赤銅色の岩が転がり、草木が枯れ果てた大地。
地平線へと沈まんとする太陽が赤く燃えあがり、
空のみならず大地をも、朱く紅く染め上げる。

※シリアスな雰囲気の中、決闘する場所です。
お互いのペースを見ながら、打ち合いましょう。

【邪魔をしない、巻き込まない】
【命を懸けた決闘も可能だが、必ず未遂で終わらせること】
【怪我をしても良いが、無事に生還しましょう】

（すり足でスッ、スッ、スッと近接）
（少し口角を上げる）

――――アッッッッッッッッッッ！！！！！！！！！！（ギフト、大声量）

ッ！？…（耳にバチリバチリと電気が走る。その電気の後ろに機械化部分が覗いていた）

（疾走――ッ！　左手でメテオラの右手首をつかもうとする）
エルフのようでオーガである、と毎々自己紹介で言っているはずだ。綺麗なフォーム？
どうだろうな？

あー…全くもって忘れてたが…な…（右手首に絡みつかれて態勢を大きく崩したメテオラ。しかしその笑みは、尖りついたままだった。）

手解き、というものを知っているか。
抜刀前に掴まれれば剣は抜けぬ。解かない限りな。私はいかに怪力を使おうとも解けなかった。
（メテオラの手首をつかんで離さない。そのまま投げる素振りもない。ただ掴んで離さない）

……では行くぞ。
（肩と水平な位置に置いていた右手が、握り拳の形を作る。メテオラの左鎖骨のほうに振り下ろし正拳）

（まだだ、堪えろ、お前が出る場所はまだここじゃない。）
（黙れ、貴様ごときに俺が扱えるか。我が意志に逆らうは貴様の身を滅ぼすことにも繋がるのだぞ。）
（お前の機嫌を取ってやってんだ、今は黙って引っ込んでろ…）

（心が、骨が、そのニューロンが、リミッターを押しとどめる。）

がっ…！！（鎖骨への一撃、明らかに入り方は最悪。骨がいかれたか、尋常ではない痛みだ。）抜刀前に掴まれたら抜けない…ね…そもそも…俺は剣士じゃないぜ？（鎖骨を砕かれてなお笑みを崩さず、掴まれた部分がコキリと一つ。軟体化した手首を力点に、バク宙でリュスラスの首を取りに行く）

っ！（掴んだ手を咄嗟に下へ崩す。首へ一撃をもらう。喀血）
っフ、危ない一撃じゃないか。
崩しを入れてなかったら骨の芯が砕けていたんじゃないか？
（垂れる血を牙を見せるように口角を吊り上げる。風に吹かれて前髪が跳ね上がる。顔の一部が砕けたような面。砕けた下は真っ赤な皮膚。鬼だ）

辞めだ。こんな小細工！
（腕力にものを言わせて、大きくぶん投げようとする。今まで掴んでいた手首はあっさり解放した）

いいぞ、オーガとなればこう来なくっちゃな！
（ぶん投げられて壁にぐしゃりとぶち当たる。吹き飛ばされた壁から這い出ると、その首からは機械の骨のようなものがずるずると現れた。）

鎖骨が壊されたのは痛いが…所詮代換は利く。外から固めて中からも固めりゃ、即席の肋骨だ。
（めちゃくちゃかつ簡潔で物理法則を踏みにじった理論。されどその言葉通り、風貌は最初の佇みを思い出させる。）

まずはここまでボコボコにされたんだ、そろそろ条件は揃ったぜ？
（闘気が発生、腕が赤く光る。メテオラの代名詞であるローズオーラだ。）

殺しはしないが…さぁ、殺し合い（デート）の時間だぜ？
（縮地と瞬動とオーラによる次元歪曲を組み合わせ、その距離を四方八方から詰めていく）

強い意志がマーブルし合えば、運命はこの上なく極上な――混沌のスープを作り出すのだ。

――――幾度でも打ってこい！！！　
（このギフトは効かなくても良いギフトであった。お前を狙っているぞと、殺意を向けるそれそのものが目的だ！）
（細身の豪腕で詰めてきた無数を面で薙ごうとする）

