PandoraPartyProject

ギルドスレッド

小さな工房

日記帳

動物やお花、星にハート。
可愛らしいシールを貼りまくったノートは、
幼い子供の物ではなく、とある旅人の持ち物だ。

日々の記録を、気の向くままに。

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冬・某日

何と言うこともないが、今日から、記録をつけてみようと思う。
強いて言うならば、この幸せな夢が、消えてしまわないように。

色々な国を自由に行き来できる、という技術が興味深く、
今日は、鉄帝と呼ばれる国に足を運んでみた。
普段暮らしている幻想よりも、故郷に近い風土だ。
望郷の念は微塵も湧かないが、感じることがないわけではない。

偶然迷い込んだ『磨く場所』で、美しい角と瞳を持った少年に出会った。
聡明で優しい彼の言葉は、これまで耳にしたことがないほどあたたかなものだった。

また、彼に会いに行こうと思う。
冬・某日

シャルル嬢、という名の可憐な少女の衣服を選ぶ、という依頼を受けた。
ローレットから請け負う、初めての仕事だ。
正直、こういう仕事もあるのかと、安堵した。
戦うのには、もう疲れた。

……この話は、止めておこう。

服を選ぶ、という未知の体験は何とも言えず心弾むものだった。
依頼を共にした仲間達も、慣れないことばかりの俺に、とてもよくしてくれた。
前線で戦う騎士達の『武装』のための刺繍なら、幾らでもしてきたが、
身に纏うことをより楽しみにするための刺繍、というのは初めてした。
とても嬉しく、楽しく、そして誇らしかった。

また、同行の、柔らかな雰囲気を纏う美しい女性に、パーカーを見繕ってもらった。
うさぎの耳がフードについていて、とても愛らしい。
この世界では、俺は、好きな服を着ることができるのだ。
明日は、このとっておきを着て、出かけよう。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1414
冬・グラオ・クローネの日

今日は、グラオ・クローネという祭典の催しに出掛けた。
まさか、元いた世界では王族貴族の嗜好品だったお菓子を、
何に憚ることもなく、存分に楽しめる祭りがあるだなんて!

本物のお菓子の家は圧巻で、
ぬいぐるみ達の、新しい衣装のデザインが魔法のように浮かんだ。
勿論、クッキーやマシュマロを始めとするお菓子の味も素晴らしかった!

リュカシスとは、生まれて初めての図書館に向かった。しかも、魔法の図書館だ!
年若い友人に甘えて、愛らしい、或いは美しい魔物の幻影を共に見る。
その後、いつか本物を見よう、と約束をして、チョコレートを交換した。

……約束が叶うといいな、と思う。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1478
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1482
冬・某日

彼からの誘いを、断ってしまった。

今は遠い世界でのあの日から、ナイフを握ると、手が震える。
俺は――、
春・某日

パーカーを選んでくれたアーリアと、ピクニックに出掛けた。
深緑に位置するその湖の周辺はとても気持ちの良い場所で、
春告草、というとても美しい花が咲き誇っていた。

この世界には、花が現存している。
意匠としてしか知らなかったそれらは、本当に、例えようもなく素晴らしい。

初めて飲む酒は、とても美味しかった。
楽しい時間を過ごしたけれど、少し、飲み過ぎてしまったかもしれない。
今日は早く寝て、春の色の夢を見よう。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1513
春・某日

ローレットで、鉄帝からの依頼を受ける。
とある町で、壁に『春』をテーマにした絵を描く、という依頼だ。

同行の皆と思うままに絵を描くのは、とても賑やかで、楽しい時間だった。
この世界に来てから知った、小さな野の花達。
春は動物達も喜ぶ季節らしく、色んな動物の絵も描いた。

途中から、シャルル嬢も顔を出してくれた。
青い薔薇に、彼女は気づいてくれただろうか?

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1525
春・某日

瓶詰め屋『エアインネルング』にて、リュカシスと瓶詰めを作る。
瓶の中に世界を作る、というのは、なんて不思議で、魅力的なんだろう!

