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ギルドスレッド

黄金の大楠亭

【雑談】本の積まれたバーカウンター

――なんとか埃の払われたバーカウンターは、本来と異なる使い方をされている。

カクテルグラスが並べられるはずの場所は本が積まれ、
カウンター奥に見える調理台に火が入る気配はない。

カトラリーの代わりにペンとインクが散らばり、
天井から吊られたランプに照らされた紙は、風に揺れて飛んでいった。

黄金の大楠亭。
かつて酒場だったこの場所は、ひとりの旅人の工房になろうとしていた。

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……というわけで、誰でも書き込めるスレッドだよ。
暇な時は俺がここで本を読んだり、物を書いたり、ぼーっとしたりしてるので
遊びに来てくれた人は、よかったら声掛けてね。
失礼するよ、酒場の気配がほんのりしたから来たんだが……元酒場、という様子だな。
(ため息をつき、天井を見上げる)
とりあえず椅子を借りてもいいかね? 足が疲れちまった……。
(適当な場所に腰掛けようとする)
おや、こんにちは……
元は酒場だったようだけど、今は俺が好きに使ってるよ。
お酒はないけど、休むところはたくさんあるから、
ゆっくりしていくといいさ。
そりゃあすまんな兄さん。いきなり押しかけたりして。
(適当な所に腰かけて酒袋のを蓋を開け、一口)
この調子じゃあ、酒場として再オープンということはなさそうだな。……兄さん、アンタは学者かね。学者にしては、面白い場所に巣を構えたもんだが。
(積まれた本に視線をやり、少し笑う)
えーっと、そうだなあ……誰かがバーテンダーでもやってくれるなら、それもありだけどねえ。
今の俺にはそんな伝手はないなぁ。

ああ、俺はアルム・カンフローレルって言うんだ。
学者……というわけじゃないよ。本が好きなだけの物好きさ。
本はその国の文化や歴史を知ることが出来るからね。
……この場所を選んだのは、ほら、物語によく出てくるだろ?
主人公が使命を帯びて旅立って、最初に宿泊する宿屋、みたいなのさ。

そういう貴方は、ただの酒好きというには……どうやら様子が違うみたいだ。貴方も別の世界からここに?
なるほど、ドラマやゲームでもよくある奴だな。
場合によっては旅の仲間が見つかることもある。
(本好きと聞いてにやりと笑みを浮かべ)
実はおれも本好きでな。色々と船の中で暇を紛らす為に読んだもんだ。

いかにも、ただの酒好きじゃあない。おれはヤツェク。異世界から来たもんだ。酒と冒険が飯より好きで、お節介の虫が疼いては面倒ごとに巻き込まれるのが常……ってな。
(また、くいと酒を飲む)
へえ、船乗りだったのかい?暇をつぶすのに本は丁度いいものね。
そうそう、旅の仲間を見つけたり……衝撃的な出会いがあったり、ね。
この店も、そういう雰囲気を感じたから気に入ってしまってさ。

ヤツェクさん、よろしく。貴方も外から来た人だったか。
ふふ、酒と冒険が好きなお節介とは……この店にぴったりじゃないか。
物語を読みながら出会えたら良いなという相手と本当にこんな場所で出会えるなんてねぇ。
貴方がいい人そうで良かったよ。
そうだな……そのうち、酒でも仕入れてこようか。俺も多少なら付き合えるよ。
ま、アンタの考えている船とは少々違うかもしれんが、船は船だ。星と星の間を飛ぶ船さ。

では、この「酒場」初めての旅の仲間ということでいいかね、アルム。外から来たもの同士、仲良くしようや。ちょいとくたびれてはいるが、おれの性根は真っ黒じゃあない。酒に誓うよ。
(そうしてまた一口。誓う様に酒袋を持ち上げてからまた飲んだ)
おお、それはありがたい。なに安心してくれ。樽ごと飲んで暴れるような酔っ払いじゃあない。酒を飲んで周囲の雰囲気に身を任せるのが好きな性質でね、おれは。
星と星の……? ああ、宙を浮いて移動出来る乗り物かな……物語にも出てくるよね。
他の世界では、本当に存在するんだなぁ。
もしかしたら見たことあるかもしれないけど、俺、他の世界にいた時の記憶があんまりなくてね。

きっと綺麗なんだろうなぁ……星空の中を飛んでいけるってことだろう?
それはきっと長い旅にもなろう。ヤツェクさんが本好きになるのも頷けるよ。

あはは、そうだな。貴方は俺のはじめての旅の仲間だ。
酒に誓うってあたりが本当にそれらしくて良いね。
……ってああ、ごめん!(ずっと袋で飲んでいるのにやっと気づき)
グラスくらいだったらこの辺に置き去りにされてたやつが……ほら、綺麗に洗ってしまっていたんだ。
ここでずっと使われてたものだろうと思うと、捨てるのが忍びなくてさ。よかったら使ってくれ。
(やや古めかしく所々曇っているものの、清潔にされたグラスをいくつかカウンターに出す)
そう、金属の船が空を飛び交う、そんな世界だ。ああ、危険もあるが綺麗なもんだ。長い旅の間一人だと、本かゲームで時間を潰すのが常で、な。

