PandoraPartyProject

ギルドスレッド

酒場『燃える石』

【高速雑談】賑やかな一角

酔っ払いの戯れ言。調子の外れた歌声。食器がぶつかり合う音。おや、あちらでは人が倒れた。
混然一体となった音がホールに響く。品の無さには目を瞑ってほしい。これが酒場と言うものだ。

(流れの早い雑談スレッド。コルクボードのような感覚で使用してください。もちろん、のんびりでも。)

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おおっと、完食か。大したモンだ。
おう、お疲れさん。また来いよ。腹下すなよ。
ええ、ええ。気を付けてお帰りくださいな。思い出したように追撃が来ることもあるので、体調には注意することです。
おっと、にーさんはお疲れ様だぜ。
……うーん、おれも少しばかりバテたか。そろそろちょっと休んでおくかな。
>振る舞いとか
そう、そうでしたか。当たり前になるように躾けられたといいますか、染みついてしまっている感じでして。新鮮な驚きだったかしら。
……んん、気がつきゃこんないい時間か。俺もそろそろ出るとすっかねえ。
(カウンターに金を少し多めに置き)
そんじゃ、お疲れさん。また会おうぜ。
うーん。皆が忙しそうな年の瀬だってのにやることがねぇや。おやじ!コーラ!
あと1時間か……寒ぃ。オヤジ!
あれだ、あれ………こう、甘酒みたいなやつない?
今年も実にいろんな事があったが…
ちょっと後半に寄りすぎかな…

ま、来年も少なくとも前半はパンドラ的に無理できねぇんだけど。アルバニアとか追ってる場合じゃねーもんな。
……うん?そうか。ここに来て、ね。やれやれ……

オヤジ!勘定これな!ごっそさん!
(お代を置いて出て行く)
さぁて、ここも久しぶりだな。我ながら移り気でいけねえなあ。
おうマスター。強いのくれよ。
ちょいと聞いてくれよマスター。俺ってば珍しくアンニュイな気分になってんのよ。
聞いてくれるだろうか聞いてくれるねありがとうグッドトリップ。
あれは……ウンザリするほど湿っぽい夏の夜だった。いやま、俺の地元は年中湿っぽいんだけどな。
あの頃俺は小さくか弱い子ゴブリンだった。他の餓鬼共の例に漏れず、食えるものを探して路地や暗渠を駆けずり回ってた。
親?さぁてね。ほっときゃ育つぐらいに思ってたんじゃあねえの。実際、そうなったし。
いや、違う。違うのよ。そういう話をしたい訳じゃねーのよ。……あー、そうだな。先ず、端的に言おう。今日は俺が初めて盗みを働いたときの話。

俺はこれでも餓鬼の頃は妙に生真面目っつうか、神経質っつうか、臆病っつうか……。ま、兎に角、盗みに抵抗があったワケよ。他の餓鬼がヘマこいてとっ捕まって、足腰立たなくなるほど殴り回されたのを見たりもしたしな。
俺は盗みに頼らずなんとか生き抜こうとした。犬猫鼠、鳩やら鴉やら。とっ捕まえて喰おうとするが当然大人しく捕まってくれる訳がねえ。運良くありついても、当たって腹を下したりな。
あとは残飯。これはなかなか良かったね。穴場を見つければ後は向こうからやってきてくれる…………ってえ訳にはいかねーのよな。熾烈な取り合い騙し合い。弱い奴は当然ありつけない。
俺は段々と追い詰められていった。飯にありつけなきゃ力が出ない。力が出なけりゃ飯にありつけない。ジリ貧だ。だが、それでも死に物狂いで足掻き続けなきゃあならねえのよ。助けなんか来るわけねーのよ。

そして、ヘロヘロのボロボロになった俺は遂に盗みに手を染めた。
最初の獲物は真っ赤に熟れたリンゴさ。山盛り盛られた籠のてっぺん。不注意な露店の店主の肘に当たって転がり落ちたそれを俺は引っ掴んで走り出した。
ああ、忘れもしない、あの高揚感。露店の店主に髪の毛掴まれたあの瞬間、恐怖なんざひとっ欠片も無かった。俺は予め用意していた錆び釘を店主の手に突き刺して、後ろも振り返らずに走った。ゲラゲラ笑いながらよ。
……あぁ、良い思い出だ。懐かしの幼少期。思えば、あの時俺の人生……いや、ゴブリン生は始まったんだ。
……いやー、長々と話しちまったな。
ま、どうせマスターだけだ。誰も来や………………エマじゃん!?!?!?
うへひひゃひゃひゃ!
失礼失礼、盗み聞きするつもりもなかったんですが!
思ったより早く気づきましたね!
く、くっそ。いるならいるって言えよぅ……。
どっから聞いてやがった!
「俺はこれでも餓鬼の頃は……」あたりですかね。
いやほら、いるっていったら話辞めちゃうかもしれなかったもんで。怒んないでくださいよぉ。
割と最初の方からガッツリ聞いてやがったな!……ケッ、仕方ねえなあ。隙を作った俺が悪い……。
だがな!お前の身の上話も聞かせて貰わにゃいけねえよなあ?じゃなきゃ、フェアじゃないと思わねーか?なあ?
えーっ!耳に入ってきたのはたまたまなんですよぉ!(超聴覚のせい)
わかりました、わかりましたよ!
……マスター、エール下さい。

