PandoraPartyProject

ギルドスレッド

旅一座【Leuchten】

【RP】団長室

【団長室】とミミズが這ったような字が書いた看板が貼ってあるレンガ造りの簡素な建物。

中は割と広く、シックなローテーブルに客をもてなす為のソファが真中に鎮座。
壁には本棚があり、混沌中で集められた音楽関係の本が置かれている。

淡い月光のさす窓辺には、いつも作曲をする為に置かれた机。その上には彼が人生を捧げ人生を謳うために書き記された音階だらけの羊皮紙と、夜空のように黒く、蒼く揺らめくインクが置かれている。

奥へ続く扉の先には、仮面が並べられた部屋。そして楽器が並べられた部屋がある。

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さて、親の顔が見てみたいものだね。(けらり)
は………ぁぁ"、ぅ"ぅ"ぅ"…。(変化が起こったのはまず顔。呻きながら生えてきた羽毛。瞳は大きく切り開き。唇は大きく鋭く、それでいて頬まで割れている嘴に。身体中にもぶわりと羽毛が生え、手は嫌だと震えながら鳥の鋭く細い鍵爪へと変わり。最後に背中からバサりと、くすんだ色合いが混じる大きな翼が現れて。大きく、それでいてみすぼらしい、それは鳥の怪物のようだった。)

「まぁ、立派な"小鳥"ね。」(本来の姿を表したヨタカにクスリと笑って。)
然り、名の通りに闇夜の中で足掻く健気な小鳥さ。(くすくす)
ぅ、ぅ"……。(ガクガクと揺れていたが、姿を暴いたと同時に催眠も解けたようで。ゆっくりゆっくりとその大きなギョロりとした瞳が開くだろう。)

「うふふ…銀の月ったら。相変わらずの趣味ね。(それでも可愛いと思ってるのかしら?と問い)あら、もうお目覚めね。」
当たり前だろう?この姿が、どうして我(アタシ)より醜悪だと思うんだい。
(さも当然の様に旧知の猫へ笑い、寄りかかる小鳥の翼をゆるゆると撫でている)
「小鳥にしたら大き過ぎるし……大きな目に大きな口に、この羽の色だもの。(それで家族に愛されなかったのね、可哀相にと…憐れむ口調でヨタカの頬を尻尾でスルリと撫でる。柔らかな羽毛がふわりと肌を擽り。)」
ん、ん……しょう、にん…俺……眠くて、それ、で……?(大きな瞳を開いて、目の前にある商人の顔を見て。)
やァ、おはよう小鳥。(いつも通りに笑って)
(おはようと言おうとした矢先。身体に違和感を覚えて。自身の手を見ると、ずっと、ずっと見たくなくて…誰にも見せずに言わずに隠してきた姿が露になっていて、目を見張り震え出す。)お、おれ…なん、なん……で…このすがた…。

「んふ、私が暴いたのよ。」(御機嫌よう、と目の前にいる灰色の猫が挨拶をして。)
遥々、猫の国からご苦労な事だよね。(小鳥を撫でようとしつつ)
さっ、触るな……!!!!(撫でようと伸ばした手を叩いて。顔を隠しながら商人から距離を取って。)


「弟子が師匠に会いに来ちゃダメかしら…って、あらあら。」
いや、キミの“里帰り”とは明日は雪が……っと。(白く滑らかな手が赤く色付き、きょとん、とソレは童のように首を傾げる)
どうして、どうして俺、こんな姿……はやく、はやく戻らなきゃ…嫌だ、駄目だ…。(もう周りの声も世界も見えていない。錯乱した状態で。必死に体を隠そうと部屋の隅に縮こまっている。でも身体が元の姿に戻らず。)どうし、て…なんで……!!!!
小鳥。こーとーりー。ヨタカ。……うーン、どうしよっか。一発芸的に首から血でもぶち撒けて見れば気がつくかね?(本気とも冗談ともつかない事を普段通りの声で、灰猫に声をかけて)
「…それは逆効果なんじゃないかしら?」(いつもみたいに無理やり中でも暴いたらどう?とくすくす笑って。)
だよねぇ。とはいえ、それを過程でするのは悪手であろ?正攻法で行くとしよう。(そろりと小鳥へ近付き)
イヤだ、イヤだイヤだ………。(ブツブツと何かを言いながら、隅で震えて。自身の翼を掴んで、何度も何度もブチブチと引きちぎっている。)
ヨタカ、お止し。(傍に立って、自傷する手を止めようと)
イヤだ…!!ヤメろ…!!触るな…!!!(止めようと近づく商人が見えていないようで、ヨタカの中で、また"あのヒト"が叩きに来ると脅えて叫ぶ。)

