ギルドスレッド
滅んだ村の集会所
……気になるわよねぇ
(皆に言われる、とぼやいて)
性能は落ちてないわよ。ちゃんと見えてるし。ちょっと意識して魔力を循環してやるとこういうふうに、いつもの色に戻るしね。
(点滴台を安楽椅子にひっかけて、深くため息をついて)
……まぁ、自分の色が一つなくなったというのは、ちょっとショックではあったけど。これも一過性よ、多分ね。
(皆に言われる、とぼやいて)
性能は落ちてないわよ。ちゃんと見えてるし。ちょっと意識して魔力を循環してやるとこういうふうに、いつもの色に戻るしね。
(点滴台を安楽椅子にひっかけて、深くため息をついて)
……まぁ、自分の色が一つなくなったというのは、ちょっとショックではあったけど。これも一過性よ、多分ね。
じゃ、じゃあ。視力が落ちたりしてないんですね?
良かった……あんまりよくなさそうですね。魔力で元に戻るのであれば、白くなった髪の毛のように力の消耗を表しているっぽいですもん。
このままだとイーリンさん、真っ白になったり……。ほ、本当に戻るんですよね?
良かった……あんまりよくなさそうですね。魔力で元に戻るのであれば、白くなった髪の毛のように力の消耗を表しているっぽいですもん。
このままだとイーリンさん、真っ白になったり……。ほ、本当に戻るんですよね?
むしろ逆よ。よく見えて視力が左右逆転してるくらい。だから見てくれが悪くなっただけで、性能は上がってる。消耗してるんじゃなくてグレードアップというべきかしら……。
真っ白になったりはするかもね、アルベドみたいに(くすっと、冗談めかして
真っ白になったりはするかもね、アルベドみたいに(くすっと、冗談めかして
ぎゃ……逆……ですか?
ということは……レベルアップ みたいなことを起こしているんでしょうか。
そんなことあるんでしょうか。いえ、悪くなるよりはずっと良い――はずですよね。お医者様はなんと?
うーん、うぅーん。そうなったらなったでそれで強くなるだけで済むならいいんですけど。
こういっちゃなんですが、不思議な身体してますねぇ。
ということは……
そんなことあるんでしょうか。いえ、悪くなるよりはずっと良い――はずですよね。お医者様はなんと?
うーん、うぅーん。そうなったらなったでそれで強くなるだけで済むならいいんですけど。
こういっちゃなんですが、不思議な身体してますねぇ。
そう、レベルアップによる性能の向上。
私の場合は元いた世界の頃と同じように強くなっていくタイプ。と医者には診断されてるんだけど。
……そうなんだけど。
(困った、とも。どうしようかなぁ、と言葉を選んでるようにも。歯切れが悪い)
私の場合は元いた世界の頃と同じように強くなっていくタイプ。と医者には診断されてるんだけど。
……そうなんだけど。
(困った、とも。どうしようかなぁ、と言葉を選んでるようにも。歯切れが悪い)
あーっ!それはちょっとずるいんじゃあないですか!
い、いやでも……なんだか聞いたら聞いたでどうすればいいのかわかりませんが、そのー……えーっと。命にかかわることじゃあありませんよね?大けがしているのはもういつもの通りですし、死にそうってわけでもありませんし……実は全部嘘で、目が見えなくなってるとか……?
い、いやでも……なんだか聞いたら聞いたでどうすればいいのかわかりませんが、そのー……えーっと。命にかかわることじゃあありませんよね?大けがしているのはもういつもの通りですし、死にそうってわけでもありませんし……実は全部嘘で、目が見えなくなってるとか……?
(その回答に思わず笑ってしまって)
そういうところでカンが鈍いの、嫌いじゃないわよ。
あーあ、せっかく踏み込んでもいいわよって懐を開けたのに、そう戸惑われると気楽に話したくなっちゃうじゃない?
(安楽椅子の上で手をひらひらとしてから)
……「医者の診断は正しいけれど間違っている」のよ。
順を追って説明しましょうか。
昔、貴方に「私は元の世界では、次期司教候補で、剣の腕前は騎士級、それでトレジャーハンターとしても名前を売ってた」って話はしたわね?
そして私の魔力蓄積体質は「この世界に来てから発現した物」なのよ。
さて、ここで第一の矛盾。「混沌世界に来る前になかった能力が、混沌世界に来て発現した」というところ。
では次、医者の診断では「私はレベルアップで元の力を取り戻すタイプ」と診断されていて。それが魔力蓄積体質と合わさって、魔力塊と完成したら人間としての私は終わりを迎えると言われている。けれど「私の元の世界では無い能力由来の進歩で、私の体は魔力にどんどん置き換わっていく」というのは「元の司教騎士だった私の能力をとっくに超えている」わけ。
誤診ではないわ。だって事実症状はそのように進んでいるのだから。
では、第一の矛盾「無い物が有る」に加えて第二の矛盾「その発展で私はとっくに過去の能力を超えている」が合わさると。一つ疑問が浮かぶわけ
「私という存在はいつ、どのように書き換えられたか」
――ってね?
そういうところでカンが鈍いの、嫌いじゃないわよ。
あーあ、せっかく踏み込んでもいいわよって懐を開けたのに、そう戸惑われると気楽に話したくなっちゃうじゃない?
