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ギルドスレッド

『mort d'or』

【雑談】観葉植物の置かれた窓辺

窓辺には小さなサボテンが置かれている。
ずぼらな人間でも育てられる植物だ。
人が腰掛けられそうな椅子や、何かものをかけそうな机などがある。
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ええ、ありがとうございます。
またいつでもいらしてください。……まっていますから。
(席を立ち、玄関まで見送ろうと)

いつでも、いらして下さい。
こちらこそ、ハーブティーご馳走様っすよ!
また新しい薬が出来たり、美味しいおやつを見つけたら
遊びに来るっすよー。
ヴィクトールさんとお話しするの、好きになったっすから。

それじゃ、またっすー。
(玄関まで見送られ、ぺこりとお辞儀をして出る)
ええ。それでは。


(そう挨拶すると、ドアはぱたりと閉じられた。

あとに残るのは二つのハーブティーの残り香のみ。時は緩やかに過ぎていく――)
(コンコン、と。ドアをノックする音が聞こえる。少し、弱々しい。)
(その音に起き上がり、部屋のカンテラに明かりを付けてからドアを開ける)
どちら様、でしょうか……?
……ジル様ですか?
あ……えーと、またお休み中だったっすか?
それだったら、本当にごめんなさいっす。
その……前に言ってたオイルの試作品、出来たっすから、つい……(歯切れ悪そうに)
いつでも来て良いと言ったのはボクなのです、外は寒いでしょう。中にどうぞ。
……お湯、わかしますので座って待っていてください。
(部屋の中に招き入れ、椅子を引く)
か、感謝っすよ。
それじゃお邪魔するっす………。
(導かれるまま部屋の中に入り、椅子にちょこんと座る)
(オイルの試作品とはいったが……このような時間に訪れるのだ、きっと口実かなにかだろう。お湯を沸かし、カモミールのお茶が入った缶を開ける)
……もらい物のですが、お茶菓子。甘いのと、塩辛いモノ。どちらがいいでしょうか。
(どちらもクッキーですが、と棚を探している)
(目の周りを頻りに気にしつつ、そわそわ)
えーと、甘い物が、いいっす。お茶請けまで、感謝っす。
(椅子に大人しく座ったまま。なんとか表情は取り繕っている)
では。(と、カモミールティとともに甘めのクッキーを持ってくる)
……あったまって、一息つきましょう。
お話は、そのあと伺いますから。
……はいっす。それじゃ、先に頂くっす。
(カモミールティーを一口飲んで、ホっと一息ついた途端……ぽろりと、目から涙)
あ、あれあれ?いや、これ、ちょっと、大丈夫っすから。
(狼狽えて慌てて止めようとするも、滴は一向に止まらず)
…………(その様子を見て、慌てると言うよりもやっぱりといった雰囲気で)
…………!(そういえば自分の家にハンカチなどそういうものが常備してあったか、と思い至り慌ててばたばたと席を立ち)
…………すみません、バスタオルしかありませんでしたが、使って下さい。
(急いで持ってきたのは使った形跡がほとんど無いおろしたてのバスタオルだった)
(バスタオルをそっと受け取り、顔を埋め。そのまま声を上げて泣く。
まるで今まで押し殺してきたかのように、声が枯れてもそのままに)
……落ち着くまで、どうぞ。待ってますから。疲れたら寝てしまっても、平気ですから。
(自分が出来ることは、ただ落ち着くまでそこにいることだけである。自分の分のお茶も用意して、くぴりと一口飲んだ)
話したかったら、話して下さい。話したくないなら、それでいいです。
……相づちを打つことしかできないボクですが。横に座ってることだけは、できるのです。
(泣き声が、少し収まってきた。バスタオルから顔を上げずにそのままで)

バレたっす。
……振られたっす。
でも……優しくて……それでも、好き、で。
どうしていいか、もう……苦しいっす……!

