PandoraPartyProject

ギルドスレッド

唯一之座

【行脚其の参】

ひょんな事から出逢った四人は今、とあるパブの店内に居る。

不思議だ。何もかもが不思議で堪らない。
見知らぬ店、初めて感じる雰囲気、未知のお品書き。
昨日より遅く感じる刻の流れ、高揚感に、安堵感。


そして……海の匂い、蹄の音、鉄の温もり――


確かに昨夜、一晩をこの街で過ごした事は間違いない。
けれど、不思議だ。別の世界を訪れた様にさえ思えてしまう。
閉じた眼は再び感じる。万華鏡の様に、鮮やかな彩りを。

感嘆の息を漏らすと同時に、再び尼は掌を合わせていた――


●一行はパブへと到着致しました。やったね!テーブル席だよ!
●奇しくも、育ちも種族も様々な方々が集いました。違うって素敵。


※パブの景観やお品書き、店内の雰囲気等は、
 道を示して下さったルゥルゥさんに全ての決定権を譲ります。
 お好きな様に表現して戴ければと思います。パブって何!?


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当ギルドの基本的なRPスレッドです。
シチュエーション等は上記の通り。よき出逢いが、あります様に。

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こ……これが……パブ……お食事処の様ですが、わたくしの識る其れとはあまりにも違う……。
そ、そしてこれが……椅子……ッ!こうも高い場所に座ると、些かの緊張が……ッ!
(ゴクリと固唾を飲み店内を見渡す尼。慣れない椅子の上で、なんと正座だ!正座している!)
(店内にはカウンター席と4~6人用のテーブル席が並ぶ一般的な酒場という雰囲気)
(昼間だからか客は多くないがちらほらとランチやお茶を楽しんでいるヒトが見られる)
(酒場ながらサンドイッチなどの軽食やお茶も出しているようだ)


(椅子の上で正座という訫宮を見れば笑みをこぼし)
あははー、訫ちゃんの世界にはこういうお店なかったかなぁ?
パブって言うのは酒場と宿屋を合体させたお店のことなんだよぉ。
街によってはインって言ったりもするかなぁ?とにかく旅をする人に便利な場所なんだぁ。
ここは結構大きいとこだから昼間から開いてるけど、小さい所は夜だけってとこもあるかなぁ。
最近急にウォーカー増えたから繁盛してそうだねぇ。

(のんびりと説明をしながらメニューを手に取り)
ボクはー……あ、ローズヒップティーがあるからこれにしようかなぁ。
みんななに飲むぅ?
(皆に見えるようにメニューを持ち直し)
僕は紅茶を。
さっきからの様子を見ると、食べ物も何か頼んだほうがいいかな。サンドイッチとか?

確かに賑やかだ。
いいことだね。
(やったねテーブル席だ!)
(そわそわきょろきょろ、あたり見渡したり卓上のものを触ってみたりとおちつかない)
(ふと、)(訫宮の正座を見て、座り方を真似をしようとしている、ものの)
(蹄≒裸足が椅子を汚す可能性に気が付き。ソッと普通のすわり方になおった)

(ルゥルゥの説明に、ふむふむと頷いて)
ローズヒップティー。薔薇、入っているの?おしゃれ。ワタシも、それにしていい?
たべもの。……あら。ね、ね、あれ。なにかしら。とってもきれいで、美味しそうな、あれ。
(近くの席の客の卓上に並んだデザートたちをそわそわしながら指差している)
え、ええ……嘗ての世でも、お食事処や宿屋と言われるものは確かに在ったのですけれど……
こうして直に赴いたのはこの世界でが初めてでして、少し、緊張してしまいます……あはは。
(気恥ずかしそうに破顔すると、ポシェティケトの様子・座り方を直す様を見て)
……こ、こほんっ。……ぅ……(さりげなく自分も座り方を直す。座りづらい)
えぇと、お品書き……煎茶やお団子は有るのでしょうか?んん……んん……?
(メニューを回しながら首を傾げて居たが)……わ、わたくしも同じものを頂きましょうっ!