作った瓶詰めは、交換っこをした。
大切な宝物が、また増えた。
この世界は、俺に、たくさんの幸せをくれる。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1550
春・某日

イレギュラーズのひとりとして、『レガドウォーカー』という雑誌の取材を受ける。
少し緊張したが、オフィーリアが、落ち着いて、いつも通りでいれば大丈夫だと言ってくれた。

そういえば、オフィーリアのことを、ここに記していない。

オフィーリアは、混沌に来て初めて作ったぬいぐるみ。
うさぎの女の子で、お姉さんめいた物言いをする、おしゃまさんだ。

インタビューを受けて改めて、混沌での生活に慣れてきたなと感じる。
趣味で作っているぬいぐるみ達を養子に出して、幾らかの金銭を貰えるようになった。
生活の基盤が、徐々にだが生まれつつある気がする。

それに……お別れの日はいつも寂しいけれど、受け取ってくれた人の笑顔は、嬉しい。
俺の子供達は、こちらの世界では、ちゃんと、幸せになれる。

……今日は、もう寝よう。
12時間は、流石に少し、喋りすぎてしまったかもしれない。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1564
春・『レガドウォーカー』発売日

今日は、『レガドウォーカー』を本屋でどっさり購入した。

俺のヒーローのインタビューも載っているんだから、
店員さんに怪訝な目で見られたのも、止むを得ない。
春・某日

ラサのバザールで、初めて本物の桜を見る。

リュカシスは桜を、大きな羊みたい、桜綿飴にソックリと評していた。
その桜綿飴と桜プリンをわけっこした後は、
暫しのんびりと過ごし、その後、バザールへ向かった。
この世界の春は、彼の言う通り、本当に良いものだ。

メモ:明日から、桜色の羊のぬいぐるみ作りに着手のこと

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1565
春・シトリンクォーツ某日

イレギュラーズの仲間と連れ立って、鉄帝で食事と酒を楽しむ。
知っている顔も、初めましての顔もあり、賑やかで楽しい時間だった。
料理上手の仲間のお陰で、会計は驚くほど安かった。
そのことにも感謝しているけれど、また彼の料理を食べたいな、と思う。
どこかで、また会えたら嬉しい。

それにしても、シトリンクォーツとは不思議な習慣だ。
豊穣と幸福を祈るのはわかるが、
勤労に感謝する、というのは出身世界には存在しなかった概念だ。
この世界のことをまた一つ知ることができて、嬉しく思う。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1638
春・某日

イースターという、旅人が持ち込んだ祭りに参加する。

商店街でエッグハント……のはずだったのだが、
シャルル嬢と一緒にあちらこちらを見て回るうちに、目的を忘れてしまった。
彼女に、呆れられていなければいいのだけれど。

しかし、アンニカに出会えたのは、嬉しいことだ。
お気に入りの鞄があれば、益々、こちらでの生活が楽しくなるだろうから。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1628
春・某日

ローレットで預かっていた猫達が、脱走してしまう。
それだけでも大変なのに、
猫達に襲われた(?)シャルル嬢も行方が知れなくなってしまった。
すぐに、依頼を受諾する。

……シャルル嬢も、猫達も、無事で本当に良かった。

事件解決後は、猫達と遊んだ。とても楽しかった。

メモ:ファミリアーのシマエナガくんの名前を考える
   シャルル嬢に、今度会う時までに考えておくと約束したから

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1643
夏・某日

海洋の『トリトン・ビーチ』で、リュカシスと洞窟を冒険した!

一番奥に、神殿のような場所があって、
半人半魚の巨大な像が、射し込む陽の光を受けていて、すごくわくわくした。
忘れられない大冒険になった。

……そういえば、あの像って何だったんだろう? と、今になって少し思う。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1851
夏・某日

海洋の夜に、海岸で、シャルル嬢と線香花火。

綺麗で、懸命で、儚いものを。
慈しみたくなる、という感情を、シャルル嬢は変ではないと言ってくれた。

上手く言えないけれど、線香花火は、命の形をしている、と思う。

ジジの名前も、シャルル嬢に伝えることができた。
ジジが、シャルル嬢にまた会えて嬉しいと言ったから、俺もそうだと伝える。
シャルル嬢も、ボクもだよと言ってくれた。

共に過ごした時間も、彼女の言葉も、ずっと、忘れずにいたい。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1841
なつ・ぼうじつ