（正拳、掌底、発勁、指突、斬爪…明らかに模擬戦の様相を示さなくなった攻撃の数々。面で薙ぐオーガにその尽くが掻き消され、まるで山火事に挑む鳥のようであった…だが、彼にしてみれば、それでいい。）

なぁ、一つ聞かせてくれよ。
（薙がれた空間を諸共飛び越え、リュスラスの文字通り眼前へと迫る。指を銃のような形にして指差し、こう告げた。）

お 前 の 血 は 、 何 色 だ ？

（正拳は胸部に刺さる、掌底その胸部をさらに押す。浸透してくる勁は肺を破る。指突は先の意趣返しのように、メテオラに打撃を加えた同じ鎖骨を砕く。斬傷は背部。袈裟に入りひらひらした衣が粉砕された）
（鬼は笑う。獰猛な牙を見せびらかすように。喀血。破れた肺からこみ上げてきたものを飲み下す）

見てのとおり、赤だ。
っ！　これは私の負けだな（そして、仰向けにぶっ倒れた）

ふむ…まだまだやる気かと思ったが…ここまでか。

中々楽しめた…が、リュスラス…お前ちと手を抜いてるんじゃあ無いか？
技のキレを否定する訳では無いが、殺意を感じなかったぞ。

正直、自分でも驚いている。
このくらいで膝が笑っているんだからな。元の世界の戦法など、頑健頼りのがあってものもだと痛感した。
鍛錬目的の模擬戦なら、まあこの位で良いんじゃないか？殺気に関してもな。
（立とうと上体を起こすがごろんとうしろに転がった）

おいおい…ヘロヘロもいい所じゃねえか、ほれ。（爽健の風を使用する）

草原の方はクロバと口笛か。（冒険者セットを緩く担いで持ってきた）
ここは…うん、空いているみたいだ。

あちらもあちらで盛り上がってそうですねぇ…っと（小手のようなものをかち合わせ音を鳴らしながら歩いてやってきて）
ならここで…やりますか？

そうだな。あいてる。
肖像画完成記念に、昨日メテオラと戦った時とは違う戦法で行くとしよう。
（10フィート棒を蹴って掴む。正中線を隠すように斜に構える。右手は肩と水平の位置で引く。左手は前へ出す。握りは左右の親指が向かい合う形だった）

あらあら、それは後で祝辞を言わないとですねー…
（軽い口調でそう述べながら、右手は上に、左手は下へ…相手に掌をむけるように構え、相手を見据える）
さてと、だいぶ訛ってると思いますし…お手柔らかにですよ…？

（腰には木剣。冒険者セットの背負い袋。手には10フィート棒で棒術の構えをとっている）
こちらこそ。お手柔らかに。
元の世界でどうにかなったところが、全くどうにもならない事を昨夜悟ってね。
ま、ペース配分しっかりやることにした――では行くぞ。

（棒の長さは約3m。深く握っているにしても50cｍは左手から余っている。棒による射程の長さを生かし、薙ぐような足払いをしかけた）

いつでもどうぞ――――っと！
（おおきく動かさず、できるだけ小さな動きで膝を動かさずに、膝から下だけを反射的に動かして、距離を取るように足払いを躱し）
動きの鈍りは中々にきついですよねぇ……ああ、それと

距離＝そちらのアドバンテージと思っていては―――いけませんよ？
（前に力強く踏み込み、右手の拳から蒸気のようなものが噴き出すと瞬間的に加速、衝撃波のような闘気を発生させ、リュスラスに向け飛ばす）

――っ！？
（とっさに片肩だけアリス側に向けて、背負い袋を盾にした。バンッと音が響きわたり、道具が飛散する。縄、松明、食器、火口箱、ランタン、ランタン燃料――食器と燃料は今の一撃で粉砕された）