……そう言えば。(思い出した様に、ぽん、と手を叩いて)
カザン様やポッケ様は、この街の住人でいらっしゃる……様では無いとお見受け致します。
成り行きでお付き合い戴く事になってしまいましたけれど……何某か、向かう場所や
ご用事等がお有りであったのでは……大丈夫、でしたか?(少し心配そうに首を傾げた)
カザン君は紅茶だねぇ、オシャレさんだなぁ。(くすくすと笑み)
あー、せっかくだし何か頼もっかぁ?せっかくだし甘いものがいいなぁ。
カザン君は甘いもの平気ぃ?(楽しそうにメニューを眺め)

そうだよぉ、薔薇の実を使ったお茶でねぇ、ちょっとすっぱいけど美容にいいんだぁ。
一緒のにするぅ?もちろんいいよぉ、一緒に飲もうねぇ♪
んぇ?(ポシェの指す先を見ればデザートが目に入り)
あ~、美味しそうだよねぇ……じゃあ食べ物はあれ頼もっかぁ。

そうだったんだぁ、じゃあずっと生まれたとこにいたのかなぁ?
旅とかもしたことないんだねぇ?あ、それともずっと野宿とかぁ?
(こてりこてりと首を左右に傾げながら尋ね)
センチャ?……あー、グリーンティーはあるみたいだけどぉ……。
一緒のにするぅ?じゃあ訫ちゃんも一緒のねぇ♪

すいませーん。(ひらひらと手を振って店員を呼び、それぞれの注文を伝えていく)
訫宮、大丈夫よ。ワタシなんて生まれてからずっとこの世界にいたのに、初めて、だもの。初めて仲間よ。でも、きっと平気、ルゥルゥ、カザン、おしえてくれるわ。だからきっと、大丈夫。

美容のお茶。すっぱいお茶なの? ふしぎね。とっても楽しみ。
……! (デザートまで一緒に頼んでくれたこと、パァッとかがやく嬉しい顔で)
ルゥルゥ、パブのせんぱい、だわ。どうもありがとう。
(てきぱきはきはき注文をするルゥルゥを見て、感嘆のつぶやきをこぼした)

(ぽんとまろやかな訫宮の手の音に頷いた)
平気。
ワタシは、大きい街の大きいギルド、ローレットといったかしら、そこを見に行こうと思って、森から出て来た途中だったの。慌てる旅じゃないのよ。だから、心配しないで。それに、急がない旅だからこそ、よい場所と、出逢えたんだわ。
(ここのこえ。
https://rev1.reversion.jp/page/2017summer
おでかけ、夏と、秋と、みんなで行けたら、とってもとっても楽しそう。)
(何か、別のスレッドで相談してもいいかもしれないね。>シナリオイベント)

注文ありがとう。ルゥルゥ。
甘い物なら、僕もいただこう。

僕も、差し当たり目的地があるわけではないから。
(ポシェティケトの話にうなずいて)
一人でないほうが、いろいろなものに目を向けることができそうだ。
(そうねと頷き。訫宮に聞いてみる、と呟いた)

ほんとうに。ひとりじゃなかったから、知らないこと、たくさん知れたの。パブも、ワタシだけだったら、きっとずっと来れなかったわ。

……あら。あのね、なんだか今までよりもカザンのおかお、よく見える気がする。ふしぎね。でも、とっても嬉しい。やっぱり、格好いい。また、握手、してね。
(「お任せあれ!」という顔>イベントの件)

そう、ですね……そう。ずっと、同じ場所で立つばかりの刻を、過ごして参りました。
この世に招かれたのも、旅を始めたのも、つい先日の事だったのです。
(注文をするルゥルゥを眺めて、感嘆の息を漏らし)……本当に、手慣れていらっしゃる……。

