シナリオ詳細
<Phantom Night2021>オアシスの星々
オープニング
●
月が頂点に登る。日付が変わる。
星々は輝き、今この瞬間より、世界は魔法に包まれる。
それは魔法の夜、Phantom Nightの始まりだ!
混沌世界では、10月31日から、11月3日の夜までPhantom Nightと言うお祭りがおこなわれる。いわゆる混沌での収穫祭であり、再現性東京風に言えば『ハロウィンのお祭り』と言った所だろう。
実際、街は仮装した人であふれ、三日間をあげてのお祭り騒ぎがあちこちで行われる。
が、そこは混沌であり、魔法の夜、と前述した理由がある。
この期間、混沌の住民は『なりたい姿』へと変わることができるのだ。
それこそが、この三日間が魔法の夜と呼ばれる理由。皆思い思いの姿に『仮装』し、ひと時の愉快なお祭りを堪能する。
合言葉はもちろん、あなたにもきっと馴染みの言葉のはずだ。
すなわち――『トリック・オア・トリート!』だ。
さて、そんなPhantom Nightのお祭りは、『傭兵』こと『ラサ傭兵商会連合』でも行われている。商売っ気の強いラサの商人たちが、この日のためのとっておきの品物を放出して、お客に夢と喜びを――自分たちは少々の対価を――得ようというわけだ。
「今年のラサは特ににぎやかですねぇ」
『星翡翠』ラーシア・フェリル(p3n000012)は、ラサのオアシス都市、ラバルに足を運ぶ。気ままな旅人である彼女にとって、この時期の各国は、恰好の観光対象であった。
さて、この都市では、とりわけ宝石の類を多く放出する店が多い。宝石と言っても、店に並ぶ石の値段はピンキリであって、子供が手に取れるようなものから、大人のための高級品、魔術の触媒になる様な宝石など、宝石の類なら様々な種類のものが、あちこちの店に並んでいる。
その宝石の多さと美しさから、この街は『Phantom Nightの夜空の星がおりてきたようだ』と形容されており、誰が呼んだか、スター・フェスティバルという通称で呼ばれているのだ。
「うん、スター・フェスティバルの噂は聞いていましたけれど、こうしてみると本当に、色々な石が輝いていて……綺麗ですね」
「おう、お嬢ちゃん、この時期の街は初めてかい?」
友人たちと、出店で食事をしていた陽気な男が声をかける。
「ええ、実はそうなんです」
はにかむラーシアに、男は笑って言った。
「なら、オアシスの方にも顔を出しなよ! この時期は、水質浄化の魔力を持つ宝石を投下するんだ。
オアシスの底に光る宝石がきらきら光ってな! お嬢ちゃんみたいな女の子は、綺麗だってよく見に行くんだぜ?」
「あら、そうなんですね? それは気になります……けど、お兄さんが食べているその御飯も気になりますね」
「おう、お目が高いな! これはPhantom Nightの時期だけ、この店で食える料理でな!
かぼちゃのプリンとか、かぼちゃとチーズと羊肉のグラタンとかな! まぁ絶品だぜ?」
「う、そう言われるととても良い匂いです……お腹がすいてきました」
えへへ、と笑うラーシアに、男は笑った。
「ま、祭の時期は長い。思うままに見て回りなよ!」
そう言うと、友人たちとの談笑に戻る。こうした気安さも、祭の時期ならではだろう。
「……あら? たしか、ローレットのイレギュラーズの方ですよね?」
と、ラーシアはあなたに気づいた様子だった。あなたもまた、友人や大切な人と、或いは一人で、この街に観光にやってきた者の一人だ。
「皆さんも、普段はお忙しいですからね。こういった時期に、ゆっくり息抜きしていってくださいね」
ラーシアはそう言うと、あなたに優雅に一礼。
「では、私も色々見まわってみます。また会えたら、その時はどうぞよろしくお願いします。それでは」
にっこりと微笑んで街へと消えていくラーシアを見送りながら、あなたもラバルの街のスター・フェスティバルを堪能すべく、一歩を踏み出すのであった。
- <Phantom Night2021>オアシスの星々完了
- GM名洗井落雲
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2021年11月18日 22時35分
- 参加人数38/∞人
- 相談7日
- 参加費50RC
参加者 : 38 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(38人)
サポートNPC一覧(2人)
リプレイ
●宝石の星
ラサ、オアシス都市『ラバル』。Phantom Nightのこの時期に、世界中の宝石を集めて展示や販売を行う『スター・フェスティバル』を行うこの都市。
今宵も多くの宝石と共に、多くの人々でにぎわっている。
「そこのパンケーキのお嬢さん、あなたにぴったりの宝石は如何?」
女性店主に呼び止められたメイメイが、わたた、と足止めて店先を覗く。
「お嬢さん、なんだかふわふわしてて危なっかしそうから、この白い宝石なんてどうかしら?
