シナリオ詳細
<夏祭り2018>濡れ透けスプラッシュバトル
オープニング
●濡れ透けスプラッシュバトルとは、濡れ透けスプラッシュバトルである!
「皆さん、今年もこの季節がやって参りました! 濡れTコンテスト、濡れると溶ける水着でパン食い競争……に続く第三のシースポーツ!」
ビッと人差し指を立てた男が、魂の輝く目で叫んだ。
「濡れ透けスプラッシュバトゥウウウウウウウウウウルッッ!」
説明しよう!
「濡れ透けスプラッシュバトルとはその名の通り濡れると透けるシャツを纏って水をかけあうスポーツだ!
参加者にはこの番号が書かれた防水パンツと丈の長いシャツ、そして専用武器が一つだけ配られる!
水をかけられパンツが透けたと審判が判定したら……」
ピピーと増えが鳴り、審判が『スケスケ!』と書かれたカードを掲げた。
「このように判定が下される! これを下された者はその場で退場するというものだ!
今回行なわれるのは2つのチームに分かれた対抗戦! 制限時間内でより多くの相手を濡れ透けさせたチームが勝利となる!」
ネオフロンティア海洋王国では夏になると様々なことがおこるが、その一つが夏祭り! サマーフェスティバルだ!
海で遊んだり海で食べたり海で殴り合ったりあれやこれや!
「その中で今年ホットな話題を浚ったこのイベント。
濡れ透けスプラッシュバトルに、君も参加しよう!」
吹き上がる花火。
鳴り響くラップミュージック。
歌い出す黒人ラッパーと踊り出す水着のチャンネー。
そう、まだ夏は始まったばかりだ!
- <夏祭り2018>濡れ透けスプラッシュバトル完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2018年07月27日 21時15分
- 参加人数30/30人
- 相談7日
- 参加費50RC
参加者 : 30 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(30人)
リプレイ
●ド派手にいくぜ!
吹き上がる花火。
鳴り響くラップミュージック。
歌い出す黒人ラッパーと踊り出す水着のチャンネー。
夏真っ盛りのネオフロンティア海洋王国で――。
「重要なのはこれが『イレギュラーズ同士の戦いである』ってことだ! 存分に楽しませてもらうぜ!」
バーサーカーのごとく走り出したハロルドがウォーターソードを振り込んだ。
「やるからには勝ちにいかないとね♪」
ウィンクしてウォーターソードを叩き付ける桜。
互いの刃が反発しあい、弾きあい、鍔迫り合いへともつれこむ。
下が透けたらだめなら上は透けてもいいという主催者ばかうけの精神で挑む桜と、腕の一本や二本くれてやるという精神のハロルド。気持ちはすれ違いながらも身体は正面衝突だ。
「赤か黒か、それに拘りは無い。どちらも等しくパンツであり、そしてエロい。だが。それでも尚、決着を付けるというのならば。我が全力を以て臨もうではないか……!」
汰磨羈がアクロバティックに水の銃撃を側転でよけていく。うっかりパンツをチラ見せしないように裾をひっぱると、ウォーターソードを手に相手へ突撃した。
「自在の攻めで濡っれ濡れの透っけ透けにしてくれるわ!」
「ふふっ、こんな状況でも熱い人はいるもんだね。誘いに乗ろうじゃないか! びしょ濡れにしてあげるよ!」
天十里がハイセンスを活用して柱の裏から巧みに迎撃。
その背後からハロルドが迫る――と見せかけて、それはまさかの幻影だった。
「さって、たまには違う動きもしてみようかな、ってね!」
カイトは自分が生み出した幻影とは別の方向から飛び出し、短剣タイプのウォーターソードで斬りかかった。
「翼を広げられないのは残念だが、まあ楽しくやろうぜ!」
ガチなバトルを始めるイレギュラーズたちは、同参加者たちをヌレヌレのスケスケにしていく。
そんな中でもチームや同盟は生まれていた。
「変わった戦闘だよね」
『半分以上お遊びだろうな』
「それなら楽しまないと損かな?」
ウォーターソードを構え、迫る敵を切り払うティア。
「ティアティア、お姫様のミアを守って、にゃ♪」
その後ろからライフルで迎撃するミア。やったぜミアがお姫様だ。ミアは出来る子だぜ。
そんな二人を……というか一方を狙うは。
「我ら【白猫濡れ透けにし隊】! ミアを濡れ透け&涙目にするべく、いくにゃルルリアー!」
「いつも割と強気なあの猫さんが水で濡れて透けて涙目になっていたら……ふっ、ルルはやります! ミアちゃんを濡れ透けにします」
やったぜそれも(かわいいから)是非見たいぜ。
正面から目立ちに目立って飛びかかるシュリエ。
一方で気配を殺して後ろから回り込みにかかるルルリア。
「にゃっはー! ボスのパンツはわらわの物にゃ!」
煙草を(こんなときでも)くわえた衣がウォーターソードを手に走る。
「濡れ透け? アランも、そういうの好き?」
「い、いや、嫌いじゃねぇが……ったく、てめぇの濡れ透けなんて興味ねぇよ」
