シナリオ詳細
<夏祭り2021>電脳ビーチに恋ひ焦がれ
オープニング
●セイラー・サマーフェスティバル!
目映い光が降注ぐ。航海(セイラー)の夏、Rapid Origin Onlineの夏――
燦々と注いだ太陽を受けて、桃色のヴェールを揺らがせた『春の魔術士』スノウローズ (p3y000024)は「待ってたわよ!」と手を振った。
輝いたルビーの眸は期待に溢れ、イレギュラーズの到着を心待ちにしていたことが見て取れる。
「どうかしら? 私のサマーアバター! サマーローズちゃんよ。
ふふ、体の細部に至るまでしっかりと設定してあるから、とびきりの可愛い女の子、でしょう?」
中の人(山田)の本音を漏れ出しながらスノウローズが案内するのは航海で行われるサマーフェスティバル。
浜辺へと辿り着き、周囲を確認してから一歩。
――セイラー・サマーフェスティバルにようこそ!
ポップアップした案内に「ね?」と花咲くように微笑んで。このビーチ一体がセイラーのサマーフェスティバル会場であるらしい。
普段は閑散としたイベント会場に0時ぴったりに露点やパーティー会場が姿を現した。
食事はネットゲームでも自在に楽しむことが出来る。特別クエストも幾つか出現し、限定アイテムのためにプレイヤーが集まっているらしい。
「ネクストは宣伝上手ね。だって、限定アイテムだとか限定クエストだとか、そんな風に言われたら誰だってきちゃうわ?」
ほら、と手持ち花火に突然火を付けたスノウローズは「ゴミ」と呟いた。
どうやらクエスト景品で適当に得た花火らしい。足下に描かれたセイラーを顕わすクエストアイコン模様。
その上でぴょこぴょこと跳ねる桃色の魔術士は熱さは感じないと告げた。それでも白浜に踏み入れるだけで指先に埋もれた足先にはリアリティが存在する。汗ばんだ肌に、日差しがじりじりと肌を焦がす感覚までもが現実のようで。
先行く少女の白い指先を掴んだ感覚さえ、現実と錯覚しそうなものである。
「花火はクエストドロップだったの。サマーフェスティバルのメインクエストはあれ。
見えるかしら? 海に繋がっているのよ! だって、R.O.Oの『限定クエスト』だから海の中だって自在に歩けちゃう。
普段は水中行動とか水上行動とか使うけど、このクエストは関係なく決められたエリアだと自由自在に歩けちゃうのよ」
水の壁が立ち上がり、まるで海の中に誘うような。空と海が混ざり合う天蓋は何処までも美しい。
クエストが発生しました!
クエスト名 『セイラーサマーフェスティバル:海の道』
クエスト名 『セイラーサマーフェスティバル:優雅な一時』
クエスト名 『セイラーサマーフェスティバル:スプラッシュバトル!』
「三つでた、けど。一つクリアすれば其れで十分なんだって!
どれにしようかな? 海の道は海底のクエストエリアに出来た竜宮城にお散歩に行けるらしいのよ。
それでね、宝箱までの鳥渡した冒険をクリアするの。すごくMMOっぽいでしょ? 即席パーティーも楽しそう!」
冒険に自身のある者はそうしたクエストでセイラーサマーフェスティバルをクリアするのも良いだろう。
それから、とスノウローズは屋台を指さした。喧騒の中に混ざり合った香しさは鶏の焼ける匂いか。お腹がきゅうと鳴った気がして少女はそっと掌を腹に添えた。
「優雅な一時はサマーフェスティバルを楽しみましょうねっていうサービスイベントなのよ。
食事をしたり、花火を見たり。スクリーンショットを撮ったり。普段の日常を楽しめちゃうの。
それから異色なのはスプラッシュバトルかしら? 好きな陣営に参加してペンキを掛け合って相手を倒すイベントらしいのよ」
蒼と赤野陣営に分かれ、ダメージフラグのある絵の具を掛け合う水鉄砲バトル。
エリアの障害物などに隠れて目一杯に楽しもうというこのバトルもセイラーサマーフェスティバルでは人気があるらしい。PKできちゃう、と呟いたスノウローズの眸には面白おかしい気配が滲んでいる。
「皆もサマーアバターでイベントをクリアしましょう? 電脳世界の夏だって思いっきり楽しんで良いと思うの!」
寄せては返す白波に。ギラギラと音まで立ててしまいそうな眩い太陽に。
頭まで可笑しくなってしまいそうなビーチの喧騒の中で、少女は両の手を開いてから微笑んだ。
「さあ、思いっきり楽しみましょう! この夏を!」
- <夏祭り2021>電脳ビーチに恋ひ焦がれ完了
- GM名日下部あやめ
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2021年08月07日 22時05分
- 参加人数43/∞人
- 相談7日
- 参加費50RC
