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ギルドスレッド

古物商・買取『サムダヤ』

1F・店舗部分

貴方は猫を追いかけていて迷いこんだのかもしれないし、或いは単に迷ったのかもしれないし、明確な意思をもってここを訪れたのかもしれない。

なんにせよここにいることは確かだ。

その店の間口は二間(約3m半)程。
両の壁際に陳列されたきらびやかな、あるいは古ぼけた古道具も相まって、大人の男が擦れ違えば少々手狭だ。
その中に埋もれるように、絨毯を敷いた上がり框の上で小柄な老人が座っている。

おそらくは彼が店主であろう。
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(ちょっとした商談をしてもいいし、雑談をしてもいい。戦闘は勘弁ね。)

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…(言いつつ興味があるのでコインを眺めている。どんなのがあるのだろうか…。というか、ダレンなら何かまじないとか籠ってるの分かるのかな?とか考えて居る。適当に手に取ってみたり)
もし商ったものがこの私すら偽る道具でない限りにおいて私は商品に関して嘘は言わないし、足元を見たり不当に吹っ掛けたりもしない。呪われたものをそれと言わずに売ることもしない。というか、できないというべきなのだけども。
(目の前で信用ならないといったような物言いをされると傷つくナァと古道具屋は目元をぬぐうフリをした)
…………。

……………………正直に言うとダレンと買い物にまた来たい。(ボソッ)(ただそれだけなのだが理由を付けておきたいというツンデレ)
……。
(頬を掻いた)

たまに付き合うくらいはいいし、そうでなくても日々の買い物の荷物持ちに付き合っても構わんが。
…ホントか!(ぱああって明るい雰囲気。滅茶苦茶嬉しそう)

んじゃ、そろそろ帰るか?
(店に客が居るから店を閉められず、店を閉められないから寝れなくて欠伸をかみ殺している。さあ帰れ。帰ってくれないと彼女に朝飯の支度もしてやれないじゃないか。そして眠い!という心を営業スマイルで武装。)
ん、帰ろう。
(大変騒がせた、と深々と店主に一礼して)

ところでアルク、店主が言ってたところのお前の用事とは……
(そんなことを尋ねながら扉をくぐった)
(自分も一礼すると荷物を抱えて扉をくぐる)

…ん?ああ、銀影に魔力系の……ぁ。(と言うところで気が付いた根付の光。胸ポケットから出して確認してみたりしながら話をしつつ帰る。とりあえず荷物を置かないと何もできないので仕方なし)
(客が出て行ったのを見届けると、シャッター棒を握って一振り。それで扉とブラインドカーテンも締まる。)

あー……もうひと頑張り。
(それから眠気をかみ殺して朝食の支度をする。ミルクたっぷりのパン粥に自分の分はシナモンシュガーを振って、彼女の分にはすりおろしたチーズをのせた。)
(パン粥を啜るように食べながら売り上げの記帳をして、最後の一文字を書き終えて文机に突っ伏して寝た)
(ごはんの質について若干のクレームをつけようと思ったら死んだように眠るさむだやがいた。)
……放っておくと根を詰めるのは悪い癖なのだわ。
(猫……ではない。少々大柄な女が立っている。枯れ木のような老人とは違い、どこもかしこも健康的で艶やかな褐色の肌の女である。あっさりと脱力した老人を抱き上げて……)
(老人……というか青年、いや少年だ。夢に魘されるように眉間に皺が寄っていた。さぞ悪い夢をみているのか、見る夢すらもあちこちが欠けていることに魘されているのか。)
……諦めの悪い男よね。
(自分も彼の愛した乙女が何者であるかをその目でみたことはない。ないが、ここまで苦しめるのであるからきっと悪い女なのだとは思っているし、この男も男で心底諦めの悪い男だとも思う。二階に運んでベッドで休ませ、自分もすぐそこで丸くなって寝た。。)
(老人は寝て起きて、以前の世界から持ってきていたパウチタイプのごはんを猫にやり、それからまた上がり框のところの文机の前に座っている。ゆらゆらと眠そうだ。)
………。
(金の髪に青薔薇を咲かせた少女が店内を覗き
眠たげな店主の姿を静かに見つめている。じぃ……。)
(扉の鳴る音を察してしゃんと背筋を伸ばし黒眼鏡の位置を直すと、来客に柔く微笑んだ。)
やあ、いらっしゃい。
こんにちは。
眠そうだったけど、入っていいの?
(小首を傾げてその様なことを尋ね、店内を興味深げに眺める)
私がここに座ってる限り、客を拒むことなどありはしないよ。
(古いランプがぶら下がっていたり、真鍮でできた小鳥が鳥籠に収まっていたり、タペストリーが下がっていたり、果物のように無造作に古時計が積まれていたり……壁の両側を圧迫的なまでに古物が占める洞窟のようでもあった。)
ん…。なら、お邪魔します。
(店内へするりと入り込み、店内を占める古物の数々を立ち止まってはぼんやりと眺め、鳥籠の小鳥に視線を止める)
小鳥…。あの小鳥さん、鳴かないの?
ゼンマイを巻いてあげたら鳴くけど、今は巻いていないから休んでいるのだよ。
油を注すときには動かしてあげるけど、常に歌い続けると歯車がすり減ってしまうからね。
(淡く緑青の色が浮いた金色の鳥を見て微笑んだ。)
ゼンマイ式の…。オルゴールみたいなもの?可愛い…。
(どうやら小鳥が気に入ったらしい)

