シナリオ詳細
<Spring of Desastre>蜜がこぼれ落ちるように
オープニング
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険しい山岳地帯である覇竜領域デザストルにも、春の風はやってくる。暖かなそれは頬をくすぐり、服の裾を揺らして、またその先にいる者に戯れて。そうして散々悪戯したら、色々な場所へ駆け出していくのだ。
春の風がやってきたなら、色々なものが目覚め出す。冬眠していた獣も、今か今かと待っていた植物の種子も、綻ぶ時を恋焦がれた蕾も。
「麗さん、どこに、行くのでしょう」
「ふふ、こっちよ、こっち」
不思議そうに首を傾げるエル・エ・ルーエ(p3p008216)に、『花の魔女』麗・厘楼は手招きする。実際に見るまで教えてはくれないようだ。
エルは先日の依頼の縁もあり、魔女の元へ再び訪れていた。此度は何か依頼というわけではなく、お茶を飲んでお喋りをするために。
種族が異なっても、多少歳が違っても、女の子の語らいは盛り上がるものだから。可愛らしいものや綺麗なもの、厘楼の手作り品を見せてもらったり、エルが外国で売っているものを見せてあげたり。すっかりお茶を飲み切って、茶菓子もなくなった頃合いに、厘楼がふと立ち上がったのである。
というわけで冒頭に戻るが、エルは厘楼に連れられ、彼女の家の裏手へ向かっていた。そういえばいつも見るのは手前側だけで、この家となっている大木の後ろがどうなっているか、なんて気にしていなかったと気づく。
「はい、到着。外の方から見たらどうかしら?」
「……とても、キラキラ、していて……綺麗だと、エルは思います」
小さな庭園、とでも言うのだろうか。周囲に植えられた花々が吹き込む春の風でさざめき、最奥で澄んだ水を湧かす湖の湖面もゆらゆらと揺れている。木漏れ日はまるで蜜がこぼれ落ちてくるように、黄金色の光と温もりを落としていた。
「もし良ければ、貴女のお友達や、お知り合いも交えてお花見なんてどうかしら? 色々教えてもらうのは楽しそうだし……ここの春を楽しんでいってほしいと思うの」
基本的に、安全地帯となる場所は洞窟や地下など、天井のある場所ばかりだ。故に、植物の育つ場所というのは安全が保障されないことが多いのだが、ここは例外のひとつである。
いくつかのテーブルと椅子は用意されているが、あえてピクニックシートを持ち込み花を近くで楽しんでも良い。魔女お気に入りの紅茶を振舞ってくれるそうだから、お菓子など持ち込めば小規模ながらもアフタヌーンティーが楽しめるだろう。
待っているわね、と魔女はエルへ微笑んだ。
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「デザストルにはそういう『お花見』もあるんですね!」
ブラウ(p3n000090)はエルから聞いた話に目をキラキラさせる。かの山岳地帯でもお花見、それに近い風習などがありそうだ。
「普段は、里の中の交流に、使われていると、聞きました」
「なるほど。皆さんが行けば、ドラゴニアの方々はきっと興味津々でしょう」
ずっと外から隔絶された生活を送っていた彼らにとって、外からやってきたイレギュラーズは興味の的だ。これを機会に色々話してみても良いだろう。
「あ、ブラウ! 何か春らしい、のんびりできる依頼ってあるかな?」
そこはやってきたイーハトーヴ・アーケイディアン(p3p006934)へ、ブラウは早速このお花見について話す。彼の瞳がパッと輝いた。
「デザストルでもお花見ができるんだ! 色々準備して行かなくちゃ」
「ええ、ドラゴニアの方々も喜ばれると思いますよ。それと、このお花見では1輪だけ、お花を摘んで良いそうです」
普段、花の魔女の邸宅に咲き誇る花は許諾なしに摘んではいけない決まりだ。まあ、時折悪ガキが未遂で捕まり、魔女にこってりと絞られるわけなのだが……。
「この日だけ、特別、だそうです」
こくりとエルが頷く。花畑に咲く花であればどれでも、たった1輪なら持ち帰って良いと。それは枯れるまで飾っておいても良いし、押し花にしてしまっても良い。根っこから持っていきたいという者は――他の花を傷つけないように、と注意こそあれど許諾はある。
デザストルの春はどのような光景だろうかと、イーハトーヴは心を躍らせた。
- <Spring of Desastre>蜜がこぼれ落ちるように完了
- GM名愁
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2022年04月14日 22時05分
- 参加人数24/30人
- 相談7日
- 参加費50RC
参加者 : 24 人
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参加者一覧(24人)
リプレイ
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天井のように上空を覆う巨木から、ほろほろと差し込む光はとろりとした蜜のようで。その光景にスフィアはつい目を奪われてしまう。
(草花もいい匂いで……気持ちよく眠れそうです)
初めての場所だ、などと緊張していた糸が解けていくと共に欠伸をひとつ。ドラネコと一緒に昼寝でもしてしまおうか?
