酔っ払いの戯れ言。調子の外れた歌声。食器がぶつかり合う音。おや、あちらでは人が倒れた。
混然一体となった音がホールに響く。品の無さには目を瞑ってほしい。これが酒場と言うものだ。

（流れの早い雑談スレッド。コルクボードのような感覚で使用してください。もちろん、のんびりでも。）

飲んでますか～！キドー殿！

いやあ中々手ひどい商売されますよね、彼らも。
何かの毛とかゼリー状の何かを売りつけられましたぜ…

マスター、私にお水と氷砂糖をお願いします。

あら、あら、緑の貴方様。貴方様は噂のキャラバンをご利用なさったのですか？
がらくたもおおいけれど、街はすっかり僅かな素晴らしい品々のお話でいっぱいよ。

おー、刀根か。
やられた……やられたぜ。やたらと鍵ばっか押し付けられてよ。嫌味か。

あら、まぁ。（存外にトロいらしいぼんやりと利根の方を見て一人頷いて）
騎士様も、キャラバンをご利用になったのですね？
おかしいわ。人の口に上るのは珍しい品ばかりなのに、お二人とも買ったのはがらくただなんて。

＞礼拝殿
ふふ、そうですね…
良い物はありましたよ！貴女もどうです？ここで使うのはダメですけども。
（きもちいい薬）

＞キドー殿
わお…確実に嫌味でしょうな！
上手い事お仕事されてますし、その過程で色々伝わったのでしょうな…

おおっとお、初めて見る顔だな。どーも、お嬢ちゃん。キドーってんだ、よろしくな。

ふ、ふふふふ……幸運の女神さまってのは平等主義じゃあないらしい。
もしくは、単純に試行回数の差かね。珍しい品を出した連中も、それなりに血の涙を流した……と思いたい！

＞礼拝殿
いや～良い物は良い物でありましたぞ！
…女性の下着とかね！名残惜しいですけど、売り払っちゃいましたが！

＞利根様
まぁ。良いものもありましたの？
使っていただけるというのなら、是非私にも使って頂きたいわ。
私、こちらに輸送されたばかりで、キャラバン遊びに使える「お金」が無いのです。

＞キドー様
まぁ、初めまして。そう、初めましてです。
私は沁入型の礼拝と申します。キドー様とおっしゃるのね。鍵屋さんですの？

＞礼拝殿
あ～そうですな、金が必要になりますよな…
コーティザンに支払えるほどは持ち合わせてませんや。ブツはお預けで…

まー、愚痴はキリがねえからほどほどにしておくか。

沁入……型？
ひょっとしてアレかい。何らかの『作品』ってえやつか？
いやいや、俺はどちらかと言うと鍵屋の敵よ。へへへへっ、盗賊ってえやつさ。

＞利根様
（くすくすと控えめに笑って）
騎士様は女性よりも下着がお好みなのですか？
肉よりも繊維、というのは少しだけ妬けるお話ですわ。

＞礼拝殿
へっへ。肉の方が嬉しいに決まってますよ！
…ウォーカーの方で？

（刀根に生暖かい視線を送る）
そうか……お前……そうかー。
そういう趣味だったか。見抜けなかった。この目をもってしても。

＞キドー殿
別に下着に興奮覚えるのは普通でしょうが！
キドー殿はむしろそんなに良くはない感じですかな？
あれ、私が異常…？

＞利根様
まぁ。
（すっとスカートの端を人差し指の腹でずらして持ち上げる。
つっと一瞬だけ商売道具である足のほんのふくらはぎの下部だけがちらりと外気に晒されてすぐに幕が落ちる）
よろしいの？蝶はいつまでも騎士様には止まっていられないわ？

＞キドー様
ええ、肉人形の老舗工房たる北神祭が手がけました、沁入型。その中で礼拝と銘々されましたのが私でございます。
本来ならば何方かにお仕えするのが私の仕様でありますが、いまはこのように。（軽く胸に差した椿を示して）

