PandoraPartyProject

ギルドスレッド

造花の館

執務室

一般的練達人を迎える応接室とは違い、セレマの執務室は半分私室と化している。
幻想風の調度品ばかりかと思えば、執務机の中央にはコンピュータのモニターが鎮座し、もっといえばエアコンまでついている。
アンティークに紛れて文明の利器がそこかしこにある。
再現性の民に言わせれば「古典趣味的」な部屋だろう。

セレマは訳知りの個人的客人はこちらに通すらしい。
いつ来ても部屋いっぱいに焚かれた香(のような独特の香り)があなたを出迎えてくれるだろう。
然るべき客人であるならば。


●やってはいけないこと
・知らない声が聞こえても返事をしてはならない
・書類や機械は勝手に触らない
・執務机の載せた天秤はアンティークではないので触れてはいけない

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だぁかぁらぁ!
体洗う気力がなかったから体臭バレんのがヤなんだつってんのぉ!
接触が増えたり距離が近くなると匂うだろうが!
それとこれは別だろーが。
異常事態も異常事態を引き合いに出してくるんじゃねえよ。
……体臭がするのは恥ずかしい事。

(知らなかった価値観をインストールするように呟いて)

じゃあ、手だけにする?
………………………………………。

それだけなら、まあ、受けてやっても、いい。
ん。そうか。

(頷いて、指先の動きに集中する。
 小さな手のひらだ。肉は薄く、筋肉も貧弱で、しかも見た事もないくらいに強張っている。
 手の疲労は肩に来るので間違いなく肩もガチガチになっているだろう。むしろそこが疲労の本命かもしれない)

(……振り払われることなく手に触れている時間が長くなったのは僥倖だった。知られているかもしれないが)
………しかしなんだ。
お前の知識ってのは妙に偏ってるよな。
こういうの、どこで覚えてくるんだよ。

(躓くのを隠すような、少し遅い口調。)
……我々の技術はお前達の言う魔法に近いが、根幹は体術である。
だから、まぁ、体の事は学んでいる。
前に……去年道場で模擬戦やった時に腕を掴んでお前の心臓を止めて見せたりしただろ。
やってる事はアレと同じだ。
あれか。ときめきがどうとか抜かしたやつ。
すると今でもその気になればいつでも心臓止まるわけか。
どっちも同じ按摩の親戚とはいえぞっとしねンッフ
それであってる。
あれは攻撃なので無理やり動かせばいいが、これは……。

(息を吐く音に手を止めて)

……痛んだか?
いいか。もう一回言うぞ。

妙な声なんて零してないから、聞かなかったことにしろ。
分かった。

(それだけ言って、本当に何もなかったように手を解しにかかり……ややあって、仕上げと言う様にぽんぽんと手のひらを叩いて)

……反対側の手も出せ。片方だけやると歪むからな。
(まだやるのか。と無言で訴えているような気がしたが。
 それはそれとしてもう片方の手を差し出した。)
(反対側の手もやはり固い。
 自身の手のひらで温めながら擦る様にして少しずつ筋を伸ばしにかかる)

多少緩んでも結局、肩や腕の歪みを受けて戻るだろうがそれでも左右のバランスは取って置くべきだ。
事務仕事に精密動作は必要ないだろうが、不快感として出てきやすい。
そういうもんか。
いわれてみりゃあなにか……血(と、そしてその役割を果たしている魔術的なにか)が背中のあたりを巡ってきている気が…しないでもない。
今のお前の体は絞った布巾みたいなもので、その両端を少し緩めれば全体が緩むが、片方だけだと偏る。……と言えば分かりやすい……か?
……体が温もって来た感じがしているなら多少は効果があったという事だ。