昔から、旅するものがお守りに持っていた宝石よ。悪いものから身を遠ざけてくれるって言うわ」
「む、む……わ、わたし、そんなに、危なっかしそう、ですか……?」
一生懸命にそう伝えるも、しかし、差し出された宝石は、なんだかメイメイも興味を惹かれてしまう。
「え、えと、では、これ……お願い、します……!」
値段も高いものではないから、記念品に買ってもいいだろう。確かに不思議な魅力を持つ宝石を手に取って、メイメイは微笑んだ。
ヨゾラもまた、宝石の街を行く。まさに、夜空の星々が地上に降りてきて輝いているかのように、様々な宝石が露天や商店に並んでいる。
「凄いなぁ、並べてあるだけでも綺麗だけど、皆がそれを手に取って、身につけて歩くと、まるで星が跳びまわってるみたいだ」
微笑みつつそう呟く。宝石と言えば高価なイメージがあるが、ここに集まったものは様々な値段のものがある。そう言った手ごろなものを探しながら、ヨゾラはふと、店先のブラウン色の宝石に目を奪われた。まるで、ギフトに導かれたかのような感覚。
「なんだろう、変わった石だな。なんだか、猫の目、みたいな」
ブラウンの中心に、一筋の光が線のように見えるのは、まるで暗闇で輝く猫の目のようだった。名前を見てみれば、確かに猫目石、とされていて、猫好きのヨゾラの興味を引く。
「うん、これは良いな……ちょっと詳しく見てみよう」
こういった出会いは、まさに一期一会だろう。これがある意味、縁の導きである様に思いつつ、ヨゾラは店を訪ねた。
髪長姫の姿をした星穹が、些か気恥ずかし気にヴェルグリーズの隣で歩いている。
「……これは、その。友人に勧められたもので。姫なんて、柄でもない事なのですが」
と、何となく言い訳を述べてしまう。星穹の言葉に、ヴェルグリーズは微笑んだ。
「なるほど、ハロウィンだからね。柄にもないなんてそんなことないよ。
星穹殿の髪はいつも美しいなと思っていたから、とても似合っていると思う」
当然のようにそう言うヴェルグリーズに、星穹は仄かに顔を赤らめた。それを隠すみたいに、話題を変える。
「この石……ヴェルグリーズ様の瞳の色にそっくりじゃありませんか?」
「そうなのかな? 自分ではよくわからないけれど……。
……俺の瞳は母譲りなんだ。本当に、古い記憶でしか覚えていない人だけど美しい人だった。
そう言われてみれば、この宝石は、なんだか母の瞳を思い出すような気もする」
微笑するヴェルグリーズに、星穹はなんだか、心が穏やかになるような思いを抱いた。
「……瞳と言えば、以前貰った鞘。これにも、青い宝石がついていたね。星穹殿の瞳と同じ色だ」
「はい、サファイア、と言います」
どぎまぎしていう星穹に、ヴェルグリーズは頷いた。
「そう、サファイア、と言うんだね。まるで、星穹殿に見守ってもらっているみたいだ。
……改めて、有難う。大切にするよ」
そう言って、ヴェルグリーズは優しく微笑んだ。
レジーナとミニュイもまた、宝石の商店街を行く。宝石などは見慣れているかもしれないが、それでもどこかワクワクとしているレジーナに対して、ミニュイはどこか、不思議そうな眼で宝石を観ている。
「みにゅはどう? 気になったものは見つかった?」
「んん……よくわからない。気にしたことなかったから。でも、確かに、見てると綺麗だね」
「ええ、そうでしょう? ほら、この石はトパーズというの。貴女の瞳の色と一緒よ?」
「ほんとうだ」
しげしげと見つめるミニュイ。
「他には……みにゅには、琥珀とか似合うかもしれないわね。羽の飾りが入っていたりすると素敵ね!
