PandoraPartyProject

ギルドスレッド

文化保存ギルド

薄暗い書庫

ルーム #1
書庫は日光はあまり良くないから、ランプを使ってね。
それと、飲食はここでは禁止よ。本を汚さないようにね。
つまり、後は雑談をするだけの場所ということ。

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ありがとう、わかってくれたのなら何よりよ。言葉よりも体験するほうが早いと言われるけど努力したかいがあるわね>カタラァナ

たしかに、見た目より死ぬほどハードなのよね、スナイパー。あれは才能の領域よ。文明人よりもよっぽどね>アベル

ということでアトも来てくれたわ。賑やかになってきたわね?
さて、俺も一つ魔法をお披露目しようかな。
君達を赤面させる魔術……なんて、冗談だけど。

(そう言って青年はかぶっていたマスクを外し、素顔を晒す。)

より一層信頼を得る為の魔術「自己紹介」って奴さ。
一瞬だけ、君達にだけ、使ってあげよう。
ホイホイ、呼ばれて飛び出て観光客。
クロークのフードは脱がない系の僕だよ、よろしくね。

っと、司書。
早速だけど一つ相談部屋が欲しいかな。
こっちはいつでもできるよ。
(ぽっかーん、とアベルの素顔にびっくり)あ、えぇ。あと一年は拝めないと思っていたから。かなりびっくりしたのだけれど(首を傾げたまましばらくじーっと観察してしまって

……あ、アト。とりあえず会議室を使って頂戴
1年ねぇ、君と俺はデートの約束をしていたはずだけどデートまであんな野暮な物付ける趣味はないからね。
ま、近いうちには見せてただろうし?

ああ、あとそこのヤローには見せる気ないから目を潰しとこうか。
あー、えっとね。たしかにデートの約束はしたけど。その、全力であのガスマスクのままで来ると思ってたわ。
ええ、でも言われてみればそうね。私が割とすっぱり名前を教えたのと同じように考えれば、おあいこのようなものね?
こちらがお好みとは恐れ入った。
ま、どちらも俺なんですケドね?
言うて俺の顔を隠す理由なんて大したもんじゃないですし?
此処なら犯罪者にも優しいらしいので。
それは穿ち過ぎよ。個人の印象と好みは別問題。
まぁここは知識と文化の保存庫だからね。その知識に是非もなし。罪を犯さぬ人は居ないということで。

ミルヴィもいらっしゃい。好きな本を読んでいっていいわ。といっても流れてきた書物も有るから正確な意味を理解するのが難しい言語も有るけれど。
あらためてよろしく。
罪を犯したことのないものだけ、このアベルくんを責ると良い……。
あ、これ本人が言ったらしまらないやつですね?
じゃ、イーちゃん的にどっちが好み?
外にデート行くときはガスマスク。
どっかの中なら素顔ね。
気を使っていただいたようで。
自意識過剰なだけなのにそうして頂けると嬉しいんですよ。
ま、デートの話は時が来たらかな?あまり二人の世界になるとボク恥ずかしい。
許可ありがと、センパイ、さっそく勉強しにきたヨ
ここは本が沢山だネェ、知った顔も多い(ほえーっと見回しながらその辺の棚の書を取って適当な座席に座り)
アベルもこんちわ(手を振って挨拶し)
アンタはいつでも誰か口説いてンなぁ(苦笑して笑いながら書のページをペラペラとめくってうーんうーんと唸っている、どうやら兵法書の一種を見ているようだ)
ふたりあわせて ひとりとひとり
そう ぼくたちみんな ひとりとひとり
いつまでたってもひとりとひとり
まーぶるもようの だんだらまだら♪

そういえば、本がたくさんあるんだっけ。
この中で僕のうたはちょっと賢さが足りないね。
ミルヴィちゃんみたいに何か読むべきかな。
ミルヴィもカタラァナもナイスカット。アベルの恥ずかしさが紛らわせるわね。
それに気遣いをするのは私の悪癖のようなものよ。人から見れば多分それはひどく温い物に見えるでしょう>アベル

あらためていらっしゃい。ええ、好きなだけ勉強をしていって頂戴。ここにある本は元々置いてあったものとか故あって廃棄されたものとか、そういうのを片っ端から拾って収めているのよ。イレギュラー同様どこからか流れてきた本が多いしね。
ああ、それと兵法を学ぶなら。えーっと、あった(一冊手に取り)はいこれ、ヤポンとか合衆国のある世界の兵法書で、ソンシというものらしいわ。
私が言っていた「作戦は王道を以って是とし、奇策を以って王道を制する」という言葉に近いものもあるから、きっと参考になるわ(はい、と差し出し