あの小鳥さん、何処にいたの?
異世界から連れてきたの?
からくり人形、のほうが正しいかもしれないね。
(ゆらりと上がり框から降りて、鳥籠の止まり木から小鳥を下ろして腹の下の小さなゼンマイを巻く。)

ここに来る前の、その前に居た世界でね。
昔は小さな女の子だったのだろうけど、持ち主の年取ったご婦人が亡くなって流れて来たのさ。
長い間動かなくなって仕舞い込まれていたんだけど、どうにか直せたからね……
(そっと手の中の小鳥を見せた。まるで本物のように翠玉色の目を瞬きさせたり、羽繕いを真似たり、きゅるきゅると愛らしく囀ったりしている。ただ、飛ぶことはできず、決まった動作をなぞり続けるだけである。魔法や魔術の類ではなく純然たる技術の産物なのだろう。)
…………。
(からくり仕掛けの小鳥が本物のそれと同じ様に囀り身動きする姿を目にすれば、それに見入り静かに感嘆の息を吐き)

…この子欲しいな。
ずっとずっと大切にして、ずっと傍にいてもらうの

この子の値段、結構高い?
(そういって店主の顔色を伺う)
(何か、過ぎ去ってしまった遠い過去を見るような、そんな目で小鳥を見ていたが)

そうだね、ちょっと高いかも……?
(小さな体の中で歯車の動く振動があり、ひやりとしながらも生き物に似たこそばゆさ。ちょっと手の中にもっておいてと小鳥を手渡してから、どこからともなく電卓を取り出して数字を叩く。小遣いをためれば子供でも買えなくはない。あるいは誰かにプレゼントとしておねだりしてもいい。そんな感じのお値段だ。)
んー…。
(手の中の小鳥と弾き出された数字を交互に見て小首を傾げ)

物々交換じゃダメ?
私、バケツ一杯分なら毒でも泥水でも綺麗に出来る魔法の水を持ってるの。
それじゃだめ?
(そう言って洋服のポケットから赤い雫が数滴落とされた小瓶を取り出す)
(少し考え……)
それはなるほど、対価になるね。いいだろう。
少し触れてもいいだろうか。鑑定したいのだけれども。
(枯れ木のように細く皺だらけで節くれだち、それでいて不思議とシミのない白い手が小瓶に伸びた。)
うん、どうぞ?
(彼の細い手に何のためらいもなく小瓶を手渡す。
其れは少女が物語を記した書物と引き換えに
対価として受け取ったもの。
どの様な材質のものかは兎も角、少なくとも偽物ではないだろう。)
……血だね?ギフトかな。
(だいたい「わかった」。効用に偽りはあるまい。)

よかろうね、交渉成立。この小鳥は間違いなく君のものだ。
(どこからともなく取り出した伝票に書きつけようとして……)

ところで君、御父上に何か持っていきたいものとかあったりしないか。
うん。今日から私の子。
一緒に暮らそうね。
(ゼンマイ仕掛けの小鳥を優しい手つきで撫で
親しげにそう語りかける)

…父様に?うーん…。
(青い目を伏せて少し悩み)
…魔力とか。魔力の消費を抑えるものとか。
後はヒトのモノガタリ?
(頭に浮かんだものをひとつひとつ口にした)
鳥籠もつけよう。
(先ほどまで小鳥の入っていた青銅製の薔薇の蔦が絡んだ鳥籠もオマケである。)

なんだか要るような気がしてね。
私はあまり多くは見通せないけれど、それでもここはサムダヤだから。
(質のいい魔石が平然と数点、ガラス玉でも扱うように革袋に放り込み)
……もう少し出せるものもあるけど、まあそれはもうちょっと様子見てからにしようかな。

モノガタリについては、ちょっと私は老いすぎてるから難しいけど、これくらいは。
彼に潰れられるとこの先の仕事で困りそうだし……。
ありがとう。………。
(鳥籠を受け取り、皮袋に次々と放り込まれる魔石達を瞳をパチクリさせながら見て)