いろのなまえのバー、ばしょは海洋、で、おふぃーりあと。

ぴざ、おさけ。おいしかった。
どれす、つくる。

(あとは、ぐにゃぐにゃした線が、子供の落書きのように続いている)
夏・某日

……頁を無駄遣いしてしまった。

確か、ドレスのアイデアについてメモをした気がするのだけれど、
一晩経った今、自分でも、とても解読できない。

オフィーリアが怒っているのももっともだと思う体たらくだけれど、
ずっとお小言を聞かされると、
自業自得だと承知していても、頭が余計に痛んで仕方がない。
とにかく今は、無事に宿に戻れている奇跡に、感謝しよう。

改めて、昨日は『ゴールデンブラウン』というバーで食事をした。
今日の状態については俺の問題で、とても素敵なお店だった。

メモ:お酒は飲み過ぎてはいけない。本当に。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1852
秋・某日

最近、イレギュラーズのお店が、たくさんできた。
ついつい、沢山買い物をしてしまう。
オフィーリアに叱られたのは、記しておくまでもない。

お店といえば、依頼でご縁を頂いたタント様のお店に、
俺の作ったぬいぐるみを置いてもらえることになった。
とても嬉しいし、職人冥利に尽きる。

……少し寝不足だけれど、毎日、とても楽しい。

オフィーリアは、睡眠と食事はちゃんと摂りなさいと、ずっと怒っているけれど。
秋・オクトーバーフェストの日

幻想中央大聖堂前で行われたお祭りに、リュカシスと参加。

美味しいものをいっぱい食べて、お酒も飲んで(今日は、飲み過ぎなかった)、
友達と、たっくさんお喋りをした。
料理のこと。来たるファントムナイトのこと。エンジェルいわし達のこと。

友達と過ごす楽しい時間は、あっという間だ。
時間って、とても不思議。生きているみたいだ。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2137
秋・某日

ラサの秋色バザールを、タント様とシャルル嬢とオフィーリアと楽しむ。

ところで、この一連の催しには、一つお約束がある。
指定された色を、纏うこと。
オクトーバーフェストの時は、麦穂色のバッジが参加料に含まれていたけれど、
今回は色のみの指定で、俺はオフィーリアに黄色のドレスを用意した。

気になるものは幾らでもあったけれど、
中でも、秋色ビーズのブレスレットが目を引いた。

タント様とシャルル嬢に着けてみてほしいと強請ったらとてもよく似合って、
2人に勧めてもらって、俺も腕にはめてみた。

そのまま、今日の記念にと購入する。
2人のようには似合わないけれど、きらきらの宝物がまた増えた。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2134
秋・某日

今日は、赤い腕章をつけて、リュカシスと練達へお芋掘りへ。
巨大ゼシュテル芋を、焼き芋にして、2人で食べた。

俺が生まれ育った世界には、食べられる植物は、現存していない。
焚火でお芋を焼く、というのを、子供の頃に本で知って、
ずっと憧れていたから、すごく嬉しかった。

初めての焼き芋は、魔法みたいに美味しかった。
ただ焼いただけのお芋が、あんなに甘いなんて!

断面の鮮やかな黄色も、大切な友達の笑顔も、
きっと、俺はずっと忘れないだろう。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2114
秋・某日

金木犀のパーティーに、オフィーリアと参加。
リボンを模した刺繍ブローチを、金色の糸で作ってつけていった。
オフィーリアの金色のドレスにも、リボンの刺繍を。

木に星が咲いてる、と俺が言ったら、
上を見てはしゃいでいると転ぶわよ、とオフィーリアが言った。
お姉さんというものがいたらこんな感じなのかな、と、
最近は、彼女に注意されたり、怒られたりする度に思う。

金木犀の香りのお茶も、クリームと金木犀のジャムが添えられたスコーンも、
とびきり美味しかったけれど、分け合うことができないのは、少し、残念。
こっちに来てから、俺、我儘になったな。

しばらく金木犀の匂いがついちゃいそうね、と彼女はぼやいていたけれど、
俺はそれも、何だか嬉しい。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2143
秋・某日

可愛い鹿さんから贈り物を貰ったり、
タント様が、俺のぬいぐるみを作ってくれたり。

嬉しいことが沢山で、今日も、俺は幸せ。
秋・某日

鉄帝北部で、豊穣祈願の儀式を代行(?)する依頼を受けてきた。
その土地で育つナーコラスッゾ麦は、気合を吸って育つのだとか。
この世界には、まだまだ面白いものが沢山ある。