髪飾りにして、プレゼントしたいわ! ふふふ。我(わたし)が送ったものが直ぐに目につくようにね? どうかしら?」
「んん……にあう、のかな?」
頭に手をやってみて、小首をかしげるミニュイ。
「あら、ダメかしら?」
くすくすと笑うレジーナは、それじゃあ、と両手を広げた。
「このお店にある石の中から、我(わたし)に似合うもの、みにゅが選んで頂戴?」
「私が?」
「そう! みにゅが選んでくれたものなら、きっと素敵なものに違いないわ!」
微笑むレジーナに、ミニュイは頷いた。んん、と唸ってから、
「この、ガーネットって言う赤いのが似合うと思う」
そう言って、レジーナの瞳を覗き込んだ。
「赤い色が、レナの瞳によく似てる」
そういうのへ、レジーナは笑った。
「あら……素敵ね? それじゃあ、同じ瞳の色と言う事で、我(わたし)はトパーズを、みにゅにプレゼントとしようかしら」
楽しげに笑うレジーナ。宝石の価値はまだよくわからなかったけれど、友達が楽しんでいるなら、きっといい事なのだろう、とミニュイは思う。
ファントムナイトの仮装をして、縁と蜻蛉はラサの街を歩く。何年ぶりくらいだろうか、と縁は思う。ラサに遠出するのは、3年くらいになるかもしれない。
蜻蛉は、縁に触れようと指を差し出して、触れる前に握り込んでしまった。触れ合わない手。迷う自分に、苦笑いなどをしながら、
「何か買うてくれはるん? 宝石って高いんでしょ? あんまり、無理せんと。でも、せっかくやし……甘えてしまおかしら」
と、それを隠すように柔らかに笑ってみせた。
「気になるモンがあったら言ってくれや、嬢ちゃん。せっかくこんな格好してるんだ、給料三か月分……とまでは言えねぇが、ちっとくらい見栄はったってバチは当たらねぇだろ」
そう言ってにやりと笑う縁に、蜻蛉は頷く。もしここで素直に甘えられたなら、等と考えてしまったが、今は頭の外に放り出した。思考を切り替えるように店を眺めてみると、緑色の宝石が目に付く。
「あれ、うち……あれがいいわ」
ととと、と店の前に立つ。丸い、エメラルドの石。
「旦那の瞳と同じ色」
縁は頭に手をやりつつ、
「俺の目と同じ、って言ったってなぁ……自分の目の色なんて、自分じゃ見えねぇからよくわからん」
自分を覗き込む、蜻蛉の瞳。なんだか気恥ずかしくて、縁は目をそらした。
「“フランケンシュタインの花嫁”にはちっと地味すぎやしねぇかい」
跳ねあがる心臓の音をごまかすみたいに、そういう。蜻蛉は、それでも真っすぐ縁の顔を見て、
「……この色がええの」
「……そうかい」
縁はさっと会計を済ませると、宝石をそのまま、蜻蛉の手の平へと乗せてやった。
「……ありがと。深い海の色。翠玉(エメラルド)」
柔らかにそう言う蜻蛉に、縁はどこか気恥ずかしそうに頭をかいた。
ファントムナイトの魔法は解けても、この魔法は解けそうにない。
怪盗の衣装に身を包んで、薔薇と青薔薇の飴細工をあしらい。ブラッドとサンティールは、宝石の海の中を行く。
「見て、星の海が広がっているみたいだ。
いいなあ。僕ももうすこしおとなになったら、
『わたしはあなたにこそ相応しい』って宝石たちに言ってもらえるかな」
「あまり装飾をつけないため、宝石に相応しい、相応しくないは俺には分かりかねます。
お店の人によると装飾として以外に記念やお礼としても選ばれるのだとか……」
そう答えるブラッドに、サンティールは、むぅ、と口を尖らせた。
「ブラッド、ちょっと!
僕のはなしきいて……ないの!? ちゃんときいて!
ちょっとまだ背伸びかなあって! ……む、むむ、」
そう言って頬をほくらませるサンティールに、少し慌てた様子でブラッドが答える。
「え、あぁ……失礼しました。
正直に言うなら話を聞いていませんでした。
ですが、最近君に世話になりっぱなしの事を考えており……」
と、懐から一つの小さな箱を取り出す。それは、あらかじめ購入しておいた、一つの宝石の入った箱だ。
「俺は気持ちを伝えるのが下手です。
よろしければ日頃の感謝の印として、君に相応しいであろう宝石を贈らせていただければと思います」
箱の中から取り出した、緑色の宝石をあしらったブローチ。
サンティールの髪と同じ色をした、可愛らしい宝石。ブラッドが、それをサンティールの左胸に、優しく取り付ける。
なんだか嬉しくて、誇らしくて……ブローチをつけた辺りがあったかくなる。
「相応しい、相応しくないは俺には分かりかねます。
ですが、似合っていると思いますよ」
「その、……ありがと!
ちゃんと。いつも、きみのきもちはつたわってるよ」
サンティールは、そう言って笑った。
誠吾とソフィリアが、並んで商店街を見て回る。とはいえ、誠吾には、宝石の機微の様なものには疎いらしい。
「ぶっちゃけ全部同じに見えるんだが、気に入ったのはあるか?」
そう言ってしまう誠吾に、ソフィリアは楽しげに笑って返した。
「青くてキラキラしてるのとか良いと思うのです!
青くてキラキラしてると、何処に居ても空を見てる気になるのですよ!」
「なるほどね。じゃ、その辺のブローチとか?」
と、指さしてみる。「わ、本当ですね!」と声をあげて、ソフィリアがブローチを手にとった。
そのまま値札を覗き見る。うむ、お手頃。ついでに、ソフィリアの指のサイズも解れば指輪も遅れるのか、なんて思いながら、その手を見つめてみた。
「今着てる服にも似合いそうだしいいんじゃね?」
「うん、可愛くて綺麗だし、指輪とかと違って目立つのも良いのです!
