ソファーやクッションなどが備え付けられた談話室。

貴方が運良く(或いは悪く！)館へ迷い込んだなら
この世ならざる住民がこの部屋へ案内してくれるだろう。

居たければ居たいだけいればいい。
飽いたならば離れればいい。
そうして、気が向いたならばまた立ち寄ればいい……。

悲劇も喜劇も茶番劇。
死者に事情があるように、生者にも事情があるものだ。
彼方では笑い声が、此方では泣き声が。
ああ、それもまた一興。

――さて、今日はどんな話をしようか。

＊自由なRP交流スレッドです。
過度な迷惑行為にはご注意下さい。

ああ、そういえばグラオ・クローネ……そっちの甘●い●のもあったな……。
料理の本ならうちの図書館にも幾らか置いてあるから、借りていってもいいぞ。

お汁粉は……お好みの濃さになるようにあんこを湯に溶いて、塩と砂糖で味を整えて、餅が柔らかくなるまで煮込む……って説明で合ってるかな。

まあ甘い料理だけど、汁の濃さによっては案外さらさらっと行けるかもしれない。
こだわる人は出来合いのあんこを溶かすんじゃなく、しっかり小豆から炊くんだろうけど……うちではそこまでやったことないな。

なるほど……甘い汁物か……(どことなくわくわくしている)

……レシピ本ならうちにあるの貸すから、一緒に作ってみるか？
どうせなら出来合が過程も見たほうが面白い……かもしれないし？
（ワクワクしてるようなファニーにそっと聞いてみる）

甘い汁物か……確かに美味いんだが、こう少しづつ飲むことになりそうだな。
小豆もあんまり見た事無いから新鮮だよ。

んー……興味はあるんだが、いかんせん料理の経験が少なくてな……
初心者でも大丈夫なやつか、それ？

あと、似た料理だとぜんざいがあるよねぇ。
地域差はあるらしいけど粒あんかこしあんか、あと汁の量の多寡でおしること呼び分けてるとか。
（もちもちもちもち）

(話を聞いて、食べ比べしてみたいなぁとか考えている)

（もちもちもちもちもちもちもち…）
……作ろうか？ぜんざい。

お汁粉を載っている料理の本、
あればおいらも見てみたいな。

へええ…確かに、あんこにもいろんな種類があるって
聞いたことはありますが、材料違えば名前も違ってくるのですね…(もちもちもち…と咀嚼しつつ)

グラオ・クローネ…って愛情を届ける日、なのだっけ。
それで特に甘いものを……どうしようかなあ……。
(少し思案し始める)

……ぜんざい。
(自分も食べてみたい。だがお汁粉も食べたい)

かくいう俺も、流石に小豆を炊いたことはないけど。
でモ、先に言った市販のあんこを溶いて作る方法なラ、まあ初心者でも失敗は少ないと思うゼ。
ぜんざいもやるってなラ、お供は渋ーい茶が良いかねェ。

……！
…………作ってくれる、のか？
(どこかきらきらしたような眼差しで商人を見上げて)

（もちもち…ごくん）
（それほど期待の眼差しを向けられるとは思わず、よほど興味があるのだなァ…と菫紫の瞳をぱちぱちと瞬かせながら見下ろして）

……我（アタシ）が作る物で良ければ。

(商人の返答に、小さな子供のようにこくこくと首を縦に振って)
良いに決まってる。
お茶請けも美味かったし、アンタの作るものは眷属たちのお墨付きだ。
だから信頼してるし、期待してる。

……あ、えと、材料費とかはちゃんと払うから、さ。
(ふと我に返り、捲し立ててしまったことを恥じ入りつつ、おずおずと)

……いや、構わんよ。
対価を貰うほどでもないし、仮に必要でもキミからは十分過ぎるくらい貰っているからね。
（くすくすと笑って、軽く手を振って答える）

……？(伽藍の中の瞳がぱちりと瞬いて)
オレ、なにも渡した覚えがないけど……。
むしろ、アンタの眷属をビビらせたり泣かせたり、悪●い●こ●と●ばかりしてるし……
(自分の行いを振り返り、流石に虫が良すぎるだろう、と言うように)

……あ、でも餅なら……チーズと一緒に混ぜ込んで、お好み焼きにしても美味しいよな……。
おでんの出汁が染みた餅巾着も幸せだし……（ゴクリ生唾を飲んだ）
……さては食い意地張ってるな大地？
まあ餅を余らせてカビらすよりは健全カ？

