ギルドスレッド
unknown
僕自身を、置き去り…ねぇ……そう、かなぁ…無理は、してないはず…なんだ、けどなぁ……死ぬなんて、思っちゃ…ないさ…痛い、なら…痛くない、と思えば…痛くない、はず…と、自分に…言い…聞かせてるの、悪い…?
(咳き込みつつ、弱々しく笑ってから)
(咳き込みつつ、弱々しく笑ってから)
「助けを求めず。我慢出来る。ならば構わない。だが。貴様の場合はおばかだ。見破られ易い悲痛は時に悪と成る。貴様が思う以上に『それ』は在り来たりだ」
……昔から、こうなん…だもん…見破ら、れるの…わかってん、のにさ…それでも、嘘は…つくから、だから…次々と、周りが…いなく、なるんだろうね…
(息を吐いてから咳き込みを止めてふらりと壁によりかかろうとし)
(息を吐いてから咳き込みを止めてふらりと壁によりかかろうとし)
「貴様はおばかで阿呆らしいな。我等『物語』が貴様の言の葉と動き。何故『みている』のだ。何か。此処は我等『物語』は貴様の上位存在に語り掛ければ良いのか。全く。其処まで震えるのならば此処に引き篭れば好い。嫌だろう。頼む。貴様の物語を捲る為に首を横に振れ……某所の奴よりも貴様の方が弱々しく思える。一応、我等『物語』は母親でも在るのだ。少々の傷も見逃し難い」
あははっ…褒め言葉を、ありがとう……僕らの上位存在はさ…僕を、何がなんでも…不幸に、したがるもんでね……ほんっと、勘弁して…欲しいよねぇ……身体に、傷はない…のにさ、激痛が…走るとか…ねぇ………痛いよ、物凄い…痛いよ…この激痛は、どうしたら…いい、と思う…?
(壁によりかかっては弱々しく笑ってから自分の手で顔を隠し、アホ毛はしなしなとして元気が全くなく)
(壁によりかかっては弱々しく笑ってから自分の手で顔を隠し、アホ毛はしなしなとして元気が全くなく)
「此処は『よくある』言葉を投擲すべきか。貴様の痛みは精神的なものよ。我等『物語』に訊くのか。我等『怪奇』に訊くのか。我等『神話』に訊くのか。おばか」
そっ、かぁ……耐えるしか、ないかなぁ……誰に訊くなんて、君しか…居ないでしょう?…物語にも、怪奇にも…神話にも…まぁ、神なんて…信じちゃ、いないけどね……あぁ、もう…!…痛くて、痛くて…耐えたもん、じゃない…!…ほんと…頭痛はするし、張り裂けてんじゃないか、ってくらいに…手足は、痛いし…刺された、感覚のような…痛みだって、あるんだから…!…誰も、助けられやしないのも…わかってんのに…助けてほしいだなんて、温もりがほしかっただなんて…笑える話だ……
(壁によりかかりつつ座り込んで頭を片手で抑えては乾いた笑いを浮かべ)
(壁によりかかりつつ座り込んで頭を片手で抑えては乾いた笑いを浮かべ)
「貴様には我等『物語』の一部に成る気力はないか。無いな。ならば貴様は貴様の痛みで貴様を理解せよ。此れを崩した時が貴様の終いだ。三日月に照らされて発狂するなど、美しい女にしか赦されない結末よ」
なにそれ、怖い……あー…まぁ、しばらくすりゃあ収まるからね……久しぶりの痛さだもん…10年、ぶりかなぁ………美しい女性なんて、僕以外はそこら中にいると思うけどね…?……三日月なら構いやしないんだけど、満月だけは嫌いだなぁ……
(痛みが落ち着いたのか一息をつくとふらつきつつ、立ち上がり)
(痛みが落ち着いたのか一息をつくとふらつきつつ、立ち上がり)
「貴様の職場だと。体調を崩す理由は労働なのか。心配だな。兎角。貴様が在るならば戯れに貌を晒す。甘味は大好物なのだ」
おまたせー!席ができたから行こう!