俺は、リュカシスと一緒に、
同行のヴォルペやカルネくん達をふわカッコよくメカ可愛く飾り付けたり、
ライブを行うタント様とスーを応援したりした。
2人のライブはとても可愛くて、夜なべして衣装を作った自分が誇らしかった。
オフィーリアには、加減をしろとめちゃくちゃ怒られた。

鉄帝筋肉たいそうは、俺には無理だった。すごく無理だった。
今も、身体中に湿布を貼っているので、皆はやっぱりすごいなあと思う。

前述のナーコラスッゾ麦は、一日で生えて、種も落としてくれた。
『お願いローレット』が頭から離れないけれど、
依頼が無事成功して、本当に良かった。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2201
秋・ファントムナイトの日

今日の俺は、リュカシスとお揃いのシーツおばけ。
2人で、天義の大聖堂前で子供達にお菓子と、小さなぬいぐるみを配った。

素敵な、楽しい夜だった。とても。

時に、ファントムナイトの間は、
世界に魔法がかかって、何でも、なりたい姿になれるんだとか。

お友達の皆も、色んな姿になっていたけれど、
俺は、なりたいものが思いつかなかった。

俺がずっとなりたかったのは、たぶん、今の俺だ。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2233
秋・某日

海洋で、何か、大きな出来事があったらしい。
こちらに来てもうかなり経つけれど、情勢のことは、わからないままだ。

ただ、海洋の首都でお祭りがあるとは聞いて、オフィーリアと足を運んでみた。

船(キャラック船、と言うらしい)をバーにした、その甲板で、
偶然、アーリアと出会い、同席させてもらった。

彼女と同じお酒、グロッグという名前の、海軍のホットカクテルを注文する。
彼女曰く、海洋といえばラムらしい。
それを、花火を待つには少し肌寒いからホットで、と。
春に、お酒の飲み方を、彼女に教えてもらった時のことを思い出した。

オフィーリアにも釘を刺されたし、アーリアに迷惑をかけたくもないので、
飲み過ぎないよう、気をつける。

グロッグは結構『回る』らしくて、今、実は少しふわふわしているけれど、
醜態はさらさずに済んだし、甲板から見える花火も、ちゃんと楽しめた。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2307
秋と冬の変わり目・某日

貴族の一家が旅行に出かけている間、
にゃんころもち達のお世話をするという依頼を受ける。

にゃんころもちの! お世話をする! 依頼!
受けられて本ッ当に良かった……!
噂を聞いて、ずっと本物のにゃんころもちに会いたかったから……。

もう、本物のにゃんころもちの愛らしさたるや!
ぷにぷにのお腹! 柔らかくあたたかい産毛!
お腹に顔をうずめた時の幸せは、筆舌に尽くし難いものだった……。
もにゃーんって鳴き声も、可愛いよねぇ……。

皆でわいわい過ごせたのも、勿論、とっても楽しかった!
サティや迅、シャルとまたご一緒できたのも、すっごく嬉しかったなぁ。
コルルとも、また会えたらいいな。

メモ:今度、アーリアに謝る

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2313
冬・シャイネンナハト1日目

夜の幻想王都で、街角で知り合った仮面の彼(性別を知らないから、仮に)と食事を。

嬉しくて、つい、あれもこれもと注文してしまう。
彼と同じスパークリングワインを頼んだところでやっと我に返ったけれど、
彼は、頼みすぎだとは言いながらも、
俺が食べ切れなくても自分が食べ切るとも言ってくれた。

彼は、俺のことを変わり者だと評するけれど、
一緒に過ごす時間は、やっぱり、俺にはすごく楽しかった。

また、ご縁があるといいな。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2504
冬・シャイネンナハト2日目

今日は、リュカシスと一緒!
イグルー、っていう、雪で作った……こう、家? みたいな、
それの中で、ココアを飲んで、リュカシスが作ってくれたすもあを食べた。
ついこの間街角で知り合った、情報屋さんのブラウも一緒に。

