PandoraPartyProject

ギルドスレッド

酒場『燃える石』

【高速雑談】賑やかな一角

酔っ払いの戯れ言。調子の外れた歌声。食器がぶつかり合う音。おや、あちらでは人が倒れた。
混然一体となった音がホールに響く。品の無さには目を瞑ってほしい。これが酒場と言うものだ。

(流れの早い雑談スレッド。コルクボードのような感覚で使用してください。もちろん、のんびりでも。)

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……そうそう、旦那さんはギフトで船を幽霊船に出来るんですよね。
私もつい最近、砂蠍関係の依頼で一緒になったんです。
そうかい。随分活躍してたんだなあ。
勿体ねえな。おれは間近で見れなかった。
――なんだ、みんな考えていることは一緒なんだね。
(オラボナの話すことを聞き、なんだかふっと笑って)
僕も、あの人の話をしようと思ったんだ。
だから、一番あの人がよく来ていたって言うお店に来たんだ。
ずいぶん遠回りになったけど、ちゃんとあって良かった。

えっちゃんが買ってくれたのは嬉しいけれど、僕は他の人にもぜひ買って欲しいな。
お代は聞いてからで構わないけれど――


今宵歌うのは、絶望の海に消え去った海賊のお話でございます。
おおきなからだに髭ぼうぼう。おそろしい目の大悪漢。
大きく笑って髭を揺らせば、赤んぼだって泣きやむくせに、
仲間にゃ滅法人の良い。畏れられしは海賊蛸髭。その一幕、ご静聴願えれば
お慰み。
「欲在る結末だ。貴様にも『それ』は在るのだろう。山賊。誰にでも在るものだ。世の中は地獄だが総てが苦とは成り得ない。得るべきは自由。寛容にも代償が必要だ。ああ。海賊どもの歌声は必ずや夢に届く。否。夢の耳に届く。ならば逢うべきだ」
(ココアを一口)
おじさま……。

……(そっと、目を閉じる)
はいですの……では、拝聴しますの。支払えるお代は、たいしたものは、ありませんけれど……。
あかい めをした いかのひげ
みなとに いでしは スクイッド
かれが むかえに きたりしは
たこひげ オクト ふねのおさ

いまじゃ いかひげ ひとでなし
ふなのり いきてりゃ いなくなる
ふなのり しんでりゃ かえがきく
だれより やさしい あくとうは
いまじゃ だれより ざんにんで
にんそく どたばた うちたおす
かいぞくだんの はたあげに
ふなのり ほねだけ ものいわぬ

それをききしは たこひげオクト
かわり はてにし おとうとに
いんどう わたしに やってきた
なかまを ひきつれ やってきた♪
たこひげ オクトは ふねのなか
むかえに おうじて なかまをつれて
ばけものいかの はらのなか

なんにもしらぬ ばけものスクイッド
うみのはての はてのはて
ぜつぼうのうみの そのはてで
わかれし きょうだい むかえたる
なみだと ともの なさけにむけて
たこひげオクトは こぶしをむける
じひなき こぶしが かれをうつ♪
はじまりのあか
ぜつぼうのあお
だからこいつはきぼうのみどり

どうしてかわった あちらがさけぶ
どうしてかわった こちらがなげく

オクトのみみを こえがつく
おれさまの ゆめは かわっちゃいないと
まよい はてた たこひげの
くるしむ はての ひとつのきめごと

なかまもすくい かぞくもすくい
すべてを えようと てをのばす
そこは もどれぬ よもつのひらさか
げにあさましきは いだいなる
かいぞく オクトの よくぼうよ♪
もとめた ゆめは なみのむこう
あいした くらしは かぜのむこう

のこらず うみに くれてやれ
のこった ものも くれてやれ

ほしがる ばかりじゃ さるにもできる
あたえる ばかりじゃ かみにもできる
ほんとに ほしい ものだけを
のこせば それが とりぶんさ
こうかい ばかりの おまえにのこった
おまえ だけの たからもの♪
いつか かなわば よだかのほしよ
かれの たびじを ………………♪