(オラボナの手首を掴んで連れていこうとし
場所はこちらへと…)
https://rev1.reversion.jp/guild/587/thread/7665
(オラボナの手首を掴んで連れていこうとし
場所はこちらへと…)
https://rev1.reversion.jp/guild/587/thread/7665
「決戦が近い。誓いじみた言の葉を嘔吐したが、此度は親愛なる友と正義を執行せねば。視よ。奴等の魂を。奴等の肉体を。何方も存在しないのだ。忌々しい冗長の軍勢。幽霊でも食屍鬼でも在らず、淡々と世界に蔓延るとは。殲滅せねば。破滅を齎さねば。失礼。我々は救済の側。英雄の貌を晒さねば成らぬ。悪も善も全と見做され、一の悪夢に立ち向かうのだ。されど我等『物語』は壁。肉の壁。聳える玩具の城なのだ。娯楽!」
「我々に必要なものは強欲だ。我々に足りないものは残酷だ。恐怖とは一種の慈悲で、彼等は後程発狂と呼ばれる偽りに染まる。他者からは『?』と首を傾げられ、虐げられる運命。されど。彼等の視点では幸福なのだ。死が本当の救済と化す日々……我等『物語』は両者の性質を綴り尽くされた物体!」
「戦だ。戦場だ。決戦だ。突入するのだ。親愛なる友の仮面が我等『物語』の貌を覗き込み、晒された感情を爆発させ――地獄だ。門だ。希望を棄てた愚者の到達点。もはや我等『物語』は自らの存在に執着した莫迦……許されない。赦されない。邪悪なのだ。ならば邪悪は邪悪の本性を垂れ流し、蠢く肉の城と化すのみ。Nyhahaha……進むのだ。行進だ。恐怖と呼ばれる娯楽を奴等の魂に……無意味に……押し付けるのだ。刻み込むのだ。我等『物語』はオラボナ=ヒールド=テゴス。芸術家で在る。既知たる己を嘲笑する、無価値で愉快な文字の列なのだ!」
「此処も随分と静かな空間に成り果てた。作業する音色も死に絶え、もはや恐怖の類も、娯楽の行進も寝不足気味だ。超越性を齎しても現実は変わらず、過去は嘲笑し、未来は既知なのだ。哀れな哀れな手繰られた物質よ。如何か。莫迦にも効果の在る薬を作り給え。救済など不要だ。必要な宝は全部々々腐った肉の塊よ」
「決戦は終いだ。物語の幕下ろしだ。我等『物語』にも終焉が欲しいものだ。羨ましい連中が。Nyhahaha……何。冗長を嫌うクセに肉塊が異常だと。化け物は化け物の器が不可欠と思考せよ。貴様等は人間だ。吸血鬼を滅ぼす得物なのだ。愉快だろう」
「獣の誇りと少年の正義。絆。此れを破壊し物語を進める心地。もはや快楽だ。真の悪とは歪な正しさで在り、勝者が常々『表』を支配する。歴史なのだ。繰り返しなのだ。羽虫の音色なのだ。忌々しい脳髄は蛆の寝床と理解せよ。Nyahahahahahahaha!!!」
「随分と御無沙汰な芸術性。未知への恐怖を踏み躙った、既知への冒涜も最早誰かの戯言だ。我等『物語』の悦ぶべき事柄は肉への渇望と友への愛情。嫉妬。羨望――本人の前では呟けぬ、憎悪にも似た膨張。退屈だ。酷く無聊だ。破滅的なほどに。停滞的なほどに。ああ。狂気とは世界に毒される結末だ。逃れられぬ運命なのだ。知って在る事を!」
「ここでよかったかしら?」と、主は申しております。
(水槽の中の娘はキョロキョロと見渡しており、人形の方は水槽を持って歩いてやってきて)
(水槽の中の娘はキョロキョロと見渡しており、人形の方は水槽を持って歩いてやってきて)
「正しい。此処が我等『物語』の作業場だ。好きな彫刻は何だ。我等『物語』には理解し難いが。やはりラーン=テゴスだろうよ」
「あら、大きい黒い人!ラーン=テゴスさんね?よろしくお願いするわ」と、主は申しております。
(水槽の娘の瞳はキラキラと輝いているようにも見え、満面の笑みを浮かべている一方で人形の方は終始無表情)