(安楽椅子の上で手をひらひらとしてから)
……「医者の診断は正しいけれど間違っている」のよ。
順を追って説明しましょうか。
昔、貴方に「私は元の世界では、次期司教候補で、剣の腕前は騎士級、それでトレジャーハンターとしても名前を売ってた」って話はしたわね?
そして私の魔力蓄積体質は「この世界に来てから発現した物」なのよ。
さて、ここで第一の矛盾。「混沌世界に来る前になかった能力が、混沌世界に来て発現した」というところ。
では次、医者の診断では「私はレベルアップで元の力を取り戻すタイプ」と診断されていて。それが魔力蓄積体質と合わさって、魔力塊と完成したら人間としての私は終わりを迎えると言われている。けれど「私の元の世界では無い能力由来の進歩で、私の体は魔力にどんどん置き換わっていく」というのは「元の司教騎士だった私の能力をとっくに超えている」わけ。
誤診ではないわ。だって事実症状はそのように進んでいるのだから。
では、第一の矛盾「無い物が有る」に加えて第二の矛盾「その発展で私はとっくに過去の能力を超えている」が合わさると。一つ疑問が浮かぶわけ
「私という存在はいつ、どのように書き換えられたか」
――ってね?
……………
………
ええっと。ええ?
ええっ………と。召喚されて。
なぜか魔力が体にたまる体質になって。
蓄積しきったら人間としては終わる?ええっと、おわ……ってはなさそうです、けど。
目の事と関係が?
元の能力を超える……それ自体はまぁ、レベルアップはそういうものですよね。
魔力に置き換わる?それは蓄積とは言わなくないですか?魔力置換……?
ど……どういうことです?書き換えられた?何に?なんで?
魔力の塊……イーリンさんは、その……精霊、あるいは精霊種のような存在になりつつあるということですか?
精霊は、確か――魔力の塊と言って差し支えないはずです。
………
ええっと。ええ?
ええっ………と。召喚されて。
なぜか魔力が体にたまる体質になって。
蓄積しきったら人間としては終わる?ええっと、おわ……ってはなさそうです、けど。
目の事と関係が?
元の能力を超える……それ自体はまぁ、レベルアップはそういうものですよね。
魔力に置き換わる?それは蓄積とは言わなくないですか?魔力置換……?
ど……どういうことです?書き換えられた?何に?なんで?
魔力の塊……イーリンさんは、その……精霊、あるいは精霊種のような存在になりつつあるということですか?
精霊は、確か――魔力の塊と言って差し支えないはずです。
カンのいい人間だとざっくりと気づいたりするわよ「なるほどアレは人ではなくなるというが。ではいつから人でなくなったのかな?」とかね?
でまぁ、エマの理解だけど。おおよそ問題ないわね。
「魔力が蓄積されていた」のではなくて「魔力に置換されていた」というのが正確だった。
そして魔力とは「願望を叶えるための力」と私は定義しているから。
「イーリン・ジョーンズという女は、レベルアップの末に最終的に願望を叶える力の塊として完成する」
というわけよ。俗な言い方をすると「何でも願いを叶える聖杯」ってやつね。
ただ、事実として確定して良いのは「力の塊。願いを叶える精霊のようなものになる」っていう末路だけで。
それ以外は私もわからない。
ただ今回のでわかったことは、魔力が抜けて白髪になるだけじゃなくて。性能が上がった結果見た目が変わる……目の色が変わるとか。そういう直接的な肉体への影響も出始めた。ってところかしら。
(そこまで話して、ふぅと深く一息ついて)
でまぁ、エマの理解だけど。おおよそ問題ないわね。
「魔力が蓄積されていた」のではなくて「魔力に置換されていた」というのが正確だった。
そして魔力とは「願望を叶えるための力」と私は定義しているから。
「イーリン・ジョーンズという女は、レベルアップの末に最終的に願望を叶える力の塊として完成する」
というわけよ。俗な言い方をすると「何でも願いを叶える聖杯」ってやつね。
ただ、事実として確定して良いのは「力の塊。願いを叶える精霊のようなものになる」っていう末路だけで。
それ以外は私もわからない。
ただ今回のでわかったことは、魔力が抜けて白髪になるだけじゃなくて。性能が上がった結果見た目が変わる……目の色が変わるとか。そういう直接的な肉体への影響も出始めた。ってところかしら。
(そこまで話して、ふぅと深く一息ついて)
ひひひ、魔的な勘……ってやつですね。あるいは、魔力に詳しい学者様か。お医者様か。
聖杯、ですか?あのアレですよね、トロフィーですよね。
教会が儀式で使ったりするあの杯……。聖水の代わりに、誰かの願いの受け皿になるってことですか?
……まさかそんな。空繰パンドラじゃあるまいし。
うーん、うーん。(おそらく)命に係わる大けがというわけでもなく、光を喪ってしまったというわけでもなく……そもそもイーリンさんのせいではなさそうということはなんとか分かりました。
怒るに怒れませんね。ど、どうしましょう。どうしたらいいんでしょう。
イーリンさんは、どうします?治す方法を探してるとかなら私もどんどこお手伝いしますよ。
なっちゃったら……なっちゃったらどうなるんでしょう。百合子さんみたいにどんどんお綺麗になっていくとかですむならそれでいいんですけど……。
聖杯、ですか?あのアレですよね、トロフィーですよね。
教会が儀式で使ったりするあの杯……。聖水の代わりに、誰かの願いの受け皿になるってことですか?
