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公認設定一覧

ヴィルメイズ・サズ・ブロートが公開している公認設定の一覧です。


設定中瑰と魁(全員に公開)
閻家の長女が、使用人の男とともに家を逃奔した。
二人は愛し合っていたが、決して結ばれぬことの無い身分の差があったのだ。

二人の間に生まれてきた男児は四本の角を持っていた。
その子に「瑰命(かいめい)」……玉のように美しい命と名付け、夫婦は惜しみなく愛情を注いだ。
奇しくも最初の四本角たる「閻 魁命」と同じ響きの名が与えられたのは偶然か……いいや、きっと運命であったのだろう。

誰に教わったわけでもなく、身体が覚える呪いの舞。

瑰命……後にヴィルメイズという新たな名を授かるその子こそ
「閻 魁命」がこの世に甦った姿なのだ。
魂は未だその身に眠り続けるが、昏き闇の底より復讐の時を待っている。
(288文字)

ウェスタの御伽噺(全員に公開)
ウェスタの一部に伝わる御伽噺である。
昔々、『閻家』という舞踊で死者をあの世に送る役目を持つ家元に
四本角の生えた男児が生まれたという。
閻 魁命(えん かいめい)……魁(さきがけ)の命という意味を込めて名付けられた赤子はやがて美しい青年に成長するが
その舞はあまりに強すぎる妖力が故に、生者さえ死の国に送ってしまったという。
魁命はやがて心を悪に染め、罪のない多くの命を奪ったがため閻家の者達に討たれたと『伝えられている』。
魁命は死の間際、遠い未来再び自身が生まれ変わることを予言し、絶命したという。

史実に基づいた昔話であるとされているが、真実は定かではない。
(276文字)

閻家(全員に公開)
ウェスタの旧家、閻(えん)家は死魂を死の国に送る呪術舞踊を生業とする家柄である。
閻家には四本角の子が家系に生まれたら
生者の魂さえ死の国に送ってしまう、という古くからの言い伝えがあり
生まれた場合はすぐに忌み子として間引く決まりがあったという。
かつて祖先にそのような者がいて、人々に恐れられたと伝えられる。

ある日、婚約を控えた閻家の長女が
許嫁ではない別の男と駆け落ちして消息を絶った。

そしてしばらく月日が経った頃、サズと呼ばれる風の高位精霊が
フリアノン付近で亜竜に襲われていたみなしごの赤子を救い
その子を自身の息子として育てることにした。

その子には四本の角がある。
(280文字)

精霊サズ(全員に公開)
竜種の姿に擬態する老いた風の高位精霊。
ある日サズは亜竜に襲われていた若い夫婦を救い出すも、残念ながら既に二人とも亡くなっていた。
夫婦に庇われて無傷だった彼らの赤子に、サズは「ヴィルメイズ」と名付け自分の息子として育てることにした。
普通に教育したつもりであったが、何故か息子に「親子」とは明らかに違う愛情を向けられてしまい大変困惑している。
(169文字)

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