エマが目を付け、住み着いた集会所の一室。
例によってベッドの骨組み位しかない殺風景な部屋であったが、彼女が村から拾ってきた小さなテーブルや、傷んだ棚、ぼろぼろのチェスト等の家具が散見され、ベッドにこれまたどこからか調達したボロ布が敷かれる等、それなりに整備されている。

来客は問題なく通すようだ。選びに選んだ彼女の隠れ家故、多少警戒はされるかもしれないが……。

(……あれ？改めて能力を知り合いと見比べてみたら、私ってもしかして大分弱いんじゃ……?)

えひひ……「輝かんばかりのこの夜に」……んふふ……。(貰い物のパンを頬張り続けている)

(支給品のナイフを手に取り、吟味している)
……まずはここから、ですかね。
これ、刺すのはともかくとして……斬れるかな……。

今回は上手く言ったけど、毎度毎度あんな風に一太刀で薙ぎ払われてたら命がいくつあっても足りない……もっと強くならなきゃ。

何の因果でボランティアなんぞを……生まれて初めてでした。
あぁー疲れたー。(ボロベッドに寝そべる)

シチュー……美味しかったな……。

あっ！(飛び起き)
パンドラ戻ってる！よかったー！

借りプレと言うことで。
―――――――――――――――
【アドリブ大歓迎】

どこの誰ですかこんな依頼出したの……ハッ！店主、店主でしょ！
ねぇちょっと！せめて眉の一つくらい動かしてくださいよ！

ううぅキドーさん、祝勝会のから揚げ「美味しかった」ですねぇぇぇぇ……。
え、えひ、ひ、ひひひ。私は生きて帰る、生きて帰るんです……。
うぅ、私もこの酒場にはよく行ってますし、料理も何度も食べてますが、だからってこんな……やだぁ……。
ギルオスさんみたいになっちゃう……。

過去に出されたものを考えると……。蜂蜜たっぷりなローストチキンや黒くて謎の苦みだらけな肉ならともかく、あの時食べた銀色の泥状の何か見たいな物を出された日には……。う、うぎぎぎ。何がでるか、運に頼るしかないですね……。

幸い私の手元には胡椒があります。これがあれば大体の肉は食えるとは我らがレオンさんのうんちく。
……目の前の料理は想定してないでしょうけど。集中して店主の動きを観察しつつ、隙を見て胡椒ドバーです！
ドバーッ！

キドーさんやグドルフさんみたいにお酒で流し込めるならともかく、私はお酒飲めないんですよね……凄く飲みたい。
ハッ！そうです、飲み物は普通に美味しいのでした！店主！大量のオレンジジュースください!!


(食べ終えることが出来たら)
おぐ……うぐえぇ……い゛ぎでま゛ず……。わだし、いぎでる゛……。

(ねっころがり)
……誕生日、とっくに過ぎてましたね。本当はもうお酒飲める年齢なのかなぁ。
そのうち数えなくなっちゃいそう。

仮プレどかーん！
―――――――
パンドラ復活：有効

砂蠍、度々会いますね。いつか私にお声がかかったり……しないか。しても困りますかね。
さて、私は【特定班】です。

いつの間にか忍び込んでいる……とのことですね。内部構造は下調べがついていることですし、私は天井裏の梁等から見張りましょうか。
いつの間にやら紛れ込む……その紛れ込み方が客としてなのか、別ルートからなのか確証を持てませんでしたからね。
【跳躍】で移動の助けとしたり、【気配消失】でじーっとしてバレない様にしたり、その上で【超聴力】で聞き耳立ててみたり。
下の方にも注意を払いましょう。私のいるところに何もなくとも、下の会話内容や不自然な金属音が聞こえるかもしれません。

もし天井裏にいる奴がいれば、確定で蠍ですね。こっそりと近づいて【攻撃集中】した【影穿】で先制攻撃です。そのまま落としてしまえば！

そうでなければ、下で戦いが始まるはず。その時は地面に向かい【跳躍】し、これまた【影穿】で手ごろな蠍めがけて飛び降りながら奇襲攻撃です。

戦いの際は、まず味方の皆さんに合流したいところ。バレた以上は孤立は危険です。
その後はまず副行動で【鶚脚】、主行動で目の前の敵に【絢爛舞刀】。
後はしばらく【攻撃集中】しつつ【絢爛舞刀】を繰り出し、敵を血みどろにしていく寸法です。
もし相対すれば、ですが……。M字の傷の男には、少し慎重になりましょうか。【防御集中】しながら【格闘】し、まず様子を伺います。
――――――――
599文字です！