(消える光、落ちる楽譜、ヨタカの横には褪せた服を着た女"ラ・ヨローナ"が現れて泣き叫び。周囲がポルターガイストのような現象に見回れる。)
「ちょっと、もうなんなのよ…!」(荒れ狂う部屋にロザリィは不機嫌そうな顔で影へと逃げる)
(当然にヨローナの狂騒はソレへもぶち当たる訳だが、ソレは身を庇う事すらロクにしない)

(痛みに鈍いとソレは言う)

(自ら探照灯代わりのカンテラを持ち、敵の怒りを集め攻撃の的となり、味方からの無差別攻撃を敵もろとも浴び、それでもなお笑って立っている)

(そんな、周囲の人間が顔を背けるような得体の知れない悍ましき化け物にとって、錯乱した小鳥の攻撃など妨げにならないのだ)

ヨタカ。

(そのまま手を掴んで痩身に見合わぬ力で引き寄せ抱き締めようと)

ーー大丈夫、愛してるからねぇ。
ウソ、ウソ…ウソだ……俺なんて…俺みたいな醜い奴なんて……居なきゃよかった…。(抱き締められてもなお抵抗するように首を横に振って。商人の肩に爪を立てて抵抗して。)
あ痛。(がりがりと鋭い爪が肩の肉を抉っても、ソレはほんの少しだけ眉を顰める程度の反応だ)

居なきゃよかったって、決めるのは我(アタシ)なんだけど。我(アタシ)は強欲だからそんな事を思うはずも無いが。

ねえ所有物(ことり)、所有物(ことり)。やっぱりまだ理解してないね。キミはね、世界中に石を投げられて嫌われようともただひとり、我(アタシ)にだけは最期まで愛されるんだよ。そうなったんだ。

だってキミは、我(アタシ)の所有物だもの。

(気の毒にねぇ、我(アタシ)の愛しい小鳥。満身創痍でくすくす笑う化け物は紫水晶の瞳をきらきら輝かせて小鳥の瞳をただ覗き込む)
ぉ、れ……俺っ、この姿は嫌だ…誰にも、愛されなかった、ッ…父に秘密で…義母”お母様”に、何度も打たれた…。醜いから、っ、また打たれる…だから、嫌だ、愛さないで…。(逃げを打つ足の爪がカチャカチャと音を立て、翼がバサバサと暴れて羽が舞う。)
(ぎゅう、と痛いほど抱きしめて) そっかァ、ごめんね。愛してるよ。他の誰かから与えられる苦悩も痛みも全部持っていってあげる。その代わり、その姿ごと全部ちょうだい?
ぅ"ぁぁあ~~………!!!(受け入れられても自身が受け入れられないトラウマに潰されそうで。抱きしめ返せない鋭い手はだらりと垂れ。醜い夜鷹は抱き締められながら慟哭した。)
なるほど此処か。気の毒な所有物、可愛い眷属、愛しいヨタカ。“慈愛をキミの首へ。安息をキミの魂へ。”

(いただきます。ぞろり、ぞろり、ぞろり、ぞろり。義母から与えられた恐怖と苦しみ、小鳥の苦悩と慟哭なにもかもを喰おうと強欲の化け物が小鳥の中へと這入る)
イヤだ…!!イヤだイヤだイヤだゴメンなさいゴメンなさい…!!!ぁあぁぅぅう"〜〜〜…!!!(いつもよりも強烈な鋭い感覚を伴うもので。義母から与えられた痛みも、自身の醜さも、苦しみも、トラウマも、涙も、何もかもを中から引きずり出され、腕の中でのたうち回る。夜鷹の羽が辺りに散らばる。)
ン、痛いか、そうか。それも喰わねばね。

(眠る膨大な苦しみ、それらを掘り起こす事で新たに生まれる痛み。途方も無い総量になるであろうそれらを、“楽になりたい”というかの望みを叶える為に強欲の化け物は片っ端から素早く喰い散らかす)

