PandoraPartyProject

ギルドスレッド

古戦場跡地

金色の湿地帯(低速)

群生する金鳳花が、太陽の光を受けて輝いている。
所々ぬかるんではいるが、戦闘には差支えはないだろう。

※低速で仕合いを楽しむ場所です。リアルタイムが厳しい方向け。
1日に1~数レス進行で、日数を掛けて決着を着ける事を想定しています。
(双方問題無い場合は、ペースはご自由に)

【真剣でも木刀でもご自由に】
【初対面でも名乗り口上を上げてご指名頂ければ、リゲルがお相手致します】

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……!(ギフトによって強化された視力が、アルクの右手から伸びる刃をそれぞれ捉え、見切る。)
(両腕の籠手を前面でクロスしながら、退がるでも左右へ回避するでもなく。アルクの懐へ入り込むべく、その足を動かす)

(刃を弾くより、自分から前へ出た事でアルクの技量を考えると両腕の籠手はその刃を受けて片方は砕け、片方はヒビ割れるだろう。懐へ潜り込めたなら……次に繰り出すのは飛び膝蹴りだろうか)
――…、へぇ (クロスさせた前面へと出した籠手を砕くと同時。懐へと飛び込んできたカタリナの耳に楽しそうな声色が届く。)
ーーッ、…!(いなし切ることは無理だが、その膝蹴りをわざと腹部に力を籠めて腹筋で受ける。しかし、足は踏ん張ることをすることなくそのまま軽く弾かれるように後ろへと。)

…っは、なんだろうな…(ヒュッと言う風を切る音と共に崩れた態勢で左腕を鞭のように動かして蹴りの直後で体制の整わないであろうカタリナへともう一撃向かわせる)
……こういうサシってのは…楽しいわ…!
((やぁ、湿地帯にして正解だったよ。ちょっと離席して遅れてしまった。))

(弾かれた様子で後退りしたアルクを見やった直後、右側から振るわれたアルクの左腕に膝蹴りで不安定な状態から咄嗟に振り上げた右腕で受ける)
(遂に破砕し粉々に散る籠手。装束をも切り裂いてその腕を血に染めた……かと思われた。しかし切り裂かれた青の装束の中から垣間見えるのは、腕に取り付けられた四本の仕込みナイフの輝きだった)

久しぶりに格闘ありきの相手だからね、私も楽しいとも……さッ!!
(手首をクイと曲げて、腕に隠していた仕込みが作動して両手にナイフが飛び出しそれを握る。アルクへ更に踏み込み、至近距離でナイフを投げながら同時に中段の回し蹴りを打とうとする)
…俺は、これが初だ、なぁ”…!!
(ナイフを本来ならどう躱すか考えるはずなのだが…皮手袋を破損することも厭わずに鞭のように動かしていた左手をそのままの動きで投げれた2本のナイフを手の甲と肘より少し上辺りで受ける)
あ”ッ、っが…、…!(ドサッとナイフが2本刺さったままに地面へと背中を着くと右手でそれを即座に抜き)
……可笑しいな。…本来俺はこういう事(戦い方)はしねえんだが…楽しくて、正面からかち合いたくなる…
(左腕は使えない。となると負けは確定――…)


…あァ!!
(――…確定だとは思うが抜いたカタリナのナイフを右手に握って愚直に突っ込んでいく)
(「なんだこれ」)(「すっげぇ楽しい…!」)

(追い込まれている筈な自分の状況にもかかわらず心の中は高揚し、表情も何時もの大人しい物とは全く違うモノへと変化していた)

(//お気になさらずー)
……! 腕で受けた、か。(自身のギフトの輝きが、アルクの左腕から流れる血が滴るのと同時に消え失せる。中途半端な傷を負わせただけでギフトが無くなった事に、僅かながら歯噛みする)

フ……楽しそうじゃないか、気持ちは…分かるがね!(愚直に突っ込んで来たアルクに応じるかのように、更に取り出したナイフを両手に構えて一気に全身を縮ませて飛びかかる姿勢を見せ──────)
(────ようとして、そのままアルクを飛び越えて駆け出そうとする)
……、!?
(馬跳びの要領でだろうか?飛び越えられて駆けて行くカタリナを一瞬「は?」と言う表情で見ながらピタリと止まると右手を前から後ろへと振るって銀糸の先についた刃を背面のカタリナに向かって振るう)

