事務所の所長の部屋。

事務所内にガラクタ置きっ放しの散らかしっぱなしにしてる癖に
それなりの清潔感を保っている。

家具は病院のように無機質なベッドと作業用デスク、
衣装棚がある程度。

いや、便所に起きただけだから。
なんか弾けたみてぇな音も聞こえたけど、部屋に誰も踏み込んでなかったし。
（ふと下ろした視線がランベールを捉えた）
もしかして《陰のランベール》が出てきてたのか？

…！…そうか、アンタ知ってるんだったな…(銀影から陰陽云々を聞いた事を思い出し)

ああ、俺は裏って考えてるが、多分それだ

では、答えはノー。それは余りに残酷だもの。余りに、残酷だもの。

…そうか、なら頼まない。…あと、助けてくれてありがとう。アルも、ありがとう

(ふと、有栖の旦那に微笑み)礼を言われるようなモノでもないよ。勿体ない。

「結界」っつーか「封印」なんとちゃうかな……一緒に入ったところで身動き取れなくなって会話出来ひんのとちゃうか？

何だったら、此処から“避難”させたいくらいだけどねぇ。(くすくす)

有栖君も大変お役に立ったので寧ろこちらからもお礼を言っておきたいかな。
（ランベールのポケットの中身など物色することにした。何か隠し持っててもよろしくないし、煙草があるなら匂いが恋しいし一本失敬したい……。）

まあ正直君は早いとこ心を制御できるようにしないと、ランベール君を早晩潰しかねないからね。そこが気に入らないな。すきならさ、我慢は要るよ。我慢できないなら、そんなの好きっていわない。
（機械人形が愛を語るなどとんだ笑い話であるが、アルクにそう語る）

んー、なんかねー、いつものランベール君ではなかったな。
有栖君縛り上げて油断かましてたから死なん程度に撃ったり殴打したりした。殺してないから褒めていいよ。
（ハインツに視線を向けて）

…？悪い、良く分からん。＞武器商人

うン？言葉通りの意味だけど。(ノーチェの旦那の懐を漁るナーサシスの旦那を見やりながら雪豹のコにそう答え)

（ランベールの服を漁ると乱闘で潰れたシガレットケースと、パンがふたつ買えるくらいの小銭、武器の鉄球４つ、ランベールの手帳が見つかる。）

……なあ、説明をしてもいいだろうか？
あと、俺の好きってのが…本当に、その…愛とかそう言うのとかは分からないんだ。…正直、愛は俺は求めたくない。(何時か巻き込んでしまうから。だから友愛以上は望んではいないつもりだ)
(話しを始めていいかもわからないので周囲の人間を見て待つ)

主語が抜けてるから伝わり難いのかと思いますよ

（武器商人に普通に話しかける。武器商人に対する警戒心はもうないようだ。今回で「好感度マイナス」から「少しプラス」まで上がったらしい）

まあ、正直武器商人さんに渡す選択肢は今んとこないなぁ。
一応朝長君の関係者だしね。こっちの手はまったく足りてないけどちょっと困るよ。
（あった、煙草だ、もらいっと。）
（縒れたのを一本銜えて、ライターで火をつけ、それから手帳をそれとなく失敬した）

友達同士の愛にだって辛抱は要るものさ。どうぞ。
（アルクに説明を促す）

おー、よくやった。生身での相手はそりゃ大変だろう。（ランベールが起きないようにパチパチ呑気に拍手する）

ランベールがこの事務所に来てから、二重人格みたいに性格が変わることは度々あった。
それがまた興味深くてなぁ。夜な夜な色々試してみた頃を思い出すぜ。

結果、ランベールには陰陽術・退魔術のようなニホンの術が有効なのが分かった。どうやらこいつは和神の類らしい。

ああ、なるほど。ナーサシスの旦那が正解。信じる信じないは自由だけど朝長の旦那は「キミ達の頑張り」で、このコのことは二の次だよ、今のところ。で、正直、此処にいても今この瞬間はこのコには辛いだけじゃない？人並みの心情を汲むのなら、だけど。で、我(アタシ)も秘密にしてる魔術工房の１つや２つは抱えてるし。

