PandoraPartyProject

ギルドスレッド

即席事務所と喫煙所

【RP】301号室:ランベールの私室

事務所の所長の部屋。

事務所内にガラクタ置きっ放しの散らかしっぱなしにしてる癖に
それなりの清潔感を保っている。

家具は病院のように無機質なベッドと作業用デスク、
衣装棚がある程度。

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…、血なら…平気かと思って…、ン…あ、すげ、ぞわぞわする…口からの方より身体、おかしくなる…(治癒中も偶に身体がぶるりと震える。なんだこれ…と頭を力なく振ったりしてその感覚を払おうと)
は、っ…、だ、大丈夫だ…大丈夫、だと思う…(強がりと心配させたくない。その両方で大丈夫だと首を横に振るが立てるはずもなく)
こ、これはひょっとして、僕はグレシアスの開けてはいけない扉を開けてしまったのでは……。
(即ち、ドM趣向的な何か。まさかな、なんて口にしてはみるが、目の前の相手を見るとつられてこっちもゾワゾワと謎の感覚に襲われる。)
いいから!今日はここで寝なさい。所長命令って事で!おっ……おやすみグレシアス。
(相手の身体へ布団をかけると、くるりと背を向けるように寝返りをうった。
ドキドキと早鐘をうつ心臓にギフトのコントロールもままならない。
早く寝ないと、と思いながらも目がギンギンで、結局眠れずの夜を過ごすのだった)
…?どういう事、だ?
(銀影に意味が分からないので聞いてみようと思ったが布団を掛けられさっさと背を向けて寝てしまった。)
…?…おやすみさん…(「どうせ身体、動かねえしいいか…」)
(布団をギュゥ…と握り、自分の尻尾を咥えてあぐあぐと噛んだりして身体に残る余韻を逃がしつつ暫くして落ち着くと眠りに落ちた)
ーー…(何時の間にか寒さで寝返りを打ってランベールの背中に子供のように引っ付いて寝息を立てている。)
……み、身動きがとれない……(膝上に猫が乗ってる現象)
………ん、…(ぎゅぅ、と、しがみつく様にして眠っている)

……父さん、母さん……さみし……(という寝言)
うっ……。
(動けるわけがない。あやすように優しく背中をぽんぽんと撫でてやる)
……、………?(何時もは求めてもしてもらえない、懐かしい事をされている感覚に薄く目を開ける)
………(ぼー…っとしたまますり、と顔を背中に擦り付け始める。まだ寝ぼけている様子)
……ん、銀影……は、俺の居場所は、奪うな……。(すり、すりと俺のだと主張するように匂いをつける行為をして)

(※ネコ科の行動です)
………、……寝ぼけてたな…(目を覚ましきるとランベールの背中にくっついていた。スッと離れて立ち上がり)
……すまん、寝ぼけると変な行動するんだ…。身体、動くし部屋出るわ…(そそくさと部屋を出て行った)
……あれ。(寝られなくて悶えていた筈が、そのぶん爆睡してしまっていた。よれよれのシャツを脱いで着替えはじめる。
ボタンをかけ違えてますます残念な感じに)
待ち合わせまでに『準備』しなきゃ。(手紙は歩きながら書こう。 ぼさぼさになる髪をかき上げながら部屋から出て行く)
うっ……。色んな意味でひどい目にあった……。
(普段のだらしのない服装は何処へやら、しっかりした服装で部屋に戻ってくる。荷物を部屋の隅に置き)
(誰もいない廊下から足音が聞こえる。続いてノックが響いた)
わたしだけど、居るかな?
(とりあえずおもてなしの準備をしておこう。魔導ケトルで湯を沸かしはじめつつ、買ってきた荷物の中から瓶を取り出す。ころんと中から鞠のように丸まったお茶っ葉を出し、ポットの中へ)
……!あぁ、いらっしゃい。今開けるよ!
(するすると影から龍が伸びて、ドアノブを捻り扉を開ける)
こんばんは。ごめんよ、直前にバタバタしちゃって。
(髪を整髪料できっちりと撫でつけ、皺のないパリッとしたシャツにダークグレーのピンストライプスーツ。
つま先から髪の毛先まで、よそ行きの格好だ。)
えへへ、お邪魔します。
(扉を潜り、本体の方にも軽く会釈してから視線を相手の声の方へと向け)
……どこかで何か仕事でもあったの?
(かなり気合の入った格好に、首を傾げながら聞いた。)
いや、ちょっと知り合いのお店に行ったら綺麗好きに《手入れ》されてしまったんだよ。
気にしないで適当にかけてくれ。
(龍を影の中に引き戻しつつ、透明なガラスポットにお湯を注ぐ。ふんわりと辺りにジャスミンの香りが漂い)
アルって飲み物なら大丈夫なんだよね。中国茶は好きかい?
(部屋の中には事務所から持ち出したらしい鉄パイプ椅子や、病院にありそうな簡素なベッド。ガラクタを避けて歩けば座る場所は一応ありそうだ)
いつもの格好もいいけど、今日も一段と素敵だとおもうよ?
(口説き文句みたいなことを言っているがそういうことをしている自覚はなさそうだ。それじゃ失礼して、とパイプ椅子に腰を掛ける)