んー……まァ。とりあえず、今のところは"お釣り"が出る程度には貰ってるということで。
（寂しそうに笑って）

……勘定の仕方はよく分からんが、アンタがそう言うなら……
…………楽しみに、してる。(ふへ、とはにかむように笑って)

ン、であれば頑張って作らなきゃねぇ。（くふくふ）

もちを他の料理に入れるというのもあるのか…
…なんだかこの世界が羨ましく感じるぜ…こんなに美味しい料理がたくさん存在するなんてよ…
おいらにはまだまだ知らないことだらけだ…（そう食べながら、しみじみと）

正月過ぎんのもあっという間だったな……。
気付いたらもうすぐ2月だぜ？
こんな事ってあるかよ。

確かにもう１０日寝ると２月……グラオ・クローネだなあ。
あっという間すぎるぜ……ちなみにチョコ作ったりするかい？

勿論作るさ。
ハロウィンとクリスマスはなんだかんだで忘れちまってたが、グラオ・クローネぐらいは流石にな。
オマエも当然作るんだろ？

グラオ・クローネ……
街のあちこちでチョコレートのフェアがやってるのはそのせいか。
オレがいた世界では男が女に愛を伝えるのが主流だったが……
こっちでは日頃の感謝の気持ちを伝えたりする日でもあるんだな。

もちろん！
けど、どんなチョコにするか悩んでるんだよなあ…

男が女に愛を？
性別によって順番ってのがあるのか…？

ああ、グラクロは俺もオランジェットを作ろうと思ってるよ。
この前のローレットトレーニングでも、それの予行練習してたし、本番はもう少しうまくできると思う。
……今度見た目が不格好なやつ持ってくるかもしんないけど、まあ食べてくれ。味は多分いいから。

……ああ、あくまでオレの居た世界の文化圏の話さ。
チョコ以外にも薔薇の花束を贈ったりするのが定番でな。
ま、混沌じゃそんなこと関係ないだろうから気にすんな。

しかし……そうか、おまえら菓子が作れるんだな……

オランジェットって…確か、オレンジにチョコをかけるヤツだっけ？
不格好でも美味そうなら是非、だな！

なるほど…でも、薔薇の花束を贈るのって素敵じゃねーか。
混沌だってきっと、チョコだけじゃなくて愛の籠った薔薇の花束を
プレゼントしてるんだろうよ。
（望乃もきっと、喜びそうだって少し微笑みつつ）

…ちなみにファニーは、お菓子、作ったことは？

…………ほとんどない。
このあいだ初めてカップケーキを作ったぐらいだ。

何作るか迷ってんならいっそ、チョコで作った薔薇の花束ってのもありだと思うぜ。
女には割とウケがいい。

俺のために作ってくれたんだよな。
あれ美味かったよ。
初めてにしちゃ上出来だ。
(ファニーの頭に手を伸ばして撫でようと)

……おう。(おとなしく撫でられ)
レシピ通りにやれば問題ないってのは分かったし……
当日まではまだ日があるから、色々と練習してみる。

そうそう。ついでにチョコがけドライフルーツも作ったけど、そっちも今度持ってこようか。

隙ありゃすぐイチャイチャするじゃんお前ラ。まあいいけどネ。
そういえば、お菓子のレシピならうちの図書館にも幾らかあったと思うから今度見てみるか、ファニー？

薔薇の花束を、チョコで…！？
確かにそういう芸術的なモンを作る人も見かけるけど…
はたして料理初心者（おいら）にはできるのか……。
（クウハ（愛する人）のために初めて作ったというファニーさんとクウハさんの様子をを見て）
…………おいらも、ちょっと練習してみっかな。
薔薇のチョコのレシピもあるかい、大地…？

チョコー♪(カカオを丸ごと目の前に置く)

お、いいな。
図書館にはちょうど用もあったし、初心者にも易しいのを頼むぜ。

『できない』のと『やらない』のは別物だからな。得手不得手はあるが、継続は力だ。
そういう芸術的なモンだって、職人の磨き上げたセンスと積み重ねた努力の結晶だろうし。
……まぁ、「食べてもらう相手のことを考えて作る」ってのが一番大切だと思うけどな。

そういう意味ではクウハの料理は愛情たっぷりだよなぁ。
魔法舌の性能がまだ未熟なオレのために味付けを濃い目にしてくれたり、
オレや館の子どもたちが好きそうなトッピングを増やしてくれたり、
そうやって心を配ってくれるの、すげぇ嬉しいし、感謝してる。
……いつもありがとうな、愛してるぜ。(臆面もなくそう言い、柔らかな微笑みを向けて)