参加者 : 43 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(43人)
サポートNPC一覧(1人)
リプレイ
●
満ち、そして引いて行く。波の音色が耳朶に優しく。潮風が鼻先を擽り髪を煽る。そんな――『バーチャル空間』の夏がやってくる。
セイラー・サマーフェスティバルと掲げられた看板を潜れば景色は一気に変容した。人気無いビーチに突如として現われるイベント空間。
無数のクエストのセレクトと受諾可否の案内が点滅している。
「おやおやァ、これがセイラー・サマーフェスティバァルッ! イレギュラーズの皆さんもとーっても楽しんでるようですねェ!」
サマーアバターを準備する者達も多い。折角の機会だとリアル含めたコンテストも行われているらしい。
「そうね」と返したフレア・ブレイズ・アビスハートにMissは「さァ、一緒に皆さんを実況しに往きましょうよォ!」と手を叩いて喜んだ。
(実況……って……いいけれど、そういえばファーリさんとルナさんってスプラッシュバトルに行くと言っていたわよね。
私もソッチを見にいってみようかな? 飛び入りも出来るらしいし……クエストを選んだら地点もセレクトされるなんて便利ね)
まだまだR.O.Oにも慣れないアルテナは無数に並んだクエストをまじまじと眺めて居た。
「ここがクエストイベントの会場……きれい……いやしの空間……ずっと見ていたいですけど、探索も面白そうなので参加しますね」
まるで御伽噺だと蕭条はひらひらと宙を踊るように「わっほー」と青き海の世界へと出発進行。
「ところで私、こう見えてじつは淡水魚らしくて、今なら『海産物』と、経歴の詐称ができそうですけどね、ふふ。
人間アバターで設定した筈なんですけれど、気がつけばスイムしてたというか、フィッシュだったというか……どうやって人になるのか分からないっていうか、ほぎゃッ!?」
蕭条がくるりと振り返ればスノウローズが『一旦ログアウト』とアピールしてくる様子が見えて。ログアウトをして、アバター変更をセレクトすれば、あら不思議。
「わ。足はえた、らっきー。雨合羽、うごきやすいです。サマーアバターってすごいですね……。
では、歩きやすくなったところで、あらためて、宝箱さがしに、ゴー」
普通に歩き回れるなら、何処までも楽しくて。さあ、早速、夏の海へといざ浸らん。
「海の中に行けるのすごーい☆ 再現性東京の絵本で読んだ昔話……何たろうだっけ、のお城? 色々と探検したいな☆」
お気に入りの浴衣姿で下駄をからりと鳴らして竜宮城に。ナハトスター・ウィッシュ・ねこの傍らできらりと星が輝き猫が鳴く。
猫たちと皆でならば楽しいと「あれはなに」と問うた猫に「お魚だよ~」と微笑み溢して。ふんわりとした尾をゆらゆらと揺らし歩いて。
「歩いたり、泳いでみたり、迷うのもまた楽しーい☆」
『ナハトスター! ねえ、ねえ、あれは?』
くいくいと手を引かれてナハトスターは「どーれ?」と振り返る。オブジェクトに埋もれるように隠される宝箱を探すクエストの『目標』が其処にひっそりと佇んで。
目映い光を帯びたそれを眺めて、「やったー!」と猫さんとハイタッチ。ナハトスターはそう、と触れてから「これって再現性東京の昔話にある、玉手箱? って箱なのかな」と首を傾いで。
漁をしてはならないというルールはないから。海の中を奥地まで進んで、アルフィンレーンは笑み溢す。
「むふふ……大漁♪ 大漁♪ 食材は鮮度が一番。そして、これが600万の家事育児技の一つ! 海中低温調理法!」
アルフィンレーヌは水中での機動性には自信あり。なんたって、ヅェンツーペンギンよりも早いフォルムなのだと胸張って。
「お宝って何かしら? 楽しみね~」
心躍らすアルフィンレーヌの傍らを勢いよく走って行くのはかぐや。
「これはただのクエストにあらず! 竜宮城の乙姫 VS 竹取物語の姫であるわたくしとの真剣勝負。負けるわけにはいきませんわ。
ここで狙うべきはゴールクリアではなく、レジェンド級トレジャーである……そう! あの玉手箱のゲットに他なりません」
かぐやの目的はクエストクリアにあらず。トレジャーゲットのためならばえんやこらと『キーパーソン』を探し出す。
「このかぐやの勘が正しければ、お宝発見の鍵は大亀が握っているに違いなく。
なんとしても亀を探し出し、玉手箱のありかを吐かせてやりますわ。
ぬおおおおおおおおおおおおおりゃあああああああああああああああーーーーー!!!
どこですの亀! どこにおりますの亀!!! 絶対に見つけてやりますわッ!!!!!」
――やっとスノウローズさんに会えた!
