PandoraPartyProject

ギルドスレッド

酒場「吠え猛る狼亭」

飲んで歌うスレッド

(カラン、と音を立てて派手な赤髪の女が入ってくる)
おう、店主、今日もやってるねぇ。
へへっ、今日はちぃっと臨時収入があってね、懐の方が暖かいんだ。こいつで、何か美味いもん食わしちゃくれねぇかい。そうだな、こないだ出してくれたあれがいいな、そうそう、なんだっけな、えーっと、あぁそれだそれ、青魚を酢に漬けたやつを豆のソースで食べるやつだ。しめさば?へぇ、しめさばって言うのかい。そいつと米の酒をくれないかい。店主のおかげでラムなんて安酒じゃ満足できないようになっちまったよ。責任とってくれよ(にぃっと笑ってカウンターに腰をかけた)
うむ、ではお主の厚意に甘えるとするか
(隣に座り)
何やら懐が温かいようじゃな?何ぞ儲けでも有ったか?(杯に火酒を注ぎヴェロニカの前へ)

あぁ、店主よ。その銀貨はお主に預ける。次来るときの飲み代に充ててくれ。
ちぃっとばかり金払いのいいお大尽にあてがあってね。そいつの護衛を頼まれたんだが、命を救う事があってね。それで、まぁ、大層感激なさって、お礼に(手で輪っかを作る)このくらいの金の塊をもらったんだよ。いやぁ、まさかあんなにもらえるたぁ思わなかった。得したよ。
(静かに入ってきて、カウンターの隅のほうに座る)
(しばらくメニューを眺めてから)店主さん、フィッシュ・アンド・チップスなんて出来るかしら?飲み物は……そうね、水でいいわ。
(漏れ聞こえる賑やかな声に誘われて店内へ)

葡萄酒を。
白で、そうだな……一番よく出るものがあれば、私もそれを貰おう。
あとは、軽くつまむもの。
チーズとクラッカーはあるかね?

(店主に適当なオーダーをし、店内を眺めるともなく眺める。
背の高い女性に、対照的に背の低い……あの男はドワーフという種族なのか。
その隣に座る女性は、どんな種族だか想像もつかない。
それに、酒場に修道女か)
うむ、我らドワーフは皆、酒と鉱石と共に生きておるからの。鍛冶が得意な者、宝石細工が得意な者、銀細工が得意な者といろいろおるが、お前さんが鉱石の事でドワーフを頼ったのは正解じゃわい。
……そのドワーフにあったのは何時頃の話かの?儂の他にもドワーフがこの世界にいる、というと、探してみたくなるでな。
全くだ。ドワーフってのはすごい種族だね。あん時は、灰と鉛だったか、何かそんなもんを溶かして火で炙ってね、アタシにゃよくわからないが不純物の中から銀をキレイに取り出してくれたのさ。両手いっぱいの銀の装飾品だったのが、親指と人差し指で輪っかを作ったよりも小さな銀になっちまってねぇ。その後、そいつを掴ませた胡散臭い狐女を殴りに行ったのは言うまでもないね。(けらけらと笑い)
あぁ、あれはいつだったかねぇ。2年も前だったか。あんたと同じように小柄で立派な髭を蓄えていたよ。赤毛で兜を被っていたから顔はよくわからなかったが、声はまだ若そうな感じだったねぇ。
お。今日はほんとに盛況だねぇ。
白ワインならほら、店主、こないだ出してくれたとびっきりがあったろ。あれを出してやんなよ。どうせアタシの奢りなんだ、一番いいのを飲んでもらわないとさ。
(見た目はかなり若そうな女性が酒場に入店し、適当な席に腰掛けるとメニューを見始める)
(メニューを眺めながら)……おや、この酒は……ニホン酒? いや、日本酒ですか。
…ふむ。(「…探せばある物なんですねぇ。」と、小さく呟く)

すみません、この日本酒と合いそうなツマミを頂けますか?(と、店主に注文すると同時に)
あ、年齢の方は問題ありませんので。(そう補足した)
鉱石の見立ても、混ざりものから目的の金属を取り出すのも、どちらも鍛冶には必要な技術じゃからな。お主の捕まえたドワーフは、堅実な仕事をしたようじゃわい。
(エールのジョッキを飲み干して次を注文し)
ローレットの話では今の所この世界にドワーフは居ないという話じゃからのう。その赤毛のドワーフも、旅人だったのかもしれんな……

