ギルドスレッド
旅一座【Leuchten】
(月光の光を浴びながら薄手の布団を被って、羊皮紙と羽根ペンを持って窓辺で音階と睨めっこ。此処はヨタカの定位置なのだ。しかし今日は眠い。普段眠りの浅いヨタカでも抗えぬ眠気が襲っていた。)んんん…どうしてこんな…眠い……。
ねむくて…ちからが…はいらなくて…。(瞼はほぼ落ちかけていて、いつもの紅と黄のひとみは何処と無く澱み、くすんでいる様にみえる。)
(うちを探ると、ヨタカ自身に誰かが催眠を掛けているようだ。)んんぅ…?(ヨタカ本人は商人によりかかって今にも眠ってしまいそうだ。)
ふむ。(此処で催眠を解いてしまうのはソレにとって然程難しい事でもない。だが、小鳥へ催眠を掛ける目的に興味がある。……ので、催眠をかけた誰かの痕跡を追跡しつつ、寄りかかる小鳥の髪を撫でて遊んでいる)……今日、誰かと会ったかぃ?
んん……?(名を呼ばれ、今にもあちらの世界へ羽ばたいて行けそうな顔で商人を見て。コテンと脱力したまま首を傾げて。)
んぅ……。(意識がなくなるのはまさに一瞬だった。商人にそう言われると、忽ち眠ってしまう。)
(眠ってしばらく経つと、呪文か…身体に巻き付く無数の鎖の様な魔法陣が身体に浮きでてくる。パッと見ただけで推測するにそれは姿を暴くための呪文だと分かる。)
んんん゛…。(苦しむ様な呻く声を上げて。暴こうとする呪文に小さく「イヤだ…。」と眠りながらも首を横に振って。)
(魔法陣はどんどんと明るさを増し。ヨタカの身体にも変化が起こる。)
(魔法陣はどんどんと明るさを増し。ヨタカの身体にも変化が起こる。)
「あら、もう始まってたのねぇ?」
(突如部屋に響く女性の声。暖炉の影から聞こえるソレをあなたは知っているだろう。)
(突如部屋に響く女性の声。暖炉の影から聞こえるソレをあなたは知っているだろう。)
ごきげんよう、ロザリィ。(驚く様子も無くゆるりと笑って、小鳥を撫でながら) やはりキミの仕業か。そんなに小鳥が気に入った?
「あらご機嫌よう。」(スルリと滑らかな動きで姿を表したのは灰色の猫だ)
「うふふ、違うわ。銀の月が可愛がってる小鳥の本当の姿が知りたかっただけよ?前に悪戯した時ちょっとナカを探ったら、小鳥がひた隠しにしてる過去が見えちゃったから。」(まるで暴くのが楽しいとでも言うような口調で喋り。商人の肩へ音もなくストンと乗ると、そこからヨタカの顔を覗き込む。)
「うふふ、違うわ。銀の月が可愛がってる小鳥の本当の姿が知りたかっただけよ?前に悪戯した時ちょっとナカを探ったら、小鳥がひた隠しにしてる過去が見えちゃったから。」(まるで暴くのが楽しいとでも言うような口調で喋り。商人の肩へ音もなくストンと乗ると、そこからヨタカの顔を覗き込む。)
困ったコだね。ま、ずっと隠そうと抱え込んでいても我(アタシ)の役割が果たせないのだから、此処らで明るみに出るのが頃合いが良かろう。
(灰猫へ視線を流してくつくつと笑うソレは甘やかに、そのくせ前髪の奥の瞳には打算的で狡猾な獣の気配をチラつかせている)
(灰猫へ視線を流してくつくつと笑うソレは甘やかに、そのくせ前髪の奥の瞳には打算的で狡猾な獣の気配をチラつかせている)
「あら、誰の受け売りかしらね?」(狡猾な笑みには狡猾な笑みで返して。)
「さぁ、かわいい小鳥。本当の姿を私達に見せなさい?」(最後の仕上げだと、顔を近づけ。額と額を合わせる。)
ぅう、ぁあ"………!!!(額に浮き上がった呪文と連動し。鎖の様な魔法陣は赤く、紅く、もっと緋く煌めく。身体をなぞるように、締め付けるように、暴くように。痛みの伴うソレに小鳥は小さく呻いて踠き。)
「さぁ、かわいい小鳥。本当の姿を私達に見せなさい?」(最後の仕上げだと、顔を近づけ。額と額を合わせる。)
ぅう、ぁあ"………!!!(額に浮き上がった呪文と連動し。鎖の様な魔法陣は赤く、紅く、もっと緋く煌めく。身体をなぞるように、締め付けるように、暴くように。痛みの伴うソレに小鳥は小さく呻いて踠き。)
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中は割と広く、シックなローテーブルに客をもてなす為のソファが真中に鎮座。
壁には本棚があり、混沌中で集められた音楽関係の本が置かれている。
淡い月光のさす窓辺には、いつも作曲をする為に置かれた机。その上には彼が人生を捧げ人生を謳うために書き記された音階だらけの羊皮紙と、夜空のように黒く、蒼く揺らめくインクが置かれている。
奥へ続く扉の先には、仮面が並べられた部屋。そして楽器が並べられた部屋がある。