アルヴァさんをはじめに、結構皆さん来てくれてますけど…でもお昼のほうがいいって人もいるでしょうか。参考にさせてもらいますね

あら、アルヴァさんが来てくれるのは楽しくお話しできるので歓迎ですよ？

どちらにせよ、こんな深夜だと人も来ないだろう？
（深夜ばかりだと、俺みたいなのが屯しちまうぜ？ なんて冗談っぽく呟いてから、シシッと笑って）

ま、昼間でも来る時は来るけどな。

お昼はいろいろとお出かけしたり、お仕事を受けたり…あ、でもそういわれたらお昼にここにいるのも考えたほうがいいかもしれませんね
いつも忙しい、というわけではありませんし

昼間に見掛けたら、昼間も来るんだけどな？
（崩れている本を手に取って、近くの片隅に纏めながら）

ま、マリエッタが昼間は忙しいってんならそれもそうか？

あら、いいんですか？ちょっと本を探しなおしていたら…その、つい
意外とそんなことはないんですよ？ とはいえ、ですけどね。でも夜更かししたおかげでこうやってお話しできる機会があるのはとても素敵じゃないでしょうか？

珍しく散らかってんのな、片付け手伝おうか？
（いつぞやのやり取りを思い出して、そんなことを）

好き嫌いの問題じゃねぇ気はするけどな、まあいいや。
俺も人のこと言えるような身じゃないしね。

あ、ちょっと足元には気を付けてくださいね。本がずいぶん崩れてしまっているので
そのことでしたら大丈夫ですよ。慣れている…というのでしょうか、夜自体は嫌いではありませんしね

ふぅむ、ダメか。
それなら自分で気をつけるくらいしか思い付かんが、夜更かしが過ぎると本当に身体が持たないぞ？
（ふわりと浮いて、窓から中に入り込んで）

時間が来るとなる時計…でしたっけ。実はあまり好きではなくて…没頭しているときは邪魔されたくないといいますか…

あ、構いませんよ。ちょうど紅茶を入れようと思っていたところですので

ふむ、タイマーでもかけてみたらどうだい？
幻想の時計屋ならいい時計が沢山売っているよ……あ、中お邪魔してもいいかい？

ふふ、そうですね。また本を読んでいたら、つい
一度本を開くと読み終わるまで見てしまうのは悪い癖かもしれませんね

休むほど疲れてるわけでもねーけど、それはそうとマリエッタはまた夜更かしかい？（窓の外から、また欠伸をこぼし）

アルヴァさん、眠そうですね？ちょっと休んでいきます？（窓を開けて

おろ、まだ灯りが付いてんじゃん……（明かりに気づいたのか、ふよふよと窓の方へ飛んでいき）

………あら？（ふと本から顔を上げて

（大きな欠伸をしながら、すぐ近くを通りかかる）

あら…本を読み終えてくれたんですね
さて、今日は何を読みましょうか

恋愛小説を読みきったのう…
悪い魔女にさらわれた…と…
さてと…次は感想と行こうかね…

(いそいそと考え事をする)

ああ、またな。ちゃんと寝ろよ？
（窓からぴょいっと飛び出し、夜闇に消えていった）

ええ、おやすみなさい。またいつでも立ち寄ってくださいね

歴史とか調べてみれば、案外物語の起源にぶち当たったりするかもな？
俺もその辺はあまり詳しくないからあんまり気の利いた意見は出せねーけど。
（そう言いながら大きな欠伸を漏らし）

気が付きゃ随分話し込んじまったな……。
夜なら散歩してることが多いし、明かりが付いてりゃまた寄り道させてもらうぜ？
（腰かけていた場所から立ち上がり、窓の方へ歩きながら）

だとしたら書かれることはないんでしょうか…なんて
その終わりも、気になったら調べてみたくはありますが……今しばらくは待ってみるべきでしょうか

…とと、気が付いたらこんな時間。今日はそろそろ部屋に戻りますけど、また時間があればお話ししてくれます？

…………。
（騎士が蒸発したか、或いは魔女が手に負えない存在だったか。なんて想像して）

書かれなかったんじゃなくて、実際は書けなかった……なんてな。
”事実は小説より奇なり”なんて言葉もあるくらいだし、案外変な終わりだったのかもね？

実はそうなんですよね。お姫様は助かるんですけど、騎士と約束をした後…騎士は魔女と戦いに赴いて…
で、そこからが描かれていないんですよね。お姫様が待ち続ける終わり…のようにも見えますし、でも帰ってくる続きがあるようにも思えて

何、ちょっと口数が増える程度気にすることでもねぇさ。
てか続きが気になるって、そんな良いところで物語が終わってんのか？

ですね。著者に聞くのが一番ですけど、そこまでするものでもありませんし
なにより、続きがどうなるのか結構気になるんですよね…恋愛小説と油断していましたら、その実凄く感情描写が細かくて…

あ、つい本の話になると口数が増えてしまいますね

知る人ぞ知るってやつだな。
ま、本なら著者が記されてるだろうし、書いた奴に聞くのが一番早いが……。
（そこまでする必要も無いし、夢を壊すこともないだろう？ と）

かもしれませんね。イレギュラーズが現れる前に起きたことが物語になった…
なんて、これは結局のところ私の想像に過ぎないのですけどね

そりゃそうさ、そういうのをとっちめるのがローレットの仕事だからな。
――とはいえ、既に随分過去の話になってるならその限りではないけどね。
（空中神殿への大量召喚が始まったのが数年前であることを交えて話しつつ）