おう、ロウではないか。儂も人のことは言えんが、酒の匂いに敏いのう。
おや、今日はそちらの奢りなのかね?
では厚意に甘えるとしよう。
どうもありがとう。
(ヴェロニカへグラスを掲げる)

日本酒……米の酒か。
珍しいものを置いている。
(綺麗な水がなみなみと注がれた樽のジョッキを受け取る。奢りという言葉を聞き)
あらそうなの? 気前のいいお姉さんに乾杯しましょう。
(ヴェロニカにジョッキを掲げる)

(ふと視界に入ったイシュトカの姿にはっとして、まじまじと見つめてしまう。目は閉じたままなので、顔を向けているだけだけれど)
(ふらりと店内に立ち入る黒狐。カウンターに顎を乗せ、店主を見やり)
この店では珍しい酒が飲めると聞いてやってきたんだが……
其方の方で頼まれている日本酒、僕にももらえるだろうか。
口の広いグラスで供してもらえると有り難い。
おや、ゲンリーさん。(知人に挨拶を返して)
僕は美味しいお酒と料理には目がなくてですね…。
特にお酒は殆ど生活の一部です。
(運ばれてきた日本酒と軟骨を手に取って)
なので、各地の酒場をよく回っているんですよ。

……え?奢りなんです?
(奢り、という言葉に耳をピクリと揺らし)
……いや、いやいや、その発言があったとして、その後に入店した僕に適用される筈もない。
気にしない、気にしない……
(一合ぐい呑みで運ばれてくる日本酒の香りを楽しみつつ、目を伏せる)
(メリンダの視線……らしき気配に気が付くと、楽しげに話しかける)

シスター、何か気になることがあるのかね?
いや、こういう言い方は意地が悪いかもしれないな。
君のような人にとって、私の姿が好ましからざる者と映るのは知っている。
ただ、私は悪者でも魔物でもないよ。
……見た目と違って、ね。
あらごめんなさい。本で見た姿とそっくりだったもので、つい……。
(紳士的な態度に緊張を解く)
こちらでは、見た目はあてにならないものね。
メリンダ・ビーチャムよ。どうぞよろしく。
……私も見た目通りのシスターではないかも知れないわよ?
(ふふ、と楽しそうに笑みをこぼす)
あぁ、どこか別の世界から来たって言ってたねぇ。詳しくは聞かなかったが、人探しをしていたみたいだったよ。長居はできないってさっさといなくなっちまったからねぇ。もしかしたら、アンタと同じ世界から来たドワーフだったのかもしれないね。(ぐいっと杯を煽り)

あぁん?そうさ、今日この店の支払いはぜーんぶアタシが持つよ。ラム酒の一杯からここでいっちばん高い年代物のワインまで全部ね。
あぶく銭は全部使っちまわないと、次が入ってこないだろ。後生大事に溜めこんだっていつ死ぬかわかりゃしない。なら、今美味い酒を飲んで美味い飯を食って、楽しもうじゃないか。なぁ。
お、なんだいなんだい。今日は米の酒がやけに出るね。アンタら、こいつを知ってるのかい?
アタシはここで初めて飲んだんだが、こいつぁいいね。何より香りがいい。(上機嫌だ)
泡銭は腐らせる前に使ってこそ……言い得て妙だね。
そこまで言うならご相伴に与ろうじゃないか、気風のいいお人。
(ぐい飲みに顔を近づけて日本酒をそっとすすり)
……ん、キリっと引き締まりつつ米の甘みも感じられる。いい酒だ。

半年前かな、代金代わりにとこの酒の瓶を持ち込んだ客がいてね。
その時に覚えたんだが、なかなかいい具合にアルコールを楽しめて好きだよ。
イシュトカ=オリフィチエ。
君が本で読んだよりもおそらくは常識的な、一介の旅人だ。
よろしく。
(メリンダに挨拶する)
何事も見た目通りでないのは、ここに来てから十分過ぎる程学んでいるよ。
目の前の相手が何者か想像もつかないにしても、知り合う楽しみが増えたと
思えるくらいにはね。

