酔っ払いの戯れ言。調子の外れた歌声。食器がぶつかり合う音。おや、あちらでは人が倒れた。
混然一体となった音がホールに響く。品の無さには目を瞑ってほしい。これが酒場と言うものだ。

（流れの早い雑談スレッド。コルクボードのような感覚で使用してください。もちろん、のんびりでも。）

（さっきの顔は絶対友達に見せる顔じゃなかっただろ、と思ったけど言わないことにした。怖いから）
……そ、そう。光栄なことで。
こんな引きこもりを構う奴も大概変わってると思うけど……

……そろそろ帰ろうか。シグルーン。

ん、いいよー。アサギはお外苦手だもんね。
それじゃあマスター、またねぇ

今日は！酔うぞ！！
マスター、サイダー酒ください！

　焼いた肉を騎士様の卓上に。

おおおおおおお！！
マジで良いのですか！？頂きます！ありがとうございます！

あっ、挨拶を忘れていました！ごきげんようですオラボナ殿！

「久方振りだ。肉塊を焼いた程度で悦ぶとは目出度いな！　金銭的に余裕でも現れたのか。依頼で生存したのか。貴様が笑顔だと此方も無貌に成る。Nyahahahaha!」
　貴方は芸術家の『　』が無い事に気付いても良い。
「兎角。我等『物語』は牛乳を頼む。砂糖増量で！」

ハッハー！私もオラボナ殿がご機嫌ならハッピーです！
な、なんか違和感がある気が…。まぁいいか！（もぐもぐ）

なんだか可愛らしいもの注文されてますな！甘いものはお好きで？

「美味いものだ。調理者は其方が決めるべき」

…。マスターが焼いたのでしょうか？
……。い、胃が何か焼け付く気分になった気がしなくもないような…気のせい？

なんだ！脅かしちゃって、もう！
普通に美味しいじゃないですか～！胃もなんか気のせいでしたね！
調理してくださったオラボナ殿に失礼でした、すいません！！（調理者をオラボナ殿と判断しました！）

「気のせいだ。所為だ――兎角。最近の懐事情は如何に。決戦他も重要だが、世界破滅よりも喜劇的or悲劇的or恐怖劇。即ち、虚構よりも真実が最で在れ」

うまい、うまい…！（もごもぐ）

そうですな…懐はなかなか寒くなってますよ！闇市やら交換やらで！
でも中々楽しい日々ですので、喜劇的ですぜ！オラボナ殿こそ、この頃はどうですか？

「闇市云々は交換で充実。最近は【ホイップクリーム】に塗れて哄笑したな。実に悦ばしい依頼だった。奴は『俺に相応しいジャンル』で在る。堪らないな！　折角だ。胃袋が破裂するまで肉を貪るが好い。此れは我等『物語』で奢りだ」

…！あの襲い掛かってくるホイップクリームですか！
なんでもすさまじい奮戦をされたそうで！…あの、噂で聞くには枝分かれしていくオラボナ殿に、さらに枝分かれして鎌首向けてきたってマジですか…？

「喜劇的な回転。愉快に飛ばされ、貪り喰われ！　確かに『生』クリームだったな。面白いほどに『ジャンル』が相応。ああ。ああ。嗤いが止まらない」

おっ、上手いこと仰いますな！
なるほど、『なま』じゃなく生きているクリーム…ふふ…！

「加えて生臭い」

…。マジでです？
う、うわー…想像したくない…！
そうだ！味はどうでしたか！？魚みたいな味とかではないですよね？

なんだか口の中に甘い魚のような感じがしてきました。
いかん、肉だ肉…うまいうまい。

「鉄臭い……Nyhahahahahahahahahahahahahaha!!!」
　大口開いて。赤色晒し。
「如何だ。うまいだろう？」

へっへへ！なかなか鮮やかな色合いされてますな！
本当に旨いですよ、これ…ありがとうございます！
オラボナ殿も一切れいかがです？すっごく美味しいですよ！（一切れを使っていないフォークでオラボナ殿の口に運ぼうと）
あ～ん…なんてね！

「興奮した己が莫迦に視得るな」
　何とも残念な表情――貌は無いのだが――で肉を咀嚼する。
　歯も舌も無いので妙な音が鳴った。べちゃべちゃ。

おお、美味しそうに食べるじゃないですか～！
実際美味しいですしな！

やだ、私と来たらまるで恋人みたい…ふ、ふふふ…！
なんてね！（自分で言って照れだす）

「女性声の我等『物語』だ。音だけでの認識は容易だな。親愛なる友が出現する可能性も。何ならば肉だけを恋人と見做すべきだ。蠢くものは分裂も――何。28秒の愛だ」

に、肉だけを恋人…。すごく背徳的な雰囲気のする言葉ですな！
なのにオラボナ殿が仰ると根源的恐怖が襲ってくる気が…
ってか分裂！？

「冗談だ。我等『人間』が分裂するなど幻覚以外に在り得ない。ああ。肉を愛するのは好い事だ。何せ。貴様の胃袋に這入った物体も肉故に。ああ。先程の『生』だが他の意味も在る。奴は真に鮮やかだったのだ。口内の如く――取り敢えず。肉の追加は如何だ。焼き加減は如何に。半生が美味しいものだ。舌の上で踊り狂う！」