指輪は小さいから、ブローチの方が綺麗に青空に見えるのです!」
無邪気な指輪はいらない発言に若干挫けつつ、誠吾は頷いた。
「じゃ、プレゼントするよ、それ」
「んー……嬉しいけど、買ってもらうのは申し訳ないのですよ」
「そ、そうか? ……じゃあ、こっち交換で1つずつ選んでみるか?」
「なるほど、お互いに……うん、うちも選んで誠吾さんにプレゼントするですよ!」
そう言って、ソフィリアは満面の笑みを浮かべて頷いた。
ソフィリアが選んだ、ところどころ星のように金が見える、エメラルド。
誠吾が選んだのは、『小鳥』の目と同じ色をした、ルビー。
お互いに渡されたそれを、きっと二人は大切にするのだろう。
さて、宝石を得るものもいれば、売るものもいる……。
たとえば、フラーゴラなどは自身の商人ギルドと共に、『砂漠の薔薇』を名として商店を開いている。
「ワタシは、アナタの瞳の色と、同じ色の宝石を売るの」
と、微笑む。
「……どうかな? お守りに、贈り物に。アナタの素敵な瞳の宝石を」
「なるほど。興味深い」
そんな店に現れたのは、オラボナである。
「オラボナさん。宝石がご入用?」
尋ねるフラーゴラに、オラボナはにぃ、と笑った。
「嗚呼――瞳の色だと?
私には目玉が存在しないのだが、問題はない。
緑だ。緑色の宝石が望ましい」
「緑か、なるほど」
「素敵な装飾を願うぞ――悉くは贈り物なのだ」
「うん、わかってるよ。だったら、やっぱり、エメラルド……どうかな?」
尋ねるフラーゴラへ、オラボナは満足げに、Nyahaha――と笑う。
「あ、えーと。お守りにちょうどいい感じの奴はないかな?」
次なる客は、飛呂だ。
「えーと、宝石詳しくねーんだけど、緑の、オリーブ色に近いやつってあるか?」
「うん、大丈夫……贈り物?」
そう聞かれて、飛呂はうっ、と唸った。
(恋愛のお守り……って言うと、あの人の目と同じ色のでって、直球過ぎて恥ずかしいな)
胸中でそうぼやきつつ、
「いや、勉学のお守りにさ。
勉強頑張らないと、イレギュラーズとしても頑張れなくなっちまうからさ」
「そっか……じゃあ、ペリドットなんかが手軽だよ。お守り袋に入れて持ち歩けるように、小さめの奴を選んであげるね……!」
フラーゴラから手渡されたペリドットを、きゅ、と握りながら、
「ありがとな、勉学、頑張るよ」
飛呂は笑った。
「おおっと、フラーゴラも頑張っとるな! わしもまえてられんぞ!」
と、チヨばあさんも店先で声を張り上げる。チヨの開いている店は、複数の宝石や護符などを組み合わせた『チャーム』を作れる店だ。
お守りを求めて、多くの人がにぎわっている。やはりこういった小物は、女子に人気が高いようで、女性客が多い。
「おお、ハビーブ坊! なんじゃ、遠慮しとらんでこっちにこい!」
と、チヨが手でハビーブを招く。見つかってしまったか、と顔をしかめ、ハビーブはこちらにやってきた。
「嫁さんへの土産か、ええ?」
椅子に腰かけながら、ハビーブが頷く。
「ああ。2番目の妻は何を今更と可笑しがるだろうし、3番目のに至っては生前分与にしか思わんだろうが。
1番目のは欲しくとも自分からは言い出さんだろう……」
「ええい、なにを照れとるんじゃ! もっとアグレッシブに愛を伝えよ! 女っちゅうのはな、いくつになっても愛の言葉にメロメロじゃぞ!?」
「ばあさん、客が驚いとるだろうが……」
ハビーブは苦笑いしつつ、
「だが……そうだな。愛の言葉を添えるのもいいかもしれん。ばあさん、星、蠍、目の護符をくれ。チャームくらいは自分で作ろう」
「おう、メッセェジカァドも添えておけ! 無料じゃぞ!」
ケタケタと笑うチヨに、ハビーブは苦笑いを崩せなかった。
サンディとシキが、商店街に顔を出す。偽装されたガラス玉と宝石の見分けくらいはつくし、光物は嫌いではないサンディだったが、宝石の名前や州類、そこに込められた意味までは流石に分からない。
じーっと赤い色の宝石を見つめるシキに、サンディはこほん、と咳払い一つ。
「気に入ったの見つけたら言ってくれてもいいんだぜ、シキちゃん!