はははは!
今のはいいね、実にいい。
そうとも、確実な未来など何ひとつとしてない。
そうでなくては困る、そのことが正にあの巫女から告げられた私のレゾンデートルだから。
そしてそうであれば、二度と訪れないであろう今夜を楽しむのは完全に正しい!
(ヴェロニカに同調し、グラスを空にする)
(ひゅう、と口笛を吹いて)そりゃあ、実にロックですねぇ。
ならば、赤い狼さんの奢りに遠慮なく乗らせて頂きますとも!
(ヴェロニカさんに杯を掲げて、日本酒を一気に飲み干し)――ふぅ、やっぱこれですねぇ。

若干イントネーションが違う気もしますが、ニホン酒は知っていますよ。
僕は熱燗で飲むのが好きですねー。
ふうむ、ニホン酒というのか……
(聞きなれぬ酒を試しに一杯飲んでみる)

成る程、ぶどうがワインになるように、麦がエールになるように、こいつはそのコメとかいう穀物を発酵させて濾した酒、というわけじゃな。
もっとも、作りは相当に洗練されておるがの。なるほど、好む者が多いのも判る酒じゃわい。
(ヴェロニカの言葉に頷き)いい心がけね。
こんな世界では、死は隣人のようなものだものね。
そういえば神殿で目が覚めた時、ここが話に聞くあの世なのかと思ったわ。

イシュトカ・オリフェチ……イシュトカさんね。覚えたわ。(発音が難しかった)
私、一度でいいから本物の悪魔に会ってみたかったの。
見た目が似ているだけとはいえ、感慨深いものがあるわね。
お会いできて光栄だわ。

店主さん、お水のおかわり頂戴な。(空のジョッキをカウンターに置く)
(ぐい飲みにマズルを入れて酒を舐めると顔を上げ)
熱燗かー、香り立ちがよくなるのはいいが、香りすぎて僕の鼻にはちょっとつらい。
でも熱燗の方が美味しい日本酒というのも、世の中にはあるそうだね。興味深いな。

そうそう、日本酒は米を、菌類の力を以って発酵させて作った酒のことだそうだ。
その菌類の種類にもいろいろあって、風合いが変わってくるんだと聞くよ。
言語によって発音が難しい音というのがある。
英語話者にとってはhの音が難しいことがあり、今ここで話題になっている「サケ」の国ではrの音だとか。
とはいえ私の名前は……多くの人にとって難しい部類に入るかもしれない。
(ふふふ、と小さく笑いつつ)
ああ、本物の悪魔に会いたいとは変わったシスターだ。
敵意なのか好意なのか、使命からか個人的な興味からだろうか?
まあ私でいいのなら、好きなだけ眺めてくれて構わないよ。

日本酒か。
私は専らこれだし(空になったグラスを振り)、話には聞いても飲んだことはない。
私も次はそれを貰おうかな?
イシュトカさんはワイン派?
日本酒は「ライスワイン」なる異名があると話に聞いたことがあるし、作る工程に共通点も多いから、比較的とっつきやすいんじゃないかな。
(日本酒を舐めつつ、ふっと息を吐き)

あ、僕にもお水貰えるかな?
コメを発酵……簡単に言うが、これは難しい酒じゃぞ。
穀物をそのまま酒にしたのでは、普通は雑味の多い酒になるもんじゃ。
飲めん、とまでは言わんが、こんな透き通った味にはならん。
おそらく、ワインとは似て非なる工程で作られている筈じゃよ。
ニホン酒に限った話でもないですが、ニホンで作られるものは独特ですからねぇ。
制作過程とか調べたりもしましたが、絶対に無理だと確信して諦めました。(爽やかな笑顔)

(日本酒を飲み、軟骨を食べながら)うん、料理の方もイケますね。
店主さん、こちらをお願いします。(様々な料理を注文して)
あ、そうなのかぁ……おのれあの依頼人、適当なことを僕に吹き込んだな。
というか偉そうに言ってしまって微妙に恥ずかしいぞ。
(ぐい飲みに鼻を突っ込んで顔を伏せる)
いや、酒の作り方は突き詰めれば醸造酒か蒸留酒の二種類じゃから、生方の言うとる事が間違っとるわけでは無いんじゃ。ワインも、このニホン酒も、どちらも醸造酒じゃろうからの。
その枠組の中で、作り方が違うのじゃろう、という話じゃよ。

