ギルドスレッド
旅一座【Leuchten】
……人は…どうして脆いのだろうな…。(そっと撫でていた手を離して。起き上がるとソファーにもたれて天井を見上げる。)
……死んでみなければ…分からないのかな…。(ふぅと息をついて。しかし、先日行った冥府のような暗い場所に閉じ込められるのは嫌だな…と頭の片隅で思い。)
死んだニンゲンは、極端にモノガタリを紡ぐ力が無くなってしまうから、
(ぐい、と小鳥の腕を引いて目を合わせる)
永ぁく生きて、我(アタシ)の無聊を慰めておくれ、我(アタシ)の可愛い所有物(ことり)。
(ぐい、と小鳥の腕を引いて目を合わせる)
永ぁく生きて、我(アタシ)の無聊を慰めておくれ、我(アタシ)の可愛い所有物(ことり)。
………あぁ…。(腕を引かれると少し驚くが、直ぐに表情をやわらげて頷き。)俺の顔が…皺だらけになっても…アナタは小鳥と呼ぶのだろうな…。(先のことを想像してくつくつ笑う。)
んん…眷属になると…そういうものなのか…?(加齢はするが見た目の歳を取らないとか…と問い。)
そういうものだね?というより、我(アタシ)が混ざってしまった時点で、ねぇ?(何年生きているのだか検討もつかないソレが首を傾げ)
んん…そうか…。(このまま歳を重ねていくものだと思っていたので、ふむと考え。)匙加減と言うのは…歳を取るのも可能…と言うことか…?
魔術なりなんなりで、やろうと思えば出来るだろう。我(アタシ)に寿命が引きずられる以上、限界はあるだろうけどね。
ん………分かった。(なるほどと納得して首を縦に振って。)アナタを選んだのは…俺自身だ…なるように…生きるさ…。
そぉ?“我(アタシ)などいなければ”、人間のまま真っ当に死ねたろうに。(くすくす…と笑いながら小鳥の瞳を覗き込んで)
もう俺は…星には…なれないかもしれない……唯……この世界で…星となって輝いて…生きていくのも良いのかなと…少し、思えるようになってきたから…。(紫水晶の瞳を覗き返して)
ならば、“その時”が来たら我(アタシ)が連れて行ってあげよう。元々我(アタシ)はいくつも界(さかい)を渡ってきているモノだからね。
ん……普段この姿にならないから…新しい…発見かもしれない…。(気持ちよくてふわふわとした思考で呟いて。)
んん……初めて…。(もっともっとと、くちばしを擦り付けてたが大きな瞳がとろとろと微睡んできて。)
そぉ。我(アタシ)でよければこれからの永い時の間、望むだけキミに与えようじゃないか。(毒の様に甘い声、嘴や喉元を撫で続け刺激する白い手は何処までも優しい)
ん……それ……とてもいい…。(「クフクフ」と喉で笑うと、優しい撫で方に幸福感は増してゆっくりゆっくり瞼は閉じていく。)
眠るかぃ?それもいいだろうね。少しの間、幸福の海に微睡むといい。(くすくす…)
(よじよじ。何か毛玉がソレの頭をよじ登っている)
(よじよじ。何か毛玉がソレの頭をよじ登っている)
んん…そうす…ん……?(微睡んで閉じかける瞳の端になにかを捉えて。なんだアレは…と眠い思考で考えて)
(ゆるりと笑うソレと、むすーっと不機嫌な様子の灰猫がソレの頭に前脚をかけて見下ろしていた)
ヒヒ……。(いいコいいコと小鳥を撫でて)
ヒヒ……。(いいコいいコと小鳥を撫でて)
(ねこだ。ねこがいる。ねこがにひき。かわいい。寝ぼけた頭で灰色の猫と大きな紫の瞳の猫を撫でる。)
(思わず、2匹の“猫”が上下でアイコンタクトを取る。
そんなことってある?
さァ?
それでも紫の瞳の“猫”は何も言わずにただ気持ちよさそうに瞳を細めたし、灰猫も空気を読んだかちょっかいをかけなかった)
そんなことってある?
さァ?
それでも紫の瞳の“猫”は何も言わずにただ気持ちよさそうに瞳を細めたし、灰猫も空気を読んだかちょっかいをかけなかった)
(ルビーのような瞳とスファレライトのような瞳がキラキラと乱反射させながら、"猫達"を見てトロリと蕩けさせて笑うと、「クゥクゥクゥクゥ」と嬉しそうに、甘えるように鳴きながらそのままゆっくり、量の瞳を閉じた。)
(微睡みの中、なんとなく大きくて広い何かに気持ちよく揺蕩っている気がする)
(何処から遠くから声が聴こえる気がする)
(何処から遠くから声が聴こえる気がする)
(ん……あの声は…?ユラユラと揺れているような、レム睡眠とノンレム睡眠の狭間をゆったりゆったり往来する感覚。だが、何処かでこれは夢かなぁと現を思う自身もいて。目を瞑ったまま、遠くからする声に耳を傾る。)
(それで、結局。我(アタシ)が相手にしてないように見えたから悪戯したの?)
(……それ、誰が吹き込んだの?この小鳥かしら?)
(そんなところ?)
(……あなたって、猫たちが思うよりまぁまぁ愚鈍よね、銀の月。お馬鹿さん)
(そう?)
(そうよ。なんで、牽制用に仕掛けた呪いまで一緒くたに噛み砕くの)
(……それ、誰が吹き込んだの?この小鳥かしら?)
(そんなところ?)
(……あなたって、猫たちが思うよりまぁまぁ愚鈍よね、銀の月。お馬鹿さん)
(そう?)
(そうよ。なんで、牽制用に仕掛けた呪いまで一緒くたに噛み砕くの)
(誰かと誰かが話してる……誰だろう…。何だか喧嘩になりそうでは……いや、大丈夫かな……あれ、これって夢…?)
(ほんと馬鹿ね、ほんっとうに馬鹿ね?最善の状態から程遠い癖に。ああなるくらいなら多少壊れるのは込みで小鳥の中で処理すればよかったのに。それかーー最高級の缶詰でも用意して、お願いロザリィ様とか頼み込んで、ブラッシングのひとつでもすれば、解いてあげるのも考えてあげたのに!)
(ハイ、はい、ごめんね)
(ふんだ。何よ、あたしの所には全然寄りもしないで、人間なんてほいほい拾っちゃって。あたしの眷属化の理論を使っておいて、一向にあたしを眷属にしないくせに!)
(ハイ、はい、ごめんね)
(ふんだ。何よ、あたしの所には全然寄りもしないで、人間なんてほいほい拾っちゃって。あたしの眷属化の理論を使っておいて、一向にあたしを眷属にしないくせに!)
……けんか…したら…だめー……だよ…?(寝惚けたま瞳を開けて、1人と1匹の鼻にちょんと指を押し当てると、再び微睡みへと沈んでいく。今度は深く、深く。)
おや…すみ…。(甘い、甘い、花の蜜のように甘い声を聞きながら小鳥はゆっくり、ゆっくりと夢へと沈んで行く。)
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中は割と広く、シックなローテーブルに客をもてなす為のソファが真中に鎮座。
壁には本棚があり、混沌中で集められた音楽関係の本が置かれている。
淡い月光のさす窓辺には、いつも作曲をする為に置かれた机。その上には彼が人生を捧げ人生を謳うために書き記された音階だらけの羊皮紙と、夜空のように黒く、蒼く揺らめくインクが置かれている。
奥へ続く扉の先には、仮面が並べられた部屋。そして楽器が並べられた部屋がある。