心地よい木漏れ日を見上げ、雷霧は感嘆の声を漏らす。
(自然っちゅうのは偉大やね、ホンマに)
住居となる大木の周囲には様々な花が咲き乱れていて、その中から魔女の許しを得て1輪のガーベラを摘む。
「ええ匂い」
ふわりと香るそれに思わず雷霧は言葉をこぼして、これを飾れるような花瓶はあっただろうかと思考を巡らせ始めた。
その場をゆっくりと見渡したクーアは、あまりの長閑さに花見酒を諦める。少し舐めるくらいなら特段違和感もないだろうが、酔っ払いにはなれそうもない。
(ふむ、それなら厘楼さんの手伝いに回りましょう)
メイドの本領発揮と花の魔女の元へ向かうクーア。先に手伝いをしていたアンリと共に茶器を手に回ったり、菓子を配ったりと動き始める。その途中でアンリは自分用にと取ってあったお菓子をぱくり。甘酸っぱいジャムが口の中いっぱいに広がった。
「魔女ー!」
熾煇に応えた彼女は仔竜姿の彼の傍にしゃがむ。彼は花に興味津々のようだ。
「この花は食べられるのか?」
「花によっては食べられるものもあるけれど……これはお腹を下してしまうかも」
「ええっ? じゃあ食べない!」
魔女の言葉に目をまん丸にした熾煇は、それならと湖へ視線を向けた。水の味は場所によって違うらしいが、ここはどうなのだろうと。
「水は飲んで大丈夫よ。落ちないように気をつけて」
「やったー!」
駆け出す熾煇。勢いよく飲んだ彼は、魔女の方を振り返って「美味しい!」と喜色を浮かべた。
(僕が誘ってもよかったんでしょうか)
鏡禍は今更ながらに悶々と考えていた。しかしそんな彼の心知らず、彼に選んでもらった春服を纏ったルチアははい、とお弁当箱を取り出す。
「要するにピクニックの事でしょう?」
「わ、すごく張り切ってますね。おいしそう」
「張り切ってる?」
そうかしらととぼけるルチアだけれど、実は物凄く張り切った。ちょっと早起きもしたから、この後彼に膝枕を強請っても文句は言われまい。
「これなんか自信作よ。食べてくれる?」
「え、あ、はい」
口元まで運ばれてしまえばされるがままになる他なく、鏡禍は黙々と咀嚼する。どうしよう折角の手作り弁当なのに味が分からない!