(夢を……ひどい、悪夢を見た……)
https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/6274?id=760255

これは私が受けてきた中でも、かなりキツい依頼になりそうですね……。

まずはエンヴィさんと共に、停泊中の船に海から近寄ります。酸素ボンベをセットして、と。
ばれないように潜っていかねば。エンヴィさんにフォローをお願いしましょうか。

リリーさんのファミリアによる偵察結果をもとに、2層から忍び込みを試みます。
エンヴィさんにロープを渡しますので、垂らしてもらいそこをよじ登っていきまして。
上手く忍び込めたら、工作行動開始です。【気配消失】をフル活用しバレないようにしながら、客室にとらわれている人質を解放し、安全そうなひとところに集めます。

……本当はあなた達をあきらめたほうが楽だと思ったんですがね。こうして助けるのもメリットがあるのと……ちょっとだけ残った、良心でしょうか。
戦闘は極力さけ、どうしても必要と言う時に不意打ちの【影穿】で一息に。

もし味方が船に乗り込むまで時間がある中敵に見つかったら、もう逃げの一手です。海に飛び込んででもやり直しです。――人質は諦めます。
間に合いそうなら、通路で私が【全力防御】【マーク】で壁になりますよ！

後続が乗り込んだら、状況に併せて1層組と合流しましょう。
挟撃に持ち込みたいですが、タイミングを誤ると逆にこちらが挟み撃ちになる。迅速かつ、慎重に。
暗くなったら温度視覚で対応。隠れるチャンスです。

戦闘時はまず【鶚脚】。
基本的に【絢爛舞刀】と【攻撃集中】で攻めましょう！


―――――――――――――
船上制圧
仮プレ、597文字
ぜぜぜ全然文字数が足りない!!

これは私が受けてきた中でも、かなりキツい依頼になりそうです。

まずはエンヴィさんと共に停泊中の船に海から近寄ります。酸素ボンベをセットしてと。
ばれないように潜っていかねば。エンヴィさんに引っ張ってもらいましょ。

リリーさんのファミリアによる偵察結果をもとに、2層から忍び込みを試みます。
エンヴィさんにロープを渡しますので、垂らしてもらいそこをよじ登っていきまして。
上手く忍び込めたら、工作行動開始です。気配消失をフル活用しバレないようにしながら、客室にとらわれている人質を解放し、安全そうなひとところに集めます。鍵は解錠スキルで！

……本当はあなた達をあきらめたほうが楽だと思ったんですがね。こうして助けるのもメリットがあるのと……ちょっとだけ残った、良心でしょうか。
戦闘は極力さけ、どうしても必要と言う時に不意打ちの影穿で一息に。

もし味方が船に乗り込むまで時間がある中今神かビパリースに見つかったら、もう逃げの一手です。海に飛び込んででもやり直しです。――人質は諦めます。
間に合いそうなら通路で私が全力防御・マークで壁になりますよ！

後続が乗り込んだら、状況に併せて1層組と合流しましょう。
挟撃に持ち込みたいですが、タイミングを誤ると逆にこちらが挟み撃ちになる。迅速かつ慎重に。
暗くなったら温度視覚で対応。逆手に取ってやります。

戦闘時はまず鶚脚。
基本的に絢爛舞刀と攻撃集中で攻めましょう！

パンドラ復活有効化
―――――――――――――
船上制圧
ほぼ本プレ、600文字

ひぃひぃ……。

こ、こんなのやだ、やだ……旦那さん、帰ってくるって言ったじゃあないですか。
ちゃんと帰ってくるって言ったじゃあないですか……。次会う時、どんな顔して会えばいいんですか……やだあぁ……。やだあぁぁ……。

年が明けるまでに、ひとまず頭を悩ませていた問題は片付きましたか。
――今はただ、休むとしましょう。(焚火を静かに燃やす)