……買える、かは、ちょっと、分かんねぇけど……」
若干自信なさげに。シキは慌てたように手をふると、
「あ、えっと、別に全然欲しいとかじゃない! そもそも欲しかったら自分で買うしねぇ。
弟の瞳はガーネット色だったからね、気になってしまったのさ」
「ガーネット、って名前なのか? それ」
「そうだよ、サンディくん。こっちはルビー。赤いけど、ガーネットとはまた違う石。こっちはオパール」
「へえ、色々違うんだな……ああ、さっきの踊り子の人もつけてたな、赤い石」
「おや、君は人を良く見ているのだね? 君はああいう赤い石が好きなのかな? それとも、衣装に目をひかれたかい?」
にやにやと笑うシキに、サンディは苦笑した。
「そうじゃねーって……こっちの青いのは?」
「それはラピスラズリだよ。ウルトラマリンと言う絵具にもなる」
「へぇ。シキちゃんはさ、そういう色が好きなわけ? それとも赤?」
「そうだねぇ……私が気に入ったものは、そうだなぁ……」
そう言って、スカイブルーのターコイズを指さしてみた。
「みてごらん、まるで晴れ空にも似た青だ。ふふ、これ君の瞳に似ていない?
君の瞳みたいに綺麗な空の色だよ」
そう言って、瞳を覗き込むシキに、サンディは少しだけ顔を赤らめて、目をそらした。
「そ、そうか? そんな綺麗なんじゃねーよ」
そう思いつつ、でも、もしその色を気に入っていたのだとしたら。
あとでこっそり買って、何かのタイミングでプレゼントしようと思う、サンディだった。
あのお祭りは綺麗だから、一度見ておいで。
シエルにそう言われて、やってきたジョシュアは、その光景に思わず目を丸くした。
「――ええ、これは確かに綺麗だと思います」
そう呟くジョシュアに、シエルは深く頷いた。
「どうかなジョセ、僕らの輝きは。
言われ慣れた言葉でも嬉しいものだね。
ああ、自慢かって聞かれたら自慢だよ」
「相変わらず、一言多いですね。でも、今日は、確かに。綺麗だと、素直にそう思います」
「ふふ、そうかい。所で、何かに目を奪われている様だね? 僕が見るに……あの赤い宝石かい?」
そう言いあてて見せるシエルに、ジョシュアは頷いた。
「この間、依頼であったんです。傘も差さず濡れていた、名前もわからない赤い瞳。
幸せでいてほしいと言われて、どうしてそう言ったのだろうかと。
不幸ではないと返すのは何か違うような気もして……。
シエル様ならその答えがわかるのでしょうか?」
「不思議なものだね。いつかわかるよ」
シエルは笑ってそう答える。ジョシュアは不思議そうに、赤い石を見つめていた。
弾正が、僅かに体勢を崩した。アーマデルが慌てて、それを支える。
「大丈夫か……弾正。病み上がりだ、あまり無理をしないでくれ」
「ああ、すまない……大丈夫だ。まだ、少し……自分の身体だってのに、慣れてないらしい」
ログアウト不能状態から解除されたばかりの弾正は、少しばかり身体がふらついていた。それでも、アーマデルと共に、この祭りに来たかったのだ。
「俺達は常に死と隣り合わせの身だ。互いの信じる神の加護はあるが、こういうのに頼るのも悪くはないだろう?」
宝石。様々な籠を齎す、不思議なもの。そう言った力に、愛するものの無事を祈るのも、きっと悪くはない。
「これなんかどうだ。綺麗な赤い宝石のチャーム。レッドアゲートというらしいが、俺の目にそっくりだし、とっても綺麗で――…宝石言葉は……子宝……だと……」
そう言った瞬間、アーマデルの顔に虚無が浮かんだ。
「は? 子宝?
成程……早くも浮気か」
ジト目を見せるアーマデルに、弾正は慌てて両手を振った。
「や、ちが、大切な人との絆を深めるという意味のつもりでだな!?」
そんな様子に、アーマデルは、ふ、と笑ってみせる。
「わかっている。冗談だ。
……こちらからも、プレゼントがある」
そう言って、アーマデルは琥珀を差し出した。
「我が神は巨大な樹木の姿をした神でな。
故に琥珀を聖石とする。
ここにも小さいのが埋まっている」
と、自身の左耳たぶを指しつつ、
「司る言葉は長寿と健康。
……弾正、俺の知らない所でいなくなるなよ」
「ああ、わかっている」
弾正は、静かに頷いた。
吸血鬼と従者が、宝石の街を行く。いや、よく見ればそれは、廻とシルキィだという事に気づいただろう。
「何処までも御一緒しましょう、御主人様……なんてねぇ」
シルキィが傅いてそう言うのへ、廻はわたわたと慌てた様子で、
「えっと、その」
と、そう言って目を丸くするから、シルキィは思わずクスッと笑ってしまった。
「ふふ、ごめんねぇ。困らせちゃったかなぁ」
「あはは、ごめんなさい。さぁ、行きましょう」
そう言って、柔らかく手を出した廻のてを、シルキィはとった。
二人で手を繋いで、街を行く。
「何か欲しいものありますか?」
そう尋ねる廻に、シルキィは少しだけ目を伏せて、言った。
「うん……R.O.Oにいる龍成君が、無事に戻って来れますように……って、お守りを作ろうかなぁ、ってねぇ」
ああ、と廻は頷いた。
「そうですね……じゃあ、一緒に宝石を選びましょう」
二人で、ショーウィンドウを覗き込む。様々な色の宝石が、二人を見つめている。
「どんなのが良いだろうねぇ……やっぱり、紫色の石がピッタリかなぁ?」
「そうですね。紫色がいいかも」
そう言いながら、廻は、シルキィのポケットに、ペリドットの石を忍ばせた。
ペリドット。シルキィの瞳の色に似た、太陽の宝石。
廻にとっても陽だまりような人であるシルキィに、ピッタリの石だと思った。
気づいてくれたら、どんな笑顔を見せてくれるだろうか。廻はくすりと笑った。
エルスは一人、商店街を行く。きらきらの宝石も、どこか今の気持ちを上滑りしていくような気がした。
……あの人は、忙しいみたいで、顔を出してはくれなかった。
『あの人』の事を思い出す。出来れば一緒に、祭を巡りたかった。そして、一緒に宝石を……。
ううん、と頭をふる。ダメだったものは仕方がない。今は、来年のあの人の誕生日むけて、何かおくれる宝石を探そう。たまたま入った店でそう告げてると、女性の店主は、「相手様はどんな方ですか?」と尋ねてくる。
「……え? その男性のイメージ?