ちょ、ッと待てやコラあ”!!
(柄にもなく、ものすごく柄の悪い叫び声でどういう事だ!と叫んだ)
……さてね…ッ
(ギフトが効力を失った今、多少の傷は無視する。そう言わんばかりに左腕を裏拳気味に背後へ振り抜いて、左の籠手が破砕し木片と鮮血を僅かに飛沫の様に上げながら、大きく後転を繰り返し走って……まるで一直線に逃げる様に見えるかもしれない)

(……と、走り逃げながら二度、三度とクルリと回りながらアルクにナイフを一本ずつ投擲する)
……、…――悪いが、逆にそう言うのの方が俺は種族柄好みなんだよ…!!
(左腕が機能して居ない、バランスがとり難い状況下で飛んでくるナイフを擦れ擦れで、1回ほどは頬を掠めたが躱しつつ獣の脚力とも言える速さで追いかける)
(チーターには本来劣る。しかしその分短距離ではなく長距離も速度はある方か。人の姿でもカオスシールド(人間種)よりは早い筈)

待てコラぁ!!(ドドドドドドドドド)(と言うような勢いでなぜか鬼のような形相で追いかける)
(※人相が悪いだけ)
これで、両腕合わせ八本目……さて品切れさ!
(想像よりも早い。それもその筈、体格のみならず種族的恩恵は当然の身体能力である。追いかけて来るアルクへ最後に三本のナイフを投げ放つ)

……ハッ!(その隙に更に距離を稼いだ時、一気に跳躍し群生する金鳳花の茂みへと飛び込む)
(迫りながら残りのナイフもギリギリで躱すことでスピードはそこまで落ちないだろう。しかしバランスがうまく取れないためそれ以上の距離を縮める事も出来ない)

……、…。…追いかけっこは終わりか?カタリナさんよ?(何処かのヤクザかとツッコミを入れたくなるような顔で(右目に傷があるしマジでヤクザと言っても良いかもしれない))

…で?どうすんだ。このまま逃げるのか?(血の匂いでバレバレだろとカタリナの居る場所を「何も持たずに」睨み付ける)
……さて、如何かなアルク君。
(中々に凶悪な面構えになっているアルク君を見て、一瞬笑いそうになる)
(……と、ほんの数瞬の間を空けた後に茂みの中から一本のナイフがアルクの目に向けて一直線に投擲される。それはよく見れば、彼が先ほど手放したナイフだと分かるだろう)
……、!!!(目を狙われた瞬間、大きく。何かを恐れるように。今まで躱してきた動きとは全く別の動きでしゃがみ込むように避けた)


………、…。……、(右目にそっと触れて冷や汗を流しながら、案著の表情を浮かべ息を吐いた)

(動きは停止した状態)
……(一度、二度。茂みの中を蠢きアルクの様子を観察すると、半ば指弾の様に小石を投げつける)

──────ッ!!(小石がどうなるか、そんな事を観察する必要は無い)
(深く息を吸った直後、金鳳花の花弁を吹き散らす様に撒き上げアルクに向かって突進する…!)
(額から汗を流して早くも疲弊の色を見せ始めたのは、この日に限ってギフトが切れた途端に病の気を起こしてしまったからか)
(突進しながら両手で構えるのは、投げ放っていた直剣…!)
……、…なあ、俺の、これ(目)はな?……、命よりも…大事なんだよ…
(ガッ、ガッと目以外の部分に小石がすべて当たるがそんなことはどうでもいいと。金鳳花を巻き上げて姿を現したカタリナを憎しみの籠った目で、 ギ ロ リ )

……(突進してくるカタリナの剣を機能をほぼ果たしていない左腕を無理やりに動かして、刃の部分でいいから掴もうと伸ばす)

(掴もうが、身体に一太刀浴びようが憎悪のままにその行動は止まない。自分に剣を突き立てる形になった、逃げれない相手の顔面に右手を、伸ばす)
……ッ!(憎悪を籠めて睨みながら手を伸ばして来る、そのアルクの眼前で左右の手にそれぞれ二撃ずつ直剣で刺突した上で突進していたのが嘘の様な軽快な足捌きでそのまま懐へ入り込む)