プレイングどーん。

――――
【王宮】
【騎兵隊と皆】
いやー、ひと段落ですね！当分こんなヤバいヤマはお腹いっぱいです、ひっひっひ。しかして
騎兵隊、大勝利を祝ってー、乾杯！いよいよ私もお酒解禁です！
王宮の料理なんてこそ泥どころかまず大体の人間は食べられませんが、今回私達はそれだけの働きをしたって事ですよね！いっただっきまーす！目の前の料理の名前もわかりませんよこれ！高そう！美味しそう！！

馬の骨(イーリンの偽名)さん、さささ、私からもお注ぎしましすよ、お酒。多分シャンパンです。
二人そろって生き残って、お酒を飲めましたね!……あぁ、そうだそうだ。
お誕生日おめでとうございます！何重にもめでたいです！

―――――

こ、こいつ……。(黒猫に食べようとしていた干し肉をぶんどられ、恨めしそうに眺めている)
わたしから食い物かすめ取るとはなかなか出来る猫じゃないですか……かえせー！

まてーっ！

　

プレイング置くなんてのも久々ですねぇ。
―――
【バルツァーレク】
今度は溶岩ですか……。
一つ一つが別世界だといわれても納得できそうですね。えひひ。

【火炎耐性】のおかげで少しは長持ちできそうです。

特殊な状況故道中は二人一組で互いの状況に対処する作戦ですね。
私はキドーさんと組み、互いが落っこちたり倒れたりしないよう気を配るって寸法です。

えっひっひっひ。百人力が二人分で二百人力ですよ。ねぇキドーさん。

溶岩が足場をふさいでいる場合は【跳躍】で飛び越えたり、踏む回数を最低限に抑えられるはずですね。

外れの足場を探すアプローチの一つとして、【温度視覚】で観察します。
これだけ温度が高いと視界が真っ赤どころか真っ白になりそうですが、その分温度が低いものは目立ちますからね。

無数に沸く溶岩魚については、キドーさんからおおよそどの辺りから出てくるかを教えられますので。
飛び出してきたところを狙い【爆蘭(攻撃集中】で撃ち落としてやったり、【血盗鴉(攻撃集中)】で徐々に減っていく体力を回復したりしましょうか。
ただ、あまり爆蘭を使いすぎると最後まで保たないので、急ぎましょう急ぎましょう。

ラーバウォーム、コイツを倒せばいいんでしたね。
【温度視覚】で溶岩の中でも追えたら楽ですが……はてさて。

まずはとにかく側面にとり付いて、【ソニックエッジ(攻撃集中)】で畳みかけます。
ひひひっ速すぎて、凍り付いちゃいそうでしょう？
その後、【血盗鴉(攻撃集中】で持久戦ですね。

あっつーい……水瓶の水が乾いてないか心配ですよ。
どうしたもんですかねー……。

んんー？なんですか、クロスケ。水でも飲みたいんですか？水瓶に間違って入ったら出られずしんじゃいますよっと……小皿小皿……。

仮プレ其の1ということでご容赦。
―――
「ゴブリンは来るな」ですって。こんなことになってわざわざ血で書き足すなんて、よっぽどですね、キドーさん！えっひゃっひゃ！

さてさて、こういうところは私の腕の見せ所です。エスプリ効かせて、【ラングリッド】となりましょう。
まず侵入前に【アノニマス】でこの場に即した人物になりきります。さしずめハーモニアの小姓でも買おうとたくらんだ成金女という感じにしましょう。
客席で【ハイセンス】を発揮、さっと見渡して最も盗みやすそうな招待客を見繕い、それとなーく接近。
キドーさん達で盛り上がったところをささっと【スリ】を働いてチケットをゲットしてしまいましょうか。

その後は意気揚々と通路に行き、招待客としてチケットを見せ、会場までお通しさせてもらいます。
その際軽く世間話でもしながら【ハイセンス】で青い小瓶の位置を特定。砂の音やにおいをかき分けて、慎重に……。
世間話はこうしましょう。「先ほど通りがかった見世物のハーモニア(ではないけど)見ましたか？アレでは確かにライオンのえさがちょうどいいですわ、おほほ。さてさて、私のお目当てな可愛いコはいるかしら」などといいつつ特定。チケットを渡してすれ違いざまに【スリ】を働いて青い小瓶をゲット。

