PandoraPartyProject

ギルドスレッド

隠ヶ森

【限定】お月見

蜻蛉さんとの1対1RPスレッドです

暑さも過ぎ、天頂に満月が昇る夜。
ここは湖に面した東屋。
長椅子がひとつ。茶器が一揃え。茶菓子は二人分。
風はなく、雲は薄く。本日は月見日和でございます

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(椅子に腰掛け、周囲を眺めては、月を見ることを繰り返し)
今宵は、見事な満月でございますね
月見をするには、ちょうどいい頃合いでしょうか
(綺麗な月灯りの下、隣りの椅子にゆっくりと腰掛けて)
ほんに、ええお月さん…。
呼んでくれておおきに、雪ちゃん。
向こうで見とったお月さんと、変わらへんねぇ…不思議。
ようこそ、いらっしゃいませ。(姿を見て微笑み
えぇ。世界を渡り、星が変われど、月は、不思議と変わりませぬ
世界の造りとは、変わらないものなのかもしれませぬね。
……こちらの月にも、兎がいるのでしょうか
(顔を雪ちゃんの方に向き直して、にっこり)
お招きいただいて、おおきに。
兎なぁ…おるんやろか。ここにススキと団子があったら最高やけど。
うーさぎうさぎ、何見て跳ねる…言うて、歌いたなるね。
そのお茶菓子、もろてもええ?
ススキは、失念していました。
十五夜お月さま見てはーねーる……でしたか? 童謡は、つい口に出るもののようですね
この付近には、ススキらしいものがありませんが、団子なら、こちらに。
草餅をご用意しました。どうぞ。お口に合えば良いのですが……(一口大の草餅と楊枝を出し
可愛らしいお団子…おおきに。(草餅と用事を受け取って)
そそ、合うてる。ススキはのうても、この草餅でじゅうぶんや。
巡り巡って…もうこんな季節になったのやね、こっちにも四季があるんは嬉しかった。
黄色いお月さんもええねぇ…夜明け前のお月さんの方が馴染みやったで。
こないして、改めて見るんもええなぁて。
…ん、おいし(草餅をひと口分切って、味わうと頬も緩んで)
お口にあったようで、何よりです
……蜻蛉さんは、早起きされていたのでしょうか(小首をかしげて
拙は、草木も眠る夜更けが、馴染み深いものです
こうして、じっくりと眺めたことは数える程度ですが、こちらの世界でも月は、変わりませぬね
月は、この時季が最も綺麗に。そしてこれからは、星空が見頃でしょうか
早起き……せやね、今思うと早起きやった。
こっち来てからは、よお寝てる…寝すぎ言うくらい。
あの頃は…お仕事柄、こう……

(小首を傾げる仕草に、詳しく伝えようとするも
 まだ子供やし…と、喉元まで出かかった言葉を飲み込んで)

お星さんは、お外が冷えて来るとお空も澄んで、きっと綺麗やね。
外で見る時は…あったこうせんとね?薄着やと風邪ひいてしまう。
そや…雪ちゃんは、向こうにおる時、どんな暮らしをしとったの?
こう……?(思案げに、反対側へ首を傾け
安眠できるのは、良いことと思いまする。
寝すぎるほどに、安らげるということですから。

羽織るものがあると、よいですね。それから、炭を焼いてカイロも、良さそうです
蜻蛉さんは、涼し気な姿で居られることも多いですから。
向こう……ですか(少し目線を彷徨わせて
今と、代わり映えしませぬでしょうか?
あちらでは、人の似姿を取れるようになってからは、人里近くで過ごしておりましたが、山で過ごすことが大半でしたので
あぁ。時折、町には出ておりました。人の作るものは、興味深いものでしたから

蜻蛉さんは、仕事、というと、やはり人に紛れて暮らしていたのでしょうか
せやね…ゆっくり眠れる言うんは、幸せな事やね。
んー…ちゃんと寝よったんやけど、途中どうしても目ぇ覚めてしもて。
明け方、一人見上げるお月さんが好きやったの。

(ポンと残りの草餅を口に放り込んでから、茶を啜って)

格好気にしてくれて、おおきに。雪ちゃんも、着物に洋もの合わせてみいひん?
きっと可愛らしい…よお似合うわ。

(彷徨う目線、赤い宝石のような眼。光はないけれど、彼女の魅力のひとつ)

実は…人の姿形を取れるようになる前に、お人に助けてもろた事があったん。
その時からやろか…人の世界に憧れるようになったんは。
そしたら、上手い具合に…どんな因果か、こう化けれるようになって。
神さんの悪戯か、気まぐれか…うちも、お人の世界で暮らしとりました。
まぁ…妖の類やさか仕方ないけど…正体隠して生きるのも、正直…生き辛い時もあった。