カインはぽてぽてと歩いてスノウローズへと手を振って。彼女はカインの『中の人』を知らないだろう。けれど、気付いてくれるまで黙っているのも股一興。
「こんにちは! クエストに行くの? ふふー、私を同行者にセレクトなんてお目が高い」
はい! まだ非戦スキルの設定も終わってないから一緒に宝箱探してほしいな! 戦闘ならそれなりなんだけどなー?」
駄目かなと身を縮めるもふもふの熊さんにスノウローズは「大丈夫よ!」と笑みを零した。
「くまさんなのね、可愛いアバター! ええっと、カインさんって呼んでも良いのかな。一緒に宝箱を探しに行きましょうね。さあ、お手をどうぞ?」
そっと手を差し伸べればスノウローズは「もふもふちゃんなのね」と嬉しそうににぎにぎとおててを握ったのでした。
「この扉の装飾もとっても綺麗で……わ! 開いちゃった!」
「海だ! 竜宮城だ! 探検だー! 豪華なお城だね、アダムちゃん。
アレ、宴会場に出た!広ーい!。美味しそうなお食事が並んでいるねえ。一口だけ……」
グゥー。おなかが空いたとアピールする電子音をエモートで鳴らしてフラッシュドスコイがアダムに『おねだり』すればアダムは「豪華なお食事……」と呟いた後びくりと肩を跳ねさせた。
「……って、うわわ、囲まれちゃった!? こうなったらフーくん、『あれ』を決めちゃおうよ!」
「エ、敵? 囲まれてる? 食べちゃダメってコト?! いやだっ。ボク達は絶対食べるよ! うん! 『アレ』だね!」
小さなうさぎのおててがひょこりと掲げられる。フラッシュドスコイは「アダムちゃん見てて!」とその腕でびょいんと跳ね上がる。
ポップな電子音と共に勢いよく頭突きを放てば、アダムが丸いおててをぱちぱちとたたき合わせて。
「わああ! フーくん、素敵な頭突きだね! 最後は一緒に決めようよ!」
「合わせ技もオッケー! いっくよー! ダブル頭突きトルネード!」
無事に決まれば二人揃ってハイタッチ。とっても素敵な連携に心も躍って笑み零れて。
「宝箱なかなか見つけられないねえ。カケジクの裏とかにないかな? ウワーッお札が貼ってある! 剥がしちゃった! こわい!」
「お食事の下とかにないかなあ? 美味しいもワクワクも2人占めなのに……あっ、これ美味しい!
お札! その下に更にスイッチとか……いやでも剥がすとマズいやつかも……?」
●
「スノウローズ様」
ぴかぴかしてない、とほっとしたアマトに「アレは事故なの!」と涙を浮かべたスノウローズが駆け寄ってくる。
その様子を遠巻きに眺めていた座敷童も可笑しそうに小さく笑って。
「くたばれーーーーーーーーーーーーー!!」
イベントエリアに現われたヤドカリに向けてビーチボールで火の海を。手鞠なのか、鉄球なのか。定かで無くても『ボール』は便利と胸張った座敷童に「さあ、行きましょう!」とスノウローズは手を振った。
「アマトは現実だと海に潜ったり、海の上を歩いたりはできないので、とってもとっても興味あります。現実の海もこんな感じで進めたら、気持ちいいでしょうね」
海の中から見上げる空は美しい。海の中のお星様はないのかと瞬くアマトへとスノウローズは「お空が映って星が注いでるみたいじゃないかしら?」と微笑んだ。
「はい。お星様が降っているみたいです。竜宮城のたまてばこ? というのは開けてはいけないと聞きました。
ここのは開けても良いのでしょうか?宝物も楽しみですけど、この探す時間が楽しいのですね」
どうかしらと首を傾いだスノウローズに釣られてアマトの耳をぴょこりと傾ぐ。
「マスターへのお土産噺でも、と思ったのですかこういったステージなら水着の方が良かったでしょうか?
まあ……現実の水ではございませんし浴衣でも良いでしょう。……死んだりしませんよね? この金魚」
袋の中で揺蕩う金魚を手にして陽炎はスノウローズと共に竜宮城を廻る。美しき風景に溺れるように脚を向かえば、豪奢な内装を見る竹でも心は躍る。
「このエリアはスクショにも向いて居るわよね!」
「すくしょ……? それにしてもスノウローズ様の衣装は華やかですね。内装と相俟って乙姫の様でございます」
「やだ、もうっ、陽炎さんったら。『マスター』さんが褒めるようにっていったんでしょう?」
「ええ、マスターから良いと思った物はどんどん褒めろと言われております故。……お顔が赤い様ですが大丈夫ですか?」
褒められ慣れていないのよ。そう頬に手を添えてスノウローズは蕩けるように陽炎に微笑んで。
「有難う。貴方もとっても浴衣に合っているわ。きっと『マスター』も大喜びね!」
こてりと首を傾げたねこ・もふもふ・ぎふとは「色んなおさかな、踊ってるのかな……?」と周囲を見回して。
お気に入りの水着姿で、猫のボールと浮き輪も一緒。ほわほわの光が水面に昇るように水泡を踊らせて。
「泳ぐの、心地いい……みゃー」
泳ぐのは余り早くは無いけれど。ねこかきねこかき、ぱしゃぱしゃと。
『ちょっとだけ』思い出すのは小学校の水泳も少しだけしか参加できなかったから。混沌世界もR.O.Oも何時もと違う自分になれて楽しくて。
(戻ったら数百年後だったり……おじいさんになったり、しないよね……?)