はい、ウォーカー、と、言われるそうですね。
私を他の「人」と同じように扱われるのは恐縮ですが、その名称は嫌いではありません。

＞礼拝殿
ヒューッ…
…お、おぉっと失礼。あいにくですが、金が無いのでね…。
節約しておくべきでしたかね、へへ。

肉人形。なんだかすごく背徳的な…

いやー。下着に反応しない訳じゃあねえけどさ、やっぱこう、もーちょい露出低めの方が。そうだな、脱ぎかけの方が……。
……いや待て。いけねぇな。長くなりそうだ。これ以上はやめておくわ。

＞キドー殿
なんだぁ～いい趣味されてるじゃないですか、キドー殿も！
へっへ…長くなりそうになるって言うのがまたね！…友情を感じますね！

ほほー、肉人形。
成る程ね。こりゃあ逸品らしい。拘りっつーか、フェチっつーか、倒錯っつーか。なかなかのモンを感じる。
こんな裏通りの酒場にアンタに見合うような輩がいるかねぇ。へへへへっ。

＞利根様
（和らいだ目元で蕩けるように微笑んで）
「あそび」には、なんであってもお金がかかる。不思議で、でもすこし悲しいですね。
（しかしその瞳の奥には僅かな哀しみのようなものが蟠っている）

バイオロイド、とも。
背徳的、でしょうか。でも、私はこうあってほしいと誰かが望んだ形でもあるのです。

＞礼拝殿
なるほど、望んだ形で…。
いいじゃありませんか、私なんて整形やら化粧やらで結構持ってかれますぜ！
礼拝殿としては、それが心に突っかかるので？

＞キド―様
私、オートクチュールですの。
だから、本来はただ一人の為に調整されたもの……ですけれど……。
キドー様がお望みになるならば、私、「その様に」いたしますのよ。

＞利根様
いいえ、私は考えません。
でも、「貴方様がた」が己の望みを時に「背徳」と仰るのが不思議なのです。
私は神に寄らず、親に寄らず、ただその望みによって生まれたのです。
人に望まれたように生きるのは道徳的ではないのでしょうか？

＞礼拝殿
えっ！？
あっああ…確かに？
ふーむ…哲学的ですな…価値観の相違とか、共生とか？難しい所ですね、うん。（サイダー酒をあおった。）

おおっとぉ？（口元を歪ませ、下品な笑みを浮かべる。）
こりゃあいけねぇ。正直言って、非常にそそられる。その気になりそうだ。
だが、今は止めとくよ。残念ながら、酒が回りすぎた。やるなら万全の状態で挑みたい……なんつってな！

＞利根様
背徳的と言った方が「燃える」というのであれば、私はただ従うだけですが……。
（からころと氷砂糖を舐める）

世の中には良い望みと悪い望みがあるんだ。線引は非常に難しい。
俺としちゃあ、色も形も無いモンに、杓子定規をあてがって型に嵌めようなんてチャンチャラおかしいと思うがな。
だがまー、共通の認識ってえのがあると安心するんだろうな。

＞礼拝殿
おお…良い考え方してますなぁ！
それについてではないのですが…悪い事すると気分いいって感覚有りますよな！
どうです、お二人にはそういう所ございませんか？

＞キドー様
あら、まぁ。残念です。（ふわふわと何もわかっていない少女の様に微笑んでいるだけだ）
私ったら、売り込みに来る場所を間違えたのかも。

＞キドー様
なる、ほど？
（少し考え込む様子を見せたがすぐに自分には解決できないと投げ出したようだ）
私、不安なのかもしれません。
「こちら」と「あちら」は随分とちがいますわ。
私との「あそび」も「あちら」では健全なお遊びでしたのに、こちらでは違うようで。

＞利根様
悪い事をして叱ってもらうのが気持ちいい方なら何人か見ましたが、悪い事をすると気持ちいいとはっきり仰ったのは騎士様が初めてです。
私は、あまりそう感じはしませんが……。
こっそり、見つからない様にするのがよいのですか？

＞礼拝殿
ワーオ！我々とは結構異なった価値観の所からいらっしゃったのですな！
良い世界ですな～ぜひとも行ってみたいですよ！
楽しいでしょうな、ふふ、ふふふ…ふっへっへへへ…！

＞礼拝殿
う～ん…背徳感っていうのでしょうかね。
なんと説明すればいいのか分かりませんが、規範からそむくのって楽しいのですよ！
見つからない方が良いのは、バレると怖いからですね！