仕事…ああ、雪ちゃんぐらいの娘子たちの世話もしよった…元気にしとるやろか。

(ふと記憶の中にある風景を思い出して、穏やかに目を細めて)
明け方の月。
白む空に浮かぶ月は、夜空に見るものとはまた、違う雰囲気ですね
(お茶を一口、一息入れ)

洋物の服は、似合うでしょうか……?
興味は、あるのですが。布の軽さや薄さが、気恥ずかしく
それに、角もありますから
(蜻蛉さんなら、大抵の服装は着こなすのでしょうか、と憧れの視線を向けて)

……どこの世も、奇特な人はいるものですね。
いえ、蜻蛉さんのお姿なら、猫と思われたのでしょうか。助けられて、良かったです
人と妖を隔てる物は、やはり、大きいものですね。蜻蛉さんは、混沌へ呼ばれて、気兼ねなく過ごしているようで、良き縁に恵まれたと思います

蜻蛉さんが世話していた子……ですか。
(蜻蛉さんの娘だろうかと首を傾げ)

此方からは、息災を願うのみ。ですね。蜻蛉さんが世話していた娘子さんならばきっと、大丈夫でしょう
そ、明け方の月。
空に…溶けてしまいそうな…薄い色、でも…其処にちゃんといてる。

……角?気にしてなかったけど、やっぱり、雪ちゃん自身は気になるんね。
(目をぱちくりしながら、自分が思うよりも少女の想いは複雑なのかと察して)

着たことない服も、袖通して見たら案外平気なもんや。
大丈夫、この世界…色んな人がおるし、耳やって出して歩ける。
向こうの世界と違う…ええとこ、隠さんでもありのままでおれる。
(視線を合わせて優しく笑むと、その──小さな角に触れようとして)

ええ、こっちの暮らしも…気に入っとります。
世話しよった云々は…お店の子ら。一緒に住んで暮らしとった…うちの娘やないよ?
…そういう縁には…恵まれんかった……所詮は妖、人とは結ばれん運命や。
(パンパンっと手を叩いて、”さ、この話は終わりや” 一言呟いて、話題を切り替える)

雪ちゃんは、こっちへ来て…変わった事や、好きになった事、ある?
目に見えなくなっても、そこにしっかりと、在る月。ですね。

術でも消せぬ鬼の象徴、のようなものですから。やはり。引きずられてしまいます。
物は試し、というものでしょうか。この世界にいると、種の差など、容姿の違い程度でしかないのだと、思わされます。まこと、不思議な世界です

ありのままを……そうで、ありたいものです。
本性をさらけ出すのは、拙は、まだ難しゅうございます……
(触れられるまま、大人しく)

(蜻蛉さんの話を聞いて、触れるべきではないと感じて、口を隠し)
変わったこと、好きになったこと、ですか
変わったことは、街中で、ひと目を気にせずに歩けること、でしょうか?
畏れられもせず、襲われもせず。ただ、いち旅人として馴染むのは、不思議な感覚です

好きになったことは、食べること。でしょうか?
食事を必要とする身体になって、味の多彩さに、面食らうことも多くなりました
友人と食事を共にすることも。あぁ、そして。人を友と、呼べること。これが、一番大きな変化。でしょうか?

蜻蛉さんは、如何でしょう
此方へ来ても、変わりようは、あまりないでしょうか?
そ、いつか…誰かが…嬢ちゃんは月みたいやて。
いつも自分を照らしてくれる…月みたいに思う、そう言うてくれた事がありました。
それもまた、昔の話───…。

雪ちゃんを雪ちゃんたらしめてるもの…とっても綺麗やと思うけど。
うちかて、誰にも見せれん部分は持っとる、同じや。

(触れさせてもらったそれ。角の先に目線をやると、指先で撫でて)

……せやね、うちもこの耳と尻尾、出して歩けるんは嬉しい。
人の姿は気に入っとるし、せやかて…自慢の尻尾と耳の毛並みも愛おしい。

(少女の話に耳を傾けつつ、自分の気持ちも自然と打ち明けて)

……ようけ"気づき"があったんね、よかった。

(頷いて笑みを浮かべていると、ふいに投げ返された問い)

うち?うちの事……ねぇ。

(口元に手を当てて、しばしの沈黙。)
(自分が先に問うたのだから、質問が返ってくるのは通りなのだ)
(でも、その用意をしていない…でも、相手がしっかりと答えてくれたのだから)
(ゆっくりと口を開いて、その心内を話始めた)
呼ばれてすぐは…戸惑いもありました。
それに、自分と同じような格好した人もいてて、夢の世界のようで。
こやって……抓ったら頬が痛かったよって、嗚呼…ほんまもんや、て。