アンタの世界の話を聞きたいと思ったが、難しいようだな! 思い出したら言ってくれ。楽しみにしているから。
(からからと笑い、酒袋から一口)

物語の中の奴らは大体何かに誓うもんだからな。おれの周囲では神々を心から信じるやつは少数派だったが、それでも願掛けや誓いの言葉にゃ使われたもんだ。
(出てきたグラス、おお、気が利くなと笑い)
よかったら一杯飲むか? 無理強いはしないが、ね。王都で買った赤葡萄酒だ。安いがコクは中々――悪くない。
ああ、ゲームもいいねぇ。暇な時間も大事な時間だ。
そしたらヤツェクさんの冒険譚を肴に、俺もいただこうかな。(グラスを掲げながら)

そうだな、そのうち思い出せたらいいんだけど……。
忘れてるってことは、きっと……思い出さなくてもいい内容なのかもしれないよ?
俺は今ここに居て、この混沌世界のために出来ることを探してる。
こうして素敵な仲間にも出会えたわけだし……今を大事にしていくよ。(にっこりと笑いながら)
 ああ……すまん、少しぼんやりしていた。
 まあ、確かに無理やり思い出さない方が良いこともあるさ。昔の失敗とかな。酒の肴に出来るくらい受け入れられればいいが、そうじゃない時は――毎晩明け方に悶絶することになる!
(笑いながらアルムのグラスに酒をつぐ。色の濃い赤葡萄酒だ)

 今を大事にしたまえ、若い時間はすくな……いや、まあ、アンタがおれより年上という可能性は消せないんだが……。ま、世話を焼きたがるのは悪い癖だと思ってあきらめてくれ。
 素敵な仲間か。光栄だな。俺も酒飲み友達に乾杯だ。
(そうしてグラスをもう一度掲げた)
あはは、大失敗は思い出したくないなあ。
もしかしたらそんなこともあったかもだし、無理して思い出そうとはしないかなあ。
こんな物好きしか来なそうなところに、世話焼きで物好きな人がふらっと現れたんだから、
それこそ昔を思い出すより、今この出会いと、この先に起こることに思いを馳せた方がよっぽど楽しいよ。

……わ、綺麗な色だね。いい香り……美味しそう。

ん、そうだなあ……実は歳近いかも、って言われてもピンと来ないし……ね。
例えば俺が長命の種で、同じ姿で何十年も生きてるとしても、
人生経験はほとんど無いようなもんだからさ。
むしろ精神的には、つい数ヶ月前に生まれたばかり、みたいなもんだよ……(はは、と笑いながらグラスを掲げて一口)
……ってことはつまり、これ飲んじゃいけないって説もあるよね?飲んじゃったけど。はー美味し……
前向きだな。良いことだ。
ふむ、では……昔のことを思いながら飲む酒は、この年になるまで取っておけ、な。
(葡萄酒はコクがあり、それなりに香り高い)
生まれたばかりの若いのに酒を勧めるとは、おれも罪深いことをしたなあ?
(こちらも一口、香りを楽しむようにゆるりとグラスを回し)
このまま見事な酔いどれに育ってくれ、なんてな。アンタのような前向きで穏やかな奴と飲む酒は、心に苦くなくて心地よい。ほろ苦い酒も好きだがね。
うん……前向きにならないと、楽しめないと思ってさ。
まあ振り返れる過去もないし、今と先以外なにも考えられないようなものだから……
そうだなあ、俺もヤツェクさんくらい格好良く年取れたらいいなあ。

ふふ、このまま一緒に飲んでたら、あっという間に酔いどれだよ。楽しいからいいけどね。
んん、そうだなあ。俺がいつか……ほろ苦い思い出を作るようなことがあったら、また一緒に飲んでもらおうかな。
はは、かっこよくとは光栄だ。
失われた過去を探すのも生き方としてはアリだが――楽しむっていうのは、いいことだ。楽しんでこその人生だから、な。

ああ、苦い思い出が出来たら呼んどくれ。何杯でも付き合うさ。介抱までサービスを付けてやる。
(しばしの沈黙、こくこくと酒を飲んでは注ぎ、いつの間にか酒袋の中身は減り)
っと……長居しすぎたか。そろそろおれは失礼するよ。これ以上飲むと足に来る。
(にがわらい。帽子を取って恭しく礼をし)
いい酒の時間をありがとうな、アルム。
忘れてしまったことは……たくさんあるだろうし、
もしかするとヤツェクさんのように、俺に良くしてくれた人、
恩人とか、親友とか、もしかしたら恋人なんかも居たのかも知れないけど……
居たとして、思い出したとしても、もう会えないだろうし……
この世界で前向きに生きていく、方がいいのかも。と思ってさ。

わあ、やったー。介抱までしてくれるなら、安心して酔っぱらえるよ。
そのときは、もし管巻いても許してね……

ん、ありがとう。また来てね。……もうちょっとバーらしくしておこうかな。
カクテルとかは作れないけど、俺はだいたいここに居るからさ。(にっこり笑って見送り)
あんまり無理なさんな。酒はこっちが持ってくるさ。
では、な。
(取ったままの帽子をひらひらと振ってからかぶり直す。そのまま道へと消えていった)
ふー……忙しくってなかなか来れないね……
(埃っぽいテーブルを拭きながら)

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