ええ、頑張ってくださいね
私も、一度部屋に戻ります。またお会いしましょう

私も今回は深緑の戦場に出る。…お互い最善を尽くすだけだな。

そろそろ帰る、じゃあな

…深緑ですか。そうですね、ずいぶん大変な状態ですからね
私も、頑張らないといけませんからね

肥沃な土地…で思い出したが深緑も気になるな。事が終わったらあの土地に残るのは燃えた木々の灰だし。
植物の灰は良い肥料になるというし、あの地で農耕したりするのも悪くないかもしれない。

それはなによりです。私も料理のほうはお勉強しなきゃですからね
ギルド近辺であれば比較的料理も作りやすいですし、お招きした時にごちそうできそうですね

料理は覇竜の方では作れないかもしれないが、覇竜から誰かを招くときに作れそうと思ったな。

…あとは土地の肥沃さでも食文化が変わるのがよくわかった。

わ、私はそこまで名探偵じゃありませんからね…！？
かもしれないなー…ぐらいまでしかわからないものですよ。

あ、そういえばでした。どうでした？

そうか、意外とわからないものなんだな…。

この前ここから借りた本を戻しに来た。…参考になったよ。

あら、いらっしゃいですよ
実際そう簡単にはわからないですよ？ 教えていただけたのでようやく確信を得られましたけれども

私だとわかっているだろう、マリエッタ。

わかってなかったら今バラすだけだが。

あら…？またお菓子が…誰でしょうね、置いて行ってるのは

（こっそり忍び込み、焼菓子の入った籠を置いておき）

はい、お疲れ様です。また来てくださいね

隠すならちゃんと隠すさ、噯にも出さないずにな
さてそろそろ俺は去るとする
また会う時があったらまた会おう（酒瓶を片手に外へ出ていく）

よかったです。とはいえ人の隠しているものを聞くのは時折人を傷つけてしまうこともありますから…そんなことがなくて今は安心していますけど

構わんさ、気になることを知らんことを知りたいと思うのはごく普通のことだ

……なるほど、気持ちは痛いほどにわかりますね。私も探索の類はすごく興味を惹かれますから
そういった点では愚問でしたね。すみません、こんなことを聞いてしまって

とりあえずの理由としてはこれでいいだろ

ふむ…………どれを話すべきだろうな
よし、お前さんは夕日の沈む丘の先に何があるか気になったことはないか？
通りの路地裏を抜けたらどんな世界が広がってるのか知りたいと思わなかったか？
虹の根本まで歩きたいと思ったことは？
大人になるに連れ未知は既知になり、目にやることすらなくなる、それが大きかれ小さかれな
だがそれでも未知は未だ多い、そしてその未知は過程にある
その未知を知るために寄り道をして放浪をする

…あまり聞くのはよろしくないのかもしれませんが、でしたらなぜ放浪をしているのでしょう？
実際、放浪をすること自体の利点…は私たちにはあまりないように思えているのですけれど

そう、なんだろうな（酒で喉を濡らす）
そうあるべきだ

確かにそうですよね。実際私があまり放浪することはないですから…
信頼できる場所って安心できますからね

一番はそうならないようにすることなんだがな
こういう事に遭うのは決まった拠点もなくあちこちふらふらしてるやつぐらいだ

難しいですね……もしそういう場面になった時にぜひ参考にさせてもらいますね
薬草とかであれば勉強しましたし、ちょっと調べてみましょう

戦闘中では使えん上に即効性はないが対策として薬草を忍ばせるかそもそも手を付けないようにしてるな、一応そのためのギフトでもあるが

むぅ…かわいらしいとか言わないでくださいって
やっぱり毒…ですか。そういう場面には出会いたくないですね

ハッハ！それはなんとも可愛らしい理由だ
たしかに不味い飯は気が滅入るな、だが間違いだ
金を持っていて身元不明の放浪者がいたら大抵のやつは近づかない
だが一部のやつなら値段をふっかける
そしてごく一部の卑しいやつは毒を盛る、死ぬようなやつから筋肉を麻痺させるようなものでな

経験とギフト…ですか。やっぱり強いんですね
気を付けるのが人のご飯……もしかしておいしくなかったですか？

まあ、そこらの純種の住民よりかは経験は厚いな
特に俺のギフトは放浪に適してるからな
ただ飯で一番気をつけなきゃならんかったのはやはり人が出す飯だな

数ヶ月も耐えれてしまうのがさすがというか、なんというか
本当に凄い経験していますよね…

そりゃ確かに普通の物が食えりゃそれに越したことはねえんだが放浪してるとほぼ飲まず食わずで数ヶ月過ぎることもあるからな　動物の死骸にありつくこともない訳じゃねえ、過酷耐性がなけりゃ今ごろお陀仏だな

でしたらいいのですけど…いえ、それ以前にあまり変なものを食べてはいけませんよ…？
旅の中だと仕方ないことかもしれませんが

へぇ、まあそこまで追求はしないさ
まあこのぐらい焦げてても問題ねえさ、本当に酷いものを食ったこともあるからな

これはちょっと激しすぎる訓練にご招待されたせいなので…普通のお仕事のほうが簡単…というのはあれですけど

お前さんが言えることかい？積極的なイレギュラーズは軒並み怪我は負うものだがな

もう…合うならいいのですけど、体調には気を付けてくださいよ？

まぁ、外見と年齢が釣り合わない方は多いですからね。特にこの…漫画…という形式の本だとよくそういう登場人物も多いのも納得できてしまうほどに

うむ、焦げ目の苦味が主ろ酒に合って中々行けるな

そん時はそん時だ、ただ俺は大方外見で判断するかもな

もしかしたら実は私のほうが年上…なんてこともあるかもしれませんよー…？
って、あっ、焦げているのでちょっと苦いかもしれませんのに…味はそこまで悪くないと思いますけど

俺にとっちゃ大体のやつはガキンチョさ　イレギュラーズはどういうわけか比率から見たら若いやつが多いからな

ほうどれ（ひょいと摘んで口に放り込む）

もう、皆さん実は私のことを子供だと思っているんでしょうか…あ、そうです
でもちょっと作っているときに考え事をしていたら焦がしてしまいまして、皆さんに出すのもな…と思って自分で食べようと持ってきたんですけれど

ハッハッハ！すまんすまん
そいつァクッキーか？

むぅ……まさかそこまでとは思いませんでした。
一応大人…として扱ってもらっているんですよ？

20は超えてないように思っていたな

ね、年齢は確かに詳しくはわからないですけれど…！
そんなに子供っぽく見えるでしょうか…？

ほう、意外だな
正直飲める年だとは思ってなかった

お酒ですか？
そうですね、あまり飲んだこのはありませんけれど、飲めないわけではないですよ？

そうだな、酒が飲める時に飲む　これに限る
ところでお前さん、酒は飲めるのか？

な、なるほど…でも、それはとても嬉しいことですね