熱燗、というのは、温めて飲む事を言うのか?
それは面白いな。儂も一つ、その熱燗とやらを頼んでみよう。
ああ、葡萄酒は味への感受性を高めてくれる気がするからね。
酒を主役にやるならともかく、食事を楽しむのならやはり葡萄酒がいい。
(と、黒い狐に答えるうちに、日本酒が運ばれてくる)

ほう。
なるほど、そちらの紳士の言う通りかもしれない。
(僅かに口に含み、味わった後、ゲンリーに顔を向けて)
味……というか、もっと淡くて繊細なものだね、この感触は。
葡萄酒とはまた違ったロジックに則って作られているのは間違いない。
アタシも詳しい事は知らないがね、ここの店主の故郷の酒なんだと。こっちの世界に流れてきてから、この店を開くにあたってここいらの米農家と協力して何年かがかりで作ったらしいよ。この酒は。(ぐいっと煽り)

で、これに合うのがこの「しめさば」と「しゅとー」ってやつらしい。
どうだい、アンタらも食べてみないかい。(と、差し出しながら)
んー、まぁ、あれだよね。大別すると同じ分類だけど、同じように作ってる訳じゃないってことで。
しかし店主さんも米農家の人も、さぞかし苦労しただろうなぁ。
(ぐい飲みに鼻を突っ込んだまま、ゲンリーさんの方にちらりと目を向け)

で、これに合うつまみか。どちらも海産物系かな?
有り難く頂戴するとしよう。
(箸をギフトで操り、〆サバを一切れ摘まんで口にぱくり)
温度によって言い方が違うらしいですよ。
確か、60度で熱燗だったかな……?(日本酒を飲もうとするが、空になって)
あ、僕も熱燗いいですかー?(と、店主に注文して)

(出された料理を次々と食しながら)よ、よく作れましたねぇ。
ニホン酒ってホント作るの難しいんですよ。 やるなぁ……。(感嘆する)

(差し出された物を見ながら)しめ鯖はニホン酒に凄く合いますよねぇ。
では、お言葉に甘えまして一つ頂きます。
(箸でしめ鯖を一つ取って、食して)うん、やっぱり合いますねー。
あら、私の居た世界の言葉にも詳しいなんて博識なのね。
ますます素敵だわ。(頬に手を当て笑みを浮かべる)
そうね……個人的な興味、というのが近いと思うわ。
忌み嫌う人も居るけれど、神様よりは気が合いそうだもの。
それじゃあ、遠慮なく堪能させてもらおうかしら。
(じーっと視線のようなものを送り)
シュトー……。
見た目からはなんとも味は想像しようがないが……。
(箸を取ると、器用に操り、気後れするでもなく一口摘み上げる)
………ふむ。
(口に入れると、舌の上の刺激にきゅっと目を細め)
こういうものでやるのだね、日本酒は。
こうして両方を味わってみれば即座に納得できる味だ。

(酒で口を湿らせると、メリンダに答える)
博識だなどと持ち上げないでくれたまえ、シスター。
くだらない雑学などは、人と対話し、自己の身体で体感する……そういう尊い智の添え物に過ぎないんだから。
(と言いつつ、満更でもなさそうな声色)
ははは。
自分で言ったように見た目通りのシスターではないというわけだね。
ものの本で読む限りは、彼らも彼らで窮屈なのではないかとも、私などは思うが……。
神への愛を告げたその口で悪魔の手の甲にくちづけする、当の人間に比べたら、ね。
(自ら許可した通り、送られるものは気にしない)
なるほどねー、温度で呼び名が変わるのは面白いな。
しかし……60度って、手で持てる温度なのか……?
(しめ鯖を飲み込むと、日本酒にもう一度口をつけ)

して、しゅとー……なんだろう、見た目から原材料がなんとも想像できない感じだが。香りはいいね。
(恐る恐る箸でつまみ、口に運ぶ)……あ、うまい。
(しゅとーを食べながら日本酒を舐め、ぐい飲みが空に)
ふー……美味しかった。やっぱりお酒はいい。
(水のグラスに口をつけつつ、目を閉じる)
(水を飲み干すと、メニューに目を向けて)
次のお酒を頼むのもいいけれど、もう少し食事をしたい気分だなぁ。
鶏の唐揚げでも貰おうかな?
(小休止を挟むと、再びチーズを肴にワインを飲み始める。
所謂"ちゃんぽん"は全く気にしない性質らしい)