じゃれるように言い合いながら、アランのウォーターソードと交差させるように敵参加者を濡れ透けさせる。
対するは華鈴と結乃の美少女(?)コンビ。
「海でぱちゃぱちゃするのかと思ってたら、何でこんなことに」
「わらわが先陣を切るから、結乃は援護をして欲しいのじゃ!」
「よくわかんないけど、ボクはおねーちゃんに攻撃してくる人を撃つよ」
「うむ、その調子なのじゃ! さて、わらわも……舞踏流枢木とくとご覧じろ、なのじゃ」
巻き起こるコンビ対決。びしゃーと濡れる互いのシャツ。
その一方で黒パンツチームから、ジョゼが獲物を見つけた目で飛びかかった。
「よーし、そんじゃ真っ向勝負、行ってみようかねー?」
対する赤パンツはイーディス。
「え、こっちに!?」
咄嗟に防御するイーディス。ぎらりと笑って鍔迫り合いに持ち込むジョゼ。
「なるべく孤立しないように……いつもの戦いと同じだ。数で押せば、それだけで有利になる! ひゃ!?」
とやっていると、それぞれ横から水鉄砲があびせられた。
「うっひゃーつめてー! 楽しかったな、じゃあかき氷でも……ん?」
「あ、こら、ばかっ! 見るなぁああああ!」
内股で剣を振り回すイーディス。なんで怒ってんだ!? とジョゼはダチコーたちと一緒に逃げ出した。
参加するからにはゲームでも本気。
アグライアはウォーターソードをまっすぐに構えて突撃した。剣は得意分野だ!
「仕方有りませんね、こうなってしまった以上やるからには全力です」
アグライアが中央の柱をジグザグに抜けていく一方。赤パンツチームのカタラァナは壁の裏をあちこち渡り、エコーローケーションとリピートサウンドの使い分けによる音響戦法を仕掛けていた。
剣を持っての体術には自信ありのアグライアと、音で攪乱するカタラァナの戦いだ。
「うって うたれて きられて きって これはあそびよ だいじょうぶ ほんきでころすの あそびだからね こわくないから よっといで♪」
攪乱といえば黒パンツチームの霧玄からも目が離せない。
『ゲームと聞いたら本気でやるしかないよな! 勝てるように本気で楽しく勝負だ! せっかくなんだ楽しくやらなくちゃ勝てるもんも勝てねぇよな!』
『楽しくやらなくちゃ損、損! 一緒に楽しもうよ!!』
彼は裏人格を分身として切り離し、実質二人一組のコンビプレイで相手を攪乱。隙を突いて水鉄砲で倒す戦術を披露していた。
それに対抗するのは……。
「僕のイメージカラーは赤!! 水着のパンツも赤!! つまり僕は赤パンツ!!赤パンツ意外ありえない!!」
クリスティアンは自らのカリスマと舞踏術で周りの仲間たちと息を合わせてぶつかっていく。
「いくらやられようと、僕は決して負けはしない! 赤パンツの威信をかけたこの勝負! 負けるわけにはいかないんだ!」
きらめく瞳。きらめくウォーターソード。そして汗に透けるキラメキシャツ。
レンジーは物陰から大きな帽子をちらりと出すと、隙を見せた相手を水鉄砲で狙い撃ちにしていた。
「スキあり! ってね! ……おっと、迫ってくるなら逃げるが勝ちだよ!」
追い詰めようと迫ればひょうひょうと自陣へ逃げる。
それを追うのはメルトだ。
レンジーの水鉄砲をウォーターソードで切り払い、更に深く迫っていく。
「後々残しておくと面倒そうだしね。そりゃそりゃ!」
そんな中、自分の相手はこれだと決めてピンポイント突撃を仕掛けるシフォリィの姿があった。
「アルテミアさん、貴女とは一度戦ってみたかったんです。女の子の誇りをかけて本気です!」
「容赦はしないわ。負けられない戦いが……ここにあるのよっ」
アルテミアはその勝負を真っ向から受け、アクロバティックに跳躍した。審判にギリギリ見えないくらいの上下反転ジャンプである。
頭に一度びしゃっとウォーターソードをくらったシフォリィだが、気合いで回転斬り。アルテミシアの背中が濡れ透ける。
「身長! 高貴さ! 心眼で読んだスリーサイズ! 何もかも私より上です。ですが、パンツを護る事に関しては譲れないんです!」
「なんてもの読んでるのよ!」
「いざ、参ります!」
高く鳴る笛の音。掲げられるスケスケプレート。
次々と脱落者が出る中、残ったのは赤パンツでも黒パンツでもない――【赤か黒かだって? パンツは色じゃない、形と材質だ! そして中身だ! どんなパンツかより誰がはいているかが重要じゃないのか! よこせよ! 令嬢のパンツよこせよ!】の人たちであった。要するにどっちかの人たちである。
「いざ、尋常に勝負」
セティアがびみょーに飛びながら剣を右へ左へ振りまくる。
「みずがっせんだー! いくよ! ぐるぐるぐる! とー!」
ウォーターソード二刀流でぐるぐる回転しながら飛びかかるQ.U.U.A.。
そんな戦法でよく今までスケスケ判定出なかったなって思うが、対するブーケも結構なもんんであった。
恐ろしくせくしーな肉体を晒し、時にはウォーターソードであえて上半身を濡らしグラビアアイドルみたいな鎖骨を見せつける誘惑戦法だ。よくそれで今まで生き残った!