そのまま警備員二人に即粉を振りかけてクリア。という寸法ですね。
そのあとは指笛により合図をかけ味方をおびき寄せ、私はそのまま客として侵入。
タイミングをあわせて―――襲撃です！
―――
595文字

ひー、仮プレ其の２という感じですね。だいぶ書き直しました。

――――
「ゴブリンは来るな」ですって。こんなことになってわざわざ血で書き足すなんて、よっぽどですね、キドーさん！えっひゃっひゃ！

さてさて、こういうところは私の腕の見せ所です。エスプリ効かせて、【ラングリッド】となりますね。
まず侵入前に【アノニマス】でこの場に即した人物になりきります。さしずめハーモニアの小姓でも買おうとたくらんだ成金女という感じにしましょう。
客席で【ハイセンス】を発揮、さっと見渡して最も盗みやすそうな招待客を見繕い、それとなーく接近。
ラゴルディアさん達で盛り上がったところをささっと【スリ】を働いてチケットをゲットしてしまいましょうか。
私の分と、護衛としてミニュイさんの分。二人分のチケットを頂戴して、いざ潜入です。

護衛は独りかと聞かれるようなら、「彼女は凄腕なんですのよ」と自慢しておきましょう。

逆に護衛は入れないといわれるようなら「仕方ありませんね……」あきらめて通ったと思わせて後ろから首めがけて【ソニックエッジ】ですッ！もう片方はミニュイさんに頼みましょうか。
(できればこの手は使いたくない)

入り込んでからはハーモニア達を吟味しつつ【ハイセンス】で状況把握です。
風邪の流れる音や様々な匂いで有事の際に商人が逃げる道がわかれば、やりやすいです、えひひひ。

ざ戦いのときは変装解きながら不意打ち気味に【ソニックエッジ(攻撃集中】で捌いたり【爆蘭(攻撃集中】で邪魔したりできそうですね！
―――――５９９文字

（ドアの向こうで、焼けた芋の詰め込まれた頭陀袋がドサリと落ちる音）
（ガタガタの文字でメッセージが添えられている）

『喪失の辛さは俺には計り知れず、また人の心を悟る術を俺は持たない。
　俺があんたの為に出来ることは精々これくらいだ。涙を流すのに疲れたら、そしたら腹を満たすといい』

ふうぅー……やーっとセイバーマギエルさんに勝てました……強かった……。

【仮プレ】
年単位ですね、仮プレなんて。

――――
【騎兵隊】

【イーリンの戦術要項に従う】【潜入班】
流言飛語とは……騎兵隊と銘打った割にはなんとも外連味ある作戦にでましたね。

では、【アノニマス】【インスタンスキャリア】【チェンジボイス】全てを使い敵兵に成りすまし、騎兵隊突撃に併せて敵方に紛れ込みます。
最前線にいると騎兵隊と同士討ちしてしまうので、それとなく後ろにつくと良いでしょうかね。

敵が上手くいかないなと思って焦れてきた所に偽情報を吹き込む……。例えば「誰々が討ち死にしたらしいぞ」とか「向こうで敵部隊が突破してこっちに来る聞いたぞ」とか。伝播してくれたら儲けものです。

それと私はファミリアの受け取り役の様です。折を見て受け取りましょう。
(295文字)

うーんこんなところでしょうか2度目の投稿！
久々に字数制限に頭を悩ませてますよ。
―――
【騎兵隊】
【本隊】
【潜入】
【イーリンの戦術要項に従う】

【アノニマス】【インスタントキャリア】【チェンジボイス】全てを使い敵兵に成りすまし、騎兵隊突撃に併せて紛れ込みます。
同士討ちを防ぐため、それとなく後方気味に。

敵が上手くいかないなと思って焦れてきた所に偽情報を吹き込む――例えば「誰々が討ち死にしたらしいぞ」とか「向こうで敵部隊が突破してこっちに来る聞いたぞ」とか。伝播してくれたら儲けものです。

これ以上やれることがなくなったと思ったら、離脱です。
ファミリア・或いは上空のレイヴンさんに合図を出しますよ！

それと味方からファミリアを忍ばせておくように言われました。
守ってあげないとですね。
(294文字)