(ぽろん、と最後に無念そうに伴奏がフェードアウトした)

……ごめん、もう歌えないや。
お代はいらないよ。
………なんでですか、はらいますよ。
そんな……続きを歌ってほしいですの! 皆が、この後、どうすればいいのかを……!
……それがあいつの真意か。本心か。
そんなものを信じてあいつは…………
(コン、と杖が床を叩く音が響く)

……聞き覚えのある声につられて来てみたら、なんだ。
やけに尻切れトンボじゃねーか。

……ああ。邪魔しても良いか?
一見お断り、とか言われると困るんだけどよ。
【夢見るままに待ち到れ】
「など。嗤えば好いのか。兎角。我等『物語』は準備に忙しないのだ」

「さて。何だったか。ああ。蠍の後の果ての果て。其処で逢うのだよ」

 Nyahahaと酒場を離れよう。
……。やあ、アステリズム。よく来たね。
今ね、クラケーンの真意を聞いたところだよ。
歌でね。……えへへ。(笑顔を取り繕う)
>アステリズム
貰えないよ。だって歌いきれなかったもん。
あの人は僕の歌を褒めてくれたから、これを全部歌えたら、傷の痛いのも消えるかと思ったんだけど。

あはは。次はもっとちゃんと作って、おじさんに聞かせてあげなくっちゃ。
次はどんな顔で聞いてくれるかな。

やあ、こんばんはウィルくん。
みっともなくってお恥ずかしい限りだよ。
(海、か、本当に、嫌なところ。シグの好きなもの、全部奪う。嫌な、ところ。)
えっちゃん、何で泣くの……?
僕の歌、そんなにひどかった?
と、とにかく、アステリズムも、座りなよ。
席空いてるからさ。
えーと、マスター?お酒欲しいな!
とびっきり濃いやつ!
褒めてくれるといいですね……喜んでくれると……いいですね……。
どんな顔してこの歌を聴くかは……わた、私にも……わかりま、せん……。
十分だ。おれもキドーも、当事者になれなかった。
奴の真意を、覚悟を、この目で見られなかったのが、悔しかった。
もう、十分だ。これで忘れられる。
あいつは自由な男だった。自由に生きて、その結果じゃねえか。
もういい……これで……
ウィリアムさん、こんばんはですの。是非とも、一緒にいてくださいですの。

そのお歌が、ほんとうだとすれば、オクトさんは、今も、わたしたちのことを、大切に思ってくれているはずですの。
今は、きょうだいを取ったように見えるというだけで、次に会ったとき、わたしたちを取ってくれますの。たぶん、きっと……。
……オクトのおっさんか。
ああ。報告書は読んだよ。

……あのおっさんらしい選択だ。
んじゃお言葉に甘えるとするか。
……酒以外なんか飲めるか?
(適当に近くの席へ腰掛ける。コン、とまた杖が床を打つ音)
えひええぇぇえ……ひえぇぇえぇぇ……。
グドルフさんにかけることばもみつからないですよぉぉぉ……。

だんなさぁぁん……。
……だめだよ、これで終わるなんて。
だって最後まで、まだフィーネは付いていないんだから。

海賊のお話は一旦終わって、魔種のお話に終止符を付けて、それでやっと終わりなんじゃないか。
終わってないんだ。まだ、まだ、これじゃあ綺麗な終わりじゃないよ。
なあんだ。結構諦めいいんだね。
過去どころか、未来までシャットアウト?
(と、発破かけてみたり。)
>グドルフ
食べ物以外なら、だいたいおいしーよ
(テキーラのショットを飲み下して)
>アステリズム
……『魔種に堕ちた純種が、元に戻れた事例は無い』

(ぼそりと呟く)
(ぐしぐし)
そう、終わってない。終わってないんですよね。
問題は……これから……。
でもさ、魔種に落ちない人種が現れたのは最近だよ?
異世界から人間が来るくらいのことがこの世界でおきてる。
それ自体が奇跡なんだ。
ウォーカーという存在が、イレギュラーを起こした。
なら、魔種に落ちた純種が元に戻れた事例が起きたって不思議じゃないよ。
「ウォーカーという奇跡が世界を歩いているいまなら」ね。
>アステリズム
……もう忘れろッ!