お腹の中で変に固まったり詰まったりしなければ割りと大丈夫なはず?
中国茶って飲んだことないなあ。はじめてかも。
(菫色の目を開いて、ポットを興味深げに見つめている)
ははは。アリスに見られたら「ちゃんとした格好出来るんやないかい!」ってメダルが飛んできそうだよね。
(照れて口元を緩ませながら、作業机にポットとカップを置く。
ガラスの中で茶葉が広がり始めると、小さな花がふわっと開いた)
花茶って言うらしいよ。味はジャスミン茶なんだけど、色んな種類の花で作れるらしい。

さて……早速本題に入ろうか。アルのアドバイスを聞いてから、まだ数日だけど、依頼主から君宛に手紙が届いてる。
でもきれいな服を維持するのはコストが高いから……
正直有栖君にはその前にお部屋のことを言われるんじゃないかな。

(テーブルにつきそうなほど身を乗り出してガラス器の中に咲く花を見ている。日頃殆ど呼吸をしない口元から吐息の音がした。言葉にせずともすごい、と言っているようなものだ。)
色んな花で、かー……自分でも探してみようかなあ……。

うん、依頼人さんからお手紙かー……。
どんな感じだろ。
(仕事の話となれば居住まいを正した。聞かせて、と促す。)
なるほどなぁ。前にお貴族様に聞いてみたら、
ハイブランドの物は洗う想定で作られてない。基本的に使い捨て……とかいう恐ろしい話を聞いたね。

(相手がお茶に興味を示せば嬉しげに微笑む)
紅茶やコーヒーもいいけど、中国茶もいいもんだよ。中国の茶文化はこういう見栄えを重視したお茶があったり、お茶の準備がはじまるまで種を食べる文化があったり。
お茶の時間を最初から最後まで楽しみたいって感じがにじみ出てるよね。
現地で楽しんでみたいけど、叶わないのがちょっと残念だよ。

開けてみるよ。(封を切ると、手紙の封筒の上に魔法陣が浮き上がる。陣の上にホログラムのようにぼんやりと、現れたのはオークのような豚の獣種の男だ。無駄にイケボで話しはじめる)
『こんにちは、事務所の方。この度は僕の依頼を受けてくれてありがとう!
君たちに早速だけど、報告があるんだ。』
モノホンのハイソサエティなら何だってするだろうさ。
普通の牛をまるまる一匹、殺して食べるためだけに幸せに生かしておく、とか。
この世界じゃごく普通のことだけども、あの世界じゃあ、ね……
(全く理解できない、という素振りである。)

中国人ならどこでだって自分たちの街作ってるだろうから、そのへんで妥協するしかないよね。
まあ、中国っていってもあらゆる世界とあらゆる時代の中国のどこに行くのかって話もあるけどさ。

(ホログラムに視線を向ける。尚、何でもありなこの世界に毒されすぎて、依頼人が豚であることについて完全に流していた。)
魔法かあ。へえー、凝ってるねー。
こういうことやれるって、やっぱり成績いいのかなあ。
いきなり凄い重みを感じる話になったね!?
(服の話が命のやり取りになり、目を見開いた)

そういえば海洋の方には日本とかいう国の建物があったりするらしいね。そこに何軒か混じってたりしないかなぁ。
(今度行けたら探してみるか、と思う。カップにお茶を淹れて、どうぞと差し出して)

頭がいいのかなんなのか、ぶっちゃけ依頼に来た時も話がよく分からなかったよ!
しっかし、報告ってなんだろうね?……あ。

『君たちのアドバイスはとても分かりやすかったよ。最初の花束に、もらったメッセージをカードにして添えて。
何度も何度も花を送るうちに……』
(ホログラムで依頼人の隣に現れたのは美人な海種の女性。まさに美女と野獣な組み合わせだが…)
『相談にのってくれたお花屋さんと、付き合うことになりました!!』
中国人は何処に行っても中国人だし、中国人だけで固まってるものさ。
見たらすぐ解るよ。大体赤くて金色な何かと漢字が主張してる。
(しみじみと思い出す。大抵中国人が集まると小さな中国ができるのだ。)