ブルーチーズ……嬉しいね、こんなものまであるとは。
(皿に盛られたチーズをひとかけ摘まみ上げ)
それに出来も良い。

君は強いほう?
日本酒は飲み慣れているようだが……。
(気まぐれに生方に話を振る)
(運ばれてきた唐揚げを箸を使って口に運びつつ、イシュトカさんに視線を向け)
うん?まぁ……強い弱いで言ったら弱い方かなー。
飲める量は少ないけれど、その分酔わないような飲み方を心得ているってやつだと思ってる。
日本酒やワインもいけるけど、一番好きなのはウイスキーだねぇ。
成る程。
強い弱いよりも賢く飲めるならそれが一番良いかもしれないね。
あまり強いばかりでも自分の限界を知り難い。
そして限界を知らなければ無謀と挑戦の区別もつけられない……。

(ワインとチーズをゆっくりと消費する……)

ウイスキーか。
あれを楽しめるのなら、本当に賢い飲み方を心得ているのだね。
そうそう。僕の場合、日本酒だと……大体これを3杯行ったらもうダメかなー。
(目の前の空になった一合ぐい飲みを前脚で指し示す。それを見てか店主が片付けていった)
自分の限界が分かっていれば、お酒強い人と同席する時にも、ペースに飲まれずに飲めるからねぇ。

ウイスキーは、こう……味に厚みのあって塩気を感じるやつが好きかなー。
香りがいいのは勿論だけど、あんまり強いと鼻が麻痺しちゃうんで、程々ってところので。
ふふふ。
そうして自分の限界を知っているということは、一度は限界を感じる程度まで飲んだことがあるということだね。
君の、未知の領域への挑戦……ひとつの「冒険」の証というわけだ。

私自身はウイスキーは後学のために試したことがある程度だが……好きな人には「木の香り」などと表現されることが多いのかな。
いいウイスキーの香りというのは、やはりそういうものかね?
(くすくすと笑いをこぼしながら)
まぁ、それはねー。僕だって最初から自分の限界を知っていたわけじゃないさ。
一度、一夜に一人でワインを一本空けたことがあったが……あの時は無茶をしたものだと思うよ。

「木の香り」はそうだねぇ、ウイスキーなら大抵持つ要素だが、いいウイスキーは際立って鮮やかに香るな。
いい酒はいい樽を使う、いい樽はいい木を使う、いい木はよく香る、という具合にね。
ほう。
森の香りも、燻した木の香りも、私はどちらも好きだが……この場合近いのは後者の方かな。
どこか郷愁を誘う香りだね、あれは。

私が経験した中で最悪の痛飲には、文字通りの冒険が付いてきたものさ。
船で旅していた頃、停泊先の店で少し羽を休めるつもりが、成り行きで無茶をせざるを得なくなり……店から追い出されてみれば、乗ってきた船は出てしまっている。
追い付くのに半年ほどかかったね、あの時は。
(可笑しそうに失敗談を語る)
僕は木工細工師だからねぇ。森の香りや木の香りには慣れ親しんでいるけれど、樽の香りはそれとは全然違う。
郷愁を誘うという感じは、分からないでもないな。

(話を聞いて、額に前脚を当てながら喉を鳴らす)
しかし……それはまた随分と痛い失敗だ。
追いつくことが出来たから良かったものだが、酒に飲まれてやらかしたにしてはスケールが大きいな。
あの頃はまだ今よりも幾らか若かったし、私には星の海の広さを見くびる傲慢さと、それに偏狭な正義感があったのさ。
だからといって飲み比べで悪に挑むというのは、傍から見ればお笑いだがね。

……さて。
酒は十分に楽しんだし、新しい味も知った。
今夜はこの辺りが頃合いだね。
(代金を置いて、立ち上がる)
(イシュトカさんを見送りながら前脚をふりふり)

さてと、僕もそろそろお暇しようかなー。今日は楽しかったよ。(財布を取り出し)
(やってるかな?と店の扉を開いて覗き込む)

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