(再び、泣く。)
…………え、と。
(言えなかった、恋愛というモノへの理解は疎いのだと。どうしてもそういう感情を自分は持ち得ないが故に――全くの外側からしか物事を言えないことが非常に、もどかしかった。)

……その気持ちは、捨てるのも辛い気持ちですか?
でも、きっと、それでも。……捨てなければいけないものは、あるのです。
物語のように、全てがうまく行くわけではない。……できたはなしは、ないのです。
(冷たい水も、用意しながら)

……失恋って、そういうものらしいのです。今は苦しいかもしれないですが「いつか」「出会いがあるかもしれない」。……今を呪うよりは、先を祈って、気持ちとお別れする必要があるのですよ。
(ガラスコップを片手に椅子に戻ってきて、座る)
『そんなの無理』だとか『わかったような口を聞いて、わかってないくせに』とか思うのなら、気がすむまでボクに当たり散らしてもよいのです。幸い丈夫ですから、殴られても平気なのです。
泣いて、暴れて、スッキリしてまた新しい「あした」を迎えられるならばボクは幾らでも手を貸すのですよ。
(バスタオルから顔を離す。バスタオルには落ちた白粉の跡がくっきり付いている)

……捨てるのは、とても辛いっす。
多分、捨てるのには、時間がかかると思うっす。
……わかってるっす。
この先は絶対ありえないって、僕だけが苦しむだけだって。
引きずっててもあの方に迷惑かけるだけだってのも、わかってるっす!

(ほろほろとバスタオルに滴は落ちていく)

……いつかの、先の事は、今は考えられないっす。
でも、ヴィクトールさんが、そう言ってくれるのは、有難いっす。
僕一人じゃ、ずっとずっと、考えて惑うばかりだったと、思うっすから。

(バスタオルで目をぐしぐし拭き、冷めてしまったカモミールティーに口を付け)

……おいしい、っす。
……ジル様はまだまだ若いのですから、これから先も色々出会いがあるはずです。
別れもあるかもしれませんし、こういうことも一回や二回じゃあ無い……のだと思います。
(新しくお湯を沸かしはじめながら)

苦しみも、かなしみも、怒りも、辛さも。時がいずれ風化させてしまいます。
いつか『おもいで』にできるまで、ゆっくり……かさぶたは触りたくなるかもしれないけれども、グッとこらえて、傷が治るまで過ごすのです。

……お茶、冷めてしまいましたしつぎのを用意しましょう。
あれなら、グラオクローネでいただいたお酒を一緒に飲むのも悪くないですし。
どっちにしますか?
タオルは新しいのが必要ならおっしゃってください、なのです。
バスタオルだけですけど、使っていないのがあと数枚あるので。
生きている以上は、こういう事もあるって頭では理解出来るっす。
でも……心が追いついてない感じっす。

だから……今は時間が経つのを待つしか無いっす、ね。
また泣いてしまうことも何度もありそうっす。
でも、ヴィクトールさんの言うとおり、グッと堪えるっす。
……そうすれば、少しは強くなれるっすよね?
(お湯を沸かす彼の背を見上げるように、宝石の目が見つめている)

あ、タオルはまだこれで大丈夫っす。
(視線を落し、そっと裏返して畳んで新しい面を表に出して。)

え、お酒ですか?でもあれは、ヴィクトールさん用っすし……
(うーんと困ったように眉が動く)
……些か顔をふくには大きいモノを渡してしまいましたしね。ボクがバスタオルとして使おうと思って買ってきたんですが少々小さかったので仕舞いっぱなしだったのですよ、それ。
(だからおろしたて同然なんです、とその背中からは聞こえるだろう。おそらく、苦笑していることも。)

……こらえられなくなって、泣きたいって思ったらタオルは貸しますし。お茶も用意しますから。
疲れたときは、ここに来て下さい。お約束したとおりです。
強ければ良いものでもないですし、弱いから駄目なわけでもないでしょう。繊細さは……人の心に寄り添える力ですから。
……ボクは、
(何か呟いた声は、お湯の沸騰音に紛れ、消える)

何かを忘れたいときとか、あとは祝うときとか、そういうときに飲むものと聞きました、酒は。
……新しい旅立ちへの、乾杯です。もしいただいたモノと違うモノを飲むようでしたら……そうですね、薬酒とかありませんか? 持ち合わせがないので……
(未だに目元は赤いけれど、クスリと笑って)
そうっすね。
ヴィクトールさんは大きいから、それだけ大きなバスタオルが
必要になるっすね。