(水槽の娘の瞳はキラキラと輝いているようにも見え、満面の笑みを浮かべている一方で人形の方は終始無表情)
「我等『物語』はオラボナ=ヒールド=テゴスだ。ラーン=テゴスは略称故、何方でも構わぬ。さて。貴様は如何なる存在で、如何なる戯れを望むのか。我等『物語』に教え給え」
「あらそうなの?でも、最初に教えてくれたのはラーン=テゴスだから、ラーン=テゴスさんにするわ。貴方とお喋りしたいの、だからいっぱい話しましょ?」と、主は申しております。
(水槽の中の娘はクルッと一回転してからぴょんぴょんと跳ねる仕草をしている様子からどうやら嬉しいらしい)
(水槽の中の娘はクルッと一回転してからぴょんぴょんと跳ねる仕草をしている様子からどうやら嬉しいらしい)
「言の葉を羅列する事は容易いが、貴様が欲する種を撒くべきだり我等『物語』は貴様の在り方を尊重する。如何に」
「そうね。貴方は影より真っ黒だけれど、言葉は色とりどりと見えたわ!それと貴方に私を持ち上げて見てほしいの」と、主は申しております。
(水槽の中の娘は考えるような仕草をしてから両手を広げていて)
(水槽の中の娘は考えるような仕草をしてから両手を広げていて)
「抱擁も構わぬ。持ち上げるのは問題皆無。重要なのは己の肉体能力で、我等『物語』は力持ちなのだ。威力は無に等しいがな。好い。良い。貴様が望む『戯れ』に従い、我等『物語』は水槽を掲げる。我が心臓を捧げるように。比喩だ!」
対象を持ち上げるべく、触腕を伸ばす。
文字列とも塗料とも細い肉の塊とも解せる、芸術家のソレ。
対象を持ち上げるべく、触腕を伸ばす。
文字列とも塗料とも細い肉の塊とも解せる、芸術家のソレ。
「とっても力持ちでよかったわ、とっても重いのよ。高いところ見てみたかったのとっても嬉しいわ」と、主は申しております。
(人形は水槽をオラボナに差し出して、水槽の中の娘は嬉しそうにクルクルと回っていて)
(人形は水槽をオラボナに差し出して、水槽の中の娘は嬉しそうにクルクルと回っていて)
「能力値の類は経験と注ぎ込みの有無で決まるものだ。世界が『1』からで良かったと頷くべきか。我等『物語』の視点では酷く忌々しく、滅びるべき多数なのだが――貴様等。個体的には『二』か、本体だけの存在なのか」
差し出された水槽を腕の力で支え、高い高いでも為そう。
3m程度。
「人魚好きだ。好きと称される感情に振り回され、挙句泡と消える」
差し出された水槽を腕の力で支え、高い高いでも為そう。
3m程度。
「人魚好きだ。好きと称される感情に振り回され、挙句泡と消える」
「わぁ、高いわ!とっても素敵ね!ラーン=テゴスさんはとっても強いのね?尊敬してしまうわ。個体的には私達だから『二』でいいわ。人魚…そうね、泡になった子もいれば泡にならなかった子もいたわ」と、主は申しております。
(水槽の中の娘は両手を広げながら笑って楽しそうにしているが、人形の方は上を見上げ水槽を見ていて)
(水槽の中の娘は両手を広げながら笑って楽しそうにしているが、人形の方は上を見上げ水槽を見ていて)
「我等『物語』は強靭だが、他に能が無いものだ。物体なのだ。白の壁を認識したならば粘土並みの強度と思考すべき。ああ。泡だ。もしくは嘆き。叫ぶ存在だ。海の彼等を誘い、底へと引き摺り込む美声、醜悪さ」
「そうなの?でも私を持ち上げられるくらいだから凄いのだわ!泡になった子は二度と戻らないのは悲しいわ。でも貴方はそういうの好きなのね?」と、主は申しております。
(水槽の中の娘は首を傾げ)
(水槽の中の娘は首を傾げ)