ふ、ふふふっ……初めて仲間、に御座いますか?ふふっ……。
その様な仲間意識、この世に来て初めて感じました。なんだか……ふふっ、可笑しい。
(ポッケの言葉にクスクスと、可笑しそうに破顔して)
まあ……ローレットに?わたくしも、その名には聞き覚えが御座います。
故郷を出て……ギルドへ……良ければ、旅の動機等、お訊かせ願えませんか?ポッケ様。

独りでない方が、目を向けられる……(カザンの言葉を反芻して)
ならばその目が多ければ多い程、見つけられるのやもしれませんね……。
(神妙な面持ちで、顎に手を当て何か考えた)
うん、すっぱいのが苦手だったらねぇ、ハチミツをちょっと垂らすと気にならなくなるよぉ。
えへへ~……♪(お礼を言われればはにかんだ笑みを浮かべ)
どういたしましてぇ、ボクも甘いもの食べたかったからちょうどよかったよぉ。
楽しみだねぇ♪

カザン君も甘いの大丈夫なんだねぇ?
だったら一緒に食べようねぇ♪
男の子は甘いの苦手な子も多いからちょっと心配だったんだぁ。

同じ場所で……立つばかりぃ?お客さん呼んでたとかぁ……?
(どういったことなのか理解できず、ふと酒場の客引きを思い浮かべた)
でも本当に旅も始めたばっかりだったんだねぇ。
じゃあこれからたくさんいろんなこと見られるね!何があるんだろうねぇ♪
へへぇ、仕組みがわかれば簡単だよぉ。後はー……慣れ!
ボクも最初はドキドキしたけどねぇ、何回かやってたら出来るようになったんだよぉ。
(ありがとう、と、手をあわせて頷いた>イベントの件)

(きょとんとしていたものの、ふわふわの笑い声につられて、ふふふ、と笑い出した)
そう? ふふ。初めて仲間は、知らないことを分かっていくのも同じだから、きっと心強いわ。
そう。ローレットに。
旅の動機、は。笑っちゃうみたいなことよ。
『呼ばれたから』
ずっと森で暮らしてて、それもすきだったけど、呼ばれたなら、行ってみようかと思ったのね。だから、ワタシの理由ね、これだけなの。

……? 訫宮、立つばかり。だったの?
(ルゥルゥと同じ様子であたまに浮かぶ疑問符)
(すこし首を傾けた)
ずっとだと、疲れちゃうわね。今は座って、休んでね。
慣れ。ルゥルゥも、はじめての時から、がんばったのね。
これも、つみかさねだわ。ワタシたちも、練習しましょう。

……! ! ! ね、あれ。って。
(こちらに向かってくる店員さんは先程頼んだメニューを携えている様子)
(きたわ、きたわ、と、そわそわ、みんなの顔を見たり姿勢を正したりしている)
ふふふっ。客引きの事を仰られて居りますか?ルゥ様らしい……(くすくすと笑みを零し)
有難う存じますポッケ様。でも、大丈夫です。疲れるという事は、有りませんでしたから。
嘗ての世で、わたくしは生物では無かったのです。故に、疲れや衰え等とは無縁でした。
この世界には、偶像崇拝というものが在るのでしょうか……伝える言葉が難しいのですけれど、
人々の祈りを受ける石像……の様なものだと思って戴ければ、差し支えは無いでしょう。

ですから……ふふふっ。こうして座して寛ぐというのも、とても新鮮な気持ちで御座います。
(ポシェティケトの旅の理由を、暫く黙して聴いた後)
『呼ばれた』……そう、ですか。言葉の中に、神秘的な……靄の様なものを感じます。
そうして森を出て、今こうして過ごしている事も……これも、運命なのでしょうね。
ポッケ様。もし宜しければ……わたくしも、その道程を共にしても宜しいでしょうか?
わたくしの旅は、この世を廻る事のみを目的として居ります。いずれ踏む事になる地であれば、
これも何かの御縁……旅は道連れ、とも申します。如何でしょうか?
(掌を合わせると、小首を傾げてお伺いを立てた)


