PandoraPartyProject

ギルドスレッド

同人ショップ『二次元ぱれぇど』

【PR】春色の天秤と秋の残り香

ひと昔前のアニソンメドレーが流れる店内で、黙々と読書に励む店主。

新しくなった事といえば、カウンターに飲食用の椅子が設置された事だろうか。

「よう。今日は漫画飲みながら一杯やってくか?」

オタクショップ<にじぱれ>は今日も平和?
※誰でも乱入OK
※店主多忙につきまったり・ムラレスRP

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聞こえなくても伝えたいんです!……ずっと、言えなかった言葉だもん。
初恋ですもの、健気にもなりますよ。…情けないなんて僕は思いません。誰かを大切に思う気持ちは尊い物です。それに、一旦まっさらにしようとした結果僕が巻き込まれたのなら…ちょっとうれしいから。

(気持ち良さそうに目を細め、見たことない顔だなぁと嬉しく思う)
春樹さんじゃなきゃやだ。証拠にキスでもしてあげましょうか?
眩しいくらいの笑顔だなぁ政宗たん。やっぱりにじぱれのヒロインはお前さんだ。

……待って。
(証拠に。そう問われた瞬間、相手の顎を掴んで触れるだけの優しいキスを、そっと唇へ贈ろうか)
それは流石に俺からさせてくれよ。この声が、ちゃんと届くか分からないが……好きだぜ、政宗。
もーっ、またヒロインだなんて言って!こんななりではあるけど、僕はちゃあんと男だよ?

せん、せ…?
(嫌だったのかななんて思ったのに、瞬きの間に彼の顔が間近にあって、何をされたか一瞬わからなくって。
キスされたんだと理解ができたのは、春樹さんが唇を離してからだった。)

あ、う、うぅう……!
恥ずかしすぎて無理ぃ………!!!

(すっかり全身赤くなってしまった。顔を覆うと、じわじわ空気に溶けて消えていく。
彼のかさついた唇の感触が脳から離れなくて、ずっと言われたかった言葉を、本当に言って欲しかった人に言われてしまって。もう、思考なんて今日は使い物にならない。ぐるぐると疑問が回る。
りょ、両想いだっていうのはわかったけど、お付き合いするって事でいいのか?というかなんか手慣れた様子でキスしたな?どういう事だよ姉ヶ崎春樹ぃ…!)
おっ、おいおい。これでも一応、意識しすぎないように気を使って……、逆にまずかったか?
(相手の姿が消え始めれば慌てるのはこちらの番で、透明になった彼の所在を確かめるように、ぎゅっと抱きしめてしまおうか)
さっき俺じゃないと嫌だって言ったじゃねーか。何が無理なんだ。オジサンをからかうんじゃないぞー?

……。ランベール、今の俺のキス、ダメだったか?
具体的な理由をくれよ!流石にわかんねーよ!?
なんか慣れててずるい。可愛くないけど、やきもち妬きそう……
(か細い声で、姉ヶ崎にだけ聞こえるように囁いた。通り抜けてしまうなりに抱き締められている形をとる)
ぼ、僕、キスするのはじめてだったのに……!からかってないけど、心の準備できてなかったし、ほんとにされると思ってなかったのぉ…!

……僕が童顔だからでは?
そりゃあ原稿でいくつものキスを描いてきたからな。舌を絡めるくらいじゃねぇとキス間が……、え。初めてだったのか?!今の!

(何となく居そうな方に顔を向けて話しかける。こっ恥ずかしげに頬を染めて)
まぁアレだ!身構えて意識しすぎても疲れちまうもんだからな。ドンマイ政宗たん!

……やっぱり援交に見える、のか?
だってそもそも、そんな感情を抱く相手が貴方以外に居なかったから。
……先生自身は、したことあるんですか?多分童貞じゃないんだろうなーっていうのはわかってるんだけど…

(やっぱり目を見て話したい。霊体化を解き、熱が収まらない顔で上目遣いに見上げて)
……僕のファーストキス、許可もとらずに奪ったんだから責任とってよね。

僕成人なんだけどなぁ…
全部の記憶が戻った訳じゃないから、なんも言えねぇ!
まー嗜み程度にはあったかもしれないが、あんまり褒められるような事でもないしな。

おっ。
(目に見えればようやく相手の顔をじっと見つめる。しぱしぱと目を瞬き)
そんな古風な事言われるなんて思ってもみなかったぜ。……で。何して欲しい?