ひだまりに入った人間は、二人だと影と日向でマーブル模様。
賢さが足りないのではないわ。大事なのは紡ぎ方の違いよ。
本を読むならカタラァナは何が良いかしら、恋物語、それとも葉っぱのフレディかしら>カタラァナ
あー……そういや此処来た目的忘れてた。
俺探してる本あるんだわ、ガキの頃に読んだ異世界の本。
三兄弟がいろいろするお話、かな。

子供の頃は読み聞かせてもらったんだけどラストまでたどり着けなくてね。
此処の本読んでヒントでも探しますか。
(ひょっこり)ありゃ、ミルヴィさん!奇遇ですね、ここで会うとは。
……あれ?アトさんもいる。知った顔だらけです。
私もちょくちょくここにくるんで、よろしくですよ。えひひひ。
エマさんかい、奇遇だね!アンタもここの人だったのかい?ヨロシクね
アタシはセンセに頭を使うこともちゃんと覚えろって言われたからちょいと自習にきたのサ

お、センパイおすすめの本か…どれどれ…(渡された本を受け取って見て、開いてむむむと唸り)
む、難しい…けどなるほど「兵は神速を尊ぶ」とか「敵より先んじ目を成し後を先とせよ」とか全部実際の理屈とケースで説明してあんだね……ふふっ これなら分かりやすいや!
センパイの言ってた事も近い理屈が並べられてて面白いや(ふんふんと頷きながら食い入るように本を読み)…しっかし何でこの手の本って小難しい言い回し使ってんだろね…
カタラァナのはシンプルでいいんじゃね?
なんとなく動揺みたいなシンプルな中に真実があるみてーな
こう、何かな?心に届くって感じ? 
だからアタシはアンタの歌とっても好きだよ。
三兄弟……というのはあまり聞かないわね。童話ならともかく。
ええ、ヒントとか思い出したことがあったら言って頂戴。もしかしたら役に立てるかも>アベル

なんというかアレね、ここに集まるメンバーメンバー、エマも含めて知り合いだらけというのは……私目当てに来てるから、と言うとあんまりに恥ずかしいから、そういう居心地が良い場所ということにしておきましょう

そうそう、とりあえず見出しにも書いてるような鉄則だけ覚えておけば、細かい内容はどうでもいいわ。自分からいずれその言葉を連想する機会が来るからね。学ぶとは気づくことよ。気づこうとすれば僅かな手がかりが大きな道標になるわ>ミルヴィ
絵本は読んだことあるよ。
僕は三匹のやぎのがらがらどんが好きだな。

ぼくはがらがらどん はたけをたがやし
ぼくはがらがらどん ちをながし
ぼくはがらがらどん ふえてうえて ちにみちる♪

そんなお話ではまったくありません。
だから真実なんて言われるのは面映いな。
僕に見えてる世界は、僕の歌よりずっと綺麗だからね。まだまだ嘘しか歌えてないよ。ほんとの歌が、僕にも歌えたらいいのにな。
ギルドなんてそんなモンだろ
センパイといいセンセイといい頭のイイ人は揃って同じ事言うなあ……むむむ…
やっぱり体験しないとわからないンだねェ、うー……経験つまなきゃ
早く強くなりたいーーー!
焦っても仕方ない事はわかってンだけどネ

それ違うー ハハッ そうだねェ
やっぱり歌ってのは体験かなーと思うンだ
アタシが歌う英雄歌も牧歌も旅で見聞きした事にアタシがアレンジしたものがほとんどだしネ
0から作ったりはできねェけどさ、知ってる事をよくする事は出来るンだヨ
カタラァナも色んな事を知っていけるとイイねっ
太りたいから丘の上に行こう、しかも大きなトロルに立ち向かうことを考えて。
ヴォルガを超えてドンを超えて、金色の草原を駆け
進もう進もう、奴らの血が我らの畑の畝を満たすまで。

その学ぶ意欲がある間は大丈夫よ、実績を残す機会もね。
ということで今はこれ以上アドバイスとかはナシにするわ。だって意欲を掻き立ててしょうがなくなるでしょう?>ミルヴィ
あー……詳しくは覚えてねぇけど初めて生まれた人の話?
其の続編だったかな?ほんと触りしか知らないんですけどね。
ま、此処にある本をちょこちょこ読みながら探していきますよ。