浦島太郎はどんな風に玉手箱を手にしたのだったかと思い浮かべてから、おじいさんアバターも楽しそうだとねこはくすくすと小さく笑った。
ペンギンパーカーを身に纏い、夕暮の海路を下るヴィオラは「探索です。探索ですとも」と何度も繰り返す。
天を仰げば水が空のようにきらりと彩を返す。見上げるだけでも息を飲む幻想美にヴィオラはそっと譛晏?芽!動の手の甲をぶつけ合って。
「でも、てっきりPVPに行くと思ったんですけどね、珍しいですね?」
「こっちにきてまでわざわざPvPで争うこともねぇさ。
お前も一緒だし、のんびり景色を楽しむのも悪くない。そう思ったからこっちを選んだんだ。
陸じゃ中々見れねぇだろ、こういうの。でけぇ水族館も表にゃ見当たらねぇしな。我ながらいいデートスポットを見つけたもんだと感心するね」
デートスポット。その言葉にヴィオラの頬が紅色に染まる。譛晏?芽!動が揶揄うように笑えば、それだけで心が踊って、擽ったい。
「ふふ、キョロキョロして、まるでガキみてぇだな。気持ちはわかるがね。自然の景色ってのは見てて心が踊るもんだ。
そら、手ぇ貸せよ。せっかく普段は来れない海ん中まで来たんだ。少しばかり寄り道していこうぜ?」
「ダンジョンアタックもロマンですけどね。分かります。此処、とっても綺麗ですしね。お魚もいっぱいですし。
海の中って青いと思ってたんですけど、うっすらオレンジで。此処、泳げるみたいなんです。ちょっと道逸れちゃいますけど……」
構わないさと譛晏?芽!動が差し出す手を重ね。魚たちと少しだけ秘密の海中散歩を楽しもう。
「おじさま! 浴衣姿かっこいいねぇー!!」
からりと下駄鳴らしてルチアナは幼さを滲ませる笑みを浮かべて。勇者と宝箱を探して探検に――なんて居心地の悪いクエストをクリアすることを選んだが、話し方から察するに彼女は『普段のルアナ』のようである。
勇者のルアナではないのだと安堵するように胸を撫で下ろしてから「……なるほど、ルチアナも良く似合っている」と告げれば彼女は頬を紅色に染め上げた。
「でしょ? でしょー!! ちょっと歩きにくいけど……えへへ」
普段と違う姿。大人の『私』と若い『おじさま』。お揃いの浴衣に、近付いた身長の差。新鮮なことばかりでルチアナの頬が緩む。
グレイシアは最初から10歳の意識が浮上しているならば28歳は出てこないと考えてそっと手を差し伸べた。
「転んだりせぬよう、気を付けていくとしよう……さて、目的は宝箱だったか」
下駄になれず転ばぬように。段差を越えるためだけの手をぎゅうと握り込んでルチアナは微笑んで。
――いつも一緒だけど、おじさまに秘密が一つ。『R.O.O』では何も覚えてないなんて、言えないままに紫水晶の瞳は嘘を隠して細められた。
「クエストだって。行こう、姉さま(タント)。大丈夫。アタシが守るから……むぅ、どうして笑うの?」
そっと手を出しだしたジェックにタントはつい、笑みを零して。何時もは大人しいけれど、こう言う時には頼もしくて護って前を進む彼女が『大好き』で。
二人で手を繋いで進む海の道、勢いよく噴き出す間欠泉に「姉さま、下がってて」とジェックが武器を構えれば、『大好き』が溢れて止らないタントは勢いよく彼女をぎゅうと抱き締めた。
「ああっ、ジェックちゃん危ないっ!」
「……むぅ。どうして抱きしめてむにむにするの? 動きづらい。だからおかえし。アタシもほっぺつんつんする。……ふにふに、柔らかい。気持ちいい。あといい匂い。好き」
「うふふ、私も大好きよぉ」
笑みを零して二人で見つめ合っている――場合じゃ無くて。クエストをクリアしなくちゃとジェックはタントの手を引いた。
「アタシについてきて」
そんな風に胸張って。気合いが入った彼女が可愛くて。タントは存分に護られるお姫様を堪能すると路を下った。
目的さん、出来ればもう少しだけ時間稼ぎをして居てね、なんて。鳥渡した意地悪なお願いを胸に抱いて。
「あっ、宝箱! 姉さま、宝箱。見つけたよ、開けよう」
●
魔眼は使わず自らの『縛りプレイ』でオルタニアは銃を二丁構えた。
「え、ヘイト買う? いいのいいの! お祭りなんだから!
それにアタシに目が向けばその分他の人がやっつけてくれるでしょ? そうそうやられるつもりもないけど!」
「じゃあ、狙いますねぇ!」
ぴょこんと飛び出したMissの背後であるてながストップの声を上げている。オルタニアは「狙いッ!」と叫び銃を放った。
銃口の向きに引き金の指の動き、目線を良く見て回避行動。戦士には基本と笑みを零して、反撃の一弾を!