はえー……
(内容を理解して暫くあっけにとられた顔をしていたが、思い直し)
そーだよね、直接話すほうが何かと進展する事柄もあるものね。
まあ彼女はできたから良しとしよう。そういうことにしよう。
そういうものなのかい?確かにいきなりこんな異世界に放り込まれてしまったら、同郷の人に会えたら嬉しいものか。
……僕もあの島の人に会えば、少しは気持ちが分かるかな。
(ぽつりと漏らした呟きと共に、思い出した記憶に想いをはせる。
しかし自分が暮らしていた島を海に沈めてしまった事を思い出せば、俯いてしまった)

これはひょっとして、ペチュニアさ……えぇえー!?
(予想外の発表に、驚いて猫しっぽが膨らんだ。ツッコミの間もなく依頼人は話し続ける)
『あっ。ペチュニアさんとも、彼女がついて来て仲を取り持ってくれたおかげで話が出来て。
病気について色々調べてみたら、治せました!
明日から僕の通う学会の生徒になるそうです。イェーイ!
……あ。噂をすれば可能から勉強のお誘いだ。
本当にありがとうございました!』
(その言葉を最後にホログラムは途切れ、手紙はただの封筒になった)
そ、そうだね。成功どころか大成功なんじゃないかな、うん!
生存戦略でもあるらしいからね、彼らの場合。詳しくは知らないけど。
(というか知らないっていわないと面倒になる部類の話でもあった。)
まあでも、郷愁がすぐ埋まるのはいいことだよね。
わたしにだってあるもの、そういうの。


いやー、にんげんかんけいって、こんとんとしてるよねー。
わたしにはやっぱりよみきれないやー。
(とりあえず全ての内容を聞いて、あたまのわるいこえで言う。)
正直なにがどうしてこうなったのか。
(釈然としないものはやっぱり多少はあった。)
その話、大家さんの前ではしない方がいいよ。食いついて何時間も掘り下げようとしてくるから。
(すでに色々掘り下げようと狙いを定められているなんて、気づきもしなかった。
故郷を思い出した今、帰りたいとは思わない。ただひとつ心残りだった事があり、首を振って気持ちを振り払った)
僕の故郷は「ここ」さ。いままでも、これからも。
アルは前の世界に戻りたいって思ってる?

花籠の相談がきっかけになったのかな。一応このレターと一緒に、二人のなれそめ的なレターも貰いはしたんだけど……手にした時に込められてた魔力量から察するに、何十時間にもわたる映像だと思うから捨てたよ。

とにかく、君は依頼を完遂した。依頼人から謝礼がきているよ。それと……。
(謝礼の入った袋を作業机に置いた後、
部屋の隅に用意していた袋からクレマチスの花をメインにした花束を取り出す)
初完遂のお祝いを、僕から。
ヤクザの話をうっかりしたら大変興味を持たれてたからもうだめかもしれない。
話せるほど深い人生送ってもないし、昔を思い返すと夢見が悪くなるんだよねえ。
(首の後をさすりながら、困ったような笑顔。)

……わたしの知る世界はもうどこにも存在しないことだけはわかっているから。
時間ごと戻れても同じことを繰り返すだけだし、ここでいい。ここがいい。
ただ「不慣れなことがたくさんある」っていう、それだけさ。
(幾らかの寂寥と若者の闊達さが入り交じるような奇妙な表情だった。)

当たり前のことだと思っていたから、謝礼はともかくお祝いがもらえるとは思ってなかったなあ。
こうやって誰かにお祝いなんてもらったの、どれくらいぶりだったっけ……。
(クレマチスの花束に目を見開き、とろりと嬉しそうな表情をした。)
わぁ……。後はもう、目を輝かせはじめたら瞬時に逃げ出すしかないね。大家さんは気さくだし、接しやすいけど……なんていうか、うーん。『危うさ』を感じるんだよね。

(手帳に書いてあった言葉が脳裏をよぎる。猫耳をへたらせ、言葉に迷い)
僕も前の世界はいい事ばかりじゃなかったけど、それでも無くなってしまっていたら、寂しいだろうな。
不慣れなのは僕も同じだけど、仲間と一緒ならきっと大丈夫。混沌の滅びも拭い去れる気がするよ!