(先ほどと同じように施術して、仕上げに数度軽く手のひらを叩く。
 そして、先ほど同じように開放……せずにその手を自分の頭の上に乗せて揺らそうとする。
 強制的に撫でさせているような動き)
がんばったのをねぎらってるので、吾がちょっとなぐさめられる。
(……ふつと、苛立ちを含んだように。瞳が三日月の形に沈んだ。
 直ぐに「張り倒すぞ」「退行を起こすな」という文句が飛んできそうなものである。
 が、疲れているのかそれもなかった。三日月はなにも言わずにその様を睨んだ。)


(………途中からその頭をガシガシと乱暴に鷲掴みにした。)
望みどおりにしてやってんだろうが。
情けねえ声あげるんじゃねえよ。
それじゃまるでボクが意地悪してるみたいだろ。
びっくりした。びっくりしたんだもん。
怒られると思ってたけど、こういうのは想像してなかった……!
わかってんならやるんじゃねえ。
不用意な接触は好かねえんだよ。
…………。

(しょぼしょぼしながら其方の手を解放した。
 落ち着きなく宙色の瞳が貴方の顔を捉えないように動き)

撫でて、ってなんか言えなかった……。
はぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 知らんっ。
断りなくやっといてからそんな尻込みを告白されてもボクは知らんっ。
知るかっ。
…………。

(怒られた子供みたいに黙りこくっている。
 時折助けを求めるみたいに視線が貴方の方を向くけど直ぐに伏せられた)

(躊躇いばかりの沈黙が落ちる)
だからそういう面倒くさい退行起こすんじゃねえよ。
そんな態度をとったところで、ボクが甘い態度に出るわけねえし、今までだってお前に優しくしてやったことねえだろうが………

感謝はしてやるからそれで相殺だ、だからそのウジウジした態度やめろ。
面倒くせえから。
…………お前は。

(いつでも甘いし優しいよ。と動きかけた唇を止めて)

酷いやつだな。本当に困っているのに。

(眉を下げ、歪に口角を上げた泣き笑いのような顔)
勝手に困れ。
これに関しちゃあボクは悪くないからな。
そうだな。

……そろそろ行く。あまり長居しても悪い。
そう。
(気怠そうな体を持ち上げて、自ら部屋の扉を開けに動いた。)

玄関までは見送ってやる。
そうか。ありがとう。

(蓋の空いたマロングラッセと秋の花を詰めた花籠だけ来客の痕跡を残し、家主に続いて出て行った)
ファントムナイト当日ー---------------------
(スゲー勢いで爪先を扉に挟む)

放置しようとするな。助けろ。こんな格好じゃ何処にも居れん。

(ついで手をかけて扉を開けさせようとする)
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ????????
お前、お前、マジふざけんなよ!!!!その格好でここまで来たのかよ!!!
空中神殿でワープして?電車乗って?バスやタクシー経由して?んで徒歩でここまで?
どんなご趣味だこの野郎それだけで軽い噂になるわ!妙な噂になるわ!!
お前、お前!こっちがどんな現実でも正しく認識できる無限の精神力持ち合わせてると思ったら大間違ってクソなんだこの腕力よぉぉぉぉぉぉぉ!!!(フィジカル差で負ける)
空中神殿ワープ以外は全部走ったので大丈夫だ問題ない。めっちゃみられたけど問題ない事にしようほんとに。多分SNSにあげられるけど問題ない。
はははは、いいのか美少年。お前が大声を出すとご近所さんの噂になるぞ。素直に中に入れろ。入れて。助けて。ほんとに。

(開いた隙間に無理やり体を滑り込ませにかかる。なかなか見ない位に必死だ)
バーカ!お前バーカ!上にローブの1枚でも羽織りやがれバーカ!!!
(滑り込まれたのはもう仕方ないし、追い出すほどの力もないので、ジャジャジャジャジャとカーテンを閉めにかかる。)
そこまで頭回ったらここに来ないもん!美少年のバカ!いじわる!

(勢いのままに叫んだのも束の間)

……さっむい……。

(鳥肌のたった腕を擦った)
はぁー-……………なんこいつ。張り倒してぇ。
(ツッコミどころが多すぎて、肩で息をする。
 果たしてこいつはこんなバカだったろうか…………?)