……まさかそんな。空繰パンドラじゃあるまいし。
うーん、うーん。(おそらく)命に係わる大けがというわけでもなく、光を喪ってしまったというわけでもなく……そもそもイーリンさんのせいではなさそうということはなんとか分かりました。
怒るに怒れませんね。ど、どうしましょう。どうしたらいいんでしょう。
イーリンさんは、どうします?治す方法を探してるとかなら私もどんどこお手伝いしますよ。
なっちゃったら……なっちゃったらどうなるんでしょう。百合子さんみたいにどんどんお綺麗になっていくとかですむならそれでいいんですけど……。
私もそこまでズバっと言われたのは一人くらいだから。よっぽど私のことを普段から観察してる人じゃないとわからないわね。
そ、比喩表現としての聖杯。
私もそんなはずがない、と疑ってはいたんだけど……。試したのよねぇ、一回。
(どうしたらいいんでしょう、と聴くエマにくすっと笑って)
そうよねぇ、肉体はどんどん軽量で頑丈になって。性能は上がって。「今は未だ私の意識もはっきりしている」わけだし。
治す方法、というのは見つかっていなくてね。とりあえず対処療法的に、溜まった魔力が置換を早めるんじゃないかって話だから、魔力を無駄に使う薬を点滴してるところ。
(中身の正体はこれねって点滴台の透明バッグを指さして)
……ああ、治すって言っちゃったわね。
そうね、私。多分人間の体でなくなるのが、イヤなのでしょうね。
元の世界で私は、普通の人間だったはずだから。
そ、比喩表現としての聖杯。
私もそんなはずがない、と疑ってはいたんだけど……。試したのよねぇ、一回。
(どうしたらいいんでしょう、と聴くエマにくすっと笑って)
そうよねぇ、肉体はどんどん軽量で頑丈になって。性能は上がって。「今は未だ私の意識もはっきりしている」わけだし。
治す方法、というのは見つかっていなくてね。とりあえず対処療法的に、溜まった魔力が置換を早めるんじゃないかって話だから、魔力を無駄に使う薬を点滴してるところ。
(中身の正体はこれねって点滴台の透明バッグを指さして)
……ああ、治すって言っちゃったわね。
そうね、私。多分人間の体でなくなるのが、イヤなのでしょうね。
元の世界で私は、普通の人間だったはずだから。
た……試した、ですか?誰かの願いを叶えた……みたいな?大丈夫だったんですか!?
い、意識がどうなるかもわからないって事ですか?
本当に塊になってアイテムみたいに……ならない!ならないですよそんなことには!!いやですねぇそんな!ないない!大丈夫ですって!
そう言うお薬だったんですね……
わ、わかりました。そうですよね!じゃあ方法を探しましょう!死人を蘇らせるよりはなんとかなるはずです!
い、意識がどうなるかもわからないって事ですか?
本当に塊になってアイテムみたいに……ならない!ならないですよそんなことには!!いやですねぇそんな!ないない!大丈夫ですって!
そう言うお薬だったんですね……
わ、わかりました。そうですよね!じゃあ方法を探しましょう!死人を蘇らせるよりはなんとかなるはずです!
ふふ、ありがとう。
本当、貴方って……(エマが取る、ごく普通のリアクションが嬉しいのか、一息ついて)
っと、ええ。申し訳ないけどその誰かの願いを叶えた内容に関しては、後日SSとして納品 が上がってくるから、それまではちょっとヒミツね。
ただまぁ、叶えられたのも事実。
それで、体が変質したのも事実。まぁそうよねぇ「できないと思ったことができるようになる」というのがレベルアップや魔力への置換の本質なら、その事実を補強したら症状が加速するわよねぇって。
……うん、そうね。
私、自分の意識がなくなって。ただ誰かの願いを叶えるアイテムになるみたいなのは。まだちょっと早い……というかイヤ? な感じだから。
探せられたら、良いわね。
……あ、これ弱気?
(苦笑いしながら、あーあ、全部話しちゃったわねぇ。と天井を見上げて)
本当、貴方って……(エマが取る、ごく普通のリアクションが嬉しいのか、一息ついて)
っと、ええ。申し訳ないけどその誰かの願いを叶えた内容に関しては、後日
ただまぁ、叶えられたのも事実。
それで、体が変質したのも事実。まぁそうよねぇ「できないと思ったことができるようになる」というのがレベルアップや魔力への置換の本質なら、その事実を補強したら症状が加速するわよねぇって。
……うん、そうね。
私、自分の意識がなくなって。ただ誰かの願いを叶えるアイテムになるみたいなのは。まだちょっと早い……というかイヤ? な感じだから。
探せられたら、良いわね。
……あ、これ弱気?