(自分の頬を抓る仕草をしながら、語り部は笑う)

呼ばれた時、うちはどん底やった…やから、神さんが救ってくれたんかなって。
嫌な事、辛い事…から離れて、もっぺんやり直してみ?って。
……向こうでの事、思い出す事もある。
けど、今、こやって雪ちゃんと喋ってる時間が、うちにとってはかけがえのない大事な時間やの。

大事なものも、ようけ出来ました。
今度は、今度こそは……守りたい、そう思てる。

(月明かりに照らされた顔、まっすぐにその頭上にある月を見つめて)
月……。夜空に浮かぶ太陽のような、そのような気持ちだったのでしょうか
その方は、とても蜻蛉さんを好いていたのですね

拙を、拙たらしめるもの……
そう考えたことは、ありませんでした

ありがとうございます
少し、胸の重みが取れた気がしました
(撫でられている少しの間、目を伏せ)

蜻蛉さんも、お持ちなのですか
(少しだけ、自身の腕に視線を落とし)
蜻蛉さんの毛並みは、とても綺麗で、自慢の毛並みも、頷けます
髪も、毛並みも、羨ましいほど、です
この世界では、姿を偽ることもなく。蜻蛉さんを蜻蛉さんたらしめるものも、見咎められることもない良い世界ですね

(語り部の言葉を聞いて)

……そうですね
向こうに、戻れる術も、戻れるのかも分からない世界
やり直し。もう一度、拙は拙として、蜻蛉さんは蜻蛉さんとして、別の道を歩むことを、赦されたのでしょうか

(蜻蛉さんの横顔を見上げ、釣られて月を見上げるように)

はい。
拙も、お話してくださるこの時間は、とても大事な、大切なひと時と思います
この時間も、紡いだ縁も。もう二度と、失くさずに済むように
蜻蛉さんと、まだお話ししたいこともいっぱい、あります

拙を拙たらしめるものも、お見せしていないものも
いつか、お話しできれば、と思います

そう思えるようになったのも、蜻蛉さんのお力でしょうか
(目を丸くして、長いまつ毛を瞬かせて)

雪ちゃんのほんまの姿…せやねぇ、いつか見せて貰えたらええねぇ。
うちやって、お人の姿しか見せとらんよって、またその時は。

(月明かりに照らされた影、水面に映る形が一瞬猫に変わったように見えた)

雪ちゃんやって、綺麗なおぐししとるよ。
そっちへ寄ってもええかしら?梳いてあげるわ。

(手を伸ばせば届く距離に間を縮めて、ぬばたまの黒髪に触れようとして)
蜻蛉さんのお姿も、楽しみにしております
はい。その時は……きっと。蜻蛉さんなら、大丈夫だと、信じておりますから
(ほんの一瞬、袖から肉の無い骨腕が覗いた気がした)

蜻蛉さんの髪ほど、手入れできておりませんが、そうでしょうか
そういっていただけると、とても、嬉しいです
(ふんわりと、照れたように微笑んで、傍に近寄り)
お人になりたい…思たときも、なかったわけやあらへんけど…。
それでも、こうして生まれた意味はきっとある………はずやから。

(袖の間に白い骨が見えた気がして、一拍言葉に詰まる。けれど──
 何か見えないものを理解したような、優しい笑みを浮かべて艶黒の髪を梳かし続け)

うちは、そんなに変わらへんよ。ただのその辺におる猫やもの、でも…そやねぇ。
猫からお人に戻った時が大変やの、やって、着とるものが脱げてしもて…ふふ。
…………はい。
きっと。あるのでしょう。今は無くとも、これから。作っていけたなら、きっと素敵なことだと思いまする

ふふ。体型が変化すると、やはり服装は大変なものですね
蜻蛉さんの服は、着付けも大変そうですから
拙は、そう体型は、変わりませんね。服装は、帯で直せる範囲ですし
この世界は、うちらみたいなものも、普通に何も気負わずお外を歩ける…ええとこ。
お人は、自分と違うもんを見ると、すぐ…心ない言葉や目で、虐めてくるよって。

はい、終わり。(ぽんぽんっと、両肩を優しくひと叩き)
雪ちゃんの髪、伸ばしても綺麗やろけど…でも、このおかっぱがよお似合おてる。

せや、来年一緒に初詣、お参りしに行こか。着物着て、おめかしして。
大丈夫、うちみたいなお召し物やのうて、きちっとした可愛らしの。

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