「戻らないのは当たり前だ。冗長を殺す最低限の条件なのだ。遍く莫迦どもは此れを解せず、混沌と称される幻想に『魂』を落としたのだ。哀れな我等は定められ、楽しくて無意味な生命を演じ続ける。もはや不死すらも否定されたのだ!」
「生命の終わりとはそういうものだもの…仕方ないわ。哀れでも私は不死から不死じゃなくなったから、とってもとっても大切に生きることに決めてるわ。とってもいいことでしょう?」と、主は申しております。
(水槽の中の娘は優しく微笑んで)
(水槽の中の娘は優しく微笑んで)
「大切に生命を扱う。普通だ。普通だが、世界は等しく生命を扱えぬ。名称こそが世界に活かされる所以で、空白を埋めるテキトウは何れ踏み躙られる」
「普通のことが大切だと私は思うわ?世界に偏りがあったとしてもそれはそれでしょう。私は人の子に殺されかけたけれど、それでも人の子を愛してあげるのが私の考えがあるくらいなのだから…何れ、いつかは踏み躙られるならそれまで埋めてあげたいわ」と、主は申しております。
(水槽の中の娘は少し悲しげに微笑み)
(水槽の中の娘は少し悲しげに微笑み)
「何を埋めるのだ。貴様は何と話して在るのだ。貴様は誰で我等『物語』は何者だ。水槽の中から『観る』景色は如何に。全き歪んで在る可能性――波には酔わないが人に惑わされそうだ」
「何を…そうね、私はその人それぞれかしら?悲しい出来事があれば楽しいことを教えてあげたいわ。私は貴方と話しているはずよ?私は私。貴方は貴方。誰で何者なんか自分でしかわからないものよ?水槽の中から見えるのは貴方が私を持ち上げているから正面が真っ黒ね、あ、でも口元が見えるわ。とっても真っ赤な笑った口元!歪み…そうね、少しの大きさは実際とは異なるでしょうけど、歪んではないはずよ」と、主は申しております。
(水槽の中の娘は水槽の壁にぺとっと手を当てて)
(水槽の中の娘は水槽の壁にぺとっと手を当てて)
ぺとりと擬音が漏れたならば黒と赤の歪みを寄せる。
渦巻く混沌は存在しないが、肉の脈動が水槽を伝う。
虚空とも、水底とも、無いものとも。
形容し難い、沈む感覚が。
「小型世界が世界を覗き込み、此れを正常だと認識するのは『此処から』でも同じ事。真直ぐに囚われた脳髄が、勝手に判断した無価値なものだ。無意識とは結局、己に零と烙印する、愉快痛快な墜落で――自分でも理解出来ないものだ。己とは!」
渦巻く混沌は存在しないが、肉の脈動が水槽を伝う。
虚空とも、水底とも、無いものとも。
形容し難い、沈む感覚が。
「小型世界が世界を覗き込み、此れを正常だと認識するのは『此処から』でも同じ事。真直ぐに囚われた脳髄が、勝手に判断した無価値なものだ。無意識とは結局、己に零と烙印する、愉快痛快な墜落で――自分でも理解出来ないものだ。己とは!」
「自分というのは自分でしかわからないことなんてないわ。周りがわかることだってあるし、わからない事の方が沢山あるかもしれないけれど…それはそれでいいと私は思うわ。あら?あらあら?全部真っ黒で何が起きているか分からないわ」と、主は申しております。
主、沈んでおりますよ。
(水槽の中の娘はキョロキョロと見渡して)
主、沈んでおりますよ。
(水槽の中の娘はキョロキョロと見渡して)
「随分と可愛らしい人魚だ。我等『物語』の『 』を想起させる。兎角。貴様自身が貴様自身で、誰の脳味噌でも暴けない暗黒状態ならば、我々は何者でも無い。無い方がマシな肉の塊と化す。ああ。問答とも言い難い適当を垂れ流すのは好いが、貴様、食事でも如何だ。ホイップクリームを添えたステーキとドロドロとした聖杯の中身!」
キャラクターを選択してください。
其処に羅列するのは『像』で在った。
病的な雰囲気に塗れた『像』には。
動くような気配。
我が作業場は客だけを歓迎する。