ヒューッ！マジで良いのです！？野菜や魚はもちろん、肉っていいですよね！
どんどん焼いてください！オラボナ殿も食べましょうよ！！

…あの、踊り狂うって詩的な表現ですよな？

「――依頼で屍を喰らう鬼も在ったな。奴等の食欲も凄まじい」

ああ、死体を食べるっていう…よく見られる生態ですよな。
肉は確かに美味しいですけど、生や腐ってたりはちょっとやですね！
どうせなら焼いて食べたり、腐らせるのも発酵にしとけば良いでしょうにね！

「違うな。奴等は生きた存在も狙う。我等『物語』に登場する食屍鬼とは別の物体だ。さて。我等『物語』は帰還せねば。『　』を埋める為に」

へっへ…。なるほど、新鮮なのも…。
お疲れ様でした、オラボナ殿！今日はお肉と、何よりお話しありがとうございます！
またお会いできる日を祈っています！

…。（目の前の肉を見て逡巡した）
いやいや、これは美味しい肉！断じて死体なんかじゃないですね！（別に気にしていなかった！）

（片っ端からしばらく味わった後、その場を去った）
マスター！サイダー酒のお勘定！

久しぶり。ここ来んのめっちゃ久しぶりだわ俺。何してたんだっけ俺。
……まあいいか。マスター、酒くれ酒。

おー駄目だわ眠ぃ。いや寝てたわ。しゃあねえ、今度ゆっくり飲もうなあ。
マスター、お勘定。……いや、サラダはいらない。なんで今このタイミングで出すんだよもう！

おー場末の酒場ね。(テキトーな席に座り)
マスター、ビールおくれ。

「虚構どもは現実に――酷く歪な本物に殺され、化け物じみた肉塊を破裂させた。見事！　我等『物語』は傍観者だった故、適当に戯れて在ったのだが。兎角。此度は肉料理だ。主の腕は不要だがな。取り敢えず。『　』を材料に熱を加え給え！」

おっとどうもー…ってうん？(ビール飲みながら)
…あーサーカス幹部が死んだのか。

「我等『物語』は道化師と言葉を交わしたが、実に魔種らしい虚構で在った。ジャンルも頁も最終的に世界救済の糧と成り果てたのだ。酒よりも肉は如何だ。我等『物語』の肉料理だ。最近、酷く嵌まって在り――騎士様にも悦ばれた。完成品は親愛なる友に！　試作品は出し惜しみ不要。さあ。貪るが好い。我等『物語』の肉料理……ああ。残しても好いぞ」

ほうほう大盤振る舞いね。では酒の肴に頂こうか。

私、私、私だ！！やってやった。やってやったぞうふふふふふふふふふふ………………

っとお、こんばんはだな！

「親愛なる友よ。久方振りだ。我等『物語』の肉料理。試作品だが！」

あぁ！我が友よ！久しぶりだな！
本当に久しぶりだ。そろそろ手が震えだす頃だ。冗談だとも。
肉料理？君が？君の？…………ふふふ、頂こう！！

そして、そこの君ははじめましてかな？
どうも、どうも、異端審問官のジョセフだ。コンゴトモヨロシク。

「我等『物語』が酒の類だと。確かに最近は不幸菓子を主食に貪り続け、肉の味も多少は変化し……何でも無い。取り敢えず。調子は如何だ。此方は常通り。非戦闘依頼に這入った云々。ああ。味は塩で好いな。ソースは主に頼んで貰おう！　冗談だ」
　ごとり。三人前の『肉料理に【遭】うソース』が置かれて。
「素晴らしい！」

おうどうもー、邪神モドキのマカライトだ。

その様子だとサーカスに殴り込みに行ってたか？お疲れ様。大戦果だって聞いたぞ(ビール飲みつつ)

菓子が主食だと。不摂生な！
まあいい。……調子か？良好だとも。絶好調さ。あぁ、あぁ、そうとも。サーカスに殴り込み。楽団の奏は途絶え、楽士の歌は潰えた！
そう、噂の通り、我らの勝利だ。

（ソースを見る。二度見る。目を逸らす）

塩で十分！！
素材の味を活かそう。

「体力は頗る良好だ。精神的な事柄が削れて往く感覚！　心地良いものだ。酒よりも恍惚的で――楽団か。虚構どもの撒き散らした狂気は結局、冗長以上に不愉快で在った。彼等は真に嘘だったのだ。確かに物語はフィクションだが、ノンフィクションの重要だと理解せよ。勝利に乾杯。肴は違う場所で為すべきだ。親愛なる友よ！」

　自身の皿にソースを二人前。

不協和音は取り除かれたってか？そいつはいいな。情報見る限り子供にも手を出してたって聞くし、清々するね（出された肉料理にソースかけてむシャリ)

君の肉体は一層強固になったのか。叩きがいがありそうな。
連中……魔種だか何だか知らぬがなあ、ごちゃごちゃと何やら言っていたよ。動揺させるためなのか。殺意がどうの、違いがどうの。
知ったことか。

（躊躇なくソースをかける様子に目を見張る。仮面で見えないけど。）
お、おお、店主製を。剛の者。
……や、いや。たまには店主もまともなモノを作るのか？舌も人それぞれだしな……。
（追加されるソース。）
結構だ。
（即答である。）

「精神的な諸々を補強するべく『かみさま』に成り果てた。因みに再生特化に変更可能だ。貴様の嗜好に合わせて決めるが好い。我等『物語』は何方でも愉快に踊って魅せよう。奴等との交流も大切だが、最も不可欠なのは物語どもの成長だ。我等『物語』は読者で在り執筆者よ」
　ソースを舐ろう。舌は無いが。
　数分の無言。