本を読むのは嫌いじゃないし、ほら冒険譚とか英雄譚は少年の心を持つアベルくんにはピタリ。
意欲はあるヨ♪
けどそれに見合うモンも身に付けなきゃって思ってる
とほほ…センパイ厳しいなァ

アタシも英雄譚だけじゃなくて冒険やお祭りの話を覚えたいなァ
旅人だったから地域に密着したような話は浅くってサ。
お祭りの話ね……同じ神様を奉じていても、祈り方が全く違うとか。その結果変なお祭りになったりすることとかはよくあるわね。>ミルヴィ

初めて生まれた人間の続き……んー、私も気になるわね、それ

そしてスヴィプルが来てくれたわ。ちょっとびっくりね、これからよろしく。
街角で見かけた時は他の者らと話していた様子だったので先ずは申請だけでも投げておこう、とな。
突然のことにすぐさま対応していただけるとは、瞠目するばかり。
団長殿や他の貴公らもよろしくお願いするのである。
そんなの気にしなくてもいいのに。と言いつつ、気遣ってくれてありがとう。
ここは自由に使って頂戴。プレイングを置くのには雑多バインダーとか、会議室はピンだけじゃなくて必要なものとかの陳情にでも何でもね。
おお、仮プレイングやピン案までも置いてしまって良いのであるか?
なんともはや、貴公には足を向けて寝られないな。
必要な時は有難く使わせていただくのであるよ。
ここは文化保存庫。スヴィプルのなそうとしたこと、為したいこと、その足跡全てが大事な情報になるの。
それがここにいる人達に私から唯一望む代金だから。まさしく気軽にね
沢山知るのは望むところ。
でも沢山のよぶんは僕の機能を殺いで行く。
わかっているのだけどね。まねごとなんだって。
ほんとうに歌えるただひとつの歌だけは、忘れないように気をつけながら本も読んでみるよ。

いらっしゃい、スヴィプルちゃん
ここ数ヶ月の騒動に関連した案件で走り回っていることが多くてな。
顔を出せない日もままあるだろうが、可能な限り寄らせてもらおう。

おお、イカ……じゃないな。海種の者か。
貴公もよろしく頼むのである。
旅の荷物は最低限。重い荷物は足手まとい。
カタラァナに私が歌うように読み聞かせをすると忘れにくくなるんじゃないかしら、とかちょっと思ったわ。

ええ、了解よ。顔を出せなくても上等。ここは自由な円卓、貴賤はなし。だから団長ではなくてここでも名前で呼んで頂戴>スヴィプル
はろはろー。美人のおねーさん。
此処の不純物ことアベルくんだぜ。宜しく。

荷物と言えばアレだね。
知識とはいくら持っても重くならない唯一の持ち物だとかそういうの。
カタラァナチャン的には違ったみたい?

おっとと、イーちゃんも気になっちゃった?
見つけたら読み聞かせをしてあげよう。ほら、俺声もいいでしょう?
読み聞かせには自信がありますよ、ムカシムカシ、アルトコロニー。(マスクで篭った声で)
いか?
いかに見えるかな僕。いかはどっちかというと食べ物な気がするのだけど。
でもいかはおいしいよね。ぬめこりっとしてて。

僕にとって知識は足枷だよ。
僕が僕になってしまうほど、僕は巫ではなくなってしまうから。
どっちが正しいのかは、まだよくわからないけれど。
おや、プルさんまで。
な、なんだかこのひと月足らずでやたらにぎやかになりましたね。
ひひっ……。
ラァナさんはイカっていうか、イルカですかね?
腰のヒレが触腕に見えたのかしら……っと。

えひひ、私ってばノリ気な時とそうでないときの差が激しいので、ここに来るのもちょくちょくですけれども。一つよろしくですよ。

たびたびこうしてちょっかいかけます。
イカ……ああ、右腕付近の飾り布とかが、絶妙に白くてフォルムが近いからイカに見えるんじゃないかしら。あとはドレスの広がった感じが、尾ひれとはまた別に伸ばした触手に見えるとか(言われてみれば、とカタラァナを見て首を傾げつつ

読み聞かせは気になるわね、セリフのところとかどう感情を入れるか、緩急をどうつけるか、声だけじゃなくてあれは技術のいるものだから。それに自信ありとあれば是非に(冗談めかして>アベル