だがしかし、そんな時間も過ぎてしまえばあとはのんびりとするだけで。ふと目に留まった花を摘んだ鏡禍はルチアを呼ぶ。
「何?」
振り返った彼女の髪に花を挿せば、彼女はぽかんとして頭上を見上げた。明るい彼女の髪に青の花は良く似合う。
「……何よ、もう」
――なんて思っていたら、胸ポケットに花を挿し返されて。彼女も最初からこうするつもりだったのだと気づけば頬が赤くなる。
(ああ、締まらないなぁ)
まだまだ一進一退は続きそうである。
「魔女さんのお庭、すごく綺麗で優しいね」
はい、とサンドイッチを出したイーハトーヴにリュカシスが歓喜の声を上げる。具沢山のそれは元気がもりもり湧いてきそうで、リュカシスはボクも元気投入だ! とローストビーフのサラダやらプリンやらを荷物から出してくる。
「わ、豪勢だね」
「イーさんには元気をたくさん溜めておいてもらわないと!」
心配してくれる友人にありがとうと微笑んで。イーハトーヴはそうだと振り返った。
「オフィーリア、リュカシスのカップにスープを注いで貰えないかな?」
彼の言葉でしかたないわね、と言いたげにオフィーリアが水筒からスープを注いであげる。
「ワ! ワー! すごいやっ、動いてる!」
「メアリの力で少し動けるようになったんだ。君のおかげだよ」
メアリ――新しい家族もリュカシスへご挨拶。イーハトーヴはまた会えたねと笑顔を見せる。
「素敵なお名前をいただいたんだね! オフィーリアチャンもスープ注ぐの上手でいらっしゃる!」
そんなお姫様たちへ、魔女の庭で育った美しい花を一輪捧げたなら。オフィーリアの雰囲気がどことなく明るく見えるような、そんな気がしたのは気のせいだろうか?
「グレノール嬢、此方にいらして居られたのですか」
「あ、その……こんにちは……」
エンヴィは駆けよられる勢いに思わず一歩下がる。しかしそうすると暁明が一歩近づき、下がっては近づき。どうしようかと視線を巡らせれば、なにやら大量に弁当を広げているドラゴニアが見える。あっ目が合った。暁明も気づいた。
「おお、これは見た目美しき弁当。そなたが作られたのか?」
「うん、作りすぎちゃって……ねえ、よかったら手伝ってくれない?」
暁明はまさか食事に誘われるとは、と一瞬迷う。しかし断るのも無粋だろうと頷き、エンヴィの方を振り返った。
「グレノール嬢は如何なされるか?」
「……それなら、お言葉に甘えて」
「ありがとう!」
少し悩んだものの、このドラゴニア――瑞希は本当に1人で食べるつもりでいたらしい。人を待っていたわけでもないようで、お願いされてしまえば無下にもできないものである。
「初めまして! ボクは玖・瑞希だよ」
よろしくねと微笑む瑞希にエンヴィと暁明もそれぞれ自己紹介を返す。なんと、同胞だと思っていたがエンヴィはウォーカーであったらしい。
そんな2人が弁当を食べてくれるという瞬間は内心ドキドキしてしまう。自信ありげに振る舞ってみせたけど、自分でもまずいとは思っていないけれど、それでも誰かに食べてもらうというのは緊張してしまう。
「見た目だけでなく味も良い。素晴らしい弁当だ」
「本当!」
ああと頷いた暁明は今度領地へ招待させてくれと瑞希へ告げた。この弁当に勝るものがあるかもわからないが、心ばかりの礼くらいはさせてほしいと。
「うん、ぜひ! 遊びに行ってみたいな」
どんな場所だろうと瑞希は早くもワクワクしてくる。集落の外の世界をまたひとつ、知ることができそうだ。
「素敵な場所を知ってるんだねぇ」
「度々父と窺っていたのです」
ヴィルメイズに案内されながらトストは感嘆の声を上げる。花も木々も楽しそうだ。
「あの湖はとても澄んでいるのですよ」
「わあ、本当だ。でも泳いだら景観を乱しちゃうかな」
気持ちよさそうだけれど、と呟くトストにヴィルメイズは神妙な顔をした。曰く、魔女は怒ると結構怖いのだと。泳ぐのならもっと暖かくなってからの方が良いだろうと。怒られたことがあるのだろうと察せられるものであった。