……!あ、あれが、ローズヒップティー……ッ!見た事の無い茶器に入って居りますっ!
湯呑みに、取手が……ッ(先ずは初めて見るカップに驚愕する所からの僧侶であった)
うん、ポシェちゃんも何度かやってればねぇ、スムーズに頼めるようになるよぉ。
こんな風におしゃべりできるならきっとすぐだねぇ。(ほにゃりと笑み)

んえー?だって立ちっぱなしってそういうのしかないのかなぁって……。
え、石像ってぇ……石!?訫ちゃん石だったの?!
ほえー……やっぱりウォーカーさんはいろんな人がいるんだねぇ……。
……か、身体、硬いの……?(まじまじと肌や髪を見つめ)


……ぉ?(そうしている間に注文したものが運ばれてくる)
わー、きたきたぁ。ここ置いてくださーい。
(置かれたメニューを皆の前に配り)
ここは白磁のティーポットなんだねぇ。ガラスのほうが好きなんだけど高いもんなぁ。
……あ、訫ちゃんこういうの見たことないんだねぇ?
コップみたいのしかなかったのかな?(小さく首を傾げ)
えへへ、じゃあ中身見たらもっと驚くかもー。
(そういってポットから訫宮のカップにお茶を注ぐ。その色は透き通る鮮やかな赤だ)
ふふ。ほんとう? うれしいわ。
おしゃべり。あなた達と会えてから、たくさん喋れるようになった気がする。
がんばるね。(ルゥルゥの笑顔につられてほにゃりと笑った)

え、え。訫宮、石だったの?
偶像崇拝はうまく分からないけれど、お祈りをする先の、対象のことなら、分かるわ。かみさま、みたいなことかしら。
ワタシの森にも大きな大切な木があったから。でも、あれが、それと、お話できるということと同じだと思うと、神秘、ねえ。
でも、ね。ルゥルゥ。どう見ても、石じゃないわね。
旅人さんは、ほんとうにふしぎだわ。
神秘的な、だなんて。改めてことばにすると、なんだかほんの少ししだけ、照れくさい気がするわね。
(くすぐったそうにはにかみながら。思い掛けない提案にびっくりした様子で瞬くと、)

まあ。まあ。ほんとうに? 一緒の旅、良いの?
旅は道連れ。一緒だと、楽しい、みたいな意味かしら。
ふふふ、それはとっても楽しいだろうなって、一瞬のうちに、思ったわ。
ええ。ええ。嬉しい。旅は道連れ、しましょう。きっといっそう楽しくて、心強い旅になる。
(よろしくね、と、真似して掌を合わせて、ふふふ!と笑った)

……!
ローズヒップ、赤いのね。まさしく、ローズなのね。
あのね、ルゥルゥ、ワタシにも、お願いできるかしら。
(そっと両手でカップを寄せ。こらえきれないわくわくの様子)
崇拝される存在か。
何とも言えないけど、大事で大変なひとだったんだね。
(無表情だが、お茶に喜ぶ一同を見て、何となく和んでいる雰囲気がする)
ええ。正しくは、石「だった」のでは無く――

(ルゥルゥの言葉を受けると、袖から出した両掌を軽く掲げる)
(ピシピシと、硬い物が割れる様な音と共に掲げた掌が黒く変色。瞬く間に石となった)

――今でも、身体は石で出来て居るのです。人の手によって作られた無機物の身体。
故に……カザン様の御身体を見た時は、親近感の様なものを感じました。ふふふ。

(楽しげに両の人差し指をツンツンと突き合わせる。コンコン、冷たい音がした)
(ポシェティケトの言葉に明るい笑顔を浮かべる。ほわ。淡く身体が光った)