エマは本当に気まぐれよね。2-3日顔を出し続けたと思ったら半月くらい来なかったり。それがまた面白いから歓迎よ?
ちょっかいついでに私の騎士鎧の感想を求めたいわね>エマ

――そうか、降ろす側であれば。その器は純なほうが良い。不理解を理解し、不寛容を寛容しないと、知識というものさしが増えればそれはウニをうっかり呑んじゃうようなものになるのかしら>カタラァナ

最初は私だけ、エマが来て、カタラァナとアベルが来て。4人いればPTとして十分と言ったら8人フルメンバー分揃ってしまったわね。
そろそろ新しいソファでも拾ってくるべきかしら。
いやー、ご迷惑おかけしてます。
有体に言うと低速に向いてないんですよ、私。えひひ……。
……ありゃ、本当に8人揃っちゃいました?集まり始めると早いものです。

騎士鎧!おめでとございまーす!いやー、どんどん鎧のグレードが上がってきてますね!色鮮やか!
騎士鎧そのものは順当に強くなってますが、剣が凄い事になってません?金と宝石で出来てる宝剣みたいな……。高そうです、ひひっ。
……後なんか、何となくなんですが。
血色、悪くなってきてません?大丈夫ですか?
な、名前呼びぃ……であるかぁ……。
エマ殿もそうなのだが、私の呼び方は独特過ぎて嫌がられているの哉。
いやさ団長……イーリン殿がそう望むのであれば吝かでないが。

はろん。
イカした鉄仮面の貴公、街角で幾度か見かけた覚えはあるな。
こちらでもよろしく頼むのであるよ。

いや失礼した。
よく見れば……あまり見ない生物の海種であるな。
イカとは似ても似つかぬ、色は元よりその可憐な振る舞いもな。

おうおう、久しいなエマ殿。
ここ一月以上見なかった気もするが息災のようでなにより。
こちらでもよろしくお願いするのである。

……ここは新参者としてソファの一つや二つ買って来た方が良いのだろうか?
たべちゃうぞ?(ヒレでエっちゃんをぺちぺちやろうと)
でもこのひらひらに目を付けたのはさすがお目が高いよ。
服とヒレに波を纏って流れを整えれば、渦に飲まれても自由に泳げるから。
それだけが僕に使える魔術。波の魔法だよ。

それがウニとわかっている今の時点でも許しがたい人はいて、さらにウニの中味をこじあけて、なかみを食べられるようになってしまえば、それは僕のあり方としては完全に台無しかな。――そうなれたらいいんだけど。
そうさ、僕は白痴を求められたものなんだ。イーちゃん。

イルカのはずだよ、きっと。知ってる?イルカ。
かしこくていたずらずきなんだよ。
だから可憐なんていわれたら照れちゃうな
お褒めいただき光栄よ。やっぱりエマの感想は聞きたかったもの。
鎧に関しては貴族に取り入るためにあんな派手なのにしたの。幻想の貴族に恩や印象を売っておけば、そのうちダンジョンにも行きやすくなるし、ゆくゆくは果の迷宮まで続くんじゃないかとね。
武器も……ええ、これも儀礼剣ね。鎧が銀だからすごく目立つでしょう。これを振って騎士を名乗ってれば、さながら金のかかったドン・キホーテにはなれると思ってね。
血色は……多分ストレスのせいじゃないかしら?>エマ

買わなくてもいいわ。ソファけっこう高いもの。どこかから拾ってくるくらいでちょうどいいのよ。それにあんまり綺麗だと本が嫉妬するわ。なんだこのパリパリピカピカのソファはってね。
ええ、イーリンでいいわ。偉そうな団長とか好みじゃないの。司書でちょうどいいくらいよ>スヴィプル

なるほど、それは……まさしく所業を求められてるわけね、奇跡の。
そうなると気になるのはどうしてここまでやってきたのかこれたのか、税関を抜けてカタラァナがここまで来た理由は人への興味だとしても、そのきっかけとか、気になるわね。
無粋だから今は聞かないけれど(冗談めかして>カタラァナ
それから新しいメンバーが増えたわ。本の匂いにつられてきたのかしら。ドラマね。
ようこそ円卓へ。見知らぬ土地でよくぞここを選んだものだわ。自由に使って頂戴。プレイングを置くのも本を読むのも、雑談にふけるのも自由。これからよろしくね。
くちたさんごの うつくしや
くじらのむくろの うつくしや
さればなにゆえ ひとのこよ
おまえのむくろの みにくきか