(相手の笑みに、ドキリとして頰が染まる。「そんな顔も出来るんだ……」なんて、嬉しさから口元が自然と綻び)
クレマチスの花言葉は『旅人の喜び』。アルがこの世界で、いっぱい喜びを見つけられますように……ってね。
まあ大家さんに限らず何か欠けてる人たちの集まりだし仕方ないね。
(この事務所の面々をバッサリとした一言で片付けた。)

灰や泥にまみれようと、希望があるうちは何を犠牲にしようと生きたいものさ。
でも、できれば友達とかよく行くお店が残っているに越したことはないよね。
(笑っているがどこか冷徹な、だが希望がないわけではない。そんな物言い。)

旅人の喜び、か。いいね、いいね。
わたしにもあるといい。君にもあるといいね。もっと、今以上に。
(椅子を立ってハグしようとする。親愛を示す程度のシンプルなものだ。)
ふっふっふ。惜しいねアル。僕の場合は何かどころか大体欠けてるさ!
すでにもう、仲間の助けがないと日常生活もままならない自信があるよ。
(何故かドヤ顔である。潔く努力する事を諦めたようで、清々しいスマイルで親指をグッと立てた。駄目人間ここに極まれり。)

この事務所は僕の希望そのものだ。
街角で出会う人はみんな優しいし、君のいう通りだ。……守り抜きたい、絶対に。そのためなら不恰好でも、懸命に生きぬくんだ。不器用なりに、ひたすら前を向いて。

(ハグを受けると根が日本住まいだったからか固まるが、すぐに意味を悟って抱きしめ返す。ポンポンと軽く背中を叩き)
さて、気づけばこんな時間だ。明日の喜びを見つけるために、そろそろ休まなきゃ。今夜は呼び出しに応じてくれてありがとう、アル。
新たな依頼がきたら、また君を頼らせて貰うよ!
身の回りのことくらいちゃんとしなくちゃ駄目だとおもうよ?
(ちょっと咎めるような目で見た)

君はそうするといいさ。うん。可能な限りは力になるよ。
(決定的に利害が噛み合わなくなった時点で自分は誰の敵にでもなるだろう。それでも穏やかな目で笑った。何しろそれは不確定な未来であって今日ではないのだから。)

そうだねえ、そろそろ……

このまま一緒に寝てあげようか……なんて、冗談だよ。
なにしろわたしの寝姿は長い付き合いの人から見ても不気味らしいからね。
(すっと体を離す。この機械も日本のチバの出と言ってはいるが、共に過ごした隣人のせいかどうも日本人らしからぬところがあった。)

きょうはお花と謝礼、ありがとう。
大事に飾らせてもらう。次の仕事も楽しみにしてるよ。
(花束を抱えて軽く体を傾けて一礼してから立ち去るのだろう)
あははは、は……善処するよ、うん。(視線を明後日の方向に逃がした。冷や汗が頬を伝う)

……ん。ありがとう!とっても頼りにしてるよ。なにせ初めての任務は上々だったからね!
(裏切られる未来なんて考えもしない。恐らくそういう危機感も欠けているのだろう。
抱きしめた時の温もりに、強い絆を感じていたりした)

アルと一緒に?あの狭いベッドで?
(くっつきあう身体。間近に見える相手の端整な顔……と妄想したところでハッとした)そっ、そう言われると逆に気になるから今度ぱじゃまパーテイーしよう!
……んっ。コホン。おやすみアル。また明日!(相手を送り出せば、就寝の支度をはじめる。最近添い寝率が上がったせいか、ベッドを広く感じながら眠りについた)
(コンコンとノックして)…銀影、起きてるか?
おきてるよぉ……(殆ど寝言に近い。ベッドに寝転んだまま起きようともしない怠惰者。鍵は開いてるので入る事はできそうだ)
……んじゃ、邪魔する…(扉を静かに開け閉めして室内に入り)
……いつまで寝てんだよ(ベッドに寝ている相手に呆れながらため息をつき)
外が寒すぎて一歩も出る気力が……。
(掛け布団にくるまり芋虫状態になったまま、ころんと相手の方に寝返りをうつ)
アルクは全然ピンピンしているね。若いっていいなぁ。
…あー…。まあ、確かに寒くなったな。
俺は逆に動きやすいが…ネコ科の身体でも違うんだな…。

…若いからってのは無いと思う。俺、35だし。………とはいえ、その身体…俺と見た目変わらないが、もしかしたら俺の両親と同じくらいの歳かもしれん…
……(ベッドの端っこにチョコンと腰を掛けて)
前に僕の獣種の源流を調べてみたんだけど、どうやら異界では暑い地方に生息してた猫みたいで。
つまり寒いのは滅茶苦茶苦手なんだよ!
(その前に自分がまず水龍だという事を忘れている。やっぱり怠けたいだけかもしれない。
相手が座れば、ようやくゆるゆると起き上がり)

えぇ、確かにちょっと年齢のわりに体力ないようなとか思ってたけど、どういう事なんだい?
……なあ、アンタ…水に住む龍だろ、本体…。…身体とうまく合致してないせいとかか?