(負傷に全く頓着せずに羽根を撫でて、嘴に口付け)
そうだなァ、今こうなってるのは我(アタシ)が原因なのだから、この我(アタシ)を呪うといい。我(アタシ)を憎むといい。滅んでしまえと叫ぶといい。そうすれば多少の気休めにはなろう。
(にこにこ、優しい微笑みを浮かべている)
ぅぅう……どう…して、どうして…イヤだ…違う……違う……しょうに、ん…わるく、ない…悪いのは俺…俺が悪いから…違う…違うんだ…。(首を横に振って。ブツブツと違う俺が悪いと唱え。目の前に居る人は呪えない。心が乱れようとも、このヒトが拠り所で、鳥籠で、助けてくれた、主なのだ。)
キミは悪くないよ。我(アタシ)に気に入られてしまった不幸な所有物(ことり)。安寧の為に、人間の真っ当な寿命から逸脱して、抱える感情を暴かれ食い散らかされる気の毒な小鳥(よたか)。だから、安心して略奪されるといい。キミは悪くはないのだから。

(間近にある石榴のように赤い瞳を眺め、綺麗だなァ……と小さく零し、その目元に口付けを贈ろうと)
ん、んんん……俺、は……おれは……わる、く…ない…?俺は…居てもいい…?。(過去の苦痛達、現在のトラウマが徐々に喰われて行く事により、ゆっくりとゆっくりと息が整っていくのが分かる。目元へ口付けされると、そこからじわじわと熱が広がるのが分かる。)
当然だろう?キミは我(アタシ)の所有物なんだから、悪くないし、居てもいい。(親から子へ贈るような口付けを、何回もしてやりながら)
もう、打たれない…?痛くない…?(子供が質問するように繰り返し繰り返し聞く。)
少なくとも、キミが醜いという理由で害したりしないね。我(アタシ)はキミが醜いと思っていないのだもの。(よしよし、と翼の根元を撫でてやり)
(丸い丸い量の瞳で目の前のヒトを見る。このヒトは、人の姿も、この姿も嫌がらない…。夜鷹独特の「キョキョキョ」と言う声を喉から漏らして、やっと甘える様に鍵爪の手で商人を抱き締め返した。)
いいコ。(痩身が抵抗無く腕の中へ収まる。翼を撫でたその手でゆるゆると今度は嘴を撫でてやり)
(思ったより細いその身体に爪を立てないように、小さく小さく「キョキョキョ」と鳴いて。嘴を撫でられると目を細めて擦り寄った。)
うン、可愛いねぇ。(撫でながらくすくす……と笑って)
ごめん……取り乱した……。(この姿の時はどうも心と体をコントロールするのが難しいんだ、と小さく呟いて)
なに、謝ることはない。キミは悪くないとも。(血の香りを普段より濃く香らせながらソレが笑って)
っ………!!俺が…傷、付けた…?(抱きしめていて気づかなかったが、ボロボロになった商人を見て再びポロポロと涙が溢れて。また抱き締めて)ごめん……ごめん…。
(ヨローナの狂騒で打撲や切り傷が多数、鉤爪で肩に抉れた傷が出来ていたがソレは痛みを感じていないかの様に笑った)

放っておいてもその内治るんだから、問題などないよ。

(だから泣くのはお止しよ、と撫でてやり)
問題ある…俺がつけた……俺が苦しい…。(首を横に振って。抱き締めたままヒールを行おうと。)
(ゆっくり傷が治りながらヒールを受け)本当に、放っておいても治るのに。

(今生まれた罪悪感や自己嫌悪を喰おうと小鳥の中にずるりと這入り)
そういう…問題じゃないんだよ……。

んん、ん……それ、食べなくてい、い…。(首を横に振るとファファと羽毛が頬に当たる。)
(頰に当たる羽毛に少しだけ擽ったそうにしながらも、きょとん、としている)
全部持ってかないで……これは俺がしでかした事…俺への咎めとして残して欲しい……だから、食べないで…。(喉で「クゥクゥ」鳴いて。お願いだと大きな瞳で見つめて。)
(心底、不思議そうな顔をしていたが少し考えた後に頷いた)

……うン。何故かキミたちは、重石を欲しがる事があるものね。よかろ、それがキミを完全に苦痛へ沈めようとするまでは。

(そう言って、感情を喰うのを止め)
ん…これは苦痛ではない……俺が背負わなきゃ駄目なものだ…繰り返すことのないように…ね。ありがとう…。(何処かホッとした顔を見せ。大きな瞳から涙は止まったようだ。)

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