俺が無精で老け顔なのもあるな。
自覚があるなら、付き合う相手も出来たんだから身だしなみに気をつけたまえよ。

さて、目的は達成されたし僕はお暇しようかな。あまりお役に立てずに申し訳ない。ただ、見届け人として、困った事があったら相談くらいは乗るよ。特に殺人事件の解決はワクワクするから、ぜひ周りの事件にスナック感覚でさっくり巻き込まれて連絡してくれると嬉しいなぁ
……てっきり全部戻ったのかと思いました。
でもえっちなお店とか!行った事!あるんですもんねぇ!プリマヴェーラ通りの!
(自分で言っておきながら、ぶっすりと口を尖らせる。)

(前とは違ってしっかりと見つめられると益々赤くなる。隠そうと胸に顔を埋めた)
……今日はずっと一緒に居て。僕帰りたくない、先生にずっとくっついてたい…

…んーん、ランベールさんがいてくれたから穏便に話が進んだ所あるもん。ありがとぉ。でも…そうだなぁ、もし愚痴とかあったらお菓子もって話に行っちゃおうかな!他人に巻き込まれて欲しがるその感覚は控えめに言ってヤバイけど!
覚えておきたまえ、透垣さん。
探偵とは総じてジャンキーなのさ。謎、トリック。そういったものを求めずにはいられない。至高の謎を暴くためなら、命を懸けてもいい。そういう"赤い夢"に魅入られた者だけが名乗れる称号なんだ。

まわりに名乗る輩が増えたら、どうぞお気をつけて。

ーーそれではご機嫌よう。
(ひらり片手を振ると、振り向かずにそのまま店を後にした)
えー。それじゃ一緒に遊びに行くか?政宗たん可愛いから、きっとお姉様方とかにモテると思うぞ。俺の恋人ですって、自慢しに行きやすい場所ではあるだろうからな。

……ん。今日は店しめちまうか。くっついてるの邪魔されたくないだろ?

またなーランベール!次会う時は決戦だろうけど、まー死なねぇようにやろうや(店を去るランベールに手を振り返して見送れば、改めて静まり返る店内。ぽふり、と相手の頭に掌を置き直して)

政宗、恋人ってのはさ、告白するのがゴールじゃない。ようやっとスタートラインだ。俺たちのペースで、ゆっくり"この世界で"幸せを見つけてこう。
…やだ。お姉様方にモテたって仕方ないし、ちやほやされるなら先生にされたいもん。……そりゃあ恋人だって他の人に自慢はしたいけど…

えへへぇ、いいんですか?じゃあお言葉に甘えちゃいます!ずーっと離してあげないから!

……わか、りました。ご忠告ありがとう…(言葉の凄みに圧倒され、ごくりと唾を飲んだ。姉ヶ崎が手を振るのを見ると慌てて見送った。暖かい掌を乗せられると顔を見上げて)

……そっか、ここから一緒に歩いていくんですもんね!ずっと…春樹さんの側にいたい、から。頑張りーー(きょとん、と目を丸くして)
"この世界で"?えっ、先生元の世界に帰らないんですか…?
ちやほやねぇ。もれなく俺がしなそーな擬音な訳だが、政宗たんの中で俺ってどういうイメージ?