(お湯の沸騰音に紛れた声は気になりつつも、優しい言葉に微笑み)
本当に、感謝っす。
ヴィクトールさんは、本当に懐が深いお方っすね。
泣きべそな僕を……受け入れてくれたっすから。

確かにお酒は、記念の時に飲むっすね。
オイルしか持ってきてないから、薬膳酒は置いてきちゃったっす。
それじゃ、お言葉に甘えてもいいっすか?
そうなのです、案外ないのですよね……大きいタオル。幻想はそれでも旅人がいるから色々なサイズのモノはありますけど普通に「バスタオル」でかったら……
有効活用してくれれば助かります。

(棚からカンタレラを取り出す。普段はお茶に使っているミルクを取り出して、コップに注いだ。)

お湯はまあ、あとでべつのもの飲んでもいいですしね。先にこっちを飲みましょう。
いただいたものですから美味しいでしょうが、こういう類いの酒は初めて……多分初めて飲みますから。
(コップと酒、ミルクを持って席に着く)

懐が深いんじゃあないんです。きっとこれは……全部他人事だからりっぱなことが言えてるだけ、ですよ。
それじゃあ……乾杯、しましょうか?
感謝っすよ。ふかふかで、優しかったっす。
(にっこりと笑み、バスタオルをお膝に置く。)

折角沸かしちゃったのに、少し冷めちゃうのは申し訳ないっすね。
後から沸かし直したらいいかもしれないっすけど。
(沸騰音がした方をちょろっと覗いて、ううんと思案。)

他人事、って言うっすけど。
他人からじゃないと分らない事、言えないことってあるともあるし
それを優しく伝えてくれたヴィクトールさんはいい人だと思うっす。

ん、それじゃ、乾杯っすね!
たぶん、ですけどボクは若い人間じゃないですから。
若い子の面倒を見るのは、大人の役割……だと思うのですよ。
(ふふ、と笑う。が、この鉄騎種は外見じゃあ年齢がわからないのだった)

お湯は、またあとで沸かしなおしましょう。別に構いませんから。
……それじゃあ。いただきます。(リキュールをミルクで割ったもので乾杯をする)

おいしい、ですね。甘いです。……なんか万人が言いそうな感想になってしまいました。
そうなんすか?(若くない、という言葉に首傾げ)
確かに見た目と年齢が一致しない方って混沌には多いっすからね。

(ミルクで割られたリキュールを見て、わぁ、と声を上げる。)
香りが凄くいいっす。頂くっすよ。
(一口飲み、口の中に広がる甘さと酒精に目をぱちくり)

甘くて美味しいっす!……あ、僕もヴィクトールさんと同じ感想っすね。
飲んだ人皆、そう言うのかもしれないっすね(無邪気に笑う)
自分自身の年齢はわからないですが……感覚、でしょうか?
大体の人が『若い子』と感じるので……多分というか。
(実際の年齢は分からない人が多いですけど、と酒をまた一口)

食レポなんて出来るような高尚な舌は持ち合わせてないですからね。
こういうふうになっちゃうのかもしれません。

(笑った顔を見てからふふ、とこちらも笑って)
飲み終わったときにはオイルのこと忘れてるかもしれないですね、これじゃあ。
美味しくてつい、飲み過ぎてしまいそうです。

(けっこうなペースで飲んでいる、ようにも見える)
へー、感覚でわかっちゃうのって凄いっすね。
僕、ちゃんと年齢聞かないと分らない事が多いっす。

僕も食レポっていうのは苦手っすよ。
こう、貴族の方とかだったり舌が肥えてる方だったら
もう少しいい表現出来ると思うっすけどね。

(オイル、の単語にハッとなり)
あ、忘れる所だったっす。はい、試作品っすよ!
鉄帝で売ってる高級オイルの成分から更に不純物を除けて
オレンジの精油を入れてみたっすよ。
油差し……を使うかわからなかったっすから、噴霧できる
容器に入れてみたっす。
(がさごそと取り出したのは琥珀色の香水瓶らしきもの。
蓋を取ってみせると、スプレーのようになっている。)

もし良かったら使ってみて……って、ヴィクトールさん
飲むペース早く無いっすか?
見た感じ「僕より多分若いな……」って感じるというか……ほんと感覚です。
ジル様が思ってるよりきっと、僕はだいぶおじさんかもしれないですよ?