うーん、うーん。何を話しましょうかね……。
身の上、といいますと……私がどうやってこの年になるまで生き延びてきたか、ですかね。
私がここ幻想の生まれなのは知ってますね?
ついでに言うと、ここよりもうちょっと汚い貧民街です。
物心ついたころには、私は独りでして――まぁこれも珍しい話じゃあないです。
孤児院とかいっぱいありますでしょ?私もそこに拾われてたんです。
で、まぁギフトのせいもあってか折り合いが悪く……飛び出しまして。
食べられそうなごみとか、寝っ転がった酔っ払いのポケットとか、楽そうなところからかっさらっては食いつないでたんです。

んでまぁ、私にはそこそこ盗みに向いてたと言いますか……。ひひひ。
話してて改めて思いましたが、珍しくもなんともないですよ!
へっへっへ。いーんだよ別に。珍しい話はむしろ飽きちまうのよ。なんせ、表……街角出りゃあ奇人変人の博覧会だしな!
いやーしかし……改めて聞くと、幻想も俺の地元も似たり寄ったりのクズ溜めだな。
えひっひっひ、違いない違いない。確かに表のほうが珍しい話はいっぱい聞けますね!

キドーさんも話聞いてるだけだと本当に私と似たり寄ったりな境遇みたいですしね。
盗み働いてヘマしたらどうなるかなんて、目に見えた話なのも変わらず……。
私が最初に盗んだのは、なんでしたかねぇ……。その辺で飲みすぎて転がってたおじさんのツマミでしたか。
ゴミ食べるよりはずっといいんですよね、ほんと。 病気になったら薬も買えませんし。
へっへっへ。酔っ払いはいいカモだよなあ。なんでわざわざ酒なんか飲んで隙さらすんだ。……ってえ餓鬼の頃は思ってたがよ、気がつきゃこうだぜ。笑っちまうね。
いやしかし。お互い、もーちょい違う境遇だったらどうなってたんだろうな。……ま、今更たられば言っても仕方ねえし、別段不満がある訳でもねーが。
ひひひひ。ほんとですよねぇ。(ぐびぐび)ぶあー!お酒飲んでも怒られないっていいですね!
飲みすぎないようにしないと……。

そうですねぇ……どうなってたんでしょう。私に親がいたら……。
うーん、スラム暮らしだったとしたら、最悪今より悪くとっくに死んでる可能性すらあります。
親がいればいいってもんでもないですね。 

キドーさんの世界のゴブリンって盗賊山賊以外に何してるんです?キドーさんみたいに一匹狼決め込むか、この世界のゴブリンみたいに集団で蛮族やるかくらいしか想像つかないですよ。
わははは!そーいやもう酒飲めるんだったな!オラ飲め飲め。安心しろ、お前は俺のタイプからはちょっとズレてっから潰れても手は出さねーよ。
たぶん。

言っちゃなんだが、餓鬼さえ作れば誰でも親になれるってもんじゃなし。
餓鬼抱えて共倒れなんざよくある話だよなあ。

ああ?何してるって?
あー……。一応、真面目にやってる連中もいるぜ。ゴブリンってのは手先が器用だからよ。鍵師だの細工師だの、結構評判良いみてえだな。
ま!俺らみたいなのがその信頼をぶち壊してんだけどな!げはははっ
っといけねえ。ちょいと用事が。
いつ戻れるか分からねーし、このまま離れるぜ。
そんじゃ、飲みすぎんなよ!
そうなんですよーもう二年経ちました!
あーひどーい!そりゃー私にラーシアさんとかオリヴィアさんみたいな色香とかは期待できませんがね!うへひひひ!
たぶんじゃこまりますよたぶんじゃ!ほらそこに店主が。
ですねぇ。その辺は、イレギュラーズになってからより強く感じるようになりました。
親が子供を売り飛ばす……なんて話もあったり。

