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小さな工房

日記帳

動物やお花、星にハート。
可愛らしいシールを貼りまくったノートは、
幼い子供の物ではなく、とある旅人の持ち物だ。

日々の記録を、気の向くままに。

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秋・某日

金木犀のパーティーに、オフィーリアと参加。
リボンを模した刺繍ブローチを、金色の糸で作ってつけていった。
オフィーリアの金色のドレスにも、リボンの刺繍を。

木に星が咲いてる、と俺が言ったら、
上を見てはしゃいでいると転ぶわよ、とオフィーリアが言った。
お姉さんというものがいたらこんな感じなのかな、と、
最近は、彼女に注意されたり、怒られたりする度に思う。

金木犀の香りのお茶も、クリームと金木犀のジャムが添えられたスコーンも、
とびきり美味しかったけれど、分け合うことができないのは、少し、残念。
こっちに来てから、俺、我儘になったな。

しばらく金木犀の匂いがついちゃいそうね、と彼女はぼやいていたけれど、
俺はそれも、何だか嬉しい。

https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/2143

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