(苦笑いしながら、あーあ、全部話しちゃったわねぇ。と天井を見上げて)
で、まぁ、ひひひ。本音が「それはイヤ」ってんでちょっと安心もしました。
頑張って何とかしていきましょう!探しましょう探しましょ!
これは何の根拠もない私の希望的観測というか、祈りのようなものですが……。
この世界 はきっと、あなたを人の形にとどめる――そう信じています。
希望を捨てないでくださいね。捨てませんよね。えっひっひ。
頑張って何とかしていきましょう!探しましょう探しましょ!
これは何の根拠もない私の希望的観測というか、祈りのようなものですが……。
この
希望を捨てないでくださいね。捨てませんよね。えっひっひ。
やめておきなさいよ。私のために泣いたって多分奇跡の一つも起きないわよ?
まぁ、暖炉前でたむろしてた三人のうち一人残すのは忍びないしね。私もなるべく頑張りたいところではあるわよ。
そうね、なんの意味もないような祈りや願いが、悪事を覆すのを何度も見てきた身としては。一回くらい、自分にそれが降り注いでも良いんじゃないかとは思うわね。
……ただ、ね。エマ。
自分にできないことが、誰かのためにできるようになる。その感覚そのものは当然ながら、悪いことではないの。
それは勉強して、身についた技術が披露されたのと同じような感覚なの。
私が多分今この状態で猛烈な拒否感や、七転八倒して少しでも遅らせようと暴れ倒さないのは。「それでいいから、何か残したい」っていう意思が、多分あるからなのよね。
結果としてそれは人ではなくなるとしても。
なんというのかしら、それはいつか子供が大人になるような。それくらい自然な延長線上にあるように感じてしまうの。
それが症状として、一番厄介なんでしょうけどね?
まぁ、暖炉前でたむろしてた三人のうち一人残すのは忍びないしね。私もなるべく頑張りたいところではあるわよ。
そうね、なんの意味もないような祈りや願いが、悪事を覆すのを何度も見てきた身としては。一回くらい、自分にそれが降り注いでも良いんじゃないかとは思うわね。
……ただ、ね。エマ。
自分にできないことが、誰かのためにできるようになる。その感覚そのものは当然ながら、悪いことではないの。
それは勉強して、身についた技術が披露されたのと同じような感覚なの。
私が多分今この状態で猛烈な拒否感や、七転八倒して少しでも遅らせようと暴れ倒さないのは。「それでいいから、何か残したい」っていう意思が、多分あるからなのよね。
結果としてそれは人ではなくなるとしても。
なんというのかしら、それはいつか子供が大人になるような。それくらい自然な延長線上にあるように感じてしまうの。
それが症状として、一番厄介なんでしょうけどね?
やはり……感覚としては成長に近いんでしょうね………。
そういわれるとちょっとわかっちゃう感じもします。しますけどぉ。
なんていうんでしょうね、イーリンさんのその利他的というか、自己犠牲というか。
冒険者気質というにはあまりに世のため人のためにって感じで……前々から言ってますけど、自分を大事にしてほしいですね。
我ながらわかり切ったことを聞きますが、「これ以上レベルアップしないように生きていく」……というのは……?
そういわれるとちょっとわかっちゃう感じもします。しますけどぉ。
なんていうんでしょうね、イーリンさんのその利他的というか、自己犠牲というか。
冒険者気質というにはあまりに世のため人のためにって感じで……前々から言ってますけど、自分を大事にしてほしいですね。
我ながらわかり切ったことを聞きますが、「これ以上レベルアップしないように生きていく」……というのは……?
成長の感覚の中に、じわじわと毒が入っている感じかしら。
なかなか抗いがたいわ。だってその時が来るまでわかんな……
(はてと首を傾げて)
私ってそんなに利他的に見えるかしら。私は自分のこと、とんでもないエゴイストのように見えるんだけど
(そう言いながらぴらっと医者の診断書の一枚を取り出して差し出す。そこにはすでに蓄積した魔力量が279326/39250 蓄積していると書いてる)
なかなか抗いがたいわ。だってその時が来るまでわかんな……
(はてと首を傾げて)
私ってそんなに利他的に見えるかしら。私は自分のこと、とんでもないエゴイストのように見えるんだけど
(そう言いながらぴらっと医者の診断書の一枚を取り出して差し出す。そこにはすでに蓄積した魔力量が
やっかい極まりない感覚ですねぇ。
確かに……ある意味自我が強すぎるかも。ひひひひ。
まぁ、みんなのために身を削るか、我を通すために身を削るか。どちらにしても――や り す ぎ な い で ほ し い 。毒にむしばまれてるとわかっている今は特に。
ってのが私の正直なところです。でもまぁ、やっちゃうんでしょうねぇ。せいぜい手伝いますよ、これからも。
確かに……ある意味自我が強すぎるかも。ひひひひ。
まぁ、みんなのために身を削るか、我を通すために身を削るか。どちらにしても――
ってのが私の正直なところです。でもまぁ、やっちゃうんでしょうねぇ。せいぜい手伝いますよ、これからも。
んん?なんですかこの紙は……ひええぇ!なんですかこの数値!!
えぇ!?これ魔力の量なんですか!嘘でしょう!?こんなに溜まってるんですか!?爆発しませんか!?置き換わるどころの騒ぎじゃなくないですか!?