食レポ、ああいうのができる方はきっと特別な感覚の持ち主か……或いは定型文か何かだと思っています。たまによく分からないレポとかありますし。
まあボクには縁が無いですから、ええ……

ありがとうございます、きっと良い香り……でしょうが今だと折角の香りがわからないかもしれないのであとで試してみましょう。柑橘の匂いは好きです、ええ。
……メンテナンスが捗りそうです、ほんと、ありがとうございます。

(表情や顔色は変わってないように見えるが、酒を飲み慣れていないのだろう。完全に水とかお茶と同じペースだ)

……お酒、はまりそうでいけない……おいしい……
そうなんすか?ヴィクトールさんは僕より年上なのはわかるっすけど
お兄さんって感じっすね。

食レポは書かれる人の感性というかそういうのが反映されるっすね。
いつか高いご飯を食べる機会があってもいいように磨きたいっす。

(オイルのお礼を言われ、にっこり笑い)
是非是非、今度使ってみて下さいっす!そして感想もお願いするっす。
柑橘の香りがお好きなら、違う配合も作ってみるっすよ。

(ちびちび飲んでいるが、ヴィクトールさんの飲むペースが明らかに
早くなっているのを見て吃驚)
あー、えっと、飲みすぎてクラクラしてないっすか?
甘くて美味しいっすけど、お酒っすからねこれ。
お兄さん、ですか。ジル様くらいだと僕はなんというか……娘?位の気分、なのです。
だからこそ放っておけないのですけどね。

まあ高いご飯をいただいても多分「美味しい」としか言えないですね、きっと。
……そういう機会があれば、ですけど。

ありがとうございます、今度またべつの香りのものもお願いしたいですね。
香水ではないですけど、気分でかえることができたらそれもまた良さそうなのです。

(あ、といったような顔で)

そうでした、お酒でしたね。……案外平気かもしれません、ボク。
酔ってる感じは、多分ない……ですね?
娘……って、えっ、そんな感覚だったんすか?!
なんか、その、不出来なもんで、小っ恥ずかしいっす。

何処かの貴族にお呼ばれしない限りは高い料理なんて無理っすね。
でも、僕が知ってる街の食堂も美味しいところは多いっすよ!

気分によって変えられるように、色んなオイル作ってみるっす。
別の香りっすね。次はどれ作ろうか楽しみになってきたっす。

お酒平気って聞くと、やっぱり鉄帝の方なんだなーって思うっす。
あちらの人ってお酒よく飲むイメージ強いっすから。
酔ってる感じは……うーん、しないっすけど、だからと言って
飲みすぎは気をつけて下さいっすよ。
ええ、そんな感じですねえ……。
何かあったらお兄さんが力になりますからねえ……って感じ、です。

(にこにこ、笑っている)

街の食堂ですか。今度是非教えて下さい、ボクが行くわけじゃないですけど、人をごはんに連れて行くとしたときにローレットの食堂しか知らないのですよ。
……あそこじゃあ、良くないと思って。

是非その「次」を持ってきて下さいね、ジル様。どんなオイルか、楽しみにしていますから。


……鉄帝はそういう方が多いんですね。多分鉄帝だとは思うんですけれども、出身は。でもあっちのお酒ってただよ酔うためとか身体を温めるモノじゃあ内でしたっけ? それならだんぜんこっちがいいですよ。香りが……
ふふっ、今も力になってもらってるっすけど、何かあれば
妹がお兄ちゃんを支えるっすよ……って感じっすかね?
(ちょっと照れくさそうに笑い)

いいっすよ。
ローレットの食堂に対抗してるのか、安かったり量が多かったり
色々バリエーションがあるっすよ。
今度ご案内するっす。

えへへ。じゃ、「次」のオイルもしっかり作って持ってくるっす!
(「次」と言われて、ちょっと嬉しくなっているようだ。)

鉄帝の方ってお酒を水の代わりにぐびぐび飲んで、味よりも酔う為や
暖をとる為って感じっすからね。
あと、ちょっとだけ忙しない感じがするのは僕だけっすかね?
ゆっくり飲んで味わうのが一番だと思うっすよ。
お兄ちゃん、ですか。ああ、なんか懐かしいなあ……そういう、言葉……
(何も意識せず、不意にそんな言葉が漏れ出た)

それは楽しみですね、是非案内していただきましょう、ボクはあまり食べられませんが……ジル様は健啖家であらせるので?