……え、えっと……強くて……カッコよくて……意地悪で……。
いつもお嬢ちゃんとか子供扱いして……。
ぜんっぜん女としてみてくれない!! ……けど。
それでもね…ダメなの、あの方を前にすると……ダメなのよ。
も、もっと冷静に大人らしくありたいのだけれどね……っ?
宝石だって、身につけて貰えるかは分からないけれど……でもお祝いしたいから……っ」
頬に両手を当てつつ頭をふるエルス。「お、お客様?」と店主が尋ねた時に、エルスはふと正気に戻って、さらに顔を赤らめた。
「と、とにかく……そういうイメージの方、なのだけれど……」
「な、なるほど。今日も夜は長い。良ければ、色々お話をお聞かせください」
温かな紅茶を出されて、エルスはそれを飲みながら、あの人の事を思う。
うん、時間はまだまだたっぷりある。だって、来年の誕生日のプレゼントの事なのだから。
●
「うーむ、今宵もきらきらで星々も輝いて……絶好のうどん日和じゃ!」
と、天狐が屋台引いてぎゅおーってする。屋台にはうどん一式を調理絵できる装備が整っていて、かぼちゃの天ぷらと宝石のようなお揚げ(お揚げはうどんの宝石だから宝石)がのった、ファントムナイト特別うどんを販売している。結構な客が来ているようで、屋台の前には盛況の人だかりだ。
「もぐもぐ」
その屋台の片隅に座ってうどんをちゅるちゅるするナハトラーベ。すでに何件を回ってきたのか。未確認飛行少女は、あちこちを飛び回りながら様々な食べ物屋を強襲。誰が呼んだか未確認飛行少女。幽霊だ、UFOだ、いや、ご飯を食べる女の子だ、と言う事で、ここでももぐもぐうどんをちゅるちゅる。おいしい。
「いや、ラサで、ハロウィンで、うどん……?」
バクルドは苦笑しつつ、屋台に腰掛ける。まぁ、先ほどまでシチューやロースト肉を片手に、大勢と仲良く酒をやってきていたのだ。締めだと思えば。
「おう、お前さん。うどん一杯」
「おー、お任せあれじゃ! さぁ、ずずいっと!」
どん、と渡されたうどんを、ゆっくりとすする。うむ。うどんだ……オーソドックスなうどん。だが、それがいい……。
「腹に沁みるなぁ……」
「もぐもぐ」
宝石たちの光の中で、うどんをすする。なるほど、これも、まぁ。悪くないハロウィンだろう。
「……なんか、さっぱりしたもん食ったら、また少し食えるようになったな。あそこの屋台の焼き鳥美味そうだったんだよな……行くか」
ちゅるり、とうどんをすすりつつ、バクルドは笑った。
●
「ここがオアシスか……うん、確かに、綺麗な光景だ」
魔導士風の仮装をした、イズマが湖の上、ボートの上でそう呟く。
宝石が沈んだオアシスは、まさに地上の星空のようだ。イズマはその光景に、思わず微笑んでしまう。
それから、ゆっくりと真鍮の楽器を取り出して、奏でた。
静かな音楽が、辺りに響いた。それをギフトでさらに変転させながら、穏やかな音楽を奏でる。
地上に生まれた、宇宙のただ中で奏でられる曲。美しいそれが、聞く者の心を穏やかな気持ちにさせた。
「美しき、夜に」
そう呟く。音楽が、世界を彩った。
そんなオアシスに小舟を浮かべて、リリーとカイトは、夜空のただ中を漂っている。
カイトは、自身の翼でリリーを抱きしめて、温めてやった。リリーは目を細めて、その暖かな翼の中にうずもれている。
「今日はリリーにプレゼントがあるんだ。
リリーの目の色、青と赤。ランプの光だと青いんだけど、月の光だけだとぼんやりと赤くなるんだってさ。
リリーはどっちの目も宝石みたいでキレイだからさ、ついリリーだと思って買っちまったぜ」
そう言って、差し出した小箱の中に輝く、宝石。リリーはそれを受け取って、大事そうに胸に抱く。
「ありがとう……えへへ、実はリリーも用意してたのっ。
じゃーん! カイトさんの色の赤い宝石! えへへ、綺麗でしょー?