なに？（礼拝の言葉に軽く眉をひそめる。）
おー、こりゃ参ったねえ。『健全なお遊び』ってか。成る程ねえ。妙にすれた所がねえと思ったらそういうことかい。
確かに随分と違うな。大した世界だな、全く。

悪いことすると気分がいい？
へへへっ、まあな。
……いや、待てよ。俺は悪いことして儲けるのが気持ちいいのか。あくまで手段だな。

＞利根様
はい。ですので、きっと、道徳も違うのでしょう。
もし、「あちら」に行くことがありましたら、私の姉妹をご紹介したいですわ。
きっと、お金がない、では我慢できない子が一人は居るでしょうから……。

逸脱するのを楽しまれる方は多いですね。
すこしだけ、どういう感覚なのか気になります。私はそれをしても感じることがありませんので……。

＞キドー殿
おやおや…ごみをそこいらに捨てたり、財布をネコババしたり…
そういったことに喜びを覚えたり…しません？
あれ、なんでか同意してもらえたことが無いですな…

＞礼拝殿
ヒューッ！本当にいいのです！？
いや～世界を行き来できるようになったらと思うと、ワクワクしちゃいますね！

あれま、礼拝殿も背徳感には興味が薄いようですな。
うーん…結構善良な考え方をされるのでしょうか、バイオロイドの方々って…

＞キドー様
はい。「あちら」では肉人形の売買の問題も遥か過去の話。
（眉を顰める様子に僅かに目を細めて）でも、「こちら」では違うようですね。
魂を持たない私でも市民権を得ることが出来てしまいます。

いや、気分はまあ良いぜ。
でもよ。……なんつったら良いんだろうな。悪事、盗み自体は楽しいけど、それは結果じゃねえっつーか。だから悪依頼を優先して入るような事はしねぇっつーか……。
上手く言えねえな。悪事は手段であって目的じゃないって奴かね？

＞利根様
私の様にオートクチュールから、レディ・メイドのシリーズもございますよ。
北神祭の真骨頂をお見せしたいのです。

そうですね。「私達」は「貴方様がた」を「良く」させるためのモノですの。
だから、判断の夾雑物になりかねない機能はオミットされていますのよ。
よく言えば、シチュエーションを問わず貴方だけに向き合う機能の一部です。

＞キドー殿
ふーむ…なるほど。
あの、ひょっとして、ひょっとしてなのですけど、むしろ悪事には少しくらいは抵抗があるのですかな？

おっと。勘違いすんなよ、お嬢さん。俺はそんなに優しい男じゃねーよ。ただ、趣味嗜好の問題よ。蓮っ葉女の方が気楽で気軽で好きなだけよ。
まー、確かにこっちじゃあ、肉人形も機械人形も「人」として扱い、市民権もある。旅人ってえ枠に纏めて放り込んでな。

＞礼拝殿
ほう…ほう！
「良く」ですね！いやはや本当に最高ですよ！
いろんな事してみたいですね…あんなこともこんなことも！

刀根もよ。
あんまりふざけた事言ってっと、その手足バラして闇市の軍資金にするぞ。
俺だぞ？ゴブリンだぜ？抵抗なんてあるもんかよ。俺らの世界じゃあ、ゴブリンってのは裏でしか生きられねーのよ。

＞キドー様
……私は、その様に設計されておりませんね。（ほんの一瞬、口の端に穏やかな微笑みを浮かべ）
ええ、旅人。旅なんて一度もしたことがありませんのに。
仕様の中に含まれない要件です。
……でも、市民権も旅人も少しだけ、胸が躍ります。勤めが果たせるかは、不安ですが。

＞キドー殿
あ、あぁ…なるほど。
必要に迫られてっていうのもあるのですよな…
…すいませんでした。

だから手足は勘弁してください！

＞刀根様
ええ、「良く」するために。
「どんなこと」でもいたしますよ。騎士様の求める時に他の蝶が止まっていなければ。

＞礼拝殿
おお！素晴らしい！本当に素晴らしいです！
…ところで、他の蝶が居たらダメってことは…略奪愛はNGなのでしょうか？
いかな礼拝殿でも？