さだめしほろびの カタラァナ
みにくいあひるの カタラァナ
もとめたほろびは そこになく
われのもとめし うつくしき
ほろびをもとめて やってきた
おお いだいないみごのカタラァナ
あいをもとめし カタラァナ
うたのほかに あいはなく
ほろびのほかに こいもなく
もとめしものは うつくしき
ほろびのほかに なんぞやと♪
此処に本が沢山貯蔵されているとお聞き致しまして、お邪魔させて頂きました。
私、幻想種のドラマ、と申します。
よろしくお願い致しますね。

……円卓?
(カタラァナの歌を聴きながら)……そう思えば、歌を聴きながら本を読むことだってできるかもって思うと、最高に贅沢ね、ここ。

そう、円卓。ここには上座も下座もない。知識と本の前に平等という意味よ。>ドラマ
そういえば、もうすぐこの世界で初めての夏を迎えるわけなのだけれど……このギルド、暑さ大丈夫かしら。石造りだからある程度は持ちこたえるはずなんだけども
ドラマやスヴィプルヨロシクね!
大丈夫じゃね?
どうしてもキツイ時は本が傷まないためにも草木なんかで遮光幕作るとイイかなー?
カタラァナはいい歌を作るよネ、演奏は出来るけど流石に図書館だとううんってなっちゃう。
最近は新しい楽器も練習してるンだ
ゴメン、ちょっと幻想蜂起で顔が出せなくなってた
(古い本を机の上に置き、開く)
……司書と冒険するにしたって冒険の背景があるとなお楽しい。
そんな事を一日中ぼんやりと考えてたらこの本が手に入ったよ。
読んでいいよね?答えは聞いていない。
僕の精一杯の演奏(https://www.youtube.com/watch?v=IvtLIhWrDUM)も添えながら、(せっかく思いついたから)読ませてもらうとしよう。


―――これは今はラサと呼ばれる国が出来るずっと昔、未だ星数ほどの国々があった時代のこと。
オアシスとオアシスを繋ぐ道を守り、旅人の感謝と尊敬を集めた小さな国の物語。

その小さな国は聡明なる王が治めていた。
民は王を讃え、通りかかる旅人は眩い宝石を落としていく。
黄金と翡翠に飾られた平和という名の揺り籠の中、人々は穏やかに暮らしていた。

しかし、ある日国に不吉の予兆が訪れる。
王宮へと急ぐ巡邏の警吏、彼は大声で叫ぶ。
「白子だ、白子の娘が潜んでいたぞ!」

王宮は大いにどよめいた。
神より賜ったはずの褐色の肌を持たぬ子供が見つかったのだから。
果たしてそれは悪魔の使いか天よりの戒飭か。
王の臣下達は不吉の子はすぐに殺せと騒々しい。
聡明な王は剣を振り上げる前に、宮廷の占い師に白子の娘をどうすべきかを訪ねた。

卜者は言う。
「白子を人の手で殺めてはならぬ。
大地はその呪われた血を飲み干し、忽ちにして災いの口を広げ国を飲み込むであろう。
天命によりその魂を神に返す時、王国は初めて厄災を免れる」と。

王は大いに悩んだ。
白子の娘は不吉の予兆、民は震え上がり、信心深い旅人たちは国を避ける。
しかし白子の娘を血に濡らす事は最も控えるべき短慮である。

王は娘を都から連れ出し、都より遠く離れた民も知らぬ秘密のところに構えた社に娘を住まわせた。
王は大いに白子の娘を恐れながらも、白子の娘が不自由により病に倒れることなきよう、秘密の使いに甲斐甲斐しく世話をさせた。
時が立つにつれ、ついぞ王は恐れと信仰の間で惑乱し、秘密の社は白子の娘を慰める豪奢な贈り物で満たされていったという。
豪奢な贈り物を乗せた王の馬車が人知れぬ場所へと旅立つ時、民草は口々に噂した。
王の心は不吉の娘により呪われ、正気を奪われたと。

王は白子の娘の社の場所を口の固い従者以外に知らせることがなかった。
やがて国は滅び、社の場所を知るものはいなくなった。
今でも砂漠の何処かに宝石に飾られた臥榻の上に横たわる白子の娘がいるという。
ふう……はしゃいでしまったわ。ピンができたせいで
幻想蜂起に挑む同胞に、今は亡き神々と、我が名において幸運を。

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