見た時からずーっと気になっててつい、ねっ。カイトさんにあげる♪」
そう言って、今度はリリーから。宝石を差し出す。カイトは感無量の様子で、それを受け取った。リリーはえへへ、と笑って。
「……大好きだよ、カイトさんっ、ずっと、一緒に居ようねっ。……少なくとも今は……二人きり♪」
「先に言われちまったな。
……俺も大好きだ、リリー。俺の宝物。ずっと、ずーっとだ。手放す気は無いから、覚悟しろよ?」
そういって、ぎゅっ、と抱きしめた。
ラサの衣装は些か気恥ずかしい。ストールを羽織って、ディアナは少し、顔を赤らめた。
「中々攻めてきたな……似合ってるぞ」
セージが微笑って言うのへ、ディアナは唇を尖らせた。
「もう……攻めてきた、って。
もう少し右手側に……そうそう。……この辺でいいかしら」
セージの操縦するボートの道先案内をするディアナ。その通りに進んでみれば、人気のない、静かな場所にたどり着く。
(さりげなく人気のない所に導く辺りが本当に可愛いよな)
などとセージは思ったが、口には出さない。止まった船の上で、ディアナは、ゆっくりと立ち上がった。船が揺れる。
「危ないぞ」
「移動でバランス崩しても、受け止めてくれるでしょう?」
ゆっくりと足を踏み出したディアナを、セージはとめた。
「そこでストップだ。焦ることはないさ。夜は長い。こういう夜は、特にね」
そう言って、笑う。ディアナはゆっくりと腰かけてから、少しずつ、距離を縮めていった。
「ねえキュウ、ちっちゃい鹿は可愛いでしょう?
抱っこしてもいいのよう。ふふ」
「可愛い可愛い、小さなポシェティケトさん。
ふふ、今日は『ポシェ』って感じだわ?
それじゃあ、遠慮無く。抱きかかえてしまいましょう」
ポシェティケトを抱きかかえて、ラヴが瞳を閉じる。
可愛い可愛い、ポシェちゃん。クララも一緒に、抱っこ。温かな感覚、幸せな感覚。
ボートに乗って、人の波をよけて。静かな、静かな、湖の上。上も下も、星で包まれた宇宙の真中。
三人でお茶を飲んで、のんびり、暖かな時間を過ごします。
「ねぇねぇ、お歌を聞いて?
一生懸命、練習したのよ」
ポシェティケトが歌う。と、その歌の音符が浮かび上がって、ほんのり光り輝く。ファントムナイトの魔法、仮装の音符が光って浮かぶ。
「まぁ、素敵!」
拍手は手拍子に。やがてラヴの口からも歌に。三人だけの音楽会。沢山歌って、笑って、それからボートの上にごろんと寝転んで。
星々を見上げて、のんびりと。
「眩い宝石、煌めく音符、輝く星々。
そしてそのどれよりも、明るいあなた」
ラヴは言った。
「素敵な魔法ね。ファントムナイト。本当に、なりたいものになれるのね」
「キュウがなりたいのは、お化けじゃないの?」
小首をかしげるポシェティケト。でもすぐに、笑顔になって。
「でも、キュウが幸せならワタシも幸せ。星がきらきら、いいきもち」
そういって、ラヴの隣で寝転んで、幸せな時間は過ぎていく。
一方、オアシスの水辺で、ヴァレーリヤとマリアが、煌くオアシスを眺めている。
「星のお祭り! 宝石を星に見立てるなんて! 混沌にはこんなお祭りもあるんだね! 本当に素敵!」
水辺にしゃがんで、マリアが言う。水の中に浮かぶ宝石。地上の星。
「ここが夜空であれば、私達はさしずめ月といったところかしら?
マリィ、あの一際大きい星が輝いているところまで行ってみましょう!」
ヴァレーリヤに手を引かれて、マリアが歩く。他の宝石より、大きく輝いている星。その近くまで、お互いの手の熱を感じながらゆっくりと歩く。
「みて、マリィ、星に手が届きそう……あっ」
と、ヴァレーリヤがバランスを崩した。
「あぶない!」
マリアが、その身を挺して、ヴァレーリヤを抱き留める。近づく、顔と、顔。
「ごめんなさい、ありがとうマリィ。もしかしたら星に手が届くかも知れないと思ったのだけれど、やっぱり無理でしたわね」
「星は手が届かないからこそ美しいのかもしれないよ?