…それ、貰っていいの?
対価は……。
そうだね、モノには対価が要る。
そうでなければ無制限に濫用され、或いは捨てられる
というのが私の考えの一つではあるのだけども……

お歳暮を送っていないので、そういうことにしておこうかな。
あるいはコネを繋いでおくための貸しにしておいてもいいし、少し早めのクリスマスプレゼントでもいい。
気になるんなら、後払いでも一向にいいけれども……。
結局『何かが気がかりだから』が一番の正解かもしれない。

このサムダヤの純然たる押し付けだから対価を払えとは言えないけど、お茶の一杯くらいは奢られてもいいかもしれないな。
ん…。
それを聞いたら、父様きっと喜ぶと思う。
(そう言って嬉しそうにふわりと微笑み)

サムダヤさん、お茶とお菓子は何が好き?
……そうかな?彼の考えることははっきりとは分からないけれども。
(ただ、喜ぶというのだからそれは良いものだと笑う)

そうだねぇ、焼き菓子とミルクティー……だったっけ。
まあ苦手なものは特にないように思うよ。
(自分の好物を聞かれているのに、伝聞系、それも若干曖昧なものが混ざる。)
まあうん、私も近いうちにまた伺おうと思うよ。
お使いを頼んでしまうようで悪いけれどね、お願いするよ。
(魔石を入れた革袋を気軽にポンと手渡して、皺の多い顔でにっこりと笑った。)
父様はニンゲンが好きだから。
ニンゲンに意識を向けてもらえるだけで父様は嬉しいの。
それが好意的なモノなら尚更。

クッキーとミルクティー、用意しておくね。
それ以外のお菓子とお茶も沢山。
(そういって無垢な微笑みを見せ)
うん。
父様と一緒に待っているから、またお店に遊びに来て?
サムダヤさん、有難う。
ちゃんと父様に届けるし、小鳥さんも大事にするわ。
(手渡された皮袋と小鳥の入った籠を大切そうに抱いて「またね」とそう言い残し、弾む様な足取りで店を後にした。
落ち着いたら、近いうちに出向こう。
素敵な取引をありがとう、ぜひまた。
(と古道具屋は手を振ってルミエールを見送った)
(しばらく扉の方を眺めていたが、ぽつりと独り言を漏らした)

辛うじて人間なのだろうね、わたしも。辛うじて……。
(サムダヤでない自分のことをほとんど思い出せない。世界を渡り歩いては名前も顔も種族も才覚もなにもかもがその場に応じて割り振られる。いいことも悪いことも何もかも摩耗していた。ただ、愛した者がいて、それが手に入らなかったことだけは覚えている。もうその顔も声も名前さえも思い出せないが、それさえ失くしたら自分は何に成り果てるのだろう。或いは、猫が居なくなったなら。また或いは商いを捨てて逃げ出したなら……。)
(何を考えてるのかを頭を振って忘れ、煙管に煙草を詰めて火を入れてぼんやりふかしていた。)
(正月期間は店を閉めているらしい。戸を叩けば開けるかもしれないが……)
(店を開け、ゆるゆるとクッションに座っていた)
(毛をもっさーまき散らしながら黒雪豹が店の前まで来て店内を覗き、たしったしっと前脚で戸を叩いた)
(鍵は掛かっていないし、それなりの体格を持つならば少し鼻っ面で押せば開くだろう。そんな感じの扉である。床にしかれたマットの上でうつらうつらしていたが、薄く目を開けた。)
……あ、これ開くな…(鼻面で押しつつスルリと店内へ入るとヴィクトリヤの眼前へと顔を寄せ)

よ、久々。(ゴロゴロと喉を鳴らして警戒心の無いことを目を細め表現する)
(ふかあと大きな口を開いて欠伸した。よく手入れされていて歯石や欠けもない。)
(「あら貴方なの。ちょっとこっちいらっしゃい」と寝ぼけ眼で一瞥して毛繕いなどしてやろうとする)
ん。(近くにおいでと目で言われると嬉しそうに近くに腰を据える)
(子猫相手のように頭や顎など丁寧に毛繕いをしてやる。もしもくすぐったさで動いたなら前足で何処かへいかないように捕えようとするのだろう。昼寝時で眠いのか喉がかすかにゴロゴロ鳴っている。)
んん…♪(ヴィクトリヤには子猫扱い同然の事をされても別にいいらしい。相手の音を掻き消すくらい喉を鳴らしながら相手の動作に合わせ上を向いたり。偶にくすぐったいのか逃げに入るが大人しくしなさいと捕まえられてるのでまたされるがままに戻り)

(「お返しさせてくれ」って言うかの如く相手に毛繕いしようと首した辺りや胸元の長毛をザリザリし始める)

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