だぁから上になんか羽織れつってんのによぉ。
なんなんだよほんとによぉ。
(そういいながら空調を弄る。優しさからではない。
 これが原因で病気になって価値が落ちるのは流石にバカすぎるからである。)
弁明を……いや、弁明の余地がない……。

だが突然人前でこんな格好になったら本当に混乱するというか、もうここまで逃げてくるしか頭になかった……。
領民にこんな、こんな格好、見せられない……。
は????????????
意味わからんが????????

意味わからんが大衆の面前で突然花嫁衣装に変身かましてガワが剥がれる手前まで追い詰められるお前の姿はさぞ貴重なものだったろうな。もっかい外出てこようぜ。カメラ構えるわ。
(勢いよく拳を振り上げて――油を挿していないブリキの人形みたいにとろとろした動きでぺちぺち貴方の胸を叩く。
流石に暴力に訴えたら終わりだと思ったらしい。子供がじゃれる位の強さだ。

羞恥と混乱で顔が真っ赤になっている)
(あ、これは1回死ぬやつか。)

(………と、思っていたのだが、なんだこれは。
 肩透かしである。拍子抜けである。
 こっちが何か仕掛けるまでもなく、本気で参ってるらしい。)

………で、お前。
何がどうなったらそうなって、何をどう間違えてボクのところまで来ようと思ったんだよ。
(叩いていた手がとまる)

(どうして此処まで来た?
 助けてほしかったから?
 否、そういう事は期待していない。
 そもそも衣装を脱ぎたけれ適当な所で少しばかり度が過ぎた「いたずら」をしてしまえば済むことで……)

(思考に入って少しばかり冷静になった頭が再び湯だつ)

わかんない

(嘘だ)

(この姿を見せたかったなんて結論をとっさに隠してしまった)
なんだそりゃ。

(間違いなくなにかを隠している。
 こいつは対話や機微を得意としない側面はあるが、思考そのものは(ズレていても)合理的である。
 わからないはずがないし、説明が難しくともできないはずがないのである。
 つまりこれは嘘か隠し事をしているのである。)

(あと、この間と目の逸らし方が露骨すぎる。
 言い訳を考えて思いつかなかった時の間である。女児かテメェは。)
まあ、どーでもいい………わけはねえけど。後回しにしてやるだけだが。
ちょっとそこ座って頭冷やしてろ。
お前をいつまでもここに置いておくわけにもいかないから、羽織るものは準備してやる。
ちょっと待ってろ。
ううう。

(後回しにされるという事はいつか言わなければいけないという事だ。
 其方の追及を逃れられるとは一欠片たりとも思っていない。せめてこの間に覚悟を決めておかねば)

(示されたソファに腰を掛けて冷えた腕を擦ると手首に付けた花飾りが頼りなさげに揺れた)

(果たして今までこんな風に覚悟を決める事なんてあっただろうか。
 言葉としては使った事があるが、それは周囲を鼓舞する為だったり納得させるためであって本当に気持ちを整えた事はない気がする。
 自分がする事さえ決まっていれば受け入れられないことなどないのだから)

(それなのに支配したいと言っておきながら自分の価値を下げかねない行動を繰り返している自分は一体どうしたことだろう)

(じっと、青い花……故郷に咲くコショウルリの生花のようでそうではない花を見つめながら深い思考に入る)
しかし…今日が祝祭でよかったな。
この2つがあれば当面は誤魔化せるだろうよ。
(クローゼットの奥から引っ張り出したのは一枚のローブ
 ……継ぎ目だらけで、埃をかぶっている。見た目も地味だ。
 それからパーティー用のカボチャ型の灯りである。)

ついでだ。こいつもくれてやる。
(瓶詰のウィスキーボンボンをテーブルの上に置いた。)

(置いてからソファに腰かけ、特に断りも入れずに水煙草の準備をした。
 何分急な来客だったので、こっちも片付けに慌てたのだ。これくらいは見逃してもらって然るべきである。)

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