とりあえず仮プレを出しておきましょう。
――
【波濤】

よし、行きましょう。
クレマァダさんの願いをかなえんとするために。

塔の中は何があるか全くわからず、危険だということだけがわかっています。
私なりに、警戒にあたりましょう。

エスプリ効かせて【本領発揮】。
まず【ハイセンス】による調査。視覚、聴覚、嗅覚をフル活用してこの塔の中で一体何が起こるのかを調べます。
罠を探知しては【罠対処】。
シュペルの塔の罠が、私に対処できるものであればよいですが。
【跳躍】は不測の事態が起こったときに使えるかもしれません。

戦闘時は誰かがひきつけている敵に対し【ソニックエッジ】を仕掛けます。
或いは、【暗殺剣・早贄】で一体だけ私が引きつける事もあるでしょう。
副行動は攻撃集中！
――
３００文字です。

うぇあー－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－っ！（インスタンスキャリアにアノニマスが内包されていることに今気づいた）スキル今までだぶらせてたーっ！もー！

いやーっ　長いことここに住んでますがついについにって感じではありますね。
掃除しなきゃ掃除しなきゃ。　

（ある夜、隠れ家の扉が.. .-. .. -.のリズムでノックされる）

……おっ。このなんだか意味ありげなノック。来ましたかね。
違ったら大変ですが。　　（そろりそろりと近づいて、壁に張り付きながらドアを開ける）
いらっしゃーいませー……（小声）イーリンさんですよね？

あら、こういう時は合言葉を使うものだと思っていたわ。
せっかくノックもモールス信号というのにしてみたのに（くすくすとドアの向こうから声が聞こえて。そっと開かれるとちらっと覗き込んでくる。が、車椅子には座ってないけどいつもの重傷衣の姿

合言葉は事前に決めとかないとわからないでしょうに。ひっひっひ。学がないもので……ちなみにどういう意味のノックだったんです？


うぇっ大怪我……呼んどいてなんですが、じっとしているべきだったのでは……？

あ、ごめんなさい。怪我はしてないのよまだ。
ちょっと病院帰りでこの格好でね？
（すすっと部屋に入って）

ああ、さっきのはI　R　I　N　の4文字を表してたのよ。ノックで自己紹介してたってわけ。
……そういえば貴方が学校とかで勉強してるって話は聞いたこと無いわね（ほー、と部屋をしげしげと眺めて

通院ってことですか……お大事に？ですね。ひひ。ささ、いらっしゃい。
何もないところですけれども。ゆっくりしていってくださいな。はじめてのお客様です。

そりゃぁー、スラム育ちですからね。ひひひ。
何もないとこでしょう？ここはもともと集落だったようですが……何かが原因で棄てられたようでして。最初は私のほかにも変わり者やあぶれ者がいたんですが、それもいつしかいなくなり、気づけば私だけの城……ってなもんです。えひひ。

そうね、通院。髪の色が抜けてるように見えるのも治癒に魔力を割いてるからね。
なかなかどうして人間の体もうまく行かないものだわ。

なるほどねぇ……あれ、エマって字が読めるのは依頼に参加してるのは知ってたけど。それ以外の勉強はしてたの？
（何処に座れば良いのかしら、ときょろきょろ見回して）
なるほどね、空き家を自分の城にしたのは、私の文化保存ギルドと同じだわ（くすっと

あぁ、道理で……早く鮮やかなあの色に戻るとよいですねぇ。えひひ……。

勉強ですか？うーん、まぁ盗んだ本を読んだり、後はイレギュラーズになってからはいろんな経験をしましたからね。生きてるだけで猛勉強です。ひひひ……っと、失礼。立ち話もなんですね。えーっと……（奥に行って少ししたのち、安楽椅子と低い机を持ってくる）どうぞどうぞ。きっとここにいた人のものだったんでしょう。有効利用です。