決まり、ですねっ。独りでは越せぬ未知も、二人でならば道とする事が出来るでしょう。
ありがとう存じます、ポッケ様。わたくしの旅はとても無軌道なものでありましたが、
おかげで一つ、光明が差し込みました。……俄然、やる気が湧くというものですっ。
この調子で手を繋いで行く事が出来たのなら、いつしか旅の行列を築くかもしれませんねっ。

(ふん、と小さくガッツポーズ。こじんまりしていて、あんまり覇気は無い)
(びっくりした様子で訫宮の変化を見つめつつ、その黒い石のかみさまの姿に、すこし興奮ぎみに、握手を求めるように手を伸ばした)

まあ。まあ。あら!
訫宮、すごいのねえ。そのすがたは、あなたのギフトなの? それとも、ワタシ達の変化みたいに、自然ととできるものなのかしら。
大事で大変なひと。ほんとうに、いいえてみょう、ねえ。カザン。
(しんぐうの光るようすを、眩しそうに、けれどとても嬉しそうにニコニコとながめ)

ふふ。旅の、仲間。
ひとりきりじゃないって、力がわくの、同じ気持ちよ。
手を、繋いで。 行列に。それは、心強いことだわ。
これも、あなたが教えてくれた、輪のようね。なんだかほんとうに、とても大丈夫そうな気持ちになってくるのね。

(こちらも少々ひょろりとしたガッツポーズをお返しし)

(そういえば長らく手を付けていなかったデザート…赤い果物のタルトをひとつ、手に取った)
(うっとりと掌の中で眺めてから、ハッとした様子で。フォークを使うべきだったかしら!と、そわそわ、ルゥルゥのほうを、ヘルプミーの視線でもって見つめている…)
うん、いいよぉ♪
(笑みを返しながらポシェのカップに訫宮と同じようにハーブティーを注ぎ)
あ、甘さが欲しい時はこれも使ってねぇ。
(そういって二人の前に小さなポットに入ったハチミツを置く)

おぉぉ……!(訫宮の手が石となる様子に目を輝かせ、感嘆の声を漏らす)
やっぱり石だったんだねぇ!ウォーカーさんにも変化できるヒトがいるんだなぁ。
……あ、そっか、ギフトって可能性もあるのかぁ……どっちなのかなぁ?
(ポシェの疑問を聞けばこちらも首を傾げ)

(こちらに向けられた視線に気付けば自分も同じようにタルトを手に取り、がぶり)
んん~!甘~い♪おいしー♪タルトは手でいくのが一番だねぇ!
ポシェちゃんも遠慮しないでねぇ、がぶっといくといいよぉ、がぶっとぉ!
(「そのままで大丈夫」と言わんばかりにニコニコと笑みを返す)
(伸ばされた手を感じると、ほんの少し、たった一瞬、躊躇った後)

ヒトが作る事が出来る、最も幸多き「輪」のかたち……わたくしは――

(握手の手を返す。黒い石の掌は冷たくて、触れればその手が悴む程だろう)

握手こそが、其れであると。……気をつけて下さい。冷たいですよ、とても。とても。


(二人の言葉を聴いて、小さく首を傾げ)

わたくしのこれはとても自然な变化です。恐らく、ポッケ様やルゥ様と似たものでしょう。
ギフト……そう言えば、この世にはその様な力の存在が……皆様もお持ちなのでしょうか?
わたくしのギフトは变化とは別で……他の存在に小さな『果報』を齎す力です。
目には見えづらい権能ですから、存在すら不確かなものではありますが。

(てへへ、と苦笑いをして。小さく舌を出してはにかんだ)
……ぇ、あ、手で!?そうなのですか……ッ!?

(フォークやナイフと地味~に格闘していた僧侶に衝撃が走る!!)

そ、それを聴いてわたくし大変安心致しました……
わたくしが造られた世では、小さなものは手掴みで食べる風習があったもので……ほっ。

(ルゥルゥに習ってタルトを手に取り、大口開いて、かぷっ)

……っ!~~~~~~っ!!!!……!?……っ!?!?……っ!!……ッ!!!!