「魅力の勝負なら負けないわぁ~」
琴音も髪をあえて濡らしたり絞ったり、控えめに言ってインモラルな肉体を惜しげも無くさらしまくった。あと見とれてる人を撃った。
具体的にどんなひとかっていうと、フィールドの端っこでこてんって転がってるロクである。
「スケスケの令嬢パンツが見られるって聞いてたのにィイ!!パンツ履く側だった!! 仕方ないか、乙女たちのパンツ見て我慢する……野郎のパンツなんか見たくもないよ! 見たくな――あっなにこの人キレイ」
見とれてる隙に水を浴びせられ、わぷわぷしてる所にエトがこっそり後ろから近づいて二丁水鉄砲をびしゃー。
「みんなスタイリッシュに戦ったりセクシーに戦ったり……なにあれ、すごい」
試合は進むにつれて膠着状態へともつれこむ。
濡れたくない気持ちが相手陣地に入ることをためらわせ、互いに『待ち』の状態となる。
だが何年もこのイベントをしかけている人たちがこの状況を予期しないわけがなかった。
「今よりサドンデスタァイム! リタイアした選手は全員濡れシャツを着たまま入場! 残った相手選手を攻撃できます!」
「「ッシャアアアアアアア!!」」
「今一度勝負!」
「うけてたとー!」
そうなればこっちのもんだぜとばかりにジャンピング入場する汰磨羈。そしてQ.U.U.A。空中回転大激突。
好きにはさせまいとぶつかり阻むティアとミア。
二人のクロスアタックが相手の剣と激突する。
もうワンチャン見れるぞとそこへ突撃していくシュリエとルルリア。
激戦区どんとこいの精神で割り込んできた桜と、コンビプレイがやめられないアランと衣が衝突する。
「作戦は」
「敵に突っ込んでぶっ潰す!」
彼らのクロスアタックをよそに別の敵へと飛びかかるハロルド。
楽しそうだと狙われたのは互いをフォローしあう華鈴と結乃の可憐なコンビだ。
「おねーちゃんに攻撃しないでー!」
「大丈夫じゃ結乃。やはり夏は水遊びじゃな!」
「もう見るなー!」
剣を振り回しながら逃げるイーディス。
逃げる先できわめてセクシーな背中を見せつけるブーケ。
はっとしてる所にアンブッシュを仕掛けるカタラァナと、それを阻むように剣で水をはねのけるアルテミア。
「先程の勝負、もう一度です!」
そこへビッと剣を構えて突撃するのは勿論シフォリィ。
アグライアがここは私の戦場だとばかりに駆け抜け、メルトが器用に対抗して打ち合い弾き合いへと持ち込んでいく。
二人もろともぬらそうと放つレンジーの射撃。
乗じて飛び込み、前髪をキラキラとかき上げるクリスティアン。
霧玄はひとりコンビプレイで彼を挟み撃ちにし、影から飛び出したジョゼと至近距離での格闘になる。
ずぶ濡れになったロクがぶるぶるやって、エトが濡れないように逃げ出して、それを柱の裏から飛び出したセティアがウォーターセティア斬り。
次の敵を狙うセティアに琴音がてぃもてった姿勢で対抗。『うつくしいっ』てなった所をいたずらっぽく水鉄砲で撃ち抜いた。っていうか濡れ透けさせた。
が、そんな中で器用に生き残ったのがカイトと天十里であった。
ぶつかり合う選手たちの間をぬって、しかし着実に相手を濡れ透けさせてきた二人の選手。
彼らは混沌としたフィールドの中で向かい合い、そして正面からぶつかり合った。
走り出すカイト。
走り出す天十里。
天十里の突きだした銃がカイトの腰を濡れ透けさせる――かに見えたがそれはまさかの幻影。
「へへっ、ひっかかってやんの! 隙ありだ!」
背後から飛び出したカイトがもらったとばかりに振りかぶる。伊達にハンマーしてないぜ!