えぇ!?これ魔力の量なんですか!嘘でしょう!?こんなに溜まってるんですか!?爆発しませんか!?置き換わるどころの騒ぎじゃなくないですか!?
それね、私もずっと問題に思ってたんだけどねぇ。私以外に誰もやらないから、私がやるっていうの。
終わらないことを選んだのは私なんだけど、終わらせる選択肢はいつでもあったはずなのよね。
そして、終わらせる、やめる選択肢を拒み続けてしまったから「やりすぎない」がどこかわからないのよね。
だからエマ、手伝いついでに、私の足を引っ張ってよね。吹っ飛んでしまわないように。
体重も随分落ちちゃったから。
これが止まれない理由の一つね。
まぁ、他にも探せばもっと経験値の溜め込み が有る人はいるけど。私もわりかし上の方ね。
これじゃあ、ちょっと何かパンドラに関わる行動をするだけでレベルが上がり続ける。
それこそ、家に閉じこもっておしゃべりだけしてればなんとか、だけど……。
イヤでしょ? あ、爆発はしないわよ。そういうのを抑制するためにも点滴とか打ったり瀉血してるから。
終わらないことを選んだのは私なんだけど、終わらせる選択肢はいつでもあったはずなのよね。
そして、終わらせる、やめる選択肢を拒み続けてしまったから「やりすぎない」がどこかわからないのよね。
だからエマ、手伝いついでに、私の足を引っ張ってよね。吹っ飛んでしまわないように。
体重も随分落ちちゃったから。
これが止まれない理由の一つね。
まぁ、他にも探せばもっと
これじゃあ、ちょっと何かパンドラに関わる行動をするだけでレベルが上がり続ける。
それこそ、家に閉じこもっておしゃべりだけしてればなんとか、だけど……。
イヤでしょ? あ、爆発はしないわよ。そういうのを抑制するためにも点滴とか打ったり瀉血してるから。
リーダーシップが強すぎるというのも考え物ですね……。
「ほっといても勝手にやるだろう」とか「誰かが音頭取るだろう」ってなるのが大衆ってやつです。イーリンさんは率先してその「誰か」になるわけで……勇者の素質ですね。えひひ。
どーんな風に足引っ張ったらイーリンさんは落ち着くかな~?
体重が落ちたっていうのは……置き換わったからですか?
うーん、パンドラなんて本当に何しても上がりますからね。何もせずに生きるなど、もはや死んだも同然……しょうがない、この線については無しですね。わかりきってましたけど。
点滴したり血を抜かないとするかもしれないって思うとすごくイヤですね……。
「ほっといても勝手にやるだろう」とか「誰かが音頭取るだろう」ってなるのが大衆ってやつです。イーリンさんは率先してその「誰か」になるわけで……勇者の素質ですね。えひひ。
どーんな風に足引っ張ったらイーリンさんは落ち着くかな~?
体重が落ちたっていうのは……置き換わったからですか?
うーん、パンドラなんて本当に何しても上がりますからね。何もせずに生きるなど、もはや死んだも同然……しょうがない、この線については無しですね。わかりきってましたけど。
点滴したり血を抜かないとするかもしれないって思うとすごくイヤですね……。
私に英雄の素質なんてないわよ。たまたま本当に、巻き込まれた只の女。
そうあるし、あり続ける……つもりだったけれど。それがこの有様なのよね。
で、そりゃあまぁ、私が不用な存在と決定づけたら落ち着くんじゃないかしら?
あと、体重はそう。この世界に最初に来た時の体重 から15キロくらい減ってるかしら。5年で10キロだったんだけど。そこから数ヶ月で5キロ。ペースが上がってるわねぇ。
まぁ血を抜くこと事態は慣れてたんだけど(ぼそっと)
ちなみに私の血は元々は別の型だったらしいんだけど。今じゃ誰にでも輸血液として使えるらしいから。エマも失血死しそうになったら言ってね?
そうあるし、あり続ける……つもりだったけれど。それがこの有様なのよね。
で、そりゃあまぁ、私が不用な存在と決定づけたら落ち着くんじゃないかしら?
あと、体重はそう。
まぁ血を抜くこと事態は慣れてたんだけど(ぼそっと)
ちなみに私の血は元々は別の型だったらしいんだけど。今じゃ誰にでも輸血液として使えるらしいから。エマも失血死しそうになったら言ってね?