ええ、『次』も頼みますよ。
(嬉しそうにしている姿を見て、よかったと言わんばかりにふうと息を吐いた)

忙しないし、飲まないといろんな意味でやっていけないのかもしれませんね。
余裕のないくらしは、香りなんて楽しんでいる暇も無い、と。
……皆がそれだけの余裕を持てれば最上ですけれどもねえ。
ほうほう、ヴィクトールさんのお歳なら弟さんや妹さんのような方も
おられても不思議じゃ無いっすね。
だから、懐かしいって思われたんじゃないっすか?

いいっすよ!一緒にご飯食べるのも楽しみっすね。
僕は好き嫌いは殆ど無いっすよ。ただ、激辛なものや、不味いものは
事前に知ってから食べないと心の準備が出来無いっすけど。

(ふう、と息を吐いた姿に少し疑問に思いつつも)
『次』はどんな感じがいいっすかね?大人な感じ……とかっすか?

飲まないとやっていけない……っすか。
あの土地の状況を見ると、そんな方も多いかもしれないっすね。
少しでも楽しみが増えるといいっすね、本当に。
いた……のですかね? だとしたら、ボクも一人じゃなかったのかもしれない、のです。
待ってたりするのでしょうか。……すこし、不安になります。

よく食べられるのは健康の証拠です。
辛み……というのは味じゃ無くて痛みと言いますからね。美味しいとか不味いとか、そういう軸にないものだと思いますよ。


次は……そうですね……大人な感じの香りってどう言うのでしょうか。
ああ、でも目が覚める奴だけじゃあ無くてよく眠れるものも欲しいかもです。
ギフトで眠れますけど…夢を、穏やかな夢を見られるものがいい……
(からん、とからになったグラスをくるくると回して遊びながら)


ええ、よりよくなると嬉しいのです。
誰もが笑顔で……幸せで、何も壊れないような……
ずっと一人っていうのは中々無いことっすから。
待っているのかもしれないし、待っていたのかもしれないっすけど
……不安にさせちゃったらごめんなさいっす。(ちょっと狼狽)

辛みは痛み……うんうん、僕それはこの身で体験したっす。
何でも度が過ぎると、美味しさわかんなくなっちゃうっすよ。

大人な感じの香りっすか?それを探るのも面白そうっすね。
眠る前に使う精油みたいにリラックスするものもいいっすよね。
穏やかな夢が見られるのも大事っすから。
……辛い夢が、多いんすか?(残り少ないお酒をちびちび飲みつつ)

僕達イレギュラーズがお手伝いをして、少しずつっすけど平和に
なってきてる場所もあるから、きっと彼処もそうなってくれると
思うっすよ。
ボクたちの働きでどうにかなっていればいいのですけれどね。
苦しまない、平和な世界になれば、それが一番です。何年かかったとしても、ずっとさきでも。

……いいのですよ。どうなっていたってわからないのです。
気にしなくていいですよ。(と、グラスの氷も口に含んで、かみ砕く)

おいしさのスパイスくらいでいいのです、痛みも、すべて。
からすぎるのは、辛すぎますから。

夢、ええ。最近――ちょっと。余りよくない夢を見るんです。様々な依頼で赴いた時の幻影のせいでしょうか。眠ることは出来ても、夢は……多分、悪夢でしょうか。苦しい、夢ばかりです。
起きたときには苦しさばかり残ってて内容は朧気なんですけれどもね……
そうっすね。
一歩ずつ着実に、良くなってきてるとは思うっすよ。
だって魔種にだって少しずつっすけど対応できてるっすから。

うーん、そうっすか……(ちょっと切なそうな顔をして)
前にも言ったっすけど、もし現われた時には僕に出来る事が
あればお手伝いするっすよ。
(お酒を飲み終えたらしく、グラスを置いて)