むっ、食器と火炎放射が封じられてしまったらしいな。
（棒の先端で、器用に地面に落ちたランタンの蔓をひっかけ、下段から投げる。投げつけると同時に近接する）

（「手のひらから闘気を放出するのか――メテオラのように手首を掴んでも効果がないな」）

…やっぱり鈍ってますね
(その様子に溜め息を一つ…つく間もなく飛来するランタンに目を見開き、横に飛んで躱す、距離を詰める相手に向き直り）

火炎放射…中々面白い物を扱ってますね？
（むしろ望むところだと、こちらからも近づき地面を蹴り多少の牽制にでもなればと砂を飛ばす）

（「相手が何をしてくるか…まるっきりよめませんねぇ―――だからこそ面白いのですが」）

私はあと3回変身を残している。嘘だがな。
（自ら得物の10フィート棒をへし折った！
　短杖二刀流に切り替える。親指と親指が向き合った構えであるため、逆手の二刀流に切り替わる。短杖二本を交差させて目を護り、走る姿勢を低くしながら疾走――右の棒による切り上げ）

ーーーっ
(接近状態のためか完全には躱しきれず振り上げられた棒が頬掠める。篭手を用い右の手で弾くように、左の棒に裏拳を放ち。そのままさらに踏み込み体重を前方にかけるように、肩からタックルをかます)

（左の棒を弾かれるがまま放棄。タックルに対して左腕の側面をぶつける形で、正中線を防ぐ）
武芸十八般。印字、槍、刀、徒手――こういう小細工をする相手が良いか、殴り合いが好きかどうか。
（にぃと笑った笑みには鋭い牙が並ぶ。前髪がめくれ、顔面の1/4の皮膚が赤い。鬼という種族を知っているならば、まさにそのような面だった）

――選んでいいぞ！
（右手の振り上げた逆手の棒を、鎖骨のあたりへ突き立てるように振り下ろした）

かふっーーーーーー
(狙いを外されすぐさま次の行動に移ろうとするも、その面影に一瞬怯み。物の見事に振り下ろされた、棒が当たり息が数俊止まり、膝をつく。)
ぐっ……!
(振り払うように、拳を振るい、距離を取ろうと後ろに飛び退き）

（「思ったより左腕にダメージがある……だが良い。戦いはこうでなくてはならない。全く自制の修行が足りんらしい、私は」）

（飛びのいた瞬間に右の棒を投擲。すぐに横へ走る）
（右手で拾う。拾ったものは松明。もう一本転がっていた松明は左手で――拾わなかった。赤い荒野の乾いた地面に先端を擦る。黄燐を用いた化学の着火）
（燃え盛る松明。短杖の3本目！）

これで私はファイヤーリュスラス！！！

(「変われ、ここからは俺がやる」「わかりました………」)(右手で飛んできた、棒を弾き。ニィと笑みを浮かべ相手の姿を捉える)

「久々に起きてみれば、随分面白い相手だなぁ…？」(瞳は翠に代わり、クツクツと笑みを浮かべながら。相手の様子に構わず突っ込み、左手から先ほどと同じように蒸気を吐き出し拳を突き出し掌から牽制に闘気を飛ばし、同じように時間差で足を狙い右手から闘気を飛ばし地を蹴り駆ける)
「さぁ、存分に楽しもうぜ？」

（「鎖骨を打ったが私も左腕は使えん。このまま小細工を弄するか腕力で応じるか……」）

おかしいな。
アリスと戦っていた筈だが。誰だ、貴女は？
（闘気を松明で殴りつけるが、時間差の足をねらった一撃が入る。舌打ちを一つ。向かってくる何者かに、無造作に――大きく腕を後方に引いて、腕力を込めた一撃を見舞うべく迎え撃つ）