戻そうと思えば……一発で？
（このままだとエマも心配するかしらとぼやきながら）

そっかぁ。それを聞いてちょっと安心したわ。
なんだかんだ、私生活の込み入った話をしたこともないし。私の方は貴方が見てたのは知ってるけど。逆はそうでもなかったから

っと、ありがとう。どっこらしょっと（杖のような剣のような点滴台をつきながら安楽椅子に座る

戻したら治癒に魔力を回せないんでしょう？早くよくなってくださいね。

えひひ。使われてない納屋とかもありますし、依頼や闇市で得た物品なんかをちょちょいと隠してたりもします。盗賊の財宝ってやつですよ。

変わった得物を持ってますね。杖のような……部分的に剣のような。扱いが難しそうです。
あっそうそう、私も最近大きい武器を使うことにしたんですよ。ナイフなんてのは盗賊が隠しもったり護身用とかにはいいんですけどね。最近は正面切って戦うことの方が多くなってきたので。（ごとりと机に剣を置いた）メッサ―とか、クリークスメッサーとかいうんですって。使いやすくていい感じなんですよ。

まったく、そう言われるとしょうがないわね。

へー、じゃあここにはエマのお宝も眠ってるわけね。今度ガサ入れしてみようかしら
（くすくすと冗談めかして）

ああ、これはね。見ての通り薬を投薬しつつ魔法の杖として使うの。握る位置で魔力を流して、それを剣として、杖として、魔力で形を変えるわけ。
見た目は悪いけど、便利でしょう？

……って、貴方がでかい得物ぉ？
これはまた……ゴツいわね。いや、コレに振り回されなくなったのは、貴方が強くなったからか。なら、心配ない、でしょうね（しげしげとその武器を眺めて、さらりとガラスのように透明感のある髪が揺れる

あー、とっちゃだめですよぉー。ひっひっひ。
まぁ他でもないイーリンさんが欲しいものとあらば大体のものは上げちゃいますけどね。お眼鏡にかなうかどうか。

あっ、その管と袋はやっぱりお薬なんですね……いたたた。
なるほど……いえいえ見た目も結構格好いいですよ。……よく見るとすごいボロボロですけど。持ち主そっくりですね。

ひひひ。我ながら柄じゃあないなとは思いますけど。長くて重たい分、当てやすくて強いですよ。さすがにもう非力って程非力でもないですしね。
（火の入っている竈につり下がっているポットを取り出し、お茶を入れ始めた）
なんてことはない紅茶でよければ。えーっと砂糖砂糖……っと。

その顔、見つけられるような分には持っていかれてもいいから。本当に大事なものは別に隠してあるパターンね？
財宝を得たと思ってさっさとお引取させてダメコンするダンジョンの常套手段だわ
（くすくすと笑って）

この剣ももう最初に持ってきてからずーっと使ってるからねぇ。
いや、もとの剣をベースに魔書から召喚するようになって、それをずっと弄り倒してるんだから、アレね。テセウスの船ってやつだわ。
（ぼけっとそんな事を言ってから）

それじゃ、今度どのくらいそのブツを扱えてるかちょっと相手をしてあげましょうか。
私は私で、個人でどう戦うというよりは、群でどう戦うかってスタイルになってるから。多分けっこういい勝負になるわよ？
（右目の包帯を撫でながら、砂糖はそういえば普段持ち歩いてないわね……とかぼやいてリラックス。安楽椅子に体重を預けているが、ほとんどギシギシ言ったりしない。）

ひーっひっひ。秘密でーす。

あっ……あの直剣の成れの果てなんですか！？そりゃあまたずいぶん使い込んだといいますか。物持ちがイイですね……。

うえぇ、今まで一回も勝ったことない気がします……が、そうですね。今度お手合わせ願いましょうか。とりあえずその包帯が全部取れたころにでも……ひひひ。

貴方だってずっと使ってる物くらいあるでしょ。そういう物よ。
……この世界に来た時に着てた、ローブもブレストプレートももうボロボロで使い物にならないから。仕立て屋に治してもらってるんだけどね（点滴台を撫でながら）

なぁに、じゃあ包帯解いてあげようかしら
（右目を撫でていた手を包帯と肌の隙間に差し込んで

ひひひ。いろいろありますよ。なんだかんだ捨てられなかったりします。
この外套とか。

ああっちょ、ちょっと大丈夫なんです！？

ああ、やっぱり？　何処か見覚えあったから。その外套。

ええ、大丈夫よ。言ったでしょ。医者に行った帰りだから着けてただけって
（そう言って包帯を外し、変身バンク（覚悟）を使って、装いが病人の服から一気にドレスのようなものに変わる、と同時に……右目からのハイライトがなくなっているのが、包帯が取れたからよくわかる）

そっ
そっ……

その目…………。