ペンキの掛け合い、現実世界なら『うきゅっきゅー!』と心躍らせ、アザラシまっしぐら。
けれど、こんな姿で参加するのは妙な心地で擽ったくて。フェアレイン=グリュックは「シャルロット、ビスコッティ!」と手を振った。
「こんばんは! お祭りに来ていたの? フェアレインさん」
「フェアレインさん、こんばんは」
良ければご一緒にとスプラッシュバトルに誘えばシャルロットはもじもじと不安げにビスコッティは「やりましょうよ!」と水鉄砲を握りしめて。
「シャルは応援していて? ねえ、良いでしょうフェアレインさん。ビスコじゃご不満かしら?」
「そんなことはないさ。お兄さんと一緒に赤いペンキを青チームにぶちまけよう、ビスコッティ!」
「ビスコで良いわ!」
シャルは不安症なのと微笑むビスコッティにフェアレインは「応援していてくれ!」と手を振った。
ひらりと手を振り替えして恥ずかしそうに目を伏せる。色白の頬に朱が差し込めば、シャルロットは団扇でパタパタと扇ぐようにアピールを。
「がんばってね、フェアレインさん、ビスコ」
二人なら屹度勝てるはずだから。フェアレインとビスコッティはこれは負けられないとシャルロットに手を振って。
「HPが0になったらアウト……EXFするのは大人げないですかね? ペンキに必殺の効果があるとは思えませんし……。
まあ相手が小細工を使ってくるならこっちも大人げなくいきますか。今の自分は水着姿でケモショタですからね!
――子供は無邪気に、全力で立ち向かうもんですし、赤チームに勝利を捧げましょう!」
胸を張った梨尾にエクシルは頷いた。銃器は現実で慣れている。それでも空を駆けられない姿には少しの違和感があると脚に力を込めて。
「この姿は機敏に動けるんだね。梨尾、勝利を掴もうよ!」
モノクルスコープと海賊猫の目で真っ直ぐに見通すように。エクシルが奇襲メインで動くと決めれば梨尾は騒霊に水鉄砲を預けて頑張ろうと意気込んで。
(できればエリア内に照明が無いと戦いやすいですけど、明かりが無いと危ないですから数個はあるはず……。
最悪ペンキで照明がショートしてもいいのでは? 最初の一回は事故ですよ事故。ゲーム内ですし、そんなに被害はない筈!)
梨尾とエクシルは連携するように頷いた。ペンキで照明のショートを狙って、一気に距離を詰めるのだ!
「よーし、行くよリ……ではなく、いきましょうP.P.さん。
ファーリさんとルナさんは強敵だけれど、私達のコンビネーションだって負けていないはずよ」
「ん?」
「ん?」
吹雪の『何か言いかけた言葉』にP.P.とファーリが首を捻った。咳払い一つ。堂々と勝負を挑む吹雪にルナが受けて立ちましょうと胸を張る。
「ファーリとルナって二人も中々息が合ったコンビみたいね」
「そりゃあ……。
ああ、P.P.さんは好きに動いて貰って大丈夫よ。貴方がどう動きたいかだいたいわかるもの、こちらで合わせるわ。
どうしてわかるのかは……まだ秘密にしておいた方が面白そうね。ほら、来たわよ! 2人をペンキまみれにしてあげましょう」
「ん?」
首を捻ったP.P.は吹雪を凝視する。ジュースを奢る約束で『実力を見せ付けろ』と胸張ったファーリにルナは幾度も首を傾いで。
(吹雪とはなんでか妙に息がぴったりなのよね。
まるで、名声値を100稼ぐくらいは一緒に依頼に行ったかのような……まぁ、細かい事は考えないでいいか)
それにあの黒髪に青メッシュの姉弟(兄妹?)も何処かで見た雰囲気だ。P.P.は手数で押してると認識し、ルナを狙い撃とうと銃口を向けた。
「最終兵器のルナが暴れ回れば。え? どういう意味って、そりゃ、お前、見て見ろよあっちの胸ブワッ――」
「むきゃきゃきゃきゃ―――――!」
誰なのかが直ぐに察知出来たと共に、ファーリの顔面にインクをぶちまけてルナが暴走状態に陥った。
「わぷっ!? ちょっと待って、こっちの体だと思ったように動けな、助けてリ――じゃない、P.P.さん!」
「……ん?今、なんて言いかけた? ねぇ、もしかして貴女、リアルで会った事あ――」
水鉄砲のタンクの部分を外して吹雪が勢いよく放り投げる光景にP.P.はその中身が誰なのかを理解した。
ファーリは亮で、ルナはリリファで、『助けてリ(以下略)』と叫ぶ吹雪は。
「って、何やってんだ吹雪ィ! こっちの世界でも自爆芸に巻き込まれるのだけは――――!」
「ふっふっふ、ついにやって来ましたね! 夢見が武名を馳せる時が!」
「そうですね! 今こそ夢見が武名を示す時です!」
夢見・ヴァレ家と夢見・マリ家はやる気に満ち溢れる。マリ家がヴァレ家をその背に乗せられるように騎乗モードへと変化する。
「行きましょうマリ家、略奪の時間ですよ! うおーーー、命が惜しければ大人しく身ぐるみを差し出しなさい!」
「了解です!ヴァレ家、略奪の時間です! ふふー! ヴァレ家のお通りですよ! 命か身ぐるみ剥がされるか選ばせてあげましょう!」
水鉄砲を構えたヴァレ家がぐんぐんと進み往く。突然ショートした照明に「ヴ!」と声を漏らしたのは何方だったか。