普段から悪ふざけでどつきあったりとか、悪友ズとは雑なコミュニケーションするために触れたりはするが……こう、べったり触れる事なんてないから、少し気恥ずかしいな。

(問われた素朴な疑問には、ふ……と小さく笑みを零した)
そうだなぁ。混沌と俺のいた世界。簡単に行き来できるようになるって事は、無いと思ってるんだ。あちらか混沌かって言われたら、そりゃこっちだよ。
政宗たんに寂しい思いさせたくないし、俺もこちらでそれなりに人との繋がりを持ったからな。
あ、表現間違えた。可愛がられるなら先生がいいなーって話です!知らない人に気軽に触れられたくなんかないしぃ。
……んー。僕が一番嬉しい可愛がり方をしてくれて、そうしてくれるって事は大事にしてくれてるんだなー見てくれてんだなって感じ。それ以外なら…生活力のない人かなぁ。趣味にとことん向き合って、心血を注いでる。だからこそ支えたいって思うんですけどね!(すりすりと首筋に擦り寄って、こんなに正直に言ったのは初めてだと笑った)

おっさんになってもそういうのあるんですねぇ。僕も早く親友とそういうの出来るようになりたい!!!……へへ。立ちっぱなしで甘えるのもあれですし、座りませんか?お膝に乗せて欲しいです!

…ん。きっと、旅人の皆はいつか絶対に、どちらかか選ばなきゃいけない時が来るんだろうなぁとは考えてたんです。
先生が帰る時に困らないようにこの想いも仕舞っておこうかと考えた事もあるから、そう言って貰えると嬉しくて……
(そこまで言った所で腕を離した。本当は言いたくないけど、聞いておかないと心配になる事を聞かなくちゃいけない。曇る表情が見えないように俯いた)
でも本当に良いんですか?僕、思い出だけでも生きていける自信がありますよ…?きっと、家族は心配してるんじゃないかって思います…けど。
……。すまん、なんか聞けば聞くほど恥ずかしくなってきたわ。惚気は何度も聞いてきたが、それが自分自身の話だって思うとまた結構変わってくるモンだな……。

俺が生活力ないのは、ただ甘えが抜けきらなかったんだ。自堕落やってれば、前の世界じゃ冬理が助けてくれたからさ。死にかけたら案外ひょっこり、助けに来てくれるんじゃないかって。
……まぁでも、冬理は冬理、政宗は政宗だ。あいつに求めていた事を政宗たんにそのまま求めたりはしないから、お前さんのやれる範囲で支えてくれたら、俺としちゃ嬉しいよ。

俺は肉体派な神秘使いだから、わりとスタミナ余っ……、膝?(言葉の途中で予想外の単語に思わず聞き返した。頰をぽりぽりとかいた後、カウンター奥からパイプ椅子を引っ張り出して座る)
いや、いいけど……野郎の膝ほどクッションとして期待できないモンはないぞー?

過去はとっくに置いてきた。武器商人のところに。
記憶をなくすってのはそういう事だぜ、政宗たん。
今は記憶を半端にしか思い出せてないから、こうやって決意を固められるんだと思う。そういう事もふまえて、奪い去ってもらうのは必要な事だったんだ。
だって、僕は先生の事がだいす…んと、大切だから。いくらでも言えますよ。なんならもっと言ってあげましょうか!?(にひっと悪戯に歯を見せて笑って)

…ほんとに、いっぱい冬理さんの事が好きだったんですね。今は選んでくれたのだとしても…少し悔しい、です。
……っ、はい!僕アシスタントもこれからはしますから!…こんな子供っぽい僕ですけど、先生のために頑張ります!

さ、流石に甘えすぎですかね…。大人だからやっぱり我慢すべきですか?(引かれたかなと僅かに目を泳がせる。用意をしてくれると躊躇いはどこへやら、正面から跨がって首に腕を回した。猫のようにすりすりと頬を寄せて)
それ言ったら僕なんて骨と皮だけみたいな物ですよぉ?それに…確かに固いけど先生の匂いがして安心します。
…はあぁ……姉ヶ崎先生とこんなにくっつける日が来るなんて…!(噛み締めるようにそう呟いた)

……ほんと、先生には敵いませんね。
じゃあ、もうこれからは一緒に生きていくしかないですね!そんなに好きにさせた責任も取らないとだしなー!
(おずおずと上目遣いに見上げて、赤い頬を一層赤らめて、口を開いた)
…春樹さん、あの……ずっと一緒に居てくれるって約束してくれますか?
してくれるなら、その……僕からちゅーしたい…
俺が茹で蛸になっちまうよ。
時の巡り合わせってのは変えられないもんだ。それに……冬理に会う前、っていうならあの原稿を見る前の俺だろ。そもそも二次元に興味が無かったし……。