私に集中しているわけでは、無かったのかい……アルク君!
(青白くなってきて汗が異様に浮き出て来た表情で、直剣を手放してその場で全力でアッパー気味に殴り倒そうとする)
……、…、ッ!?(掴みかかろうとした手前で、いやそれよりももっと前で。手に激痛が走ると目を見開き)
…がっ、…あ、っ、…!(思い切りアッパーを顎に喰らうと後ろにそのまま倒れ、脳震盪で視界が揺らぐ)
…、……悪…い。…「また」、自分を見失って…た…
(脳震盪のお陰もあるが自分が「自分を見失わないで居る」という事を事前に決めていたことを思い出しての言葉)

……、かた、りな?…お前、顔、真っ青だぞ…?
(グラグラと揺れが残る頭で真っ先に浮かんだのは「相手への心配」。先ほどの憎悪は何処かへと消え去って何時も街角で見せる表情に戻っていた)
……立ちたまえ。
(汗を拭うも、左腕の血が顔を汚してしまう。だがそんな事は如何でもいいと、少しだけ目を閉じて息を吐く)

……フフ、先ほどの君の様子は君自身にとっても初めてでは無い様だね。
ならば私はそれを否定しないとも。君らしくないなどと勝手な事を言うつもりは、微塵も無い。
それなりに君がその目を大切にしている事もよく分かったとも。

……だが、それの為に我を失うのは大切な者を守るべき戦いでは止めておきたまえ。
(息を整えようとするも、息苦しさを感じる。その中で両拳を構えてアルクに手招きをする)

(……「来たまえ」。その意味だけを込めていた)
……、…(ゆっくりと、何とか立ち上がり)

…逆に、アレが俺の今まで、だな…(右腕の肩で口元を拭い、口の中が切れたことで出た血を吐き出し)

……ああ、本当に返す言葉が見当たらない。
(息苦しいにもかかわらず、今の自分を相手にしてくれているのか。自分にはそうとれた…)

……っあ!!(自分も構えなおすとしっかりとカタリナを見据え、真っ直ぐに右腕を突き出して応えようと)
〜〜ッ……!!(左腕で弾こうとするも、ギフト無しでアルクの膂力から打たれた衝撃に更に血飛沫を散らして受け止めるに止まる…!)
(そこから一気に両腕を掴み、自身より目線一つ高い体格のアルクを腹部へ爪先を蹴り入れながら背後に飛び越えて回り込む)

以前、君は信念の為に突き進むと言ったな!(ガッ!と半ば飛びかかる様に首を背後からホールドしようとして叫ぶ)

その信念は曲げるな。だが、男なら信念の二つや三つ、多くを守り信じ歩んで見せたらどうだ!!
…、っがっ、…、(両腕を掴まれてナイフでの傷に激痛が走り顔を顰めると腹へと衝撃が走り、前かがみになった背中を飛び越えていくカタリナを目線で追おうとするが視界がグン!と上へ向いた)

…~、…、カタリナ、…降参…させてくれ…!(色々と返さないといけない言葉があるのにそれを今の自分はうまく表現ができない。模擬戦以外の事でも「負け」としての意味を込めての降参)
……ここで諦めて良いのかい?

私はお世辞にも褒められた人間ではない。
現に、さっきも私は躊躇無く君の目を狙った。
そして今も……返答次第ではこのまま締め落とすつもりだ。
(そのまま緩やかにホールドを続け、体力が尽きそうなのを無視して締め上げる)
…、…降参、つって、んだろ!!(頭をググ…と前へ動かし、その後引っ張る力とプラスして思い切りホールドをしているカタリナに後頭部をぶつけに行った)
ぐふ……ッ!(頭突きを受けて半ば吹っ飛ぶ様に倒れ)

……はぁ、はぁ…っ。
本当に降参するとはね、それだけ元気なのに……はっは…っ(息を切らしながらヨロヨロと立ち上がって口元だけ笑って)
体力はあるん、だよ…、…は、…とりあえず、…保養所…、行くから…(肩くらい貸させてくれと言いたげな目でカタリナを見)
……体力がある、か。
私はヘトヘトだが……この程度なら問題ない…よっ、と。
(目を閉じて何かしら呟き囁くと、フラつきながらも立ち上がる。僅かに散る光は自分のギフトの輝きで…)

……さて、では肩を貸すよアルク君。
保養所まで男同士フラフラと行こうじゃないか。
(アルク君に手を貸しながらそのまま右往左往して保養所へと向かって行った)
…逆に貸されちまったか…(実際に言うとやせ我慢込みでの発言だったが口数が少ないのでそこまで言うことなく素直に手を借りて保養所へと)
(ぼろ布を纏い、ばさばさと風になびかせる
 腰から下げられたのがリボンのついた乗馬鞭
 ウェストベルトを2つ、片手に水鉄砲サブマシンガン。
 中々の重装備。おもちゃばかりか。)

