シナリオ詳細
<Scheinen Nacht2021>雪染まる町のスイーツパーティー
オープニング
●スイーツパーティー
シャイネンナハト。
きっとそのお祭りでは、色々な催しがあるだろう。
雪合戦に雪像作り。恋人同士がひっそりと想いを交わすものもあるかもしれない。
けれど、けれど。
忘れてはいないだろうか。
人類の欲求の1つにして、幸福の1つ。
この季節にこそ楽しまれるような、限定の品々。
そう、スイーツ。スイーツである。
鉄帝の、とあるお屋敷1つを全て借り切って行われる、スペシャルスイーツパーティー。
あらゆる垣根を取り払い、スイーツを愛する者は雪景色を肴に素敵なスイーツを楽しむパーティーがあるという。
その性質故、場所も告知されずにスイーツの香りを頼りに辿り着いた者だけが参加できるという、その秘密のパーティー。
暖かい場所で雪景色を楽しみ、スイーツを思う存分楽しむ。
そんな過ごし方があっても、いいのではないだろうか?
●秘密のパーティーへのお誘い
「というわけで、そのパーティーが今年何処で行われるかの情報を掴んだです」
チーサ・ナコックはそう言うと、そっと人差し指を口元にあてる。
「これは皆さんだからこそ教えるとっておきの情報です」
今回スイーツパーティーが行われるのは、雪の街サンクティエ。
雪がしんしんと降り積もるその街の、小高い場所に立つ二階建ての赤い屋根のお屋敷が今回の会場だ。
近づけば、その濃厚な香りは誰にでも理解できてしまう。
開かれた門を潜れば、そこはもうスイーツの国。
作られた雪像と、七色に輝く魔法の明かりたち。
木々に吊るされたキラキラ紙の飴やチョコレートは、好きなだけとって食べていい。
そして家の中に入れば、まず目を引くのは中央のチョコレートの噴水だろう。
この日の為に用意されたそれの周囲には小さく切られたケーキスポンジやグミなどが置かれている。
銀のフォークに突き刺しチョコレートに潜らせれば、素敵なスイーツの出来上がりだ。
それだけではない。その近くに置かれたデキャンタには冷たいチョコレートドリンクが満たされている。
チョコレートを食べながらチョコレートを飲む。それだけで、まさに天国だというのに。
よく見ればチョコレートの噴水の近くには鉄帝のショコラティエが作った1口サイズのチョコの数々が盛られたテーブルがあちこちにあることに気付くだろう。
そう、中央はまさにチョコの国。
では、それ以外は?
東に向かえば金の器を使い7段に盛られたケーキの塔があることに気付くだろう。
その全ては、鉄帝のパティシエたちが共同制作したイチゴのショートケーキだ。
好きなところから切って食べていい。
黄金の塔に盛られたケーキは、何処から切っても崩れはしない。
シュッと口の中で溶けるクリームと新鮮なイチゴは、確かな興奮をもたらすことだろう。
では、その周囲は?
当然、様々なケーキがテーブルに並んでいる。
チョコケーキにチーズケーキ、タルトにパイ。
恐らく想像しうる限りのケーキの国が、この東だ。
西に向かえば、まず目につくのはお菓子の家だ。
色とりどりのクッキーやマカロンなどで作られたお菓子の家は、勿論実際に食べる事が出来る。
何処から齧っても、誰にも怒られはしない。
その周囲にはクッキーにフィナンシェ、マカロンにパウンドケーキ。
たっぷりの焼き菓子が乗せられたテーブルが並んでいる。
そう、西はまさに焼き菓子の国。
では、入り口から入るとまず通ることになる南は?
此処はありとあらゆる基本。様々なドリンクが置かれている。
果物ジュースにお子様用の炭酸水。コーヒーに紅茶。
あらゆる志向に合わせたものが用意されている。
しかし、お酒は? それは後にしよう。
此処でちょっとお口をリセットするのも大事なことというわけだ。
……では、北は?
そこで目を引くのは、なんと全長3mの巨大プリンマウンテンだ。
食べ終わるその瞬間まで崩れはしないという、鉄帝パティシエ渾身のド迫力の逸品である。
そしてその周囲には小さめのプリンやアイスにジェラート、パフェにクレープ。
そう、此処は冷菓子の国。
寒い夜に窓から雪を眺めながらこれらを食べるのは、最高の贅沢であるとも言えるだろう。
さて、では2階は?
此処はお子様立ち入り禁止、お酒の国だ。
無数のワインに樽酒、そして忘れてはいけないシャンパン。
そしてお酒をたっぷりと含んだチョコレートやケーキ。
そうした、少しばかりしっとりとした空間がそこにはある。
もうお分かりだろう。2階はオトナの国。
子供を仲間外れにする、ちょっとズルい大人たちの空間である。
「……楽しそうでしょう? スイーツ好きなら、絶対に楽しめるですよ」
チーサはそう言うと、悪戯っぽく笑うのだった。
- <Scheinen Nacht2021>雪染まる町のスイーツパーティー完了
- GM名天野ハザマ
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2022年01月04日 21時15分
- 参加人数30/30人
- 相談7日
- 参加費50RC
参加者 : 30 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(30人)
リプレイ
●幸せなスイーツパーティー
秘密のスイーツパーティー。
見つけた人だけが参加できる、そんな素敵な場所。
開かれた門を潜れば、そこはもうスイーツの国。
作られた雪像と、七色に輝く魔法の明かりたち。
木々に吊るされたキラキラ紙の飴やチョコレートは、好きなだけとって食べていい。
そんな素敵な庭に、白い長耳と黒い三角耳が仲良く並んでいた。
『happy Birthday』ネーヴェ(p3p007199)と『暁月夜』蜻蛉(p3p002599)である。
ネーヴェは目をキラキラとさせながら、同じくキラキラした包み紙を眺める。
「蜻蛉様、これは……これは、すごい、ですね! ここから出る頃には、ほっぺたふくふく、おなかぷにぷにに……なってしまう、かも!」
「お菓子の国やて。長い事ここにおったら、確かに頬っぺたもふっくらしてしまいそう」
そんな冗談を交わしながら歩く。
並ぶ雪像を眺め歩く中で、蜻蛉は兎の雪像を見つけた。
「あの白い兎さん、ネーヴェちゃんみたい」
「まあ……ふふ、あんな感じ、ですか?」
兎の姿になって、隣に並んだら、そっくりさんになるかしら、なんて。
そんな風に冗談めかしながら、ネーヴェは並ぶ雪像を見回す。
魔法の灯りに照らされる雪像はとても、とても、綺麗で。
思わず食べるのも忘れて、眺めてしまいそうだと思う。
そんなネーヴェを見ながら、蜻蛉は思う。
癒されている。思えばこの一年、彼女の柔らかい雰囲気にどれだけ助けられて来たか分からない。
その気持ちをどう伝えればいいか分からなくて、木からチョコレートを1つ取る。
キラキラの包み紙にくるまれたチョコはすぐに取れるように工夫されていて。
「はい、ネーヴェちゃんのぶんも」
白魚のようと思うネーヴェの手に、蜻蛉はホワイトチョコを1つ乗せる。
それをネーヴェはパクリと食べて。お礼にと飴を1つ取ってネーヴェへと渡す。
「お姉様がいたら、蜻蛉様のような、感じでしょうか。そうだったら、素敵なのに」
「うちには勿体ないくらいの、出来た妹や。でも、そう思ってくれて……ほんに嬉しいわ」
口の中で転がす飴は、ほんのり甘くて。
そんな2人とは違う場所に、『揺れずの聖域』タイム(p3p007854)と『緑の治癒士』フラン・ヴィラネル(p3p006816)の姿もあった。
2人の目は、キラキラと輝くお菓子の木に釘付けだ。
「フランちゃん今日はいっぱい楽しもうね!」
「うん! ねぇねぇどれからにしよう、あの飴美味しそうだけど飴最初に食べたらチョコとかまで時間かかっちゃうよね!?」
まあ、確かに飴はガリガリかじることでもしなければ消化に時間がかかる。
如何にスイーツ好きでも、同時に食べるのは少しばかりノーサンキューだろう。
あちこちに視線を向けるタイムの目は、包み紙に負けないくらいにキラキラで。
その姿が可愛くて、フランも思わず微笑んでしまう。
「こんな風に呼べるお友達が出来て、わたしすーっごく嬉しいの。わあ、お庭全部がキラキラしたお菓子でいっぱい! これ全部食べてもいいのかな?」
勿論大丈夫だ。どれも鉄帝のパティシエ渾身の出来。
此処にしかない飴やチョコもたっぷりだ。
少し考えて……タイムは、悪戯っぽくウインクする。
「こんなにあるんだもの、少しくらいお土産に持ち帰ったって怒られやしないわ」
「それもそうかな?」
少しどころかポケットいっぱいに詰めたって怒られたりなんかしない。
しかし、そんなことを言うのは野暮というもの。
迷った末に、フランはチョコを手に取る。
キラキラとした緑の包み紙は、見た目から気分が上がっていきそうだ。
「いっぱいの種類を食べられるように、二人で半分こして食べていこっか」
「半分こしても二人なら美味さ2倍だものね」
2つに割れば、甘いチョコの香りがふわっと漂ってくる。
口に放り込めば、優しく溶ける幸せな味が広がっていく。
「こうやって美味しい物食べられるのも、みんなで頑張ったからだよね!」
「ほんとほんと、今無事でいられて良かったってすごく思う~」
こうやってずーっと、仲良くおいしく過ごせたらいいなぁ、と。
そんな事を言うフランにタイムも頷く。
「まだまだ見果てぬスイーツがわたし達を待ってるもの。これからも一緒に美味しいもの食べて騒ごうね!」
「よし、今日は東西南北全部制覇しよー! いくよータイムちゃん!」
「全制覇? ふふ、よーしやっちゃおっかフランちゃん!」
そう言って2人は屋敷の中へと走っていく。
そう、屋敷の中もまたスイーツの国。
『宝石吐き』イラリカ ハラス(p3p010039)が、連れてきた蛇と同じ顔で不思議そうに驚いていた。
「これは圧巻。いったい何が作り手をここまで駆り立てた?」
まあ、言うほど顔に出ては居ないが……此処に連れてこられたのは、悪い事ではない。
「カルウェットは何を食べる? 俺は……わからない」
そしてイラリカを連れてきた張本人である『旅色コットンキャンディ』カルウェット コーラス(p3p008549)は、その様子を静かに見守っていた。
(イラリカは、まだ、わからないことだらけ、みたい。
ボクも、前、そうした。今度は、ボク、引っ張る番! だから、ボクが好きな甘いもの、おすすめ、するぞ。なに、おすすめ、する、しようかな)
屋敷の中にはたくさんのものがあるし、庭にも飴やチョコがある。
色々と目移りしてしまうのは、仕方ないとも言える。
(とりあえず、いろいろ、回るして、イラリカの口、突っ込む、してみよう)
それでもカルウェットはイラリカの手を引いて、あちこちを回ってみる。
ケーキにチョコレート、プリンにアイス。
目覚めたばかりで食への興味も嗜好もまだ定まらないイラリカはお菓子のことも、そもそも甘いものへの好き嫌いも知らない。
だからこそ勧められるままに素直に口にして、わからないなりに味わっていた。
「これが甘い……嫌いではない、気がする。多分」
わからなくてもいい。此処には古今東西のスイーツがあるのだから。
やがて2人は庭に出て、カルウェットはそこの光景に感嘆の声をあげる。
「わぁあ! 凄いぞ! イラリカ! 雪! 寒い、するね。あ、蛇さん……寒い、ダメ、する? くっつく、したら、暖かい、するって。イラリカも、もっと、くっつく、する? なーんて。キラキラ紙のこれも、甘いもの。見た目が綺麗だと、もっと、甘いする。ひっひー。ボク、きらきらも、甘いものも、大好き、するんだ!」
笑うカルウェットを見ながら、イラリカは思う。
手を引かれて遊びに出ること、カルウェットが喜ぶこと。
ひとまず、それを『楽しい』と感じて満足していた。
「温かい。寒い日にくっつくのも悪くない」
蛇と一緒に微笑んで、イラリカは静かに口を開く。
「綺麗なものは俺も好きだ。それはわかる。カルウェットが好きなものならもっと好きだ」
光にかざすのは、キラキラの包み紙。
今日の日の思い出にと、大事そうに懐に仕舞う。
「外に出れば綺麗なものがたくさんあるなら俺は知りたい。そう思った。これはカルウェットのおかげ。ありがとう」
イラリカの言葉に、カルウェットもとびきりの笑顔で応えて。
そんな2人を邪魔することなく、『挫けぬ笑顔』フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)は屋敷の中へと入っていく。
ウェルカムドリンクに、果実ジュースを1つ手に取って。
「凄いなあ……本当にスイーツの国に来ちゃったみたいだよ」
「うおおおおおおおお!!! 一連の事件で消滅した収録データの再収録も終わったし今日は自分にご褒美っす!!」
フォルトゥナリアの横をギュンッと通り過ぎていくのは『No.696』暁 無黒(p3p009772)。
まずは中央のチョコの国でチョコフォンデュを思う存分楽しんでいく。
厳選された具材と最高級のチョコ。合わされば文字通り最強だ。
「ハァン……ここが……ヴァルハラっすか……」
思わずそう呟いてしまう程度には、最強。
「はっ! 危ないっす……甘味まみれでトリップしてたっす……さって! 気を取り直して目指すは”全制覇”のみっす!! 庶民的な甘味も良いっすけどたまにはお高いスイーツを堪能するのも大事っすからね!」
叫ぶ無黒だが、そういう意味では此処はまさに至高だろう。
鉄帝のパティシエたちの渾身の作品の並ぶスイーツの国。
その全てが最高級であるのだから。
「んんんまいっす~♪ どれも最高~っすよ~♪」
やがて無黒が北の冷菓子の国に辿り着くと、そこには『Disaster girl』フォウリー(p3p009811)の姿があった。
「あああスイーツ! スイーツ!! スイーツ!!! こんな甘味づくしの場所があったなんて。正に地上の楽園、約束されたネバーランド! 鉄帝民えらいっ好感度爆上がりよぉ! 片っ端から食べ尽くちゃうわぁい♪」
勿論、そんな事を言うフォウリーが無黒と気が合わないわけがない。
2人でプリンマウンテンの鎮座するその場に辿り着くと、フォウリーは幸せそうな声をあげる。
「チョコもケーキも美味しいけどぉ、やっぱりメインはあれ、プリン! 私がどれだけこの甘くてプルっプルな魅惑のデザートが好きか! 思わず語っちゃうぐらいだからぁ。それではいざ!」
逸る気持ちをそのままに、銀のスプーンを輝かせてプリンを一口。
「ああああまぁい……そして冷たくて美味しい……この一掬い一掬いが極上の幸せを齎してくれるのぉ。ああ、これがある限りいくらでも世界救っちゃうわぁ♪」
そんな幸せそうな声が響く中、焼き菓子の国では『enigma box』ティヴァ(p3p010172)がお菓子の家を見つめていた。
「ティヴァ、昔イタトコロ、お菓子とか全然ナカッタ国。ダカラ甘い苦いのヨクワカッテナイけど、きっとキットオイシイヨネ。ティヴァ、スイーツパーティー、たのしみシテタ!」
そう言ってやってきたティヴァだが……お菓子の家はまさに、その理想の形だったのだろう。
(大きくて円い形のバタークッキーデ扉が作られたお菓子の家! 円形ノ柱のエンローバーチョコ、庭の石イメージしたミタイナ、ロシェチョコレート……ティヴァ、硬いモノスキ、クッキーの扉もチョコの柱も石もスキ)
何処を見ても素晴らしいものだ。
だからこそ、ティヴァはウェイターに聞いてみる。
「ティヴァ、ココのお家、タベテモイイノカナ」
答えは勿論、是。
ティヴァより大きくて圧巻。けれど、この硬いモノは美味しいものだ。
(だからティヴァ、今日はタクサンタクサン、ティヴァタベル)
「イタダキマス!」
齧って広がるのは、幸せの味。
その焼き菓子の国には、『秋の約束』イーハトーヴ・アーケイディアン(p3p006934)と『ifを願えば』古木・文(p3p001262)の姿もあった。
「チョコの噴水にケーキの塔、それにプリンマウンテン! どれもとってもすごかったねぇ! 文と一緒だから、元から素敵なのがより一層特別に見えるって思うんだ」
「鉄帝で行うスイーツパーティーとは聞いていたけれど、いやはや。今見たものは全部食べられるんだよね? 凄いな……今日は誘ってくれてありがとう、イー君。僕も一人で回るよりとても楽しいよ」
「文も? えへへ、嬉しいなぁ」
そんな楽しげな会話を交わす2人だが、やはてイーハトーヴはお菓子の家を見つける。
「文、こっちはお菓子の家があるよ! カラフルで可愛い!」
幾つかあるお菓子の家だが、イーハトーヴが見つけたのはカラフルなものだった。
「前にもお菓子の家を楽しんだことがあるんだけど、それぞれの魅力があって何度でもときめいちゃう!」
「お菓子の家を楽しんだことがあるの? それは面白い経験をしているね。グラオ・クローネの季節にそういった話を時々聞くけれど、僕は本物のお菓子の家を見るのは初めてなんだ」
文の言う通り、お菓子の家自体はさほど珍しい発想でもない。
手の平に乗るような小さなものであれば、ちょっと探せば見つける事ができるだろう。
しかし、こんな大きいものであればどうか。
「お菓子の甘い匂いっていいよねぇ……ちょっとお腹が空いてきちゃった。引率の文お兄ちゃん、摘み食いは何個まで許されますか!」
挙手するイートハーヴに、文はクスリと笑う。
「あぁ、そういえば空気に美味しそうな焼き菓子の匂いが漂っているね、ふふ……コホン。お腹がいっぱいになるとお夕飯が食べられませんからね。腹五分目までならいくつでも良いですよ? なんてね」
「やったぁ! ねえ、文も一緒に食べようよ。シャイネンナハトと初めてのお菓子の家の記念に! ね?」
それはきっと、素敵な記念になるだろう。
そして『ファイアフォックス』胡桃・ツァンフオ(p3p008299)は、此処に来ているというガストロリッターのアヴェルを見つけていた。
「騎士さんもハッピーシャイネンナハトなの」
「……そういうイベントだったか?」
首を傾げるアヴェルに構わず、胡桃はアヴェルに語り掛ける。
「今年は色々とお世話になりましたの」
「それはこちらの台詞だ。まあ、これからも世話になるだろう。よろしく頼む」
アヴェルにしては随分と気を使った台詞に頷き、胡桃は本題を切り出す事にした。
「チョコレートとか、甘いの、好き? そうね、わたしはやっぱり、そなたとは仲良くしたいの」
「仲良く、か」
「おかしいかしら? わたしがそんな事を言うなんて」
相変わらず表情の分からないアヴェルだが「ふむ」と呟く。
「おかしいと思うことこそ、おかしいのだろう。世界が予想できることだけで回るならば、それほど面白味のないものもあるまい」
それと甘いものは嫌いではない、と。そんな台詞も付け加えながら。
そう、此処には甘いお菓子がいっぱいで、それが好きな人たちが集まっている。
たとえば『リチェと一緒』キルシェ=キルシュ(p3p009805)もそうだ。
「わぁ……! 凄いわ! お菓子がいっぱい!!」
まずはぐるっと回って、気に入った所でゆっくりするわ!
そんなことを言っていたキルシェではあるのだが。
「……ぐるっと回って、ちょこちょこ味見していったらもうお腹いっぱいなのよ……! でもまだ食べてないのいっぱいあるし、もう一回食べたいのもいっぱいあるの……! 西にある焼き菓子の国はこれからだけど、お腹ごなしも兼ねてまずは見て回るわ!」
そうしてキルシェが辿り着いたのは焼き菓子の国。
「お菓子の家って本当にあるのね! あ、誰かが食べた跡があるわ! 本当に食べられるのね!」
完食されたお菓子の家がある辺り、美味しいのだろう事もよく分かる。
「マカロンもあるのね! マカロン可愛くて美味しくて、滅多に食べられなけどルシェも母さまも大好きよ!」
そう言ってから、キルシェは近くを通ったウェイターに問いかける。
「あのね、お菓子、少し貰って帰っても良いかしら……? すっごく美味しかったから、弟たちにも食べさせてあげたいの!」
この後、山のようなマカロン詰め合わせを貰ったのは、言うまでもない。
そんなキルシェの横を通るのは『優しき咆哮』シキ・ナイトアッシュ(p3p000229)と『竜首狩り』エルス・ティーネ(p3p007325)だ。
「エルス姉さん、お菓子食べに行こうよ。焼き菓子を食べにいきたいんだ。色々種類があって、お菓子の家もあるんだって!」
「焼き菓子……いいわねっ。私も紅茶のお供としても焼き菓子は好きよ。行ってみましょうか」
そんなシキの誘いでやってきたこの場所だが、シキは本当に楽しそうに、そして美味しそうに焼き菓子を頬張っている。
自他共に認める大食いのシキは、口いっぱいにお菓子を詰め込んでいる。
「相変わらずいい食べっぷり。見てるこっちがニコニコしちゃうわ。でもお菓子は逃げないからゆっくり食べましょ?」
言いながら、エルスはシキに紅茶を差し出す。焼き菓子にピッタリな葉を選んだ逸品だ。
「はい、紅茶でちょっと一息入れてね」
「ありがとう、ゆっくり食べるよぉ」
紅茶を飲むと、シキはふうと息を吐いて。
「エルス姉さんはどのお菓子が好き? 今度一緒にお茶するときに参考にしようかなと思ってさ!」
(君の好きなもの知って、一緒にお茶して、もっと仲良くなれたらな……なんてね? ふふ、わがままだけれど)
そんなシキの心境に気付いているのかいないのか。
会話は楽しく弾んでいく。
「……私の好みのお菓子? 私はお茶に合うお菓子ならいろいろ食べれるわよ。でもそうね……強いてあげるとすれば……んー」
少し考えるエルスの口からは、スラスラとお菓子の名前が出てくる。
「焼き菓子ならパウンドケーキ、マドレーヌ、フィナンシェ……ガレットオランジェもいいわね……うん、私好き嫌いは少ないのよ。何でも美味しく食べれるわ?」
「そうなんだね!私も何でも食べるし好きだよぉ。あ、でもあれ美味しいと思うな。なんだっけ、マカロン? って言うんだっけ? かわいくって美味しいってすごいよね!」
「シキはマカロン? ……私も好きよ、紅茶にも合うし可愛くて美味しいわよねぇ!」
ちょうど横にあるのはマカロン。色とりどりのそれらは、本当にかわいくて。
そんな空気を邪魔しないように、『青き鋼の音色』イズマ・トーティス(p3p009471)もケーキの国に辿り着いていた。
「す、凄いな、このパーティー……どこもかしこも美味しそうでキラキラだ。どれだけの手間をかけて作り上げたんだろう」
1年に1回の秘密のパーティー。その為に準備された鉄帝のパティシエたちの全力だ。凄くないはずがない。
「ショートケーキ、シフォンケーキ、フルーツタルト……うん、甘くて美味しい。紅茶を飲みながらスイーツを食べる、至福の時間だ!」
そうして楽しんでいたイズマは、1人の知り合いの姿を見つける。
「……ん? アヴェルさんがいる。来てたのか、全然気が付かなかった……ていうか食べてるか?」
「イズマか」
「……まさか、兜のままでは食べられないが外では兜が外せない、とか? それとも自分が食べることにはあまり興味がない? まぁ、何でもいいけどさ。食材絡みで人手が必要そうな何かがあったら、またよろしくな」
「一応答えておくと、食べるのに支障はない。そういう技術がある」
「そうなのか」
「ああ。それと言ったからには巻き込む。覚悟をしておけ」
そう言って去っていくアヴェルにイズマは苦笑するが……彼らしい、と呟いてケーキとの戦いに戻っていく。
そして2階のお酒の国では、『ミルキィマジック』ミルキィ・クレム・シフォン(p3p006098)と『呑まれない才能』ヘルミーネ・フォン・ニヴルヘイム(p3p010212)が仲良く楽しんでいた。
「うわーい♪ スイーツパーティー! テンション上がっちゃうね!チョコにケーキにアイスに焼き菓子……どこも楽しそう!」
「わっはっはっー!こんな素敵なスイーツパーティーがあるなんてヘルちゃん感激なのだ! 早速ご相伴にあずかるのだ!」
そう叫んでいた2人が自然と手を取り合ったのは、もう運命だろう。
「勿論行先は2階! 大人のみが許された禁断の酒の国なのだ! 古今東西、鉄帝から集めたお酒をひたすら飲み比べるのだ!」
「よし、ならボクも色々周りたい気持ちを抑えて……今回はお酒スイーツに挑戦だー♪」
そう言いながら肩を並べ……身長差で肩は並ばなかったが、仲良く2階へ。
「実はお酒飲むの初めてだから、お酒スイーツってのがどういうものかすっごく楽しみだね! 新しいスイーツレシピが増えるって思うと今からどきどきしちゃうよ☆」
「ならヘルちゃんが教えるのだ! なんと今回は自前でヴォードリエ・ワインも持参。これがあると更にお酒が美味しくなるのだ!」
「おおー、ならお酒スイーツをチョイスしてみるよ♪ わからないことは聞いて覚えろってね!」
まさにピッタリな2人は、。お酒とスイーツをチョイスして可愛らしくお皿に並べていく。
「輝かんばかりのこの夜に!今日というこの日の出会いに感謝なのだ! 乾杯なのだー!」
「初めてのお酒だからついつい飲みすぎて倒れないようにも気を付けて楽しんじゃうよー♪」
楽しむ呑む中で、ヘルミーネ自作のラムレーズンアイスも振舞われていく。
「ヘルちゃんの料理の腕も捨てたもんじゃないのだ! 食べて食べて―!」
チーサもフラリと現れて食べて行ったが……かなりの高評価であるようだった。
さて、そんな中で美少女と美少年の……ちょっと雰囲気が難しいコンビもいた。
『白百合清楚殺戮拳』咲花・百合子(p3p001385)と『性別:美少年』セレマ オード クロウリー(p3p007790)である。
ちなみにあらすじとしては一言で済む。
クソ映画鑑賞会の後なぜか機嫌が悪くなった美少年のご機嫌を取るためにお酒飲み放題の国に連れて来た吾なのであった!(美少女の述懐)。
ちなみにこれに対する美少年の反応はこうである。
椅子に縛り付けられて虚無を見せつけられたんだが、シャイネンナハトじゃなかったら手を出してたよな。口直ししたいからお前もう構ってくんなよ。
こうである。というか金属の枷で逃げられなかった辺り、殴らなかったセレマはマジ美少年であるだろう。
ともかく、仲直りしたい百合子は此処の話を聞きつけてセレマを連れてきたのだ。
まあ、ついてきた辺り仲直りの可能性はちゃんとある。
「ねぇねぇ、美少年、お酒注ぐ?」
「ああ」
「美少年、美少年、このブランデーケーキ美味しいと思う! ひたひた!」
「ふーん」
「ワインばっかりだけど他のお酒持ってこようか美少年!」
「んー」
「このボンボンウイスキーじゃなくてスパークリングワインだよ美少年!」
「それで?」
「ねぇねぇねぇねぇ美少年ー!」
イラついていること自体は隠さずに、美少年らしく瀟洒な恰好をして赤いワインを傾けるセレマを百合子が追いかけるという構図である。
(美少年(74)らしくってなんだ? よくわからないけど気分転換にはアルコールをいれるべきだよね)
セレマとて、本気で百合子を嫌いになったわけではない。
互いに気心が知れていて互いのことを把握できているからこその塩対応。
それを分かっていても機嫌をとりたい。
そんな構図なのだ。
しかし分かっていても百合子は困ってしまう。
なんとか仲直りしたいのだ。
「た、楽しいと思ったんだもんクソ映画鑑賞会! 楽しい時に逃げちゃヤだから脱出できないようにしただけだもん! ……悪かったとは、今思ってるもん」
「今かよ」
思わずツッコミを入れてしまったセレマも、ようやく会話のキャッチボールが出来た百合子が喜んだのも、無理はないだろう。
つまるところ、こんなものはスパーリングでしかないのである。
「全部!まわるわ!!! せっかくのスイーツパーティーなのに一部だけ楽しむなんて勿体無いじゃない☆ 味も香りも見た目もぜぇんぶ楽しむわよ♪」
「はあ、全制覇ですね」
(といってもまぁ、別に僕が全部食べるわけじゃありませんが……というかタルトもなぜあのサイズでそれだけ食べられるのかはわかりませんが)
『あま~いおもてなし』タルト・ティラミー(p3p002298)に引きずられながら会場を回るのは『よく炙られる』ベーク・シー・ドリーム(p3p000209)だ。
中々タルトの手綱取りに苦労しているようだが……ベークの目の前で、タルトが巨大プリンにダイブしていく。
「ああもう、プリンに飛び込んじゃダメ……って聞いてませんね」
それでも崩れないのは鉄帝パティシエの意地だろうか。
「甘いものは別腹って言葉を聞いたことないの? ま、せっかく2人で来てるんだからシェアしましょうよ♪」
「ええ、まあ一応僕も食べはしますがね」
「ここのスイーツもしっかり覚えて今後に活かさなくっちゃね☆ なによ? ボクもそりゃた〜だポンポンお菓子を出せるわけじゃないのよ。こういった下積みあってこそのお菓子の妖精ってわけ☆」
だ・か・ら、と、タルトはベークを可愛らしく指さす。
「今日はベーク!あんたにも手伝ってもらうわよ♪」
「はぁ……全く。年の終わりもこれですか……あぁもう、まだお菓子はいくらでもあるでしょう、僕をかじらないでください!」
なんだかんだと楽しげな2人だが……大人数で遊びに来ている者達もいる。
『断片の幻痛』ヨタカ・アストラルノヴァ(p3p000155)達である。
仲間や家族と共にやってきたヨタカたちだが……そんなヨタカは、『闇之雲』武器商人(p3p001107)と、息子のラスヴェート・アストラルノヴァと共にケーキの国に来ていた。
(よりどりみどりのケーキや甘いもの……わ、わ、どれも美味しそうでソワソワしてしまう……! けど、息子の前だし……みっともない所は見せられない……だって俺はパパさんだから……!!)
そんなパパさんの意地を見せるヨタカに武器商人は微笑んで。
ラスヴェートも「お父さん」と「パパさん」の後をついていく。
もちろん、こんなケーキの山なんて見たことがない。
だからこそ、あれもこれも食べていいと言われると逆に困惑してしまうのだ。
「……小鳥、アップルパイがあるよ。取ってこようか?」
そんなことを言う武器商人に、ヨタカは少し考えてしまう。
(……んんんん、1日くらいラスの前ではしゃいじゃってもいいかな……)
迷うヨタカに、ラスヴェートが首を傾げる気配が伝わってくる。
「あのケーキはなぁに?」
「あれはねぇタルトタタンだねぇ……バターや砂糖で炒めたリンゴをタルト生地に乗せて焼いたものだよぉ……」
そう答えて、ヨタカは軽くラスヴェートの手を握る。
食べたがっている。そう気づいたのだ。
「取りに行く……ラスもおいで……」
そんな2人と共に、武器商人も歩く。
(小鳥が隣にいてくれた方が美味しく感じるからね)
そんな事は、今更言うまでもない。
「ムスメはお気に入りの娘と一緒に楽しんでいる様だし、ラスヴェートは初めて見るケーキの山にびっくりしているし、我(アタシ)の子供達は可愛いねぇ」
その「ムスメ」とは『永遠の少女』ルミエール・ローズブレイド(p3p002902)のことだ。
ルミエールが一緒にいるのは『夢語る李花』フルール プリュニエ(p3p002501)。
お互いに仲良く、手を離さないようにして歩いていた。
「甘い甘いパーティー巡り。逸れないように手を繋いで行きましょうね、フルールちゃん。あらあら、あの人達ったら鬼気迫る勢いでケーキを頬張って。可哀想ね、フォルネウス。うふふ!」
「嗚呼、哀しい……ヤケクソでシャイネンナハトに糖分を詰め込む種族、所謂クリぼっちという生き物が散見されます。お嬢様、あちらを見てはいけません。あの者達は私達には救えぬ者です。ふふふ!」
近くにいた『バミ張りのプロ』クロサイト=F=キャラハン(p3p004306)がそんな事を言うが、まあそれもまたシャイネンナハトの楽しみ方だ。
「ルミエールおねーさんと一緒に。お手々繋いで離れぬように♪ 今宵は祭り、甘くて愛しい包蜜の饗宴。指を絡めてほどけぬように♪ さぁさぁ、どこに行きましょう?あちらのケーキ、それともそちらのマフィンやクッキー?」
詠うように今宵を謳歌し、上機嫌に揺蕩う李花。
まさにそんなイメージのフルールとルミエールは楽しそうに会場を回り、ルミエールはツヤツヤとした林檎のケーキを見つけてちょっとした悪戯を思いつく。
「ねぇ、知ってる? このケーキを食べると悪い子になってしまうのよ。貴女はどんな風になるのかしら」
「あらあら、悪い子になってしまうのね。おねーさんは悪い子になっても許してくれる? 私はね、おねーさんを拐ってみたいの。ケーキも目に入らないくらい、私を見てて欲しいの。美味しそうなものは私が見つけてあげる、食べたいものがあったら私が食べさせてあげる。そんな悪い子ではいけないかしら?」
そんな返しをしてくるフルールに、ルミエールは当然のように笑う。
「例えどんな悪い子になっても、ずーっと好きよ。フルールちゃん」
さあ、次は何処へ行きましょう? 私はお菓子のお家が気になるわ……と。楽しげに駆けていく2人を見送って。
クロサイトは、『雪花蝶』斉賀・京司(p3p004491)を見つけていた。
京司は、実に楽しそうだった。
「凄い……夢のようだ。迷うが此処はケーキから出発……むっ!」
一口食べてみれば、その素晴らしい味わいの秘密に京司は気付く。
「ベイクドチーズケーキの上にフレッシュチーズだと……なんて贅沢な。そして美味しい」
堪能して「はて」と首を傾げる。
「皆は何処から出発したんだろ……まあ色んな国を食べ歩けば会えるだろ。あ、クロサイトさん発見」
ヒラヒラと手を振るクロサイトに、京司は声をかける。
「クロサイトさん、良いの見つけた?僕はこのチーズケーキとプディングがケーキの国でオススメ」
「京司様にはブッシュドノエルをお勧めしましょう。異世界では祝儀として暖炉の火を絶やさぬ様、夜通し薪をくべさせられた者がいたとか。その儀式をネタに作られたケーキはきっと怨念に満ちているに違いありません」
目がキラキラしているクロサイトだが、京司にはなんか通用していなかった。なるほど、と頷いている。
「プリンも口の中で蕩ける儚さが良いですね。私も戴きましょうか」
そんなクロサイトに頷きながら、京司は知り合いを見つける。
「おや、チョコレートの国に居るのは辻岡さん? 隣は友達?」
そう、それは『旅慣れた』辻岡 真(p3p004665)とココロ=A(アルバニア)=ラビットランドだった。
「わぁ! すごいです! おとぎ話みたいです! ボクのウサちゃんセンサーもビンビンです! ウサギの形のお菓子もあるでしょうか?」
「かもしれないね。どこに行く?」
「えっと、ボクは……チョコレートで出来た国と、特大のケーキを!! その、一緒に食べてみたいです。だめ、でしょうか?」
「大丈夫。どっちも一緒に行こう。先ずはチョコレートの国でチョコ祭りと洒落込むよ!」
ダメなはずもない。そうして2人はチョコの国に向かったのだが……そこにあるのは、まさにチョコの楽園。
冷たいチョコレートドリンクをココロが手に取って飲めば、それは凄まじく濃厚かつ飲みやすい。
「ぷはあ、このチョコレートドリンク、おいしいです。真さんの分も貰って行きましょう。わわっ、待って下さい真さん!」
その声に真は振り向いて、ココロの顔についたチョコに気付く。
「ありゃ、鼻先と口元にチョコがついてるよ」
ハンカチで拭うと、ココロに手を差し伸べる。
「ほらおいで。肩車をしてあげよう。今日のこの景色をよく目に焼き付けておこうか」
そうして歩いて行けば、真も見知った面々に再会する。
「おや、お奇遇さん。サヨナキドリの面々様方。そっちはどうだった?何か印象に残る面白いものとか、見つけたかい?」
そこには、ヨタカや武器商人、そしてラスヴェートの姿もある。
「初めましてラスヴェートくん、俺は真、こっちは友兎のココロだよ。宜しくね」
そう言って、微笑んで。
そうして、楽しい時間は目まぐるしく過ぎていく。
シャイネンナハトの夜と、甘くて美味しいスイーツパーティー。
様々な人間模様も、楽しさも何もかも。
チョコでクルンとコーティングして、いつか蘇る甘い思い出になるだろう。
成否
成功
MVP
状態異常
なし
あとがき
コングラチュレーション!
楽しいスイーツパーティーを楽しみました!
GMコメント
シャイネンナハトこそスイーツを。天野です。
今回のスポット情報です。
・庭(雪、雪像、キラキラ紙のチョコや飴)
・中央(チョコの国)
・東(ケーキの国)
・西(焼き菓子の国)
・南(出入り口付近、アルコールを含まない飲み物)
・北(冷菓子の国)
・2階(お酒とお酒スイーツの国。大人のみ)
全てのスポットを巡るも、何処かのスポットに入り浸るも自由です。
恐らく何処かに限定した方が描写の濃さをお約束できます。
1人で楽しむも2人で楽しむもグループで楽しむも自由です。
チーサもその辺に居りますので、何かあればどうぞ。
こう見えて20歳以上なので2階にも行けます。
なお、ガストロリッターのアヴェルもひっそり混ざっているみたいです。
それでは皆様、シャイネンナハトを是非たっぷりのスイーツとお過ごしくださいませ。
Tweet