ギルドスレッド
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黄金の大楠亭
えーっと、そうだなあ……誰かがバーテンダーでもやってくれるなら、それもありだけどねえ。
今の俺にはそんな伝手はないなぁ。
ああ、俺はアルム・カンフローレルって言うんだ。
学者……というわけじゃないよ。本が好きなだけの物好きさ。
本はその国の文化や歴史を知ることが出来るからね。
……この場所を選んだのは、ほら、物語によく出てくるだろ?
主人公が使命を帯びて旅立って、最初に宿泊する宿屋、みたいなのさ。
そういう貴方は、ただの酒好きというには……どうやら様子が違うみたいだ。貴方も別の世界からここに?
今の俺にはそんな伝手はないなぁ。
ああ、俺はアルム・カンフローレルって言うんだ。
学者……というわけじゃないよ。本が好きなだけの物好きさ。
本はその国の文化や歴史を知ることが出来るからね。
……この場所を選んだのは、ほら、物語によく出てくるだろ?
主人公が使命を帯びて旅立って、最初に宿泊する宿屋、みたいなのさ。
そういう貴方は、ただの酒好きというには……どうやら様子が違うみたいだ。貴方も別の世界からここに?
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カクテルグラスが並べられるはずの場所は本が積まれ、
カウンター奥に見える調理台に火が入る気配はない。
カトラリーの代わりにペンとインクが散らばり、
天井から吊られたランプに照らされた紙は、風に揺れて飛んでいった。
黄金の大楠亭。
かつて酒場だったこの場所は、ひとりの旅人の工房になろうとしていた。