俺の匂い。……あれっ、今朝俺ちゃんと風呂入ったよな。もしかして加齢臭!?
(あわあわする内に密着する肌。手を伸ばして密着する相手を抱きかえしつつ、政宗の呟きに驚きで強張っていた肩の力を緩め)

今まで寂しい思い、いっぱいさせちまってただろ。好きなだけくっついとけよ。流石に毎日ずっとは原稿作業が出来なくなるが、たまにはやっぱ、政宗たんを補充しないと俺も動けなくなりそうだし……んっ。

ずっと一緒に。それは……(決戦で対峙した化け物達の姿が脳裏をよぎる。イレギュラーズである以上、旅人としてローレットの庇護下にある以上は向き合いつづけるべき戦い。それを思い出して、深刻そうに口を噤んだ)
俺は……優しい嘘はつくだけついとけってタイプだが、本気の問いには真摯でありたい。
ずっと一緒にとか、永遠にって言葉に簡単に頷けるほど、この破滅に近づいてる混沌の世界で強い戦士って訳でもない。
ただ、言える事は……命ある限り、俺は政宗に尽くすよ。それじゃ駄目か?
茹で蛸の春樹さんも見たぁい!
……こればかりは過ぎた我儘でしたね。今思うと二次元に興味ない春樹さんってちょっとつまんなかった!でもなんだかんだ大切にしてくれたし、どっちの先生でも僕は好きになってたんだろうなぁ。

……加齢臭はまだしてないから大丈夫ぅ。先生の匂い、優しくて僕好きだよ。
(すりすりと首筋にマーキングするように頭を擦り付ける。ふと、体の隙間が無いのに気付いて体温が上がるのを感じた。)

えっへへぇ、寂しくても側に居られるだけで幸せだったから平気でしたよ!……じゃあ今日はくっつき虫になる!僕を充電して良いからね、せんせ。また暫く頑張れるように。…僕は満タンになっても離れないつもりですけど!

(僕だって、怖い化け物と戦わないといけない時がきっと訪れる。いつ命を落とすとも知れない。
わかっているけど、口だけで良いから肯定が欲しかった。いつか「人」から外れるかもしれない僕の我儘だった。
……でも、優しい嘘よりも真っ直ぐな彼の言葉の方が信じられたから。)
…それで、ううん。それが良いです。
ほら、僕らっていつ死ぬかわかんないから、不安でつい聞いてしまって…ごめんなさい。ハッキリ言ってくれたから、僕も平和になるまで戦う覚悟が出来ました。
僕も春樹さんに沢山尽くすから、その……んと、目、瞑ってくれる?(そっと頬に触れて、伏し目がちに囁いた)
見なくていいって。政宗たんならまだしも、俺の照れ顔とかどう考えても絵面が放送事故だろ。
……一応、二次創作やアニメ以外の趣味もあったんだがな。(見せる必要がなかった。見せるつもりも無かった自身の多様な側面。思考の端にそれらを追いやって、くっつかれたまま肩を竦めた)

おいおい結局どんな匂いだよ。……ま、何でもいいか。
イレギュラーズはパンドラの奇跡があるから、そうそう死ぬモンじゃないとは思うんだが……二次元だと「生き残ってやる」とか「永遠にそばにいます」って台詞は死亡フラグ立てた事になるだろー?
約束を守らなきゃって責任感に感じる奴ほど、プレッシャーに感じて身動きが取れなくなる。普段通りの立ち回りが出来ずに足元すくわれる。
だから適当でいいんだよ、こういう重い話は。政宗たんも、ヤバイと思ったら命を大事にするんだぞ。

(あくまで持論だけどな、と付け足して柔らかく笑う。二度ほど死線をくぐった自分なりの結論だった。
目を閉じてと言われれば、大人しく瞼を伏せる)
……こうか?
……恋人の照れた顔は見たいだろ。理由がそれじゃ駄目?
春樹さんの他の趣味ってなあに?思えばお互い、あんまり二次元以外の話したことないじゃん。これから色々教えてほしいなぁ。(珍しく男っぽい口調で不満を溢したかと思うと、ころりと何時も通りの笑みを浮かべて竦めた肩に頬を乗せた)