……本当にオクトが俺達の事を思うなら、二度と俺達の元には来ねえ。
来たとしたら……それはもう、オクトの名を語る何かだ。
魔種が純種に戻った事例はねえ。ただの一度もだ。下手な希望は棄てろ。

もう、あいつを縛って、あいつに縛られるのは止めろ。
ぎっ……。

ぐっ………。
ぐうぅぅ………。絶望の青に………向かったんですよね。

ううぅうーーー………。んんんー………!
…………。
何言ってんだよ。テメェが一番、忘れられねえって顔してるクセに。

(グドルフへ目を向け不敵に声を投げ掛ける)
(がたん、と立ち上がる。)
絶ッッッッッ対にやだね!忘れるものか!
事例がなければオシマイ?
前提条件がそもそも今は違う!
ウォーカーもいる、イレギュラーズもいる、
かつて死にかけた命を取り留めた奇跡の事例、
パンドラパーティープロジェクトだってある!
>グドルフ
大丈夫だよ、えっちゃん。泣かないで。
確かに、戻ってこないかも知れない。
オクトおじさんは、もう、ちがう何かになってしまったかも知れないんだ。
だけど――だからさ。
(エマの後ろから優しく肩を掴んで、きゅっと抱きしめた)
エっちゃんも、それにみんなも。

次に会ったら、ちゃんとおじさんのこと、殺してあげないとね!
……もちろん、パンドラパーティープロジェクトは簡単に発動できるものじゃない。簡単にできるものなら、世界はもっと救われている。
だけど。だけどね。そんな簡単に諦められるほど、
「私」はクラケーンの事を浅く思ってなんかいない。

戻ってこないなら、迎えにいってやる。
戻ってくるなら迎え撃つ。

引きずり出してやるんだ。
闇から。呼び声から。
シグルーンさん……それは、ダメですの!
PPPは、たしかに、オクトさんを元に戻せるかもしれませんけれど……それで、自分が命を落としてしまったら、まったく意味は、ありませんの!
……ええ、そのときは、そうだね。
奇跡がなくても、彼を忘れて、野放しにするなんて
そんなのできない。
そんなみっともない姿をのうのうと晒す事を
クラケーンは望まないと思うから。
んーん、違う。これは、「私」のエゴ。
なら使うか? オクトがテメエの前に現れた時!
自分(てめえ)の命、全てを擲ってでも、オクトを救うかッ!?
オクトは意識を取り戻すかもしれねえな。
だがおめえは間違いなく死ぬ。
オクトはどう思うだろうな。おめえと関わって来た連中はどう思うだろうな?

残された奴の気持ちを──おめえは何一つ、分かっちゃ居ねえよ。
それくらいの覚悟が必要なんだよ。
奇跡を起こすっていうのは簡単じゃない。
でも……少なくとも、「私」なら、やるよ。
叶わないかもしれない。
でも、やらずに後悔するのはもっと嫌だ!
>ソーリア
ちがうね。悪いけど「シグ」はね、全部奪うよ。
シグは死なない。クラケーンも取り戻す。
それくらいの心算もできないで奇跡を起こすつもりはない。
「私」は死にたがりだけど、
「シグ」は死にたがりじゃない。
>グドルフ
はん。坊主が一丁前に言いやがるぜ。
傭兵稼業なんざ、毎日人の生き死にを見る羽目になる。
昨日まで笑いあいながら酒を飲んでたやつが、明日にゃ冷てえ土の中に居る。
そういう世界で生きてんだ。慣れてんだよ。忘れる事に。

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