というのも、その場所は、思っていたよりずっと寒くて、
そしたらリュカシスが、すぐに、毛布を借りてくれて、
それを貸してくれたのが、ブラウだったから。

すもあは熱々で甘くて美味しくて、
抱っこさせてもらったブラウは、ふわふわであったかかった。

願い事は俺には特にないけれど、流れ星が見られなかったのはちょっと残念。
いつか、見られたらいいな。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2488
冬・1年の終わりと始まりの日

海洋のスペクルム島。『星見の宴』と呼ばれる年越しの星見に参加。

占ってもらうことが、怖くて、できなかった。
俺は、思うに、『停滞』してるんだ。

皆、この世界を、きちんと『生きて』いる。
前に、進んでいる。

俺だけだ。
切り離されて、やがて取り残されるのは。

そして、俺を、この世界の営みから切り離したのは、
他でもない、イーハトーヴという男だ。

置いてきぼりは、嫌だ。
怖い。
でも、だけど、俺は、やっと、この世界で――、

……薬。
薬が、足りない。
俺は、何で、ようやく、初めて、遂に、



……幸せを知ったんだと、思っていたのに。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2484
冬・年が明けて間もなく

海洋で、年始めの月に花火を作る依頼。リュカシスと一緒に。
お気に入りのチョコレートを買って、工房に向かう。

依頼書を見てから、ずっと、考えてた。
俺の抱負って何だろう、って。

たくさん、たくさん考えて、
俺は、たぶんだけれど、この世界でちゃんと生きたいんだって思った。
周りの、皆みたいに。

この1年間、俺はずっと、綺麗なものに囲まれてた。
夢みたいなその時間を、無駄だったとは思わない。
初めて得た幸せが、偽物だったとも、思わない。
本当に、とてもいい1年だった。素敵な出会いが、いっぱいあった。

だからこそ。

この世界で出会った大切な人達と同じように、俺も、ちゃんと生きたい。
きらきらしていない部分も真っ直ぐに見て、
大切な人達が生きる世界を、大切に生きていきたい。

それが、俺の抱負。

メモ1:リュカシスと筋トレするのに必要なものを買っておくこと!

メモ2:いつか、親方さんの作った花火を見に行く!

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2528
冬・某日

イレギュラーズの新顔向けの依頼に鬼灯と一緒に参加する。
内容は、天義でのボランティア。

俺は新顔ではないけれど、訓練の意味も持つ依頼への参加は初めてだ。
ずっと、避けてきたものね。
でも、頑張るって決めたからには、そんな自分に恥じない生き方をしたい。

今日の俺は、『おもちゃのお医者さん』。
あっちの世界で多くのものを奪った俺も、
こちらでは、誰かの大切なものを直すことができる。
俺は、本当に幸せ者だね。

鬼灯とお嫁さんの手品も、とっても素敵だった。
本当の魔法みたいで、見惚れていたら、オフィーリアに叱られちゃった。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2618
冬と春の変わり目・某日

ツブライノシシ、という生き物がいる。
彼らは名前の通りとても愛らしく、同時に、とても危険な生き物だ。

……ということを、俺は今日、初めて知った。
可愛い生き物に会いに行くつもりが、害獣退治のお仕事だったんだよね。
今度から、人の話はちゃんと聞くようにしよう。

ともあれ、こちらでは初めての戦闘依頼だ。
ツブライノシシの可愛さは俺には効果てきめんの武器だったけれど、
村の人達のため、絆されないよう、頑張った。

本を読んで練習した通りに、癒しの力を扱えたこと。
頼もしい同行の仲間達のお陰だけれど、ちゃんと村を守れたこと。
本当に、本当に良かった、って思う。

ずっと逃げ続けてきた俺でも、変われるかもしれない。
そう思うと、何か、あたたかなものが胸に燈るような気がした。

皆で食べた牡丹鍋も、とっても美味しかった。
鬼灯の母上さんにも、また会えたらいいな。

それにしても、鬼灯って、すごく偉い忍者さんだったんだね。
部下の人が、こっちの世界にも沢山いるみたい!

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2787
(走り書きのメモ)

誰かの大切なものを燃料にする兵器。
大事な友達の国がそんなものに蹂躙されるのを、黙って見ていたくない。

それに、

誰かの大切なものが、たくさんを壊していくなんて、奪っていくなんて。
そんな悪夢は……もう、懲り懲りだ。

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