いっぱいくっついてたらそのうち匂いが移るし、その時にでも確認したら良いよ。
「死んでたまるか」はセーフ?セウト?でもまあ、小説でも大抵死ぬよね。惜しまれながら。
…はは、やっぱ年の功かなぁ。いつも先生の話ってすんなり受け入れられるんだよね!
適当に頑張るけど、ぼろぼろになって帰ってきても怒らないでね?命あっての物種だもんねー。

(ああ、以前よりもずっと自然になった表情がいとおしい!思わず微笑みが浮かぶ。
目を瞑ってくれた今しか出来ないと、じっと恋人の顔を見詰める。…やっぱ、フツー。パーツは整っているけれど、全体的には平凡。だのにどうしてこんなに、見ているだけで胸が高鳴るのか……どうしてか好きだ。言葉じゃ聴こえないなら、行動で全部を伝えたい。
ごくりと唾を飲むと、緊張で震える指を頬に添え直して柔らかな唇をそれに触れさせた。それ以上を知らないとでも言いたげに、数秒間押し付けたままに。)
駄目じゃないが……んー?
まぁ、こういう店だし共通で盛り上がれる話題が明確な分、喋るネタも偏っちまうもんだよな。ましてや俺は雇う側だから、下手な事聞いてパワハラとかセクハラとか言われたらやば……、セクハラトークは今までいっぱいしてきたか(一応自覚はあったらしい。冗談めかして笑った後、僅かに目を見開いた)……へぇ。

うちの隊長がさ、匂いが「見える」ギフトなんだが「手元から紙の匂いがする」って。同人誌の棚整理した後に言われたりしてちょっと納得した。
死んでたまるかーはセーフ寄りのアウトだな、はっはっは!俺みたいな適当なのの話を鵜呑みにしてたら、そのうち大変なことになるぞー?多分。
ボロボロだったら叱るより先に病院だ病院!

(唇に触れる柔らかい感触をそのままに、暫くの間。
離した後にゆっくりと目を開けて)
政宗たんは可愛さの塊だな。俺だったらもっとこう、舌ーー
(喋りはじめた瞬間に、ズガガッ!と姉ヶ崎の胸を背中から何かが貫き通す。衝撃で倒れかける巨体)
はい、ストライクー。相変わらず迂闊オブ迂闊だなぁAセンセー
(月を背に赤い天使のような輪を煌めかせて、ひとり。店内に影を落とす見慣れぬ人影。
閉めたはずの入り口の扉が開き、そこから何か投擲したのか投げのフォームで静止している)
春樹さんの赤くなった顔を見るとなんかゾクゾクするんだ。もっとそういう顔させたい、って。(悪戯に目を細め、唇に指を当てるとにいと意地悪く笑った)
まあねー、そうなんだけどさー。……ほんと、僕が寛容な方で良かったね?女の子だったら一発アウトだったよ先生。これからも訊ねられたらなぁんでも、正直に言うつもりだけど。……へぇって、なに。なんか可笑しいとこあった?

匂いが見えるの?(肩口に鼻を埋め、すんすんと嗅ぎ直すと顎を乗せた)…ん。確かに先生って紙の匂い、するかも。だから落ち着くのかもね……
やっぱアウトかぁ。ピンチの時の決め台詞とか色々考えたりしてたんだけどなぁ、これは没だねぇ。ふふぅ、割と今までの悩みも先生の言葉で解決してたりしたんだよ。いつもありがと。
そしたら今度は春樹さんが看病してよね!

