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古物商・買取『サムダヤ』
(何か、過ぎ去ってしまった遠い過去を見るような、そんな目で小鳥を見ていたが)
そうだね、ちょっと高いかも……?
(小さな体の中で歯車の動く振動があり、ひやりとしながらも生き物に似たこそばゆさ。ちょっと手の中にもっておいてと小鳥を手渡してから、どこからともなく電卓を取り出して数字を叩く。小遣いをためれば子供でも買えなくはない。あるいは誰かにプレゼントとしておねだりしてもいい。そんな感じのお値段だ。)
そうだね、ちょっと高いかも……?
(小さな体の中で歯車の動く振動があり、ひやりとしながらも生き物に似たこそばゆさ。ちょっと手の中にもっておいてと小鳥を手渡してから、どこからともなく電卓を取り出して数字を叩く。小遣いをためれば子供でも買えなくはない。あるいは誰かにプレゼントとしておねだりしてもいい。そんな感じのお値段だ。)
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なんにせよここにいることは確かだ。
その店の間口は二間(約3m半)程。
両の壁際に陳列されたきらびやかな、あるいは古ぼけた古道具も相まって、大人の男が擦れ違えば少々手狭だ。
その中に埋もれるように、絨毯を敷いた上がり框の上で小柄な老人が座っている。
おそらくは彼が店主であろう。
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(ちょっとした商談をしてもいいし、雑談をしてもいい。戦闘は勘弁ね。)