度重なる交戦でNPCを撃破して汗を拭ったマリ家はやりきった表情で眼窩のマリ家の背を撫でる。
「大丈夫ですかマリ家、疲れていませんか? お水を飲んで一休みしたら、次の狩場を……」
「大丈夫です! ありがとうございますヴァレ家、貴女こそお疲れではありませんか? 一緒に一休みしたら、次の狩場に……」
二人揃って顔面目掛けて飛び込んでくるインク。何一切罪のないヴァレ家を襲撃するなんて、と憤慨するマリ家にヴァレ家は獲得した戦利品(みぐるみはいだやばいもの)をぎゅうと抱き締めた。
――結局は試合に勝って勝負に負けた二人。それでも『がっぽがっぽ』であったのは楽しくて。二人で次は何処へ往こう。
二人でならば戦利品もご一緒で何処でも楽しいのだから。
●
「ふーん、夜のお祭り、か。悪くないね。むしろ良いじゃないか」
小さな体躯でひらひらと躍る様に縁日を回るリリィはリアル世界と遜色ない縁日を眺めて首を傾ぐ。
「縁日も食事もあるのか、ふむ……縁日はともかく食事くらいなら普通に出来そう、かな。
とはいえ何を食べようか、どれもこれも大きいけど……フランクフルトなら行けそうかな。
ああいや、ベビーカステラも有りか……いやはや、迷ってしまうな。折角だし大きい食べ物にもチャレンジしようか?」
現実で無ければ無理をしたって楽しむだけで済むだけれど――けれど、と思い直す。
射干玉の髪を掠めた人並みの気配。この小さな体ではベビーカステラだけでも重労働なのだ。
「スノウローズさん……。
現実だと私、いつも憎まれて酷い目に遭ってますけど……ここだと、みんな形はどうあれ可愛がってくれるのが嬉しくて……」
にこりと微笑んだブランにスノウローズは「R.O.Oってとぉっても楽しいのよ」と林檎飴を手渡した。
「初めましてスノウローズさん。ミセバヤと申します。あの、少しお耳を拝借しても宜しいでしょうか。ごにょごにょ……」
「ひ――」
スノウローズの正体に、それから己の正体も。ミセバヤが告げればスノウローズの表情が蒼く染まって。
「……と言う訳? で、本日は宜しくお願いします。自分は縁日を回ってみたいのですが、ご一緒にどうですか?」
「え、ええ」
中身を知っていれば可愛さも半減でしょうと呟いた彼女にミセバヤはぴょこぴょこと跳ねながら縁日を見て回れないと悔しげに呟いた。
「スノウローズさん。その、宜しければ抱っこして頂けないでしょうか?
ついでに頭を撫でて貰えると嬉し……いや何でもないです。あ、現実に置き換えて想像しちゃダメです! 色々危険なので!
――今の自分達は美少女と可愛いウサちゃんなんですから! ねっ?」
ミセバヤを抱っこして頭をわしわしと撫でるスノウローズは「ウサちゃんかわいい~!」と笑みを零してから――「後で俺って想像してね」と囁いた。
歩く食パンの背中にはエマノンが腰掛ける。夏にぴったりのノスタルジックビーチサウンドを流しててこてこと、歩く食パンに揺られてエマノンは「お」と小さく声を漏らす。
「そうだな、俺はビールでも買って気楽に……」
「いいわねえ。ワタクシはサマーカクテルをいただきまして、エマノンと乾杯もしましょうねえ、カンパ〜イ!」
「……食パン、酒が飲めるのか? 飲んでもいいのか?」
気付けば乾杯の音頭。おっかなびっくり眺めるエマノンに首から提げたドリンクホルダーにカップをインした食パンが何処へ行きましょうとてこてこと歩き続けて。
ファンシーな歩く食パンの背に横乗りでビール片手に縁日を眺める中年男性。端から見ればどう思われるか。気恥ずかしさにエマノンは大仰な咳払いを一つ。
「なあ、中々に前衛的な絵面……じゃないか?」
「あらあ。ワタクシはヒトを乗せるのが幸せですから、今がとっても楽しいですよ。それに前衛的ってお写真映えがしそうよね。スクリーンショット撮りましょ。はい、ニッコリ〜!」
スクリーンショットと首を傾いで。写真の撮り方を知らないエマノンのきょろきょろとする様子が画面にしっかり映り込む。気恥ずかしいだけなら良くとも、通りすがりの子供達が羨ましいと瞳を輝かせるのはばつが悪い。悪い大人の真骨頂な気がしてならないのだ。
「よし。交代だ、坊主」
祭りのアトラクションだと思われたか。途往くNPCの少年が「やったあ!」と駆け寄れば食パンは嬉しそうな声音をふわふわと弾ませて。
「あら、こどもさんたちがいらっしゃる? どーぞどーぞ。じゅんばんこで乗ってくださいねえ。
ふふ、こどもさんもエマノンも嬉しそうで食パンも嬉しいですよ」
食パンは子供を乗せている方が似合っていると輝く笑みを見詰めて酒を煽ったエマノンに歩く食パンはふわふわと嬉しそうに『あんよ』を上げた。
「お祭りだーーー!! 縁日だーーーー!! つまり……うどん屋だーーー!!」
天狐は縁日にうどん屋が堂々参戦。美食家スキルで美味しいうどんを作って作って作り続けて。
「ほれほれどうじゃ、中々スクショしがいのある盛り付けメニューも用意しておくぞ!