(再び僧侶に衝撃走る。美味しい!口の中が!美味しいで満たされてる!!)
(一度に入れ過ぎた所為で声が出せず、身振り手振りで美味しさを現します伝われ!!)
どうもありがとう、ルゥルゥ。
(淹れて貰ったハーブティーをそれはそれは嬉しそうに眺めてから)
(ちょとずつ)(すっぱい、おいしい)
(興味深そうにルゥルゥのことばに頷くとはちみつも入れてみる)
(とてもおいしい)(ふふふ)

(伸ばし返してくれた手をぎゅぎゅっと握り)
冷たい。そうねえ、でも、ひんやりで、気持ちいいと思ったわ。
……!まあ。まあ。これも、輪なの。
挨拶や、仲良くなりたい気持ちからつながるのね。
やっぱり、いいものねえ。輪。

訫宮の変化もワタシたちみたいなものなのね。
ほんとうに。ウォーカーさん、いろいろ、だわ。
ギフト。ひとりひとりとくべつで、ささやかな。世界からのお祝い、ね。
『果報』を、齎す。だれかを応援するちからなの。
ワタシは、地面に足跡を付けないで歩けることができるのよ。
街ではあまり役立たないけど、森でとっても便利なのよ。
(ルゥルゥとカザンに、あなたたちは?と、わくわくした視線を向けながら)
(!)
(ドチザメの彼女の様子と「そのままで大丈夫」のほほえみに)
(ぱあっと嬉しい気持ちが広がって、安心したようすの鹿)

ふふ。ありがと、ルゥルゥ。おいしそうに食べるのねえ。
そのまま、がぶっと、していいの。
ええ、ええ。分かったわ。がぶっと、ね。

(がぶり。もぐもぐ)
(そしてさらにさらにぱあっと顔をかがやかせながら。もぐもぐ)
(おいしいね、おいしいね、僧侶の身振り手振りに)
(大きく大きくうなずいている)
(美味しそうに食べる二人の様子をニコニコとしながら眺め、自らも続けてもぐもぐ)
えへへぇ、美味しいものを食べる時にねぇ、細かいことは気にしちゃダメだよぉ。
食べたいって思いのままがぶっと行くのが美味しいんだからぁ!
フォークとナイフはねぇ、どうしても手が汚れちゃうものを食べる時に使えばいいんだよぉ。
(自分の言葉に納得するようにうんうんと頷く)
でも本当に美味しそうに食べるねぇ、なんだかボクも嬉しくなっちゃうよぉ。

そっかぁ、ギフトは別にあるんだねぇ。
果報を齎す……ご褒美、みたいのかなぁ?(うーんと唸り)
ポシェちゃんは足跡つけないで歩けるんだねぇ!
じゃあうっかり花壇を踏ん付けでも大丈夫なのかなぁ?
いいなぁ、素敵だなぁ!(キラキラと目を輝かせる)

ボクのギフトはねぇ、気持ちよぉく眠れるようになるんだぁ。
ボクに触って眠った人にも同じ効果があるからねぇ、すごく良い抱き枕になれるよぉ。
今度試してみるぅ?
(せんぱいのおしえね、と、ルゥルゥのことばに頷きながら) (もぐもぐ)
(美味しそうな。その、いつかのどうしてものときのため。フォークとナイフの練習もしておこう、と誓うのだった)
こんなに美味しいもの、そうそう食べられないもの、ね。
食べたいようにがぶっと、なのね。

ご褒美。なるほど、だわ。それは、もらえると嬉しい。
一緒にがんばること、きっと、これからありそうな気がするの。だからご褒美、ちょっと楽しみ。
そう、そう。ワタシ、お花を踏んでも、痛めないの。苔の上だとかも、足跡つけないで進めるのよ。