私の星(太陽)はいつでも側にいるけれどね♪」
「もう、マリィったら」
ヴァレーリヤが、少し頬を赤らめてはにかんだ。
「でも残念でございますわ。今が冬でなければ、そして私が泳げたら、飛び込んでみるのも悪くないのだけれど」
「ヴァリューシャは泳げないからね……。
でもきっとこれでいいんだよ。こうして手の届かない儚い光を見るのも素敵さ!」
笑うマリアに、「そうかもしれませんわね」と、ヴァレーリヤが頷いた。
二人だけの時間は過ぎていく。そして、また一緒に遊びに来ようと、誓いあうのだった。
●
「おーっと、マリカちゃんを抜きにして、ハロウィンは終われない! と言うわけで、ハッピーハロウィン、トリックオアトリート!」
たくさんの『お友達』と一緒に、マリカは街を歩く。ハロウィンと言えばマリカ。マリカと言えばハロウィンだ。
「えびばでぃせーい!! トリック・アンド・トリート!!
お菓子をくれてもイタズラしちゃうぞっ❤」
大人からお菓子をもらって、子供達に配るお菓子のシャワー。
『友達』達と一緒に、連なるハロウィンカーニバル!
「ハロウィンはまだまだ終わらないよ❤ マリカちゃんが終わったというまで終わらないのさ!
さ、キミもキミもキミも! アナタもアナタもアナタも!
トリックオア~~~、トリートォ!」
ハロウィンカーニバルは続いていく。死者も、生者も。大人も子供も。
今この不思議な夜だけは――誰もが笑顔で、幸せに。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
ご参加ありがとうございました。
星々が、皆様の思い出になっていただければ幸いです。
GMコメント
トリック・オア・トリート! 洗井落雲です。
Phantom Nightのお祭りです。ここで一息、ついてみてはいかがですか?
●このシナリオでできる事
様々な宝石を売る商人たちが集まり、また町中のあちこちに宝石がちりばめられた、Phantom Nightの時期のラウルの街。
この街の祭は、まるで星々が地上に降りて来たような様子から、スター・フェスティバルと呼ばれています。
皆さんも、そんなスター・フェスティバルへとやってきたお客さんとして、Phantom Nightの夜をめいっぱい楽しみましょう!
このシナリオでは、以下のような描写が楽しめます。
【1】メインストリート
主に宝石を取り扱う商店が多く集まった商店街です。
宝石と言っても、子供でも手に届くような安価なものから、本格的な高級品、魔力のあるものやお守り代わりのものなど……。
とにかく、宝石と名がつくならば様々ものがあり、多くの人々が、老若男女問わず楽しんでいます。
あなたもそんな商店街で、友達や大切な人と、宝石を眺めてみてはどうでしょうか?
【2】サブストリート
此方では主に、飲食店の並んだ商店街になります。
Phantom Nightの時期限定の、かぼちゃを使った料理が多く並んでおり、安価な大衆料理がメインとなっています。
もちろん、ちょっとムーディに楽しみたい方は、少しお高いお店もありますのでご安心ください。
【3】宝石のオアシス泉
オアシス都市なので、観光用にも整備された泉を楽しむことができます。
この時期の泉には、水質改善用の魔力を持つ宝石が多く投入されており、まるで地上の夜空のごとく、きらきらと星々のような宝石の輝く美しい泉を楽しむことができます。
賑やかな場所もありますが、二人っきりになれるような静かな場所もあります。
また、ここの泉は大きく、深さも少々あるため、ボートの貸し出しも行っているようですよ。
【4】その他
上記のどれにも含まれない場合などはこちらへ。
例えば、宿をとって、友達とお祭りの街を眺めながら語らう……とか。
ご自由にどうぞ。
●プレイングの書式
一行目:【行き先の数字】
二行目:【一緒に参加するお友達の名前とID】、あるいは【グループタグ】
三行目:本文
の形式での記入でのご協力をいただければ幸いです。
グループタグ等が記入されていなかった場合、希望の個所に参加できなかったり、迷子などが発生する可能性があります。
プレイング記入例
【1】
【お祭りのラーシア】
旅のお守りになる様な宝石を探してみます。色々な宝石があって、目移りしてしまいますね……!
●同行NPCについて
ラーシアをはじめ、洗井落雲が担当するNPCは呼んでいただければ登場します。
●諸注意
アドリブや、複数人セットでの描写を行う可能性があります。アドリブNGと言う方や、完全に単独での描写を希望の方は、その旨をプレイングにご記入いただけますと、ご期待に添えるかと思います。
過度な暴力行為、性的な行為、未成年の飲酒喫煙、その他公序良俗に反する行為は、描写できかねる可能性がございます。
可能な限りリプレイ内への登場、描写を行いますが、プレイングの不備(白紙など)などにより、出来かねる場合がございます。予めご了承ください。
以上となります。
それでは、皆様のご参加とプレイングをお待ちしております。
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