(開けたままの瞳とかち合う視線。
顔に集まる熱に、恥じらい目線を下げて)
今は可愛いって言わないで…!し、舌は、
(きっと普段なら「先生にならいいよ」なんて言えたはずだが、倒れかかる彼を貫いた「何か」に全身の血の気が引いた。)
(血こそ出ていないけれど、攻撃されたのは確か。それを認識してしまうとかっと脳が熱くなる。
投げられた何かの方向に目をやると、白い髪の男が見えた。そっか、あいつが。
目の前のあいつを排除しなきゃ、僕から彼を奪おうとする奴は。傷つける奴なんか、いらない。)

おい、お前、今何したんだよ。てか誰?
……もう店仕舞いだから、帰ってくれないかな。
(声色に怒気が籠った。彼を守るように抱き寄せると漏れる殺気を隠そうともせず、「客人」を睨み付けた)
見て分からねーって事ァねぇでしょう。

刺したんだよ、楔を。(トン、と自身の胸元に人差し指を当てて薄く笑みを浮かべる。姉ヶ崎の身に刺さっているのは赤い光の楔だ。男の周囲にも似たような物が浮いているのが見えるだろう)

おいおい、そう矢継ぎ早に気かれても答えられねぇよ。
帰るも何も、ここは"俺の店"だ。
何をされたかくらいは見れば分かるよ。

……アンタがどうしていきなりそんな事をしたのか。それに今僕は理解に苦しんでるんだけど?(殺傷力が無いと分かれば、幾分か頭の熱は抜けていった。それでも大切な恋人に「他人の一部」が刺さっている事が酷く気に入らない!無意識に、規則的に足を揺らした)

……何言ってるか本当に理解が出来ない。ここは姉ヶ崎春樹の店でしょう。
キミが聞いたから答えたんじゃないか。

姉ヶ崎はこの店の主人であり、俺もこの店の主人である。オーケー?

(ゆっくりと店内へ踏み入り、近づこうと歩を進めながら)

ーー。
(唇だけ動かして、無音の囁きをひとつ)
ち、違う!寝たふりじゃねーし!!いいからその"声"はやめろ!!
(冬越が唇を動かした直後、何故か頰を赤らめてガバッと身を起こす。身体に楔はぶっ刺さったままだが、苛立つ政宗と向き合って)
ま、政宗たん。あれに喧嘩うるとヤバイぞ。なにせ相手はここの大家さんだ!
(顔を赤らめた想い人の姿に苛立ちが増す。今何言われたの。僕じゃないやつにそんな顔すんな。……むかつく。
一人だけ嫉妬している自分の幼さに溜め息を吐くと姉ヶ崎の膝からひょいと降りた)

は、大家さん?……いやセンセ、そういうのはもっと早く言ってよ。
僕もうちょっとでガチの喧嘩売ってたんだけど!
(ぽりぽりと頭を掻き、二度目の深い溜め息を吐くと冬越に向き合って苦笑した)
…アンタの態度の理由はわかったわ。悪いね、初めから喧嘩売って。
……ところで、今姉ヶ崎先生に何したの?"声"とか言ってたけどさ。
……ん?教えない。
(いっそ清々しいほどの爽やかな笑顔で)
……そーお。じゃあ恋人に直接聞くわ!(それに応えるように爽やかな笑顔を浮かべて。しかし姉ヶ崎へと顔を向ける頃には、無表情になっていた。美人の真顔って怖いよね?)

姉ヶ崎先生、今何されたの。……まさか言えないなんて事はないよねぇ?
えっ。(急に白羽の矢が立ってビクッとした。珍しく動揺して彷徨う視線。体から楔を引っこ抜いて、冬越に手渡ししながら)説明すると長くなるから今度時間ある時にな。
……あっ、そ〜〜だ。今月の家賃払いそびれてたから来たんだよな?ちょっと財布とってくるわーはは、ははは……。
うわー下手くそだなA先生。でも推理だけは当たってる。
先月分もまだだからよろしくドーゾ。
(余裕ありげに腕を組む。待つつもりのようで、そこらの壁の柱にもたれ)
しかしまぁ、"シナリオ"から大分逸れたなぁ。これは驚くべき現象だ。面白い。
……わかったよ。さっき帰るつもりないって宣言もしたし、今夜にでもベッドで聞いてあげる。(冗談か本気か分かりづらい声色で言い放つと、挙動不審な彼の背中へじっとりとした視線を送った。)

