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黄金の大楠亭
ああ……すまん、少しぼんやりしていた。
まあ、確かに無理やり思い出さない方が良いこともあるさ。昔の失敗とかな。酒の肴に出来るくらい受け入れられればいいが、そうじゃない時は――毎晩明け方に悶絶することになる!
(笑いながらアルムのグラスに酒をつぐ。色の濃い赤葡萄酒だ)
今を大事にしたまえ、若い時間はすくな……いや、まあ、アンタがおれより年上という可能性は消せないんだが……。ま、世話を焼きたがるのは悪い癖だと思ってあきらめてくれ。
素敵な仲間か。光栄だな。俺も酒飲み友達に乾杯だ。
(そうしてグラスをもう一度掲げた)
まあ、確かに無理やり思い出さない方が良いこともあるさ。昔の失敗とかな。酒の肴に出来るくらい受け入れられればいいが、そうじゃない時は――毎晩明け方に悶絶することになる!
(笑いながらアルムのグラスに酒をつぐ。色の濃い赤葡萄酒だ)
今を大事にしたまえ、若い時間はすくな……いや、まあ、アンタがおれより年上という可能性は消せないんだが……。ま、世話を焼きたがるのは悪い癖だと思ってあきらめてくれ。
素敵な仲間か。光栄だな。俺も酒飲み友達に乾杯だ。
(そうしてグラスをもう一度掲げた)
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カクテルグラスが並べられるはずの場所は本が積まれ、
カウンター奥に見える調理台に火が入る気配はない。
カトラリーの代わりにペンとインクが散らばり、
天井から吊られたランプに照らされた紙は、風に揺れて飛んでいった。
黄金の大楠亭。
かつて酒場だったこの場所は、ひとりの旅人の工房になろうとしていた。