「誰とはひっでぇな…いつも名乗ってるだろうアリス＝クロゼルク＝【ジークリンデ】ってな…俺はジークリンデ…アリスの二番目の人格だよ」

（身体を捻り、体重をかけて上から打ち下ろすように相手の一撃に合わせ、全霊の一撃をもって打ち合わせようと）

（獰猛なジークリンデの笑みに対して、獰猛な笑みで応じる）
そうか、ジークリンデ。今決めたぞ、ジークリンデ！

El.Basker.F-
（呪文のようなものを呟くと、精気が漲った。
　身体強化――を伴った、全力の向こう側に位置する一撃を振り下ろした。得物の松明そのものを使い捨てにする握力。腕力。豪腕で！）

（「ジークリンデとやらの全霊の一撃と松明が接触すれば、材質の違いで松明は粉砕され、そのまま顔を殴り抜かれるだろう。
　お互いカウンターのように入るならば、お互いが大ダメージ。
　私の一撃が通れば一方的に相手に大ダメージ。
　3パターン――伸るか反るか！？　行けぃ！」）

「ちっーーー少々不味そうだなっ……!」
(言葉とは裏腹に楽しげに笑みを浮かべ、相手の全力に対し打ち合わせる!みしりと嫌な音を立てながらもさらに踏み込み、突き出す。全霊のーーー拳を!)

（「――行けぃ！」）
ッッッップリンセス・クラァァァーーーーーーーッシュ！！！！！
（ギフトの大声量を伴った一撃に対して、ジークリンデの全力がぶつかり合った。松明が粉砕される）

っ！？　ファイヤーリュスラスが！？
（がら空きの胸部に対して――ジークリンデの全霊の拳が突き刺さった）

――っがッ！

（喀血。目は白を剥く。膝をついて、そのまま崩れ落ちるように前のめりに力を失っていく）

「………しばらく、腕使いもんにならねぇなこれ」(ぷらーんと腕がだらしなく下がり……恐らく骨がいかれたのだろう)
「っと………大丈……夫か？」
(耳は大声量できーんと痺れ……疲労、ダメージからかよろよろと駆け寄り、倒れる相手を片手で受け止めようとし。)

「………医務室に引きずってくか」(そのまま、意識が戻らなそうなら。医務室？に引きずって行こうとし)

（受け止められて、意識を取りもどす）
意識が数秒飛んだ。うむ、私の負けだ。

（まだ自由が効く右手で、アリス＝ジークリンデの背に手をまわして、軽くぽんぽんと叩いた。勝者を讃えるように）

「おう……意識が戻ったか……まぁ、今回は俺の勝ちだな。次やったらわからねぇけど」(相手を称えるように、軽くポンポンと叩く。正直、少々危なかったと内心思いながら)

ふうううう。中々楽しかった。
徒手で打ち合えば良かったのか、些か分からん。
結構自信あったのだがなー松明。
（体重をかけたタックルで左腕が負傷。闘気を受けて足も痺れている。自由になる右手で腰の木剣を抜いて杖のようにして歩きだした）
（粉砕された冒険者セットの中から水筒を見つけて、口をゆすぐ）

医務室までは歩いて行けそうではあるんだが、良かったら肩貸してくれまいか？後で返すから。

「ま、意識が戻ったんなら、俺は失礼するわな。楽しかったぜ、リュスラスさん。」(手を離し、軽くまだ動く方の手を動かしふって。去ろうと

「あー、了解。その状態なら貸さねぇとなぁ」(よいせと、肩を貸して。)
「こっちも楽しかったぜ…？」(よく見れば、軸足の足を少し引きずるようにして、歩いている悟らせないように。できるだけ自然にしてはいるが)

ふむ。（ちょっと足を止めて、投げた10フィート棒の片方を拾う）
ではこれを。医務室までいくとしよう。

To Be Continued

（ひょこ

…………（片手にソフィーの銃もう片手は布に巻かれたサブマシンガンを持って待機している）
装填数18……初手でばらまくには十分か