イレギュラーズが現れる前なら……或いは――。
（自分の顎を触って考えながら、そんなことを呟いて）

意外と語られてないような物語を、あえて人目を避けて残すため…というのはごくごくまれに聞きますね
それこそ、料理本の中に秘伝を残す…なんて話も

これがそうかはわからないのですけどね
悪い魔女…なんていたらきっと皆さんが倒しちゃうでしょうし

はて、題材か。似たような話は聞かないけど、本当に在るもんかな。
（怪訝な顔をして、如何にも”疑わしい話だな”なんて言いたげな口ぶりで）

マリエッタはそういう話、聞いたことあるのかい？

かもしれませんね…実際王子様が戦うのは危ないと思いますし…

でも、この本実は最近出版されたもので…噂では題材があるかもしれない、という話もあるんですよ

冒険譚でちょいちょい出てくる勇者ってのも曖昧な存在だが。
ま、混沌だって王がアレ（フォルデルマン）だし、戦うとなれば騎士の方が良いのかもな？
（欠伸をしながら、澄まし顔で息を吐くようにそんなことを言って）

やっぱりすごいものになってしまったんですね…私
力をもらった以上、頑張らないとですね

ええ、少し冒険をする部分も交えられていますので、王子様より騎士のほうが書きやすかったのか…それとも理由があるのか、というところですけどもね

イレギュラーズってだけで根本的に力はあるからな。
知識があるだけで使えるようになるってのは、何ら不思議なことじゃないぜ？

騎士とお姫様の話か、冒険譚とシチュエーションは似てるんだな。
お姫様と結ばれるのは大体王子様って思ってたが、その物語は騎士とお姫様なのか。

あら、でしたらちょうどいいものがありますよ
騎士とお姫様の恋物語で…悪い魔女にさらわれたお姫様を、騎士様が助けに行く、というお話なんですよ
王道、と言われる部類だと思いますけど。だからこそ期待を裏切らない、といいますか

…言い方を悪くすれば強情なだけかもしれませんね？

ええと、そうですね。得意…というよりは便利なので
お仕事に行くときはまだまだ実力不足なのもあって、皆さんの後ろから回復や行動を支援する魔法を使っていますね
白魔法…と呼ばれる部類でもあるとは思い…ますけど…実際のところはよくわかってないのですよね
魔法、私の場合は召喚されてからは何となく本を見てみたら使えるようになっていましたので

物事に対する要領が良いんだな、マリエッタは。

結構色々見るんだな？
確か、”白魔法”って呼ばれる類が得意なんだっけ？
恋愛小説はー…あんまり読まねぇや。そういうのってどういう話があるんだ？

ふふ、これでも一度覚えたものはなかなか忘れたくないんです。それに、覚えられるならいくらでも覚えちゃいますからね
別に気にしないでいいんですよ。いつも明るい話ができるわけじゃありませんから、話すことが大事だと思っていますし…何より、楽しいですから

そうですね。冒険譚のほかだと…最近は魔法や土地に紐づく動植物の本なんかも多くて
ああ、でも冒険譚以外にもいろいろ見ますよ、恋愛小説とか、そういうものも

そんなこと、覚えなくてもいいぜ？
いや、さっきから少し湿った話になっちまって悪いな……。
（頭を掻いて、「話題を作るってのも難しいな」なんて呟きながら）

マリエッタは冒険譚の他に何か読むことはあるのかい？

わかりました。アルヴァさんの貴重な意見として覚えておきますね、ええ

ああいや、気にしないでくれ。
（首を横に振りながら、それだけを言って）

ごもっとも、マリエッタの言う通りだと思うよ。
そうやって何かを凌げるならそれが一番良い。本を読むだけなら誰にも迷惑を掛けないしね。
ちょっとしたへそ曲がりの意見とでも思っておくれ？
（首を傾けて、自分に対する苦笑を含んだ微笑みを見せながら）

あ、ごめんなさい。そうでしたね…すみません

逃避は悪いことじゃありませんよ。逃げる…なんて言い方がよくないだけだと思います。
綺麗事でいいじゃないですか。本を読んで、きれいな物語を見て…心を癒して糧にすることだと思いますし…あ、ごめんなさい。なんだか説教臭くなってしまって

興味があるのかい？
でも、悪いね……こうなっちゃってからピアノは辞めちゃったんだ。
（肩を窄めて、左袖を少しだけ揺らしてみせて）

マリエッタが言う通り、冒険譚を読むのも一種の逃避かな……。
（苦笑い。それに書かれているのは綺麗事だと、そこまでは言えずに）

すごい…ピアノ、いつか聞かせてもらってもいいですか？音楽に興味はあるんですけど、実践したことはほとんどなくて…！

お仕事で疲れる…やっぱり、多くのお仕事を経験すると楽しいことばかりはありませんものね

ピアノが弾けたものでさ、これでも楽譜は読めるんだ。
（ちょっと懐かしむような表情をしながら、過去の話だけどねと付け足し）

冒険譚なら今でもちょっと読むよ。
依頼で疲れた時とか、結構読み耽ってる。

練達の法律までは調べてなくて…つかまっちゃうんでしょうか。気を付けないとですね

やっぱり冒険譚はあこがれてしまいますものね。私も数か月前までは実際そんな感じで…一番読んでいたと思います。
楽譜ですか…音楽が趣味だったりしたんですか？

俺も小さい頃は冒険譚とかよく読んだな。
あとは楽譜とか集めていたんだが――色々あってからめっきり集めなくなっちまったな。

詳しくは知らんけど、練達の方でやったら捕まるんじゃないか？
こっちの方で飲酒操縦したらどういう扱いになるのかってのもよくわからねーな……。