あるったらあるんですよ。だって私にはないものですから。
ひっひっひ。案外この変化、イーリンさんが真に英雄となる予兆!……とかだったらいいんですけどね。
イーリンさんが不要な存在ィ~?……考え付きませんね。そんなこと言われたら泣いちゃうんじゃないですか、あなた。
とりあえず隊長をレイヴンさんにやらせたりアトさんにでも押し付けたりするところから始めてみますか。
15キロ……ですか。魔力って軽いんですね……。
うーん、怖いペースです。しかしそんなこと言っててもしょうがないですね
慣れてるんですか?そりゃまたなんとも……経験豊富ですね。ひひひ。
誰かにあげてたんです?それとも、何かの予備に?……頑張ってお世話にならないように頑張りますよ。
あぁ、でもなんだか聞いたことがある気がしますね。奇跡の血……今のイーリンさんは奇跡の血なんですね。
ひっひっひ。案外この変化、イーリンさんが真に英雄となる予兆!……とかだったらいいんですけどね。
イーリンさんが不要な存在ィ~?……考え付きませんね。そんなこと言われたら泣いちゃうんじゃないですか、あなた。
とりあえず隊長をレイヴンさんにやらせたりアトさんにでも押し付けたりするところから始めてみますか。
15キロ……ですか。魔力って軽いんですね……。
うーん、怖いペースです。しかしそんなこと言っててもしょうがないですね
慣れてるんですか?そりゃまたなんとも……経験豊富ですね。ひひひ。
誰かにあげてたんです?それとも、何かの予備に?……頑張ってお世話にならないように頑張りますよ。
あぁ、でもなんだか聞いたことがある気がしますね。奇跡の血……今のイーリンさんは奇跡の血なんですね。
困ったわね。じゃあ今は甘んじてエマの言葉を信じて、有るということにしましょうか。
あとエマ、英雄はね。どの物語でも悲劇によって終わるものなんだから。そして悲劇は得てして死によって完結するものよ。私にとっては、英雄なんて勘弁願いたいわほんと。
(指先で点滴のチューブをくるくる弄りながら)
アトもレイヴンも「ガラじゃない」で蹴っ飛ばすでしょうね。
後任育成も兼ねてココロに任せようともしたけど。一介の医者でしかないって蹴られたし。どうにもやっぱりこの仕事、人気はないわよ?
おかげでストレスで体重が減りっぱなし。なんてね……。ま、体重に関してはまだ余裕はあるし、重量を必要とする場合は魔力の形質を変化させれば大丈夫。
そりゃね。
だって考えても見なさいよエマ。私はこの世界に来た時最初に健康診断を受けて、その際に「魔力蓄積体質ですね」って言われたのよ? 元の世界でそんなもん微塵もなかったのに、言われたら「ああそうですか」ってすぐ納得できるわけ無いじゃない。
だからこっそり医者だったりなんだったりには、レベルアップだのなんだので定期的に通ってたのよ。採血もそのときからね?
で、そんな血も今や私の貴重な体重の元になるアイテムになってるというわけ。
奇跡の血。それだけなら聞いてて心地いいんだけどね。
あとエマ、英雄はね。どの物語でも悲劇によって終わるものなんだから。そして悲劇は得てして死によって完結するものよ。私にとっては、英雄なんて勘弁願いたいわほんと。
(指先で点滴のチューブをくるくる弄りながら)
アトもレイヴンも「ガラじゃない」で蹴っ飛ばすでしょうね。
後任育成も兼ねてココロに任せようともしたけど。一介の医者でしかないって蹴られたし。どうにもやっぱりこの仕事、人気はないわよ?
おかげでストレスで体重が減りっぱなし。なんてね……。ま、体重に関してはまだ余裕はあるし、重量を必要とする場合は魔力の形質を変化させれば大丈夫。
そりゃね。
だって考えても見なさいよエマ。私はこの世界に来た時最初に健康診断を受けて、その際に「魔力蓄積体質ですね」って言われたのよ? 元の世界でそんなもん微塵もなかったのに、言われたら「ああそうですか」ってすぐ納得できるわけ無いじゃない。
だからこっそり医者だったりなんだったりには、レベルアップだのなんだので定期的に通ってたのよ。採血もそのときからね?
で、そんな血も今や私の貴重な体重の元になるアイテムになってるというわけ。
奇跡の血。それだけなら聞いてて心地いいんだけどね。
心の底からうれしくなさそうですねぇ。英雄も命ある以上、そりゃあいつか死んじゃうものですけれど。
物語の最後は「めでたしめでたし」で終わりたいところです。……ね?
ね?
でしょうねぇー。蹴っ飛ばされた言葉を蹴り返してみるのもありでしょうけれど。
人気がないのはよく知ってますとも。本当に嫌なときは「今回は招集しませーん!」って叫んで大の字になってみるとか……んふひっ。絶対面白いからやる時は一声かけてください。
で、まぁ、そうですね。そりゃあ身体を調べてみますよね。なんにせよ……血は大事にしないといけません。気軽に人にあげちゃいけませんってことで……えひひ。
イーリンさん、今魔力の形質をどうとか言ってましたよね。自らの意志で身体の性質をどの程度かわからずとも、変化させられる。……人間離れした業ですが、意志が通用するのならば、少なくとも置物にはならないという希望があるかもです。ね。ね!
物語の最後は「めでたしめでたし」で終わりたいところです。……ね?
ね?
でしょうねぇー。蹴っ飛ばされた言葉を蹴り返してみるのもありでしょうけれど。
人気がないのはよく知ってますとも。本当に嫌なときは「今回は招集しませーん!」って叫んで大の字になってみるとか……んふひっ。絶対面白いからやる時は一声かけてください。
で、まぁ、そうですね。そりゃあ身体を調べてみますよね。なんにせよ……血は大事にしないといけません。気軽に人にあげちゃいけませんってことで……えひひ。
イーリンさん、今魔力の形質をどうとか言ってましたよね。自らの意志で身体の性質をどの程度かわからずとも、変化させられる。……人間離れした業ですが、意志が通用するのならば、少なくとも置物にはならないという希望があるかもです。ね。ね!