ああ、うん。説明ね。(聞く聞く、と頷く)

……済まない。アンタに対して意地になっていた。確かに必要だなと思う…

………今回、様子がおかしかったのは、うまく表現できないが、何時もの、所長のランベールじゃない人格が出ていたんだ。
何時もの方は、俺の事を本名で呼ぶから、俺は判別がついた。

…あと、ランベールの身体は…俺の両親の友人だったらしい。そのランベールが俺の両親を蘇らせてやると誑かしたのがおそらくは『紅い契約者』じゃないかと思う。

中に入っているのは、記憶を視せて貰った時にわだつみ様と呼ばれてたな。海の水を操って村を沈めていた。…その記憶をみた時に初めて裏の人格に出くわしたんだ

(訂正：そのランベールを誑かしたのが)

…朝長も、傭兵ランベールの記憶の中に子供の姿で居た。…事情もある程度本人からこの前聞いている。

…そして、俺は朝長に協力者として見られているらしい。…そこのところはよくわからんが、この事務所の人間を巻き込まないなら協力すると返してある…。

…………まさか、ランベールさんは俺と同郷なんか？
＞ハインツ

えーっと……つまり、体は「ランベール」という男のもので、中身は「わだつみ様」とかいう男で、たまに「わだつみ様の裏の人格」が出てくる……って解釈でええんかな？

俺が昨日…一昨日になるか。…ランベールの、俺との両親との関係の辺りを銀影に「俺への物だから」って言われて視せて貰った後に、俺が過呼吸起こして、気を失って…。その後目が覚めたら何も感じなくなって、……(その後を言いたくなさそうに黙り)

…悪い、俺もかなりの情報をかいつまんで話すのは得意ではないんだ。順を追って話すにも多すぎる。

…ああ、有栖の解釈で合ってる。

とても魅力的な話だけど、流石に人質みたいなことされるとわたし困っちゃうなあ。
ここに彼が居ないと仕事もできないし退屈するしさあー……。
（ゆるゆると物憂げに煙を吐いて、武器商人に。）

この小さな事務所にどんだけ日本出身者がいるというの。わたしもだよ。＞ハインツ

今は怒んないであげるよお。それより情報がほしい。後手後手に回るのは趣味じゃないからね。（銜え煙草で自分のメモ帳に要点を書き付けつつ）＞アルク

…質問には嘘偽りなく答える気だ。…何の情報を言えばいい？知っている、視た記憶の物ならきちんと話す＞アリスター

………！！まさか有栖もニホンジンなのか！？こいつぁ驚いた！なぁなぁ、やっぱり「善処します」が否定の言葉だったり、誰も使ってない長椅子の隅っこにわざわざ腰掛けたり、ワビサビとかいう独自の文化をもってたりするのか？
（有栖が日本人だと分かった瞬間、きらりと目を光らせた。好奇心から質問ぜめにしようとしたら、アルまで日本人ときた。
衝撃にうち震える）
すげぇ。喉から手が出るほど調べたかったニホンジンが間近に二人もいたなんて！色々ニホンの話を聞かせてくれよ。なぁ！なぁ！！なぁ！！！

（やり取りの中に気になった単語が含まれると、ようやく意識がそちらに逸れ）わだつみ様って事はつまり、海神か。やはり自然神だっていう俺の読みは当たってたな。

ランベールさん……やのうて、わだつみさんやっけ……。俺としては、わだつみさんの意思を確認してから決めたいところです。
＞武器商人

ほんなら質問ええかな？ランベールさん……いや、わだつみさんやっけ？その裏の人格が出てくる条件は知っとるか？
それさえ分かればひとまずは安心なんやけど
＞アルク

…ひ　ふ　み　よ　い　む　な　や　こ　と…　布瑠部　由良由良止…　布瑠部…だったか。それを球体を四つ出して唱えて治癒を使っていた。……俺が魔力を奪われたときもそれを浮かべていた気がする…＞ハインツ