(起き上がった相手に少しだけ機嫌が良くなったのか尻尾が緩く揺れた)

…んー。まあ、矛盾が多いんだが、俺の両親からランベールって言う友人がラサにいた時に居たっていう話を何度か聞いてたのを思い出してな……。

…『ベール』って言う愛称で呼んでた。
無愛想で、褐色の肌のスナネコの男。……仲が良かったそうだ
…………。(露骨に「あっ」て顔をして暫く硬直するが、次いだ推測に)そう!きっとそれだよ!(と食いつく。適当だった)

まぁ、そんな事言わずにアルクも一緒にごろごろしようよ。日向じゃないけど気持ちいいぞ?(布団を広げるように膝立ちで近づくと、背後からまっふり布団で包もうとする)

ご両親?でもだいぶ昔に亡くなったんだろう。……お二人の名前はなんていうんだい。もしかしたら記憶のどこかにあるかもしれない。
……まあ、……。
(『寒いのなら体温分けるくらいするぞ』と言おうとしたら布団が背中に。そのまま包まる形に)
……俺でいいなら、寒いの平気なだけで好きなわけじゃねえし……寧ろ、触れ合うの本来好きだし……
温いし……(「嬉しいし……」)(最後は完全に心の中に留めたツンデレ具合。布団の中で尻尾だけは素直に嬉しげだ)

父さんがアベリアル・ユキト。母さんがアベリアル・クレア…。
母さんの旧姓は、リクリアス。語源は、もう無くなった部族のものだそうだ。

……俺が15の時に他界してるけど、その時で父さんが35。母さんは33…。結婚して一年で俺が生まれたらしい…。

…………だから矛盾があるんだよ。あの記憶の俺は23くらいで、ランベールの見た目はその姿と特に変わらなかった。
(二人羽織みたいに後ろにひっついて背中に頬をもたれさせる。期限よさそうに布団の中で尻尾を揺らし)
人肌が触れ合うと、いつも以上にあったかくなるよね。……うーん。三度寝に突入したくなる(すでに二度寝の後だった)

ユキト、クレア……。…………?
(名前を呟くと、無意識のうちに一筋の涙が頬を伝った。びっくりして目元を拭い)
おかしいな。なんで涙なんか。
もしかして、ランベールの身体が……泣いている……?

……ぅ、あ……。なんだ、これ……。頭がッ……。(脳裏に浮かぶ光景に息を飲む。頭が痛い。収まるまで耐えようと俯き)
……ん。まあ、それも悪かねえけど…
(布団に一緒に包まりながら寧ろそれでいいかなとか考えてしまう辺り、ネコ科という部分を抜いても気を許しているのが自分でも分かる。)

……?…銀影?(涙という言葉に振り返ると確かに涙が流れていた。心配そうに様子を伺って)

(ランベールの身体の意志があるのだとしたら、アルクは父親とかなりダブって見える可能性。有栖にすら前に鏡に真似られた父親と自分を間違えられたのだ。それ程面影は在る――…)

お、おい!?銀影、大丈夫か!?(苦しみ始める銀影に大丈夫かと慌てながら優しく背中を擦る)

(その辺は母親からの受け売りで…)
……グレシアス。頼みがある。
(死体でも体温をコントロールするギフトをもってしても、顔色が優れない。
そんな状態で、震えながら相手の方へ手を触れさせる。荒い息をつきながら相手を見つめ)
今の……僕の記憶を見てくれ。
これは……君のための記憶だ。
……銀影、顔色が…それに震えてるし…(手が触れるとカタカタと小刻みに震えている。顔色も明らかに悪い。休ませたほうがいいだろうと思い口を開きかけて相手の言葉にそれは止まる)

……。交換条件。それで具合悪くなったら、容赦無く俺の魔力奪え。俺が話さなければアンタはこうはならなかった。…いいな?
(ジッと相手の目を見て居るがまだギフトは発動しない。こちらの条件を受け入れたら発動する気らしい)
嗚呼。でも、どちらかというと……。(何か口にしようとして躊躇う。)

……。…………分かったよ。(そして長い沈黙の後、深く頷いた)
無理はしないから、グレシアスも無理はしないで。
……?
(何を言おうとしたのだろうか。とりあえずあまり無理をさせたくなくて追求は避けた)

……わかった。俺は今は万全だから、大丈夫だ。

………視せてくれ。ランベールの記憶を…(1度目を閉じて、両の眼を開けながらギフトを発動した)

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