時間、かなー?
……何か、嫌な予感のする装備をしているね?
(明らかに見覚えのあるサブマシンガンを見て、背中でダラダラと冷や汗が流れる)
(金鳳花の咲き乱れる湿地帯へやって来たのは、意外にも冒険者らしい布の服の上から皮の胸当てやバンクル、ガラス玉が詰められた皮袋を腰に下げているという……如何にも貧乏性な、しかし駆け出しとも言い切れない微妙な装備の姿。)

お待たせ、レイン。
今夜は涼しいね、昨夜のアルク君との一戦とは別に……とても過ごし易いとも。
君との手合わせには丁度良いかな?
(背中側から取り出したのは、雑に木を削って形を成したトンファーである。)
嫌な予感は大当たりかな、こんばんは
カタリナ君にもそういう時代があったんだね
勇者でレイピア使えるってなると貴族と思ってたよ。

(こてん、と首をかしげて相手を見て
 ああ、でもこれは「慣れてる」ものなのは解る)

涼しくないと僕が汗と疲労で死ぬからね…!!
昨夜も涼しかったけれど、冷や汗はどっちが多くなるか…

(片手で背中に隠した唯一の防具を手でいじり。これねーつかうしかないねー…)


先に条件を決めようか
戦闘終了は、どちらかが降参するか気絶するか致命傷に近い傷を負った場合
戦闘開始の合図は何にする?あと、勝った時のご褒美。

(にっこり。僕があったら何してくれるの?の意味でもある。)
(うぬ、勝ったらです。むむー。
 誤字多いけど、削除しないで続ける方針で行くね)
貴族の嗜み……とは違うのさ私は。
父がレイピアを好む騎士でね、三頭の巨竜と死闘の末に還らぬ人となってしまったが、良い父親だったのだよ。
私はそれに憧れてレイピアの腕を磨いたという訳さ。

条件に関しては異論は無いとも。
合図は……君が動いたら、でどうかな。

ではどちらかが勝てば、敗者は勝者の言う事を何でも聞くというのはどうだろう!
……フフ、冷や汗が出るだろう。私もさ!!
(既に冷や汗が出ている。とりあえず頭に水鉄砲を被らない事を誓う。)
(なぁに、私なんて投稿した気になっていたら出来ていないことに今気付いたからね! 気にしてはいけない!)
レイピア一つで、っていうと凄いね
騎士の誉れというとまた別の槍を想像するけど…
それ、使ってよかったんだよ、レイピア。

じゃあ、それで

僕としては、これから受ける痛みに対する恐怖の冷や汗だけれどね
では、

(ああーあるあるだよ、気にしないで…)
僕の名は、風の勇者レイン・ラディア・クレイドル
封印番号0222、この命はクレイドル神殿に
この誉れは全て人類のために
この汚らわしき体は王のため。

――――行くよ!

(笑顔を張り付け、直線、右、左とジグザクな動きで進みをしながら唯一の防具
 鼻眼鏡をしゃっとかける。防具なんだよ!!魔王が仲間に殺されかけた原因1である。
 あとは狙いを顔ではなく肌の露出してる部分を狙って
 Blair’s 16 Million Reserveをぶち込んだ水鉄砲サブマシンガンを放つ。
 触れるだけで火傷する調味料、何故神殿にあった!罰ゲームとかいいと思って!)
フフ、私が何故アルク君を好ましく思うか教えよう。
私も基本的に大切な人は傷付けられないとのたまう男なのさ
(レイピアを使ってどうなるのか、想像するだけで恐ろしい。しかしそれを相手が聞いて良く思うかどうかは、別の話だろう)

さて……
(両手にトンファーを構えて、静かに足に力を込める。)

嗚呼、レイン! その意気や実に美し(良し)!
……って、やはりそれなのかいっ!!?
(想像とは異なり、変則的に動きながらの射撃を見て即座に左右へステップしながら飛来する液体を全て躱そうとする。以前アフロにされた苦い記憶が駆け巡り、その表情はまるで死闘の最中を想わせる程に真剣。というか必死!)