英雄になった人間は、得てして恨まれ、毒殺や暗殺、あるいは策謀や矜持に殉ずる憂き目に合うのよ。
……そうね。
凡百の人間で終わりたいと願う私には。きっとその凡百のめでたしめでたし、がとっても欲しい物だわ。
モチベーションがない人間に無理やり仕事を任せて。私の仕事以上にやってみせろなんて言われて十全なスペックが出ると思う?
そうね、次は呼ばせてもらうわ。いえ、次からはずっと、かしらね。
(肩をすくめて)
ええ、大事にしておく。エマには後で予備のパックを渡しておくわね。
……そうね、たしかに自分の意志である程度変質ができる間なら。どうにか置物にならないようには粘れる……んだけど……。
やっぱダメねぇ、弱気になっちゃうわ。5年で10キロだった体重の減少が此処数ヶ月で更に5キロなんだもの。いつもより飲み食いしてるはずなのにちっとも太らないし。
成長してるエマの体のほうが羨ましいわ?
……そうね。
凡百の人間で終わりたいと願う私には。きっとその凡百のめでたしめでたし、がとっても欲しい物だわ。
モチベーションがない人間に無理やり仕事を任せて。私の仕事以上にやってみせろなんて言われて十全なスペックが出ると思う?
そうね、次は呼ばせてもらうわ。いえ、次からはずっと、かしらね。
(肩をすくめて)
ええ、大事にしておく。エマには後で予備のパックを渡しておくわね。
……そうね、たしかに自分の意志である程度変質ができる間なら。どうにか置物にならないようには粘れる……んだけど……。
やっぱダメねぇ、弱気になっちゃうわ。5年で10キロだった体重の減少が此処数ヶ月で更に5キロなんだもの。いつもより飲み食いしてるはずなのにちっとも太らないし。
成長してるエマの体のほうが羨ましいわ?
えぇー。結局そんな幻想での日常みたいな死に方になっちゃうんですか?
……全然英雄じゃないですけど、梅泉さんとか絶対恨まれてるけど暗殺も毒殺も出来なさそうですよ。あの辺まで頑張りましょ。――それは冗談として。
あなたの味方は増えに増え、あなたの敵は消えていくばかりです。今が最大のピンチかもしれませんが、これさえ乗り越えれば、きっと何とかなりますよ。ね。
どこまでも励ましますからね今日は。覚悟してくださいよ。
ぜーったいやりませんね。ひっひっひ。それでもイーリンさんが休めるなら選択肢としては捨てるのももったいないですねぇ。
まぁ……その分苦戦することになるかもしれませんが。
あっ。呼ぶには呼ぶけど招集もする感じですね!?行きますけど!
えっ……ありがたいんですけど、大事にしてと言ったばかりなのに。単純に輸血が必要な場面を迎えたくないってのもありますけど……いいんです?
食べたものどこ行っちゃったんでしょうね。栄養になったり魔力になったりで、ある意味取りこぼしなく取り込めてるのかも。もー、またそんなこと言って。
私の身体は頭打ちですよ。もう20も半ばです。……とはいってもパンドラ があるので、物理的ではない何かがあるかもしれませんけれど。これからね。
……大丈夫、大丈夫ですよ。イーリンさんはきっと大丈夫です。
どんなに弱気になっても、私はずーっと言い続けますからね。
……全然英雄じゃないですけど、梅泉さんとか絶対恨まれてるけど暗殺も毒殺も出来なさそうですよ。あの辺まで頑張りましょ。――それは冗談として。
あなたの味方は増えに増え、あなたの敵は消えていくばかりです。今が最大のピンチかもしれませんが、これさえ乗り越えれば、きっと何とかなりますよ。ね。
どこまでも励ましますからね今日は。覚悟してくださいよ。
ぜーったいやりませんね。ひっひっひ。それでもイーリンさんが休めるなら選択肢としては捨てるのももったいないですねぇ。
まぁ……その分苦戦することになるかもしれませんが。
あっ。呼ぶには呼ぶけど招集もする感じですね!?行きますけど!
えっ……ありがたいんですけど、大事にしてと言ったばかりなのに。単純に輸血が必要な場面を迎えたくないってのもありますけど……いいんです?
食べたものどこ行っちゃったんでしょうね。栄養になったり魔力になったりで、ある意味取りこぼしなく取り込めてるのかも。もー、またそんなこと言って。
私の身体は頭打ちですよ。もう20も半ばです。……とはいっても
……大丈夫、大丈夫ですよ。イーリンさんはきっと大丈夫です。
どんなに弱気になっても、私はずーっと言い続けますからね。
(どこまでも励ましてくれるわねぇって、嬉しそうにうなずいてから)
……ありがとうね、エマ。
……もし、私が年を取るのが随分遅れても。もしかしてずっとこのまま。14歳の体のままでも。貴方がおばさんになっちゃっても。親友で居てくれる?
……ありがとうね、エマ。
……もし、私が年を取るのが随分遅れても。もしかしてずっとこのまま。14歳の体のままでも。貴方がおばさんになっちゃっても。親友で居てくれる?