此処に休ませても効率が悪いよ。より、面倒なことへの発展もありうる。なんなら商談の続きがてら一緒に来るかい？情報も収集できるし一石三鳥だろ？＞ナーサシスの旦那

休んだ方がいいよ、お互いね。＞雪豹のコ

(禹歩と祓いというクリティカルな東洋魔術を使った元凶だが黙っておく)

……わかっていたら、判別を毎回しようとはしていない。
毎回最初に銀影かどうかを俺はそれとなく態度や仕草、俺の呼び方で判断して居たんだ。
…今回も、「コイツは銀影の方じゃない」。そう思って何とか対処しようと思ったが、負傷していて…(肩の赤く染まった部分に触れながら)＞有栖

またこんどね。（いたずらっぽく）＞ハインツ

……まあプライベートまでは聞くまい。面倒なだけだしね。
正直ケツ持ちがいるチンピラみたいな無軌道なやり口のくせに曲がりなりにも神だろう？じゃあ世話役や、考えに賛同したやつらがいるはずだと思うんだよねえ。なんていうか、何考えていきてんのかなーとか、そのへんとか。＞アルク

わたしは面倒が嫌いなんだよ。彼が乙女のように顔を赤らめたりうろたえたりするところをみて遊べればそれでいいのに、どうしてこう……。（ボンクラリティ高い事いう）＞武器商人

でも、それだといつものあのコならまた何か溜め込むんじゃない？起きて落ち着いて戻りたい、って言うならそれはその様にするけど。＞有栖の旦那

…ワダツミの記憶なら、俺が視た物なら覚えてるから他の奴にも視せる事は可能だ。…俺のギフトは視せると思い、相手が視ると思って目を合わせる事で初めて使えるものだ。…其れで伝えることは可能なんだよ…

……まだ、平気だ。話終わるまでは耐える(正直魔力を吸われ過ぎた上に動いているので辛いが気力で意識を保っている)＞武器商人

ハインツさん、空気を読んでください。

（半目になってハインツを見ながら言う）

って、海の神？……ああ、なるほど。「綿津見」か

（そこまで言われてようやくランベールの正体に思い当たる。アニメやゲームの知識から、ランベールの正体らしき存在の知識を引っ張り出してくる）

…………すまん、アルク
それやと「ケガを治さんとほったらかしにしてたせいで裏の綿津見様にやられた」って風に聞こえるんやけど……

まァ、しばしの間は我慢だね、我慢は要るよ、キミ。(冗談めかして)＞ナーサシスの旦那

…いや、正直俺は居ないと思う。…記憶を視た際に異世界の島国だった上に、その後そこを沈めてた。……それ以前には何度も、ヒトに転生して、大事に育てられて、そいつらに殺されていたらしいし…。

……、…いや、朝長が言っていたことを考えると…在るな＞アリスター

…何時入れ変わるのか分からないんだよ。…怪我も、……(血を謝るついでに魔力をくれる気でそのままにしていた。そうは言えなかった。そこの部分は踏み込まれたくないらしい)＞有栖

…手紙は焼却したが頭に入れてあるから…
朝長は何処かの組織の脱走者として追われている

…その組織はランベールを使い、世界を我が物にするつもりで…

……たかだかLV.1のイレギュラーズを使ってそんな大層な事をと思うかもしれないが、
奴らにそんな常識は通じない…

ランベールとの話し合いが行えるまで、俺の方からそちらさんに接触をすると怪しまれるだろうから、
それまでランベールを頼んだぜ……だったはずだ(丸々暗記している必要そうな部分を口にだし)＞アリスター