が、天十里の銃はもう一丁。背後から不意打ちしたはずのカイトの腰に向けられていた。
「しまった!」
びゃーっと濡れ透けられるカイト。水にすべってすってんと転んだ。
「ハイセンスを活用してなかったら騙されてたよ。いい作戦だったね」
水鉄砲の銃口をあえてフッてやってから、天十里は手を差し出した。
その手を握りたちあがるカイト。
「ああ、楽しかったぜ!」
こうして、今年の濡れ透けスプラッシュバトルは赤パンツ連合の勝利となった。
だが肝心なことはそこにはない。暑い夏に水をぶっかけまくって、みんな楽しく遊んだことが、何よりもハッピーなことなのだ!
ゆえに、全ての選手を称えよう!
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
暑い日はこうして水遊びなんてしたいものですよね。
プレイングのある方は全員二回くらい描写したと思いますが、もし万一プレイングはあるけど登場してないよという方がいらっしゃいましたらご一報くださいませ。
GMコメント
このシナリオは全体シナリオ<夏祭り2018>のイベントシナリオです。
『濡れ透けスプラッシュバトル』をお届けします。
このシナリオに参加したからには必ず、必ず出場して頂きます。仮に観戦するだけのプレイングが書かれていても容赦なく参加メンバーに加えられることでしょう。さっき説明してた男に!
【ルール】
あなたはこの試合に参加して紅組か黒組に分かれます。
チームの色がパンツの色です。
もう一回いいます。
チームの色がパンツの色です!
赤いパンツか黒いパンツか選んでください!
【赤パンツ】【黒パンツ】とまんまコピペしてください。
どちらでもよいかたは【赤か黒かだって? パンツは色じゃない、形と材質だ! そして中身だ! どんなパンツかより誰がはいているかが重要じゃないのか! よこせよ! 令嬢のパンツよこせよ!】と書くか【どっちもOK】と書いてください。コピペしてください。まんま。
制限時間は10分。PPP戦闘ルールは一旦無視して非戦ルールで判定します。要するに機動力とか回避とか計算しません。ルール上一人勝ちしそうなひとを出さないためです。
その代わり非戦スキルは有効なので、様々な非戦スキルを使いまくりましょう。誘惑とか。バニー煽りとか。
シャツが濡れてパンツが透けたらアウト、退場となります。
ここに対策をさくとなんかよくわかんなくなるので、攻撃されまくったらアウトと覚えてください。ズルはなしです。
【濡れ透けウェポン】
相手を透けさせるためのウェポンは選べる二種類。
このうち一つを選択して試合に挑んでください。
・水鉄砲
ネオフロンティア海洋王国がほこるなんかやたら性能のいい水鉄砲。
ピストルタイプとライフルタイプがあるが性能は一緒。好きな方を選択してください。
まっすぐ飛ぶし軽いしマガジン型のカートリッジですぐに水を補給できるのが特徴。カッコイイ。
・ウォーターソード
柄しかないが魔術で水の柱を刀身として生み出せる剣。
これで切りつけると相手をぬらすことができる。
サイズは長剣タイプと短剣タイプの二種類から選べるがなにげに性能は一緒。
隠れた機能として、ウォーターソードどうしをぶつけ合うと反発して鍔迫り合い状態になる。カッコイイ。
【濡れ透けフィールド】
イベントのために作られたフィールドです。
戦術にも影響するのでぜひぜひプレイングの参考になさってください。
両陣営のスタート地点は200メートルほど離れており、陣営のスタート地点周辺を囲むように2メートルほどの壁が乱立しています。
フィールド中央は壁がなく、代わりに横幅50センチくらいの柱が乱立しています。
陣地周辺で守りに入るか中央で派手に撃ち合うかを選べます。
飛行は、あんまりしないほうがいいでしょう。
なんでかっていうと下からパンツが見えた瞬間審判がアウト判定をするし何より狙いやすいからです。するな地上数センチとかの超低空飛行をおすすめします。
【アドリブ度(控えめ)】
イベントシナリオはアドリブ控えめでお送りしています。
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