ドライフルーツにかけるだけでも美味いよな。
俺はクランベリーのチョコがけが好きだな。

薔薇作ること自体は難しくないぜ？
なんなら型に流して固めりゃどうにでもなる。
ケーキに飾るなりしても華があっていい。

俺のは暇潰しの一環だよ。
大した事してるわけじゃねェさ。
喜ばせてやれてんなら何よりだ。愛してるよ。

んー、薔薇のチョコ……ってそこまで繊細なのの作り方は載ってないけど、家庭的なお菓子のレシピ集とか、手作りチョコのレシピが載った雑誌のバックナンバーが幾つかあったはずだ。
ここのキッチンも借りて練習してみたらどうかな。

フルールはカカオから作んのか……？
死ぬ程手間かかるぜ……？

フルーツか……チョコレートフォンデュがしたくなるな。

とにかく練習あるのみだな。
安心しろ、失敗したチョコを食べるのは手伝ってやるよ、フーガ。(へらへらと)

ま、その感謝の気持ちも込めて、あのカップケーキよりは上達したもの渡せるように頑張るからよ。
期待しててくれ。

おう、チョ…コ…カカオ…？？？
……そういや最近カカオを採取する依頼に参加したけどよ、一応カカオから、作れるっぽいけど……フルールもカカオから作れるのか？

「食べてもらう相手のことを考えて作る」…なるほどな…うん、ありがとう、ファニー、クウハ。
そして、大地も…そのレシピ集とやら、今度借りさせてくれ。

…確かにな。クウハの料理は愛情が籠ってる。
(と静かに頷きつつ)

…気持ちはありがてーけど、
食べてくれるならなるべく美味しいもん食わせてやりてーよ…。
(たはは…)

そうだゾ。くれぐれモ、この赤羽を唸らせる一口を作れんだゼ？フーガ。
……なんで赤羽が食う気になってるんだよ。図々しい……（相方の調子にため息を付いた）

へぇ、フーガはカカオを取ってきたのか。
確かに一般家庭ではカカオから作るのは中々手間なようだけど。
そういやどっかで……なんか変わったカカオを持ってる生き物の記述を読んだ気がする……（思い出そうとしてウーンと唸っている）

おう、分かったよ赤羽……赤羽と大地、二人分も作れるよう頑張るぜ。

ああ、『カカオカピ』っていう名前だったと思うぜ！ 結構可愛かったぜ。
あ、そうそう、その時の依頼主、ダイヤっていう、大地の旦那さんと響って子だった。
話を聞く以上に結構面白そうな人達だった。

むぐっ（大地の旦那というワードに雷に打たれたようになる）
アイツそこまで言ったのかよ……いやいいけどさ……。
響……羽切だよな？
確かに最近本を貸したけど。もしかしてそのカカオカピのカカオを取りに？……色々と大丈夫だったか？
（単純に心配そうな顔で尋ねる）

え、皆さんがカカオから作ると思って？
私？食べ専ですけど。

フルールちゃんが食べたいのはチョコ？
ルクス？それともワ・タ・シ？♡

へぇ、大地の旦那からの依頼か。
俺も行きゃよかったな。
…カピってなんだ。カピブタか？

アダルテックな遊びはベッドでやれよー？
此処じゃキスまでしか許さんからな。
ある意味眼福だが大地やフーガみたいなウブな奴には刺激が強過ぎるからな。

……商人のやつはヒトを『○○の旦那』、大地なら『大地の旦那』つって来るけド、今皆が『大地の旦那』と言ってるのは大地のパートナー、つまりダイヤの事なんだよナ。ウケル。
ウケてる場合じゃねぇよ赤羽。羽切、ダイヤまで誘ってたのかよ……。まあ二人とも意気投合してるっぽいしいいけど……。

そういヤ、あいつ等、前に練達でチョコ爆発させてたよナ。
フーガ、そういう爆発事故は起きてなかったカ？

……えーと、カカオカピって、なんか……俺達の世界で言うオカピって生き物にちょっと近いような見た目だったはずだ。手元に図鑑があればもう少し正確に説明できるんだけど。
……ってクウハ、俺どう思われてんの？？
人のアダルトなシーンを盗み見る趣味は確かにないけど、刺激的な意味では平気だよ一応……。