「それなら、また一緒にどっか遊びに行こうよ。泳ぎなら今度はおれが案内できそうだし」
「ええ、是非。今日は互いに似合う花を選びませんか?」
魔女の許しがあるから花を1輪摘むことができるが、それを渡してはいけないとは言われていない。思い出にもなりそうだとトストは頷き、やがて美しい紅色の花を摘む。
「マイペースそうな子だから、お互い気に入ると思うな」
礼を告げながら受け取るヴィルメイズ。彼に花を探す素振りがないようだと訝しんでいれば、どうやら既に摘んでいたらしい。
「こちらの青い花の方がお似合いかと」
食虫植物とも迷った、などと言えばトストは笑って。ありがとうとその花を受け取った。
「ここが覇竜ですか」
ヘイゼルはぐるりと辺りを見回す。少し前線から離れるだけであっという間に状況は変わってしまって、実は初めてのデザストルだ。
(お花見に安全と冠が付く時点で、本来は危険な場だと行っているようなもの)
しかしそんな場所でも生き抜かんとする者たちがいるのだ。その1人であり、またイレギュラーズにもなったスースァはフリアノンへ住まう同胞らに囲まれる。外の様子が気になって仕方ないよう、だが。
「悪いね、アタシもまだ全然見て回れてないのさ」
なにせ大陸は広い。それでもぽつぽつと外の話を聞かせれば、同胞たちはワクワクとした表情を見せる。
「覇竜の外じゃ花見って『こう』じゃないんだろ?」
「ええ。木に咲く花を見て楽しむことが一般的でせうね」
スコーンを一口。紅茶を楽しみながらヘイゼルは返す。特別なことなどしなくても、こうして話すだけで異文化交流になって面白い。
「今日は花を摘んで良いと聞きましたが、お決まりでせうか?」
「そうだね。このお茶の香り付けに使われてる花にしようかな」
今日ばかりは自分の土産にしようか。そう思ってしまうくらい、紅茶が美味しかったものだから。
そう小さく笑って花を摘んだスースァの傍ら、ヘイゼルは名も知らぬ花を摘み、コートの襟に飾る。折角だから自分にとって、未知のものを持ち帰らなければ勿体ない。
「秘密の花園にティーセットを広げて、優雅なティータイム……たまにはこういうのもいいっすね」
遠くに聞こえる語らいを耳で拾いながら、甘い花の蜜を垂らした紅茶をひと口含む。自然の香りと彩りのなんと風流なことか。
(こういう時、すらすらと俳句が出てきたら良かったんすけどね~)
そちらはさっぱりだったなと苦笑い。粋な事は言えないが、花はありがたく頂いて行こう。
「エルは、麗さんと一緒に、お茶が飲みたいです」
エルの言葉に魔女は花が綻ぶように微笑む。その些細に否やなどあるはずもない。
「わ、私も良いでしょうか……!」
「ええ、勿論。皆で過ごしたらきっと楽しいわ」
コロルはぱっと表情を輝かせ、持ち込んだクッキーなどを取り出す。魔女の用意した菓子も合わさって、甘い香りがあたりに漂った。
「麗さんの淹れた紅茶は、とっても美味しいです」
「ん、このスコーンさくさくしてますね! 甘さが柔らかく感じるような……」
紅茶を楽しむエル。花の魔女が作ったスコーンに興味を示すコロル。そんな反応が珍しいのか、彼女はころころと笑って。
「スコーンには花の蜜を練り込んでいるの。この花畑で採っているのよ」
この家のこと、花畑のこと、外のこと、依頼や冒険のこと。様々な話をしていたら、あっという間に時間は流れてしまう。
「麗さん、エルもお花を、頂けますか?」
選ぶのは麗の瞳のような色。押し花にして栞を作ったなら、本を読んだ折に彼女への土産話を忘れずいられるだろうから。
「わぁ、綺麗っ」
すごいね、とリリーは目を輝かせる。ワイバーンのリョクも木の下は見たことがなかったのか、興味深げに首を巡らせていた。
「あっ見てリョク、ドラゴニアの皆もいっぱいいるねっ」
折角だから話に行きたいけれど、何を話そうか。思案を巡らせるリリーはリョクと共に行った仕事について話してみようかと思いつく。
(普段は言う事聞かないけど、お仕事の時は真面目で、しっかり動いてくれる事とか……)