まあ!ルゥルゥと一緒だと、気持ちよく眠れるの。快眠、なのね。やすらか、ねえ。
ふふ、良いの? それじゃあ、今度、一緒におやすみ、しましょ。
ワタシ、寝るときは鹿だけど、ええと、多分、けものくさくは、ないはず。よ。
(周りに合わせて、タルトを手づかみで食べている。ただし一口は小さい)
そうなのか。
『果報』を齎す力、気持ちよく眠れる力、何も踏み付けずに歩ける力。
三人とも、優しい力だね。
僕にはまだギフトはないけれど、そういう力であればいいと思う。
…………。

(閉じた眼で、暫くポシェティケトの目を『見つめた』後、石化を解いて)

……あなたは優しい方ですね、ポッケさま。それに……とても暖かい。

(熱を取り戻した手で改めてその手を握り返し、少し眉尻を下げて笑い)

試す様な真似をしてしまいました。ごめんなさい。……ありがとう。
繋ぐ輪は、互いに暖かければ尚良いと……わたくしは。

(各々のギフトの話に耳を傾け)

まあ……その様な力も、あるのですね。お二方のギフトからは、暖かさを感じます。
カザンさまには未だ?どんなものが芽生えるのでしょう。わたくし、とても気になります。
(暫くの談笑のあと。ぽん、と手を打ち)

ルゥさまとカザンさまは今後、如何なされるおつもりなのでしょうか。
もし、旅路をお急ぎで無ければ……お二人も明日、一緒に街を発ちませんか?
こうしてお会いしたのも、きっと何かの御縁。宜しければ、なのですが……。

(二人に問うた後、ポシェティケトへ顔を向け、意向を促している)
そーだよぉ、美味しいものは美味しいって思える食べ方で食べなきゃねぇ。
あ、でもフォークとナイフの使い方も覚えたかったら後で教えるよぉ。
(がぶり、がぶり、とタルトを食べ終え、ナプキンで手を拭う)

わぁ、ポシェちゃん寝るときは鹿なんだねぇ!
なんだか暖かそうだなぁ……うん、一緒に寝よぉ!
けものくさく……どんな匂いなのかちょっと気になるかもぉ?

カザン君はまだギフトがないんだねぇ。
どんなのになるか楽しみだなぁ!
やっぱり男の子はカッコいいギフトだと嬉しいのかなぁ?

暖かさかぁ……ふふ、ありがとう訫ちゃん。
(提案を聞けば目を輝かせ)
わぁ……いいの!?うん、ボクもねぇ、急ぐ旅じゃないし、目的地もないんだぁ。
いろんな街を巡れればそれでいいから、一緒させてもらえるとすごく嬉しいよぉ。
……実はねぇ、独りぼっちは寂しいなぁって思ってたんだぁ。
ルゥルゥ。ぜひ、また。ナイフとフォークのせんせいも、お願いしたいわ。
(タルトを食べ終え、美味しい味のついた手を舐めようとしたものの。手を拭く彼女の様子を見て、ササッと仕草を真似した)

まあ。訫宮、なにかためしたの?
ふふ、でも、ちょうど良かったみたいで良かった。
(あまり握手というものに馴染みのない鹿は、離したばかりの手を楽しそうに見つめている)

ええ。ええ。一緒におやすみなさい、しましょう。
そう、鹿。毛皮だから、暖かいと思うのね。
けものくさい、あまり馴染みがないかしら? それなら。こういうもの、って。思ってくれると嬉しいわ。

ワタシたち、すやすやと、てくてくね。
カザンの、ギフト。どんなものかしら。その時が楽しみね。

いいわね、すてきねえ。一緒の旅。
行列は長いほうが楽しいし、輪は大きいほうが嬉しい、ものね。ルゥルゥも、一緒。嬉しいわ。
(こちらに向いた僧侶の視線に、にっこり笑って頷いた)
かっこいいギフト。……そうだね。
僕がそう思えるギフトだったらいいんだろうと思う。

……うん。僕も目的地があるわけじゃなし。
よければご一緒させてもらいたい。
(紅茶の湯気を顎に当てている)

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