(「では、あのサブマシンガンだけでも……」)
(回避行動中に右手のトンファーを頭上へ投げ。面白い眼鏡をかけたレインの動きを読みながらガラス玉を皮袋から瞬時に取り出す。
水鉄砲のせいか異臭がして来たのを無視してビー玉を指弾で彼女に撃ち放つ。)
ぼーいずらぶ、まおーおぼえた。
…じゃあここからは辛くなるよ、お互いにね。

なおこれらの装備は神殿にあったり僕が持参したり購入しました!
僕は勇者になんてなりたくなかったけれどね、あんな無法武装集団!

(ジグザグの動きから、急にしゃがみ込んでのガラス玉回避、からのもう片手で何か…
 この光の下でなら判る。思考は同じ。ガラス片を思い切り投擲
 これも神殿からもってきた窓ガラス。神殿の皆さん風が寒いと思いますがスライム詰めておきました!
 そのあとは中身が尽きる前に、一番警戒しているだろうサブマシンガンを背中に回し
 次の一撃に備えるためにバックから―ー小麦粉とマッチを取り出す)
ははっ!私の世界の勇者達は一騎当千が殆どだったからね、武装集団とはまた見てみたいものさ!
ユーリエ君には今度会ったらお話しなくては、ね……!
(思いの外この手の戦闘に慣れているとレインがガラス玉を避けたのを見て小さく笑う。実年齢は見た目とは違うらしいが、本当にあの容姿で死線を潜り抜けて来たと言うのだろうか)

(投擲されたガラス片を左手のトンファーで薙ぎ払い、その向こうでレインが何かを取り出したのを見て眉を潜める)
(……が、不意にレインの購入した場所を思い出して嫌な汗が溢れ出る。何を取り出したかは分からないがロクな事にはならないだろう。アフロにして来るに違いない…!)

う、うぉおお!!
(震える雄叫びと共に、頭上へ投げていたトンファーを掴むとレイン目がけ走り出す)
一騎当千の武装集団だったよ
炎のは怪力、水のは魔術、木のは癒し
風の勇者は―ー  
(やだなー歴戦の勇者わかってるー!)

生 贄 だ 

(小麦粉をばぁんをぶちまけて、自分を射程内に入れながら
 相手の攻撃を無視して、むしろ射程内に入るなら好ましい―ーマッチに火をともす。

 ―――粉塵爆発。その中心には、レインが存在する。笑顔で。)
……っ!?
(突如レインが撒いた白い粉末を見て足を止め、離れるかどうか一瞬だけ迷う)
(何故なら、彼女自身も範囲に……そもそも彼女を中心に白い煙が漂っていた。だとするならこれは一体どういう……そこまで考えて、彼女がマッチを点火した瞬間に眼前で広がる閃光が思考を途切れさせた)

ーーーッ……れ、レイン!
(熱と衝撃に全身を打たれ、焼かれ、その体躯を後方へ吹き飛ばされかけるも地面に腕を突き刺してその場で耐え切った)
(咄嗟に顔を庇ったものの、耳の中でキーンと鳴り響き音が上手く拾えず。爆発の閃光を直視していたせいで視界が焼け付いた残像のせいで上手く見えない……火傷もさる事ながら、その姿は……アフロになっていた)
けふっ…うーん久々の衝撃

(熱で焼けた肌、アフロらないのは、帽子のおかげであるっていうか帽子が燃えてしまったけれど。
 簡単なことだ。自分を犠牲にして相手を倒せばいい、いつもそうやってきた
 魔王になってからは出来なくなった、誰かのために自分のために
 でも、勇者の頃は出来ていた。火傷まみれの手で、もう一度ガラス片を投擲する
 次は移動して、もう一度、そのまま接近する。鼻眼鏡は、防具の役割も失い溶け落ちた。)
……その戦い方。
なるほど……レイン、君は…ッ

(投擲されたガラス片を表面の焦げたトンファーで弾き落とし、再び投擲されたその刃を今度は鋭い一閃で粉々に砕き振り払う)
(無駄の無いその動きは火傷を負ったにも関わらず、ギフトが消えていない証拠であり……事実。銀の輝きが全身から散っていた)

(接近して来るレインを前にトンファーを構え、受け身の姿勢を示し…結局あの鼻眼鏡は何だったのかと脳裏をよぎる)
いい男だよーアフロリナ君
グッドアフロ、胸が痛いぐらいだ。痛い痛い、ほんと。
てかげんして、そっちからの攻撃は一度きり
なめてるね、僕は宣言した。この身にはもう価値などないと。その戦いをすると。
魔王の僕と、この僕を同じと思うな…っ!