「…………って、こらリョクっ」
リリーの考え事を待つのに飽きたのか、悪戯を始めるリョク。リリーは「めっ!」とリョクへ言い聞かせたが……その結果はさてはて。
「ほら食べてみて! 美味しいんだから!」
鈴花の言葉に同胞たちは少し引き気味で、しかし彼女の押しに恐る恐る口へ含む。
「なんだこれ」
「え、甘っ」
「そうでしょ? 豊穣って国にある『ようかん』よ!」
日持ちするというから大量に買い込んだそれらは、どうやら一部お土産として持ち帰られるらしい。それもまた良しである。
(美味しいものが沢山あるのは最高よね)
外も他種族も好かなかったけれど、食べ物にはそれを覆す力があるのだ。
尚、次なる目下の標的はローレットに所属する美味しそうなひよこである。果たしてどんな味なのか。
「ええお天気」
「ああ。それに――見事なもンだ」
蜻蛉に首肯した縁は広がる光景に目を細める。空気も美味しいしご飯も酒も進みそうだ。
「こういうお花の中でお弁当を頂くんも乙なもんです」
「最高の贅沢だねぇ」
風呂敷から酒瓶と朱色の盃2つを取り出した縁。ああけれど本当に、酒1本だけじゃ釣り合わないくらいに贅沢で。
「こんな綺麗なお花の中から、本当に一輪摘んでええんやろか」
「『魔女の許し』なんだろう? 言葉は違えないだろうさ」
とはいっても、縁に花を摘む気はない。傍らにある『花』があれば欲する理由もないのだ。
けれどその花はと言えば、大事そうに一輪摘み取って振り返る。陽光が彼女の艶やかな髪を照らした。
「とお……え、縁さん。髪に挿して貰ってもええやろか」
呼び慣れない、聞き慣れない言の葉はくすぐったくて。
「……綺麗にできねぇでも、文句言わんでくれよ?」
それから逃れるように、その髪へ花を飾る。紫色のアネモネを飾ってもらった蜻蛉は、殊更嬉しそうに微笑んだ。
――あなたを信じて、待ってる。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
お疲れさまでした、イレギュラーズ。
お楽しみ頂けましたら幸いです。
それでは、またのご縁をお待ちしております。
GMコメント
●すること
花の魔女の庭園でお花見をする
●魔女の庭園
花の魔女の邸宅は大木のうろを利用して作られています。大木は広く開いた洞窟の天井を覆うように枝葉を伸ばしているため、亜竜に気づかれない安全地帯となっています。
大木の下には程よく木漏れ日がさし、色鮮やかな花々が育っています。春の花が多いです。中には珍しい花も咲いているでしょう。
また、邸宅の裏手には湧水によってできた小さな湖があり、飲んでも問題はないそうです。
湖の近くにテーブルや椅子が置いてある他、花の魔女が張り切ってピクニックシートを用意しています。身ひとつで訪れても楽しめますが、持ち込めばそれはそれで喜ばれるでしょう。
またOPにもある通り、今回だけ花を1人1輪摘むことができます。お友達と交換するのも良いでしょう。
●NPC
麗・厘楼(れい・りんろう)
エル・エ・ルーエさんの関係者。ドラゴニアで、花の魔女の二つ名を持っています。
彼女の作る薬はとても重宝され、また自身を着飾ることに余念がありません。
今回はお気に入りの紅茶を振る舞ってくれます。花の香りがするフレーバーティーに、甘い蜜を垂らしたものです。スコーンとジャムも一緒に出してもらえます。
・フリアノンのドラゴニアたち
花の魔女に招待された里のドラゴニアたちです。花やお茶を楽しんでいますが、皆さんが声をかければ楽しくお喋りしてくれるでしょう。皆さんの冒険譚など聞かせてあげると大変喜ばれます。
●ご挨拶
AAありがとうございます。愁です。
今回は奇古譚GMと一緒にお花見イベシナを出しています。排他処理はございませんので、どちらもお気軽にご参加くださいませ。
それではどうぞ、よろしくお願いいたします。
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