へぇー。へぇー!ゴブリンの細工師ですか!
いいですね、なんか。ロクに言葉も通じないこの世界のゴブリンよりよっぽどいい感じです。
えひひーひひ!だいなし!
はーい、お疲れ様でしたー!
(ぐびぐび)……だいぶ話しちゃいました。今日はもうお客も来ないでしょうし、さっさとのんじゃいましょ!
……よしっ!店主、お勘定でーすよー。
さっさと帰って、寝床で安全確保としましょう。さらばです!また来るので!
さぁて、さて。手段と対策はある。そっからどう組み立てるか……。
(依頼の資料を眺めなが、首をひねっている。)
……っと、アンタか。
ようよう、久しぶりだな。元気してたか?
(資料から顔を上げ、軽く手を上げる。)
(手を上げたのを見て、応じるように手を上げかえす)
そうそう、俺だぜオレオレ。なんてな。
ま、最近は少しバタバタしてたが、捕まってるとき以外はいつだって元気だぜ。
この時分は区切りだのなんだのと、何かと忙しくなりがちだな。ま、俺みてぇなならず者はあんまり関係ないが。
へへへっ、そうかいそうかい。元気有り余らせて、無茶してまた捕まんねーようにな!
つ、捕まるかよ!
魔種絡みっぽい案件は増えたが、巻き込まれる人こそいても完全に罠張ってる奴はいねぇみたいだしな……
っといけねえ!
ちょいと用事を思い出しちまった。あんまり話せなくて悪いな。
そんじゃ、またな!
(資料をまとめて去っていった)
なんだ、関係ないとか言いつつ忙しそうじゃねーか。
ま、無理することはねーさ。またな。
……さて。俺もそろそろいくか。
どっかに夕飯落ちてねぇかなー
(ふらりと席を立ち、そのまま立ち去った。)
聞いてアロエリーナ。
別に言いにくくもないんだけど。
聞いてアロエリーナ。
ちょっと昔のおはなし。
そう……そうねえ、あれはクソあっちい夏の夜だった。
昼は日差しでこんがり焼けて、夜は蒸し風呂。好き好んで動き回るやつなんざ居やしねえ。憲兵も腑抜けて座り込んで、それを咎めるやつもいねえってモンよ。
俺かい?……こう見えてね、ゴブリンは暑さに強いんだ。身体がちいせえ分、冷ますのも早いのさ。逆に言えば寒さに弱いって事なんだが……おっと、話が逸れたな。
ああ、ああ。憲兵がゼリー寄せみたいになってる隙にひとつかふたつ、仕事をしたよ。でもなあ、どっちもクズだ。実入りのいい仕事ってのは相応の協力者が必要なのよ。
笑える話でさあ、クズみてえな戦利品売り捌くにも相手が必要なのよ。でもさ、どいつもこいつも暑さでトロけて役に立たねえ。勤勉勤労な表の売人ならまあ、まだまともに頭が回るヤツが残ってただろうな。けど当然、盗品を表に流すわけにはいかねえよ。表は記録が残る。後がこえぇってな。
そうして俺は安物の首飾りだの腕輪だのを袋一杯分抱えて途方に暮れた。金に帰る手段が無けりゃあ、綺麗な石も金物も何の約にも立ちゃしねえ。いやー、笑えたね。普段は憲兵から逃げて隠れてやっと運んでるモンを無造作にぶら下げて。
どうしたと思う?
……いやあ、貯蓄なんざしねえよ。ぶっちゃけ、普段なら好んで盗みもしねえ安モンだ。暇つぶしついでに昼飯代も稼げれば、ってえ程度の気持ちで盗んだワケさ。実際はどこもかしこもゼリー寄せで、暇つぶしどころか散歩同然だったけどな。
つまり、小銭1枚2枚積んだって仕方ねえってことよ。塵も積もれば山となるってえ言うが、ああ言うのは真っ当なヤツの専売特許よ。横取りしたらカワイソーだろ?

……さて、そこで俺は考えた。現状荷物にしかならねえガラクタだが、ただうっちゃるのも詰まらねえ。どうにか誰かに押し付けられねえか。ただし、俺ぁ人助けってえガラでもねえ。
まー、あれよな。俺みたいな破落戸が考えることよ。普段鬱陶しくて、今はゼリー寄せ。そんな憲兵さん方にお礼をしてあげましょうってえことで……。
いやいやほんと、堅気の皆さんってのは大変だよなあ。清く正しく美しく生きてても、ちょっとのしくじりで首が飛ぶ。ま、俺ら破落戸の場合は物理的に飛ぶんだが……その分、高跳びも得意な上に罪悪感も無いから。
そんな堅気の皆さんの為に、俺ぁ普段なら視界に入れたくもねえ詰所にえっちらほっちらやってきた。勿論、袋一杯のお土産も忘れずに。
飽きたからまた今度な。
聞いてくれてありがとアロエリーナ。
ようよう、マスター。久しぶりっと。
まずは一杯頼むよ。いや、つまみはいらねえ。
……何だよ、その顔。大丈夫大丈夫、ちゃあんと払うって。今日はねえ、勝ったんだよ。げへへへへぇ、やっとツキが向いてきたぜ。
こんばんはー。マスター、りんごジュースで宜しく。
(見知った顔に気がつく)
おやキドー、君も来てたんだね、こんばんは。
そろーりそろり、聞き逃しませんでした。
キドーさんがお金をたくさん持ってそうな雰囲気を出してました。

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