(いたいたしい火傷で顔をも焼いて、次に取り出すのは やっぱりこれだね 乗馬鞭
 リボンが可愛い一品です。昨日見たやつやこれ。目が慣れない今、見えるか否かは解らない
 それには釣り糸と、それを束ねるリボンに隠れてガラス片がついている。
 ナインテイルウィップを模した、急造の武器。)

あと鼻眼鏡は防具!!目は守られた!
あ、そうだ勝ったら大胸筋よこせって言おう僕だって胸に膨らみが欲しい男どもはその不要な大胸筋をよこすべき大胸筋クリーナー胸部装甲は僕だってほしいふくらみがほしい!
(レインの精神が、傷の痛みから混乱して言っているのだろう。元はまだ冷静です。)
……魔王と勇者に違いがあったとはね、私もまだまだ学ぶ事が本当に多い身だ……っ
(彼女の火傷を見て、ギフトの輝きが消えかける。しかし一度目を閉じてから…レインの目をもう一度見て、その輝きを保つ)
私は体格に多少恵まれてはいるが、筋肉は生憎と青年期とそう変わっていないのだよ…!

(彼女が取り出した鞭を見て小さく足を上げると、地面を轟音と共に蹴り飛ばし大量の土塊をレインにぶつけようとする)
(焦げた髪がアフロになっていたが、次第に火傷と共に元に戻っていく。ギフトが普段と同じく機能している証拠だった)
僕と僕のことだから仕方ないね
恋人の事、もっと知ってもらわないとっ

……残念、ギフト封じは効かないか…!
僕だって子供のころから変わってないよ、おとなになりたかったなぁ
おとなの姿で、君の背を任されるぐらいになりたかったよ…守られるぐらいなら!

(土塊を、ブーツの底で行けリトバスもいくつかは散り
 リボンを解いた急造の鞭で思い切り振りかぶる…が、ここで注意してほしいのは身長差
 低く構えただろうそのトンファーの上を行くべくガラス片部分が襲い掛かる)
(蹴り飛ばすと、と。そっと直す魔王の力。やー誤字多い多い)
……ッ、なら私を守ってくれれば良いのさ!
今だってそうだとも、君が望むから、私は君を『守るべき者』とは認識していない!

(瞬間。襲いかかって来たレインの鞭…正確にはガラス片部分が、焦げ付いていた皮の胸当てを切り裂き僅かに胸元を引っ掻いて血が小さく宙を舞う)

……っ、すまないレイン。
(強く踏み込みながら、彼女を薙ぎ倒そうと下段の蹴りを放って)
(あるあるさ、私が相手なのだから気にせずとも問題ない!可愛いからね!)
こんなに手加減しておいて、それを言うかなぁ!?

(やはり、この程度か、だけれど
 そこに傷が出来たなら、もう一度真打の登場だ)

痛いの、理解してくれたならいーよ
ただしおなかはやめてね、理由はわかるでしょ!?
あともっかい!アフロリナ君の!かっこいいアフロがみーたーいっ!

(笑って、その蹴りを受ける直前に背にしまったサブマシンガンを取り出し連射する。
 狙いは定めて、一応バックステップでも届くように計算をするも距離は開き
 きしむ体の痛みを饒舌な喋りに変えて耐えていたが、どさりと地面に落ちて血と花が散る
 攻撃はそれが最後か
 ヒュウ、ヒュウ、饒舌だった舌が呼吸音の苦しげな音へと変わった。)
(可愛い禁止!相手がカタリナ君でありがたかったです!可愛い禁止!めっ)
………ッ、ッッっっっっ…ーーーぁ、がぁぁあああ!!?
(レインの腰元を蹴り薙ぎ倒すその瞬間、目の前で連射された水鉄砲が全弾直撃してしまう)
(……数瞬、まさかエタノールか?と思考を巡らせようとして……そのまま反射的に絶叫して膝を地に着ける。何が起きたのか分からないほどの、胸元や液体のかかった箇所から感じる凄絶な焼かれる様な痛みが身体に文字通り悲鳴を上げさせたらしかった)

…ッぐぁ、ああぁっ!れぃン…ッ! なんだ、これは……〜〜っ!!
ぐァぁぁあッ!!
(悶絶し絶叫しながら、ゆっくりと倒れたレインに這い寄ろうとする)

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