家賃の滞納とかギルティですよ姉ヶ崎先生。
(大きくため息を吐くと腕を組み、呆れ半分に冬越に視線をやった)
……人の恋路を面白がらないでよねぇ。さっきから思ってたけど、さてはアンタ僕らの関係を知ってた口でしょう?どういうシナリオになると思ってたワケ。
知らないけど知ってる。最初からな。
(姉ヶ崎が冷や汗だくだくのままレジ奥に消えていったのを見届けてから)
青年、お前は"フラれる筈だった。"俺がそう定めた。
アンタの言う事ってホント意味わかんない……
(挑発的な言葉に大きなつり目を鋭くした。不機嫌そうに足先で床を叩く)
なんでフラれるって決めたわけ?……まあ、フラれたって嫌になるほど側に居てやるつもりだったからどうでもいいけど。僕諦めだけは悪いしね。
……救われないからだよ。異世界間の恋は。
(妙なくらいサラリと断言する。背を柱から浮かせて店内を歩きはじめると、ドラマCDの販売コーナーから一枚のCDを取ってきた)
知りたきゃ聴けよ、いつでも音はすぐ側にある。
用意できたぞ弾正。……っておい。店の物を勝手に使うんじゃない
……まるで自分がそうでした、みたいな言い方じゃん。
(色恋とかなんともなさそうな感じなのにと静かに動揺する。それでも、好奇心が勝ってしまうのはいつもの事だ。CDを手にとって春樹へと笑いかけた)
それなら僕が買い取りますよ。こういうのは聞いたことなかったし……
さぁな。精霊種ってのは無駄に長生きだから、記憶に留める事も殆どない。
(「A先生は歪みない」と書かれたタイトルのドラマCDは、姉ヶ崎にそっくりな人物と、黒髪の優しそうな青年が背中合わせで立っているパッケージ)
って事らしいぞ先生。

さて、家賃も用意出来たなら俺は帰るかぁ……この家に。
空き部屋まだあるだろ?
へえ、アンタ精霊種なんだ……幻想種とどっちが長生きなのかなぁ。
(頭のてっぺんから足の先までしげしげと観察する。何の因子持ちなのかなぁ。蜘蛛っぽい見た目だけど……と、CDのパッケージのイラストを見て乾いた笑いが零れた)
…はぁ、成る程ね。さっきまでの言動の意味がやっとわかったよ。

……春樹さんと二人っきりとか考えてたのがアホらしく思えてきた……やっぱ帰ろうかなぁ。
いやいやいや政宗たん。弾正のCDはやめとけー、刺激が強すぎるぞ!というか弾正もナチュラルに俺と政宗の邪魔をしてくるな!アンタが何と言おうと俺は、政宗を選んだ。今までの事を感謝してはいるが……ガキじゃないんだ。好きにさせてくれ。


(政宗の腕を引こうと手を伸ばし)行くぞ政宗たん。俺の部屋、ちょっと狭いけど我慢してくれ。
気づいたらそこに在る。そうして、流されんのが嫌で自由に生きてきた。これからも、今後も。
(珍しく切羽詰まったような春樹の言葉に、じーっと目線を合わせて見つめ合う。暫らくしてから、ふっと口元緩め)

えぇ、帰っちまうのかよ青年。どうせ泊まるなら、俺お前と話してみたいんだけど……どうやら先生は俺を歓迎してくれないみたいだしな。
むぅ。僕だって大人だよ!多少刺激が強くたって平気だもん!(ぷくっと頬を膨らませて拗ねて見せる、けれど。改めて第三者に選んでくれた事実を言ってくれた事の方が嬉しくって、頬が薔薇色に染まる。)

狭いなら、その分近い距離に居られるって事じゃないですか。平気ですよ…?(うっとり微笑むと腕を引かれるまま歩き始めた)
(一瞬弾正に顔を向けると「また今度ね!」と口だけ動かし、舌を出して笑った)
おー、おアツいこって。
(去り際に舌を出す政宗に虚をつかれて、目をぱちくりさせる。2人が見えなくなれば、邪魔しないように時間が経ってから空き部屋へと歩きはじめる)
また独り、かぁ……。笑えてくるぜ、全く。

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