「からい」と、「つらい」……確かに似てるっすね。
そういうものは、ほんのちょっとだけでいいっす。

幻影っすか?うーん、そっちも中々大変そうっすね。
それが悪夢に繋がっちゃってるんだったら、そりゃすっきりと
眠れはしないと思うっすよ。
特に苦しいものしか残らないのは……それこそ辛いっす。
リラックスできるオイル、作れたら早めに持ってくるっす!
あの海の彼方にも、たどり着ければいいんですけどね。
色々と大変そうです。病の方々もいらっしゃいますし――これからきっと、忙しいでしょうし。
……海も、鉄帝も、どうか平和になれば……ゴホッ
(苦しむものをみるのはいやです、と氷をもう一つかじろうとカップを煽るが溶けた水が喉に入り、せきを一つ。むせた。)

……ありがとうございます。その時は、よろしくお願いします。
おさけ、おかわりいりますか?
割り材になるモノは多分あるのでご入り用ならそれも用意しますが。

すみません、世話になってしまって。……助かります。
……苦しいものも、温かいモノも、全部背負えれば一番いいんですけどね……
あの海の話は聞いたっす。
大変な病に罹ったらしいっすけど、病の元凶となったあの場所を
もっと調べないと行けないから……僕も機会があれば行くっす。
(咽せたのを聞いて)あわわ、大丈夫っすか?!

あ、お酒……うーん、牛乳だけ貰って良いっすか?
今日は程々にしないと駄目そうな気がするっすから。

大丈夫っすよ。
僕はヴィクトールさんのお役に立てるのが嬉しいっすから。
全部背負い込むのは、きっと苦しいし、倒れてしまうことだって
あるかもしれないっすから。
表面には出さない方もいるけど……(少し俯き、空になったグラスの
底をじっと見つめて)……辛い時は辛い、重い時は重いって言って
くれた方が、ずっといいっす。
僕は、僕を大事にしてくれる人の、お役に立ちたいっすから。
(滴を落す程では無いが、目が潤んでいるように見える)
ゴホッ、すみません。ちょっと気管の変なところに入ってしまって。
ジル様もお体お気を付けて下さいね。……少なくともそこら辺の果実とかは食べると危ないですから……

では牛乳を。……暖めますか?それか冷たい奴か。
あたためるならちょっと……自信がないのですが……

……有り難うございます。
あ、そうでした。眠くなったら帰るか、それかそこのベッド使って下さい。
僕はそこら辺で眠れますから。
帰るようでしたら、送りますし。
……もしかしてあの海にある島で食べちゃったっすか?!
食べる時は毒があるか耐性を保っている状態じゃないと
危険っすよ!

冷たいままで大丈夫っすよ。
暖めるときって、焦げると後が大変っすからね。

(迷う。男性の部屋に泊まる事が初めてなのと、部屋の
主を違う所に寝せてしまう事が心苦しくて。)
夜が白み始めたら、もしくはヴィクトールさんが眠くなる
前に自分で帰れるから大丈夫っすよ。
……おいしかった、です。でもちょっと頭がおかしくなりかけたので今度は気を付けますね……。

冷たいままで平気なら、これを。(と、自分のグラスにも雑に注いでいたミルクをジルさんのグラスにも注ぐ。やや温い気もする)

大丈夫ならいいですけど……平気じゃなさそうなら送りますからね?
頭おかしくなりかけたっすか?!
それは普通に危ないっすよ……ホント気を付けて下さいっす。

(ミルクを一口飲んで、ホッと一息。飲みやすい温度だったらしい)

僕だってイレギュラーズだし、それに行き道は大丈夫だったし
帰りだって警戒していれば危なくない……と思うっす。
ええ。……呼び声がこなかっただけまし、ですが。
ほんと今度からは気をつけて食べます。……アレは、よろしくない、です。
(わりとこたえたのだろう。頭が痛くなる、といったような所作をして)

……わかりました。なら帰り道は気をつけてください、なのです。
ボクはいつでも寝られますから、ボクの寝るタイミングとかは気にしないで構いません。
混沌には道の植物や果実があるっすから、僕が一緒の時は食べて良いか駄目か
調べるお知らせするっすから、無茶は禁物っすよ。

(ミルクを飲み終え、ほっと一息。)

それじゃ、そろそろ僕は帰るっすね。
お酒も美味しかったし……お話を聞いて貰って本当に良かったっす。
改めて感謝っすよ。
ここが、彼のハウスか……(お手紙を置いて立ち去る)

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