味と香りで美味しく頂き、ログアウト後にお腹がすいたらうどんが食べたくなって一石二鳥!」
スクショしがいの或る盛り付けにろおもこね・こみおは「凄いですにゃ」と手をぱちぱちと叩いた。
「みー……こみお、こういうパーティ好きですにゃ」
パン屋さん(志望)のこみおにとって、縁日に並んだ料理は気になって。うどん屋さんの次はパン屋さんに向かってみよう。
R.O.Oの中での食事はお腹は膨れないけれど、噛み締めて味わって、幸せ気分で胸躍る。焼きたてふわふわパンを存分に堪能できるのだ。
「んー……おいしいですにゃ、幸せですにゃぁ……!」
こみおがふと、顔を上げれば花火が昇る。綿飴を食べていたアメベニは「わあ」とぱちりと瞬いて。
「そういえば、『スクリーンショット』が撮れるんでしたね。花火背景になるようにしつつ撮影したいです。
スクリーンショット撮影に慣れてないので、なかなかうまくいかないかもしれません。難しいですね……」
「うどんもスクショどうじゃ? そういえば夜は花火もあるんじゃったな! んー、夏じゃのう!!」
アメベニへとこっちへ来い来いと手招いて。天狐は負けてられぬとうどん大砲を打ち上げる。
花火に負けぬ勢いでうどんが宙を踊る様子を眺めてこみおは「すごいですにゃ」と手を叩いた。
「夏ですねえ」
折角の夏を、新調した浴衣と共に。アメベニはうどんを食べながら花火を眺めて笑み溢して。
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「せ……トルテさん、折角だから、間近で花火を見るのです!」
黒真珠とアメジスト。混ぜ合わせた水着を身に纏ってミルフィーユは瞳をきらりと輝かせる。トルテはどうして水着なのだろうと彼女をまじまじと見遣ってから頷いた。「ああ、いいな花火。どこらへんで見るのがいいか……」と周囲を見回す青年にミルフィーユは「間近なのです!」と胸を張る。
「じゃあどっか高い建物でも探すか……。っても、ここ建物あったか?」
「空なのです!」
――トルテの時間が停止して、ミルフィーユを凝視する。
二人揃って顔を見合わせ「俺飛行持ってない」と唇を震わせるトルテへとミルフィーユも困り顔。
「それだと花火の近くにならないのです…うちがトルテさんを抱えて飛ぶですよ!」
「流石にそんな細腕に抱えて貰う訳には」
「花火を間近で見られないのですよ? だから、花火の近くに飛ぶのです!」
「は? いやいや」
「うちの方が力強そうなのですよ?」
ステータス見ますかと首を傾げたミルフィーユにトルテは「ぐうの音もでねぇ」と溜息を吐いた。
「……わかった。その代わり落とすなよ?」
「ん、大丈夫なのですよ!」
落ちたときのことを考える彼にミルフィーユはくすくす笑う。たまには『逆お姫様抱っこ』も楽しんで。
――死んだらその時なのだと揶揄い微笑んだミルフィーユにトルテはちらりとサクラメントの位置を確認した。
眩い花火が、宙を彩る。傍らにはシャルロットとビスコッティ。現実では有り得ない風景にホワイティは笑みを零して。
「おいしいわ!」
「おいしい? 良かったよぉ。ビスコちゃんは此れが好きなのかなぁ」
「ええ、シャルはこれよね?」
微笑んで、利発なビスコッティがシャルロットに料理を手渡す様子を見る度にホワイティは笑みが零れて。
有り得て欲しかった願いの欠片のように、日常に揺蕩うその時間が可笑しくて。
肩を並べて、空を見上げて、花火を眺めて。
「ここでは自分が花火になることもできるんだって。一体どうやるんだろうねぇ?」
「「どうかしら」」
双子だからハモってしまったと笑い合う二人の横顔を、花火の光が照らしている。幸せそうな小さなふたり。肩を並べて手を繋いで。
照らされた光の目映さが――
「えへへ、花火があんまり綺麗だから感動しちゃったよぉ」
眸から、一滴となって溢れ出す。嘘じゃない、嘘じゃ無いけど、そんな風に心配しないで。
こんなにも綺麗な花を君と見られたんだ。
アレクシアを背に乗せて。ドラゴンを象ったアバターで、彼女の飛行訓練を。
シラスは「じゃあ、行くよ?」と囁いた。折角だから、竜の背で空の旅を楽しもう。アレクシアは「うん」と頷いて彼の首に手を回す。
現実世界と寸分違わぬ姿の彼女は、現実と変わらず小柄で軽い。慎重に、様子を見て低くゆっくり。問題なく飛べそうでも、彼女を落すのは忍びなくて。
竜に憧れ、竜をもして。それでも翼や尾が、自身を空へと誘う感覚が不思議で堪らないのは何時だって。
「しっかり掴まっていてね」
「うん! ふふ、いつか現実でも、こうやって竜に乗れるようになるのかな? うん、なれるといいなあ!
