばかりよ!
しかと見ておくが良い!これより始まる我が伝説をなァ!!
はァァァっはっはっはっはっはっはっはァ!!
……そうじゃない。私達、鉄騎種も人権は保証されている…、筈。
私個人の生まれとして、駒としての生を望まれ、兵として育まれ、軍としての在り方で生きて来た、それだけの話。(所持品の布袋から、幾つかの干し肉出し、アテとして取り置く。塩辛い保存食だが、酒とは合うだろう)
およ? ふぜー? ナーちゃんにはよくわからないけど……きっとヒトたちのダイジなシューセイなんだね!(杯を受け取り、そこに注がれた酒を見て目を輝かせる。ぎらつかせる)
わーい! ナーちゃん、こんなとーめいなミズはじめてみたよ!
それじゃ、ひとくちずつ……だね!
いっただっきまーす!(そう言ってクイっと一気に1杯分を飲む。口がでかいので1口で1杯分って感じだ)

ニオイ? シんだ?(赤禮の言葉に首をこてんと傾げ、次に己の体の匂いを嗅いでみる)
もしかして……「チのにおい」のこと?
それとも、じゅーにんさんのカオリかな?
ナーちゃんはたくさんのヒトを「アイしてきた」からね!
ナーちゃんのアイにコタえてくれたヒトがタクサンいたから、きっとそのときについたニオイかもね! えへ!

……でも、ソレは「シ」ではないよ(突然声色が冷める)。
ほぉ……(興味深げにカハールの話に耳を傾けている)
興味が在るぞ、ぷち帝。其のいやらしい男とやらは何故、信ずるに値したのだ。
「気が合う」とは如何なるモノや?何を以って「合う」とした?(首を傾げて)

「だひか」……何ぞ意味の在る言葉か?そして何故惜しくなる。呑む為ノモノじゃろうに。
……は?何故身共に押し付ける。汝が持ち帰ればよかろうに。認めたモノを手放す理由がわからぬぞ。


(ソフィアの返事に目を丸めて)
おぉ……おぉ!そうか!この世に於いてはからくりも命と数えられるのであった!
ふむ……なれば、汝はヒトと同じ待遇を約束されて居りながら駒で在ったと。
何故じゃ?モノよかヒトのが自由もあろうに。身共にはわからぬ思考じゃの。
おう、其れじゃ。「血の臭い」でも構わぬ。「じゅーにんさん」とやらは解せぬが……。
アイしてきた……愛してきた?愛に応えたモノの臭いが……?……?(渋い顔で首を傾げ)
話を聴くに、身共の想像は外れていた様じゃが……それで何故血の臭いがする?
それに……その量、その濃さ……明らかに死臭じゃぞ。そうでは無いと申すならば……
嗚呼、なにか。料理でも行ったー……のか?そうであれば頷けぬ事も無いが。
(「にしても鼻がもげそうじゃ」と顔を顰めながら、ナーガへと質問を投げた)
たのもう!たーーのもーーーう!!
(ドカドカと派手な靴音を鳴らして押し入って来る)

フッ、此処に居ましたのね!廃社に潜み、人々を脅かす不埒な悪魔めっ!
逃げても隠れても誤魔化しても命乞いしても無駄ですわ!
クラースナヤ・ズヴェズダーの司祭・ヴァリューシャが悪魔祓いに来たからには……

(ふと、何かに気付いたかのようにキョロキョロ)

……あれっ、人?悪魔はどこに行きましたの?
私、近くの村人から依頼を受けて此処に来たのですけれど。
(急な来訪と名乗りと啖呵に、ぽかーんと、胡座をかいたまま口を開けて)
………………あっ。ゴホン、オッホン!んんッ!(咳払いをし)
あー……なんじゃ……路でも間違えたのではないか(ざりざりと頭を掻いて、面倒臭そうな顔で)
確かに此処は廃社じゃが……見ての通り、今はデカブツ共が酒宴をしておるだけの場所ぞ。
仕事~……なのかの。熱心はよいが、赤っ恥もよいところではないか、汝よ。クク……。

(思わず漏れそうになる笑い声を堪えながら、ヴァレーリヤへと声を掛けた)
ふはははははは!!簡単なァことよ!(赤禮の問いに胸を張り)
我がそう感じた!!それに勝る理由などなァァァい!!(自信満々に己を親指で指す)

「ダヒカ」とは我が世界の言葉で「笑う」という意味よ!
酒こそ我が快笑の元!それに相応しき名である!!
ぬゥっふっふっふ……!わかっておらぬなァ!!認めたものだからこそ手元に置かぬのだ!
いわばそれは我がこの場所に目を光らせておるという証!我が再び姿を現す標となるのよ!
と言う訳だ赤禮!今後もここには世話になるぞ!光栄に思うが良い!!ふはははははは!!

ぬぅ?(派手な靴音に振り返り、切られた啖呵に歯を剥いた笑みを浮かべ)
ふははははははは!!見よ赤禮!貴様に物騒な客が来おったぞ!!
不埒な悪魔とは言われたものよなァ!!(ヴァレーリヤを指さしゲラゲラと笑う)
(赤禮の言葉に頭をゆるりと頷かせながら)……そう在れと望まれていたから。私は駒としてモノとして生きてきた。
……だけど、それも昔の話。
今は…、ヒトとして生きている。生きようとしている、思っている。
(と、そこでヴァレーリヤの存在に気付く)
……また喧しいのが一人増えたぞ。
……?(赤禮の言葉に首を傾げる)
ううん、ちがう。シシューじゃないよ。
このニオイはアイのアカシ。
ナーちゃんとソーシソーアイになれたアカシ。
ナーちゃんとトモダチになれたアカシ。

アイをはぐくむとニンゲンはチがたくさんでてうごかなくなるんだよね?
ナーちゃん、そういうふうにパパとママにおそわったよ?
(こてん、と首をかしげる。その瞳には、声色には、純粋さがひたすらに宿っている)
ん? おおー!! なになにおまつり!?
(ヴァレーリヤの喧しさに目をらんらんと輝かせて――もとい、「ぎらつかせて」それに同調するように盛り上がる。さながら喧騒に盛り上がる幼子のごとし。ただ見た目の殺意が高すぎるので魔物が興奮しているようにしか見えないかもしれない)
(ナーガの言葉に少し顔を顰める)
……そんな訳無い。人が血を流し、動かなくなる事なんてその生命活動の停止以外に何があるんだ。
その世界では、それが当たり前ナノかもしれないけど、ここでは違ウ。
(それまでの緩い声色では無く、冷たい機械音混じりの声でナーガに言い放つ)
(※スレッドの建て替えを行います。以後、等スレッドへの書き込みを禁止致します)

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM