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シナリオ詳細

<ダブルフォルト・エンバーミング>ワールド・エンド・ゲーム

相談期間中

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オープニング

●正義国の決断
 決戦の時より、少しだけ時はさかのぼる――。
「『天の杖』の起動を視野に入れたい」
 教皇庁の教皇の間にて、アストリアはシェアキム・ロッド・フォン・フェネスト六世へと告げた。
「首都防衛に備えてか」
 シェアキムが厳かに頷く。天の杖とは、正義国に伝わる10の聖遺物の一つである。フォン・ルーベルグを守るための紋章砲台、非常に強力な防衛兵器だ。だが、アストリアは頭を振った。
「否……妾たちは、もっと攻勢に出ねばならん」
 アストリアは、真剣な眼で、シェアキムを見つめた。
「先ごろ帰還した特異運命座標たちにより、スターイーターの情報はもたらされた。特異運命座標たちの協力者によるバックアップと、そのデータを組み込んで読み上げた予知によれば、スターイーターは『伝承国に姿を現す』と出ている」
「なんだと?」
 シェアキムは意外な顔をした。
「何故だ……否、そうか。近頃報告のあった、砂嵐国の異変……禁断の地よりいでし件の怪物の行く先が、『伝承国』であるならば……」
「そうじゃ、シェアキム。これはおそらく、敵から仕掛けてきた最終決戦じゃと思う。ワールドイーターたちも、多くが伝承国に姿を現すじゃろう。ま、それで正義国をほうっておいてくれるか、と言えば答えはNOじゃ。首都に向けての攻撃も予知されておる」
 なるほど、とシェアキムは嘆息した。
「奴らは全勢力を結集して、世界を壊すつもりじゃ。ならば妾たちも、正義国に閉じこもっているわけにはいかん」
「同意見だ。これはもはや、我が国を守るだけの戦いではない。世界を守る戦いであるというのだな?」
 シェアキムは厳かに頷いた。
「だが……天の杖の起動範囲は、あくまでもここ、フォン・ルーベルグに留まる。伝承国にまで影響を及ぼすことは」
「可能のはずじゃ。すべての聖遺物を結集すれば」
 その言葉に、指物シェアキムも瞠目した。
「……有史以来、10の聖遺物が一堂に会し、その真威を発揮したことはない。単体でも戦局を覆せるほどの力を持っているからだ。
 故に、すべての聖遺物は、正義国の各家に分散・管理封印されている。
 だが、10の聖遺物の本来の役割は、兵器などではない。すべては、真なる0番目の聖遺物を起動するための鍵にすぎぬ。
 その鍵を開けると、言うのだな?」
「もとより、世界の危機じゃ。今使わずに何を使う」
 アストリアは笑った。
「命が惜しいか、シェアキム? 確かにそうじゃ。天の杖単体の起動ですら、多くの聖職者の生命力を吸う。
 真なる0番目の聖遺物を起動したら、そうじゃなぁ、きっと死ぬじゃろうなぁ、妾たち」
「ふ、そうだな……」
 シェアキムは笑った。
「だが、命を惜しんで何が我らが矜持か。
 よかろう、アストリア。これより我が国は非常態勢にはいる。
 正義聖騎士団は必要最低限のみを残し、全軍を伝承国へ派遣。
 同時に、すべての聖遺物を運用する。現在所在が分かっているのは……」
「『エンピレオの薔薇』は妾の星見に組み込んで居る。後は、『天の杖』『コンフィズリーの聖剣』『ミルフィールの神槌』『ロウライトの神旗』『アークライトの地槍』辺りは管理されておるはずじゃ。
 ……『ヴァークライトの聖骸布』は現状行方不明じゃったな。ワールドイーターに食われたやもしれん」
「ギリギリまで確認と捜索を続けよう。とにかく、可能な限り聖遺物を結集し、星見に組み込む。
 すべての聖遺物が集まらねば、おそらく十全の力は発揮できんが……何もしないよりはいいだろう。
 ふっ……忙しくなるな、アストリア。こんな気持ちは、お前と共に正義国の改革にいそしんだ時以来だ」
「そりゃテンションも上がるじゃろ! 世界を救う戦いじゃぞ!」
 アストリアはにぃ、と笑った。シェアキムもまた、静かに笑ってみせた。

●世界の終わりの遊戯
 時は巡る。決戦の時は来る。
 R.O.OVer4.0、<ダブルフォルト・エンバーミング>。世界がアップデートされたとき、訪れたのは破滅であった。
 世界の各地が、大規模な異変に襲われ、終焉の獣が、或いはこれまで世界を襲ってきた異変が結集し、世界を滅ぼすべく行軍を開始する。
 その戦列が一つ。先頭に、それはいた。
 一言で言うならば、巨獣である。
 終焉の獣もかくやたる巨大なる体躯。眼は炎のように赤く輝き、映る餓えの感情が、世界を喰らいつくさんと睥睨する。
 それは、星喰い。元来は、餓えだけを持った小さなバグ。
 それは特異運命座標たちのデータから形を得、目についたあらゆるデータを喰らい続けた。
 喰らって、食らって、喰らって。
 それでもまだ足りなく。
 ああ、まだ食いたい。食い足りない。
 全てを喰らいたい。
「うーん、相変わらずだね」
 その足元に、少女がいる。
 元々は、無垢なデータだった少女は、許容できぬ記憶を喰らい、心の器にひびを入れた。
 天国篇第九天 原動天の徒。その外見はスティアによく似た、スティアではない存在。
「食べる事しか考えてないや。ま、その分、私の言うことも聞いてくれやすいんだけど」
 原動天が笑う。己の特殊能力により、原動天は『獣』を操ることが可能だ。それは、オリジナルであればサメを操る様なものだったが、しかし原動天が操るのは、世界を喰らう怪物たち。
「食べたいんでしょ。いっぱい食べさせてあげる。
 正義国を狙えないのはちょっと嫌だけど、伝承国を食べちゃえば、まぁ最終的には終わりだから! この際どっちでもいいよね!」
 原動天が無邪気に笑った。
 もう終わらせたかった。
 こんなくだらない世界(ゲーム)を。
 考えれば考えるほど、辛くて苦しくなる。
 壊れてしまいそうになる。
 どうして、私の家族(ああ、そんなものはいない。これは他人の記憶だ)はひどい目に遭ったのに。
 この世界は、それを覆い隠して、嘘だったみたいにみせているのだろう。
 どうしてみんな、いい人だったみたいな顔をしているのだろう。
 あなた達は醜くて、
 悍ましくて、
 汚くて、
 クズで、
 生きていてもしょうがないような奴らだったでしょう?
 そんなあなた達が、善人ヅラして幸せに生きているのが。
 たまらなく辛いの。
 たまらなく苦しいの。
「だから、壊しちゃおうね、みんな」
 原動天が笑った。
 スターイーターが吠える。
 週末の獣たちが吠える。
 ビーストマスターによる、終焉の行進が。
 今、あなた達の前に立ちはだかっている――。

GMコメント

 お世話になっております。洗井落雲です。
 終末の獣は放たれ、星喰いの怪物は目覚めました。
 彼らは原動天の指揮の下、伝承国へと向かっています。
 今こそ決戦の時です。
 世界を救うゲームを始めましょう。

●成功条件
 すべての敵の撃破

●状況
 決戦の時です。皆さんの前には、伝承国へと攻め込もうとしている終焉の獣たちとパラディーゾ、そしてスターイーターがいます。
 このすべてを撃破しなければ、このクエストは完了できません。
 総力戦です。やることはシンプルです。全滅させてください。
 フィールドは、スターイーターによって食われ、荒廃した大地と化した伝承国の大地です。
 あたりには何もありません。ただ大地だけがあります。

●第一節について
 皆さんは、今まさに敵の軍勢の正面に立っています。
 立ち向かうべき敵は、小型の終焉獣たち。そして、パラディーゾ・天国篇第九天 原動天の徒です。スターイーターには、まだ手を出さない方がいいでしょう。
 小型の終焉獣を撃破しつつ、原動天の少女を撃破してください。
 皆さんの行動により状況が進めば、節が進行するはずです。

●正義国の10の聖遺物について
 現在、正義国にて、10の聖遺物を使用した援護攻撃の準備が進んでいます。
 ラリーシナリオの節が進む際に、この援護攻撃が行われる可能性は充分にあります。

●重要な備考
 皆さんは<ダブルフォルト・エンバーミング>系ラリーのどのシナリオにも、同時に何度でも挑戦することが出来ます。

●重要な備考『デスカウント』
 R.O.Oシナリオにおいては『死亡』判定が容易に行われます。
『死亡』した場合もキャラクターはロストせず、アバターのステータスシートに『デスカウント』が追加される形となります。
 R.O.O_4.0においてデスカウントの数は、なんらかの影響の対象になる可能性があります。

●重要な備考『ログアウト不能』
 <ダブルフォルト・エンバーミング>ではログアウト不可能なPCは『デスカウント数』に応じて戦闘力の強化補正を受けます。
 但し『ログアウト不能』なPCは、R.O.O4.0『ダブルフォルト・エンバーミング』が敗北に終わった場合、重篤な結果を受ける可能性があります。
 又、シナリオの結果、或いは中途においてもデスカウントの急激な上昇等何らかの理由により『ログアウト不能』に陥る場合がございます。
 又、<ダブルフォルト・エンバーミング>でMVPを獲得したキャラクターに特殊な判定が生じます。
 MVPを獲得したキャラクターはR.O.O3.0においてログアウト不可能になったキャラクター一名を指定して開放する事が可能です。
 指定は個別にメールを送付しますが、決定は相談の上でも独断でも構いません。(尚、自分でも構いません)
 予めご理解の上、ご参加下さいますようお願いいたします。

●敵NPC
 スターイーター
  今回の大ボスです。バグによって生まれた巨大な怪物。
  特異運命座標たちが一度遭遇したため、ある程度のデータは入手されています。
  なお、超巨大な怪物ですが、あくまで通常の1ユニットとして計算されるため、敵の全長の概念などを考慮する必要はありません。(例えば、近接攻撃でも凄いジャンプして顔面を斬りつけることができますし、足元から顔面を狙うには長距離レンジになる! と言うようなこともありません。もちろん、飛行すれば敵を攻撃しやすくなりますが、落下のペナルティも存在します)
  以下のようなスキルを使用してくるでしょう。

  クラッククロー
   前方を強く薙ぎ払う巨大な爪。出血系列・ブレイク・飛

  バーストブレス
   長距離を貫通する一陣の火炎。火炎系列・乱れ系列

  データクラッキング(獣)
   データを喰らう餓獣の牙。高威力・ログアウト不能状態を付与する可能性あり。


 パラディーゾ・天国篇第九天 原動天の徒
  パラディーゾの少女。その外見や戦闘スタイルは、スティア(p3x001034)さんに酷似しています。
  パラメータ傾向、スキル傾向などは、スティアさんのそれに非常によく似ています。
  ただし、相手はシステム上大幅に強化されています。現実の七罪ほどとは言いませんが、相応の強敵であることは覚悟してください。
  なお、原動天として、以下の特殊スキルを持ちます

  データクラッキング(刃)
   データを喰らう剣閃の冴え。高威力・ログアウト不能状態を付与する可能性あり。

  精霊従属(獣)
   ワールドイーター・スターイーター・終焉獣は、原動天の意向を順守する。


 終焉獣
  敵側の兵隊です。2mほどの、奇妙な外見をした二足歩行の怪物です。
  大量にいる分、大ボス級の二人よりは御しやすくなっています。
  蹴散らしつつ進んでください。

●味方NPC
 当シナリオでは『各国のNPC』が援軍に訪れる可能性が大いに存在しています。
 具体的には『正義』のNPCは皆さんと共に戦うためにこの戦場へと向かっています

 以上となります。
 それでは、皆様の活躍を、お待ちしております。

  • <ダブルフォルト・エンバーミング>ワールド・エンド・ゲーム相談期間中
  • GM名洗井落雲
  • 種別ラリー
  • 難易度HARD
  • 依頼公開日時2021年11月18日 21時05分
  • 第2章募集中17人
  • 総採用数45人
  • 参加費50RC

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第2章

第2章 第1節

「ここまで近づいてきた……正義騎士たちの援軍も、中々使えるみたいだね」
 原動天が舌を巻く。すでに数名の特異運命座標たちと交戦した原動天。ダメージと言う点では消滅には至らないが、しかし、このペースで自陣迄攻め込まれたのは想定外と言えた。
「……ちょうど、スターイーターも目覚めたみたいだね。なら、ちょうどいいかな」
 原動天がくすりと笑った。
「スターイーター。砲撃を開始。目標、南東の正義騎士部隊」
 特異運命座標たちは、倒しても倒しても復活して戻ってくる。
 だが、この世界の人間はどうだ?
 一度死ねば蘇れまい。
「まずは、突き崩しやすい所から崩していこうか」
 原動天の微笑に、スターイーターは咆哮をあげた――。

――システムメッセージ――
 クエストが第二章へと突入しました。現状を簡単におさらいします。
 皆様特異運命座標たちの活躍により、終焉の獣たちは押しのけられつつありました。同時に、正義騎士団第一部隊が到着。聖遺物を持った指揮官、NPCのサクラの下、終焉の獣の掃討に動き出しています。
 これにより、第二章では、皆さんはより原動天・スターイーターへの攻撃に注力できるようになりました。
 しかし、目覚めたスターイーターは、強烈なブレス攻撃を、正義騎士団へ向けて準備中です! これを放っておけば、正義騎士団に甚大な被害が発生することは避けられません。また、NPCのアンナ、サクラが死亡した場合、聖遺物は力を失い、今後の展開に甚大な影響を与える可能性があります。
 これを防ぐためには、一定量のダメージをスターイーターに与え、ブレス攻撃を停止させるしかありません。
 しかし、原動天もそれを黙って観てはいないでしょう。
 原動天を制止し、同時にスターイーターへ攻撃を行ってください。
 現時点で、スターイーターの弱点などは分かっていません。また、強烈な反撃が、皆さんに甚大な損害を与える可能性があります。ですが、やるしかありません。
 全戦力を結集し、ブレス攻撃を停止させてください。
 以上、健闘を祈ります。

相談掲示板

[2021-11-19 21:46:22]
俺は小型の終焉獣を蹴散らして活路切り開く予定でいる。終焉獣、星喰い、パラディーゾの対応で三つに分かれて組んでみるのも良いかも…?
[2021-11-19 12:33:09]
此処はやることは単純、かな。周りに障害物はなにもなし、敵をひたすら倒して巨獣に向かおう。
運営
[2021-11-18 21:05:03]
シナリオ[<ダブルフォルト・エンバーミング>ワールド・エンド・ゲーム]の相談掲示板です。参加者はこちらに書き込んで打ち合わせをしてください。

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