……ありがと(それだけ、噛みしめるように言ってから)
はぁ、全部喋っちゃった。いや、多分私の知らないヒミツは一杯まだあるんだろうけど。それでも、今知る限りはぜーんぶね
はぁ、全部喋っちゃった。いや、多分私の知らないヒミツは一杯まだあるんだろうけど。それでも、今知る限りはぜーんぶね
悪いわね、私ばっかり話しちゃって。
いや、そのために来たんだけど
(顔を上げて、それから紅茶まだ?と茶化すように)
いや、そのために来たんだけど
(顔を上げて、それから紅茶まだ?と茶化すように)
いえいえ。もともと私はあなたの話を聞くのが大好きですからね……あっ!忘れてた!
す、すいません! もうお湯も沸いてるでしょう。
どうぞどうぞ……えひひ、いやぁ、しまりませんで……。
す、すいません! もうお湯も沸いてるでしょう。
どうぞどうぞ……えひひ、いやぁ、しまりませんで……。
しょうがないわよ。私も灰の騎士が言いふらすまでバラす気もなかったし。墓場まで持っていく氣だったしね?
(お茶うけと言うにはあれだけど、と言いながら余ってたチョコレートを取り出して)
(お茶うけと言うにはあれだけど、と言いながら余ってたチョコレートを取り出して)
あ、いただきます。ありがたいことで……。
こうやってお茶を飲んだりお菓子を食べたりも、ちょっと久々な気がしますね。
……何かあったら、言ってくださいね。いちいち驚いたり慌てたりしないように気を付けますんで……。
こうやってお茶を飲んだりお菓子を食べたりも、ちょっと久々な気がしますね。
……何かあったら、言ってくださいね。いちいち驚いたり慌てたりしないように気を付けますんで……。
ほんとにね、街角でちょっと食べたのが最後だった気がするわね……。
ええ、言うわ。
……私の代わりに驚いてすごい声出すエマも見てみたいけど
(くすっと、意地悪みたいに
ええ、言うわ。
……私の代わりに驚いてすごい声出すエマも見てみたいけど
(くすっと、意地悪みたいに
そんな前でしたっけ?光陰矢の如し……でしたっけ。
反省ですね。ひひ……。
もーまたそんなこと言って!頼みますよーほんとにー!
反省ですね。ひひ……。
もーまたそんなこと言って!頼みますよーほんとにー!
あっはっは、まぁ大丈夫よ。軽口叩いてる間はね?
(出してもらった紅茶を飲みながら)
そしたらまずは、この夏、思いっきり楽しみましょうね?
(出してもらった紅茶を飲みながら)
そしたらまずは、この夏、思いっきり楽しみましょうね?
んふふ。じゃあ水着と浴衣、ちゃんとどっちか新調しなさいよ?
私も今デザイナーにお財布握りしめて直談判中なんだから
(くすくすと笑って)
さてっと、それじゃあそろそろ帰ろうかしら。
ちょっとだけ、ラクな気分になったし。
私も今デザイナーにお財布握りしめて直談判中なんだから
(くすくすと笑って)
さてっと、それじゃあそろそろ帰ろうかしら。
ちょっとだけ、ラクな気分になったし。
そうですねぇ。久々にちょっと頑張ってみることとしましょう。
やってみますか直談判!
何よりです、何よりです。
よければおくっていきますよ。保存ギルドへ向かうんでしょう?
やってみますか直談判!
何よりです、何よりです。
よければおくっていきますよ。保存ギルドへ向かうんでしょう?
ふふ、楽しみにさせてもらうわ。
ん、じゃあそうしてもらいましょうか。
保存ギルドってまた何か倉庫みたいな呼び方ね……いいけど。
よろしく頼むわ。見えすぎて右側のバランスが悪くってね(片目を閉じながら杖をついて
ん、じゃあそうしてもらいましょうか。
保存ギルドってまた何か倉庫みたいな呼び方ね……いいけど。
よろしく頼むわ。見えすぎて右側のバランスが悪くってね(片目を閉じながら杖をついて
えっひゃっひゃ。確かに。いやぁ失礼失礼。
では、私は閉じた方の眼について進んだ方が良さそうですね。行きましょっか。
またお話しましょうね。こんな風に。
では、私は閉じた方の眼について進んだ方が良さそうですね。行きましょっか。
またお話しましょうね。こんな風に。
もちろん。その時はちゃんとお茶も事前に用意しておいてね
(右側にエマを置いて、途中で点滴台が二人の間にあって邪魔だなぁみたいな話もしながら。のんびりとその日は拠点を後にした)
(右側にエマを置いて、途中で点滴台が二人の間にあって邪魔だなぁみたいな話もしながら。のんびりとその日は拠点を後にした)
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例によってベッドの骨組み位しかない殺風景な部屋であったが、彼女が村から拾ってきた小さなテーブルや、傷んだ棚、ぼろぼろのチェスト等の家具が散見され、ベッドにこれまたどこからか調達したボロ布が敷かれる等、それなりに整備されている。
来客は問題なく通すようだ。選びに選んだ彼女の隠れ家故、多少警戒はされるかもしれないが……。