ふふ、ROOじゃなければ落ちちゃってるかもだし! どこまで速く飛べるか試してみるのもいいんじゃない?」
ならば、大きく羽ばたいて。君の言葉も遠く置き去りにするくらい――海面に飛沫が上がって、夜空へとその体が躍り出す。
落ちても知らないぞと揶揄うシラスに大丈夫とぎゅうと手に力を込めて高く高く、空を目指して。
弾ける、音が花開いて。きれいだね、と囁けば茫としてれば落ちてしまうとアレクシアの名を呼んだ。
「花火をもっと近くで見てやろうぜ! 俺達2人の特等席だ」
どん、どん。何度だって、腹の底まで響くような音が間近に花開く。竜の背中で空中散歩をしながら花火を見る人なんて珍しいでしょ? ――なんて、考えている内にアレクシアの体は真っ逆さまに落ちていく。
どぽん、と音立てて。水中に潜り込んで一気に飛翔したシラスが「ビックリした!」と微笑んだ。
「ふふ、うっかりしてた! R.O.Oだったら本当に大したことないんだね!」
――だから、もっともっと。空の向こうを目指すように。
あの大輪を眺めて居よう。今日は君と私だけの特等席の夜空なんだから。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
あとがき
この度はサマーフェスティバルにご参加頂き誠に有難う御座いました。
皆様の夏の素敵な思い出になればとても嬉しいです。
またご縁が御座いましたら、どうぞ宜しくお願い致します!
GMコメント
日下部あやめと申します。宜しくお願い致します。
スノウローズちゃんと共にセイラーサマーフェスティバルを制覇しませんか!
●セイラーサマーフェスティバル
Rapid Origin Onlineで『セイラーサマーフェスティバル』が始まりました。舞台となる航海(セイラー)の街を自由に歩き回って見ませんか?
プレイングでは行動番号をお選び下さいませ。
(1)クエスト『海の道』
セイラーサマーフェスティバルが開催されるイベント会場はなんと、海の中です!
イベント専用に作成された竜宮城を探索することが可能です。簡単な戦闘や非戦闘スキルでの行動が可能です。
スノウローズと一緒にクエストをクリアしませんか?
海の中に繋がる道を歩み、竜宮城を自在に探索して下さい。歩き回ったり泳いだり。何でも出来ちゃう見たいです。
まるで現実世界のような水の感覚や美しい海の景色をどうぞ、楽しんで下さいませ。
竜宮城の中にある宝箱に触れることでクリアフラグをゲット出来ます。
(2)クエスト『優雅な一時』
セイラーサマーフェスティバルのために準備されているパーティーです。
縁日もあり、自由に歩き回って楽しむことが出来ます。
現実同様に食事を楽しむことが出来ます。スクリーンショットなどを撮って楽しんで見るのはどうでしょうか?
現実のお腹は膨れませんが幾らでも楽しむことが出来ます。とっても満足の行くクエストです。
夜には花火を確認することが可能です。また、花火になったり花火を行う事もできるようです。なんたって、ゲームですから!
(3)クエスト『スプラッシュバトル!』
定期的に行われている定時クエストです。ペンキ入りの水鉄砲を手に激しい水鉄砲バトルを行いましょう!
チームに分かれて楽しむことが可能です。赤色と青色のペンキを互いに掛け合う白熱の水鉄砲バトルゾーンとなります。
人数が足りなければ、何処からか蛮族(?)がやって来て参加してくれるようです。
ルールはペンキだらけになっても最後まで立っていたプレイヤーが居る陣営の勝利です。ペンキでダメージ判定が発生し、HPが0になったプレイヤーはエリアの外に放り出されるそうです。その他のルールは規定されていないのか好き勝手できそうです。
(4)その他
何か行いたい事があればお気軽にお申し付け下さいませ。
●同行者や描写に関して・注意事項
・プレイング冒頭に【時刻】夕or夜の指定を、二行目に行動(1)(2)(3)(4)の何れかをご記載下さい。
・ご一緒に参加される方が居る場合は【同行者のIDと名前】か【グループ名】をプレイング冒頭にお願いします。
・暴力行為等は禁止させていただきます。他者を害する目的でのギフト・スキルの使用も禁止です。
・飲酒喫煙は未成年の方はご遠慮下さいませ。公序良俗に反するプレイングも描写致しかねます。
・たくさんの方にお越しいただいた場合は一人当たりの描写量がワンシーンのみの場合がありますので、プレイングを掛けられる際は行動を絞って下さるとよいかと思います。
●備考
当シナリオでは参加者全員にセイラ―サマーフェスティバルクエストをクリアしたものとして記念品アイテム『???』が配布されます。
クエストクリアで何が手に入るかはあとのお楽しみです。
●NPC
スノウローズがご一緒させて頂きます。皆の先輩としてワクワク元気に頑張ります。
また、夏あかねSDよりシャルロッテ・ディ・ダーマ&ビスコッティ・ディ・ダーマをお預かりしています。(夏祭りを楽しんでいるようです)
何かございましたらお気軽にお声かけ下さいませ。
無制限イベントシナリオとなります。R.O.OのプレイヤーであるNPCがフリー参加する場合もあります。一般の参加者さんと同じく気軽にお声かけしてあげてください。
それでは、どうぞ、宜しくお願い致します。
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