…………

（もしかしてこの人、ちょっとだけ俺と似てるのでは？と思った。主に面倒くさがりな者同士という意味で）
＞アリスター

……ああ、確かにそうかもしれませんね。ただ、目を覚ました時に仲間の姿がなく独りぼっちというのもそれはそれで悪影響があるような……
＞武器商人

（まあ何か理由があったのだろうとそれ以上は追及しないことにした）
＞アルク

……。まあ、二人きりで銀影の方とも話したいのは主に昨日のことを謝りたいのがあってだな……此処の部分は追及しないでくれ…

なに言ってるんだアル！ニホンの話を聞けばニホンの神らしいわだつみ様のヒントが分かるかもしれないじゃなーー……あっハイ。
（有栖の一蹴で暴走が止まった。玩具を取り上げられた子供のようにしょぼーんとする）

自然神ってのは古今東西、どこでも陰の顔と陽の顔がある。
たとえば太陽の神は日光により様々な恵みを与える、陽……人間にとってプラスの側面を持つが、
同時に日照りで恵みを奪う陰の側面を持つ。
雨神は田畑を潤すが、雨が激しければ洪水になる。

人々は前者のような恵みを「神の恵みだ」といい、後者のような災害を「神の怒りだ」と言う。
二つの側面、合わせてひとつの神様ってのはよくある話さ。
（自論を語りながら、ランベールの銀影に近づいて行く。ぷくぷく泡立つ影をしゃがんで観察し）

うんうん、だから、ちょっと性格に難はあるけど腕は立って口も立って理知的な判断を下せるナーサシスの旦那が一緒に来るのはいい案だと思わないかぃ？＞有栖の旦那

……出来れば、俺に預けてくれないだろうか。…さっき、音を探ってる時に「なんで僕は独りなんだ」と聞こえた。…わだつみの裏の方が言っていたなら…俺に2度、「堕ちて来い」って言ったのも気にかかってる事として聞いておきたいんだ。銀影の方なら、……。…………………(黙り込みそれ以上は言いたくない様子)

……(「連れてくのはアルの方か…。そりゃそうだよな…」)

呉越同舟かー。何か見事に外堀埋められた気がして釈然としないよねー。正直わたしにはゴネる以上のカードがもう切れない。……渡りに船だとおもってるだろ、きみ。まあ、ランベール君の話聞いてからね。＞武器商人

厄いなぁ……（灰を床に落としながら片目を細める）　信仰されてる神とかそんなん殺すのにも苦労するじゃないか。（溜息まじりに）＞アルク

なあに？（根本的に事なかれ主義。何故かって暴走したり巻き添えで目立ち過ぎると死ぬ寸前まで平気で行くと理解しているからだ！）＞有栖

…視た記憶からだと、ハインツの言ってるのは理解できる。
……大事にされていたのは成人するまでで、その後は脅威として殺されてたし。…俺が見たのが最後のワダツミ様だと思う。前世の時の友人と逃げて、その友人が殺されて怒り狂って島を沈めてた＞ハインツ

言ったろ、「お互い休んだ方がいい」って。その今にもくたばりそーな顔で言いたい事言っても説得力が無いってモンさ。人が弱ってる所に付け込みたいならなるほど、良い手だと拍手を贈るところだけど。(シニカルに肩を竦めて)

…すまん、そこは譲りたくない。…ランベールを含めたそいつのすべてを許可なく話してる。其れもしっかりと謝りたいし。

…頼む、連れて行くなら俺も行かせてくれ＞武器商人

……わたしは魔力くれって言われたことなかったなぁ、そういえば。それだけ君に頼り切りだったってことなんだろうけど。それでこの有様ってなると、初撃で真っ先にアルク君が無力化されて今の状況の焼き直しが発生するなあ。
そこんとこの対策がしっかりしないと何も解決しないことは、わかるよ。二人揃って、ね。