ギルドスレッド
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滅んだ村の集会所
(その回答に思わず笑ってしまって)
そういうところでカンが鈍いの、嫌いじゃないわよ。
あーあ、せっかく踏み込んでもいいわよって懐を開けたのに、そう戸惑われると気楽に話したくなっちゃうじゃない?
(安楽椅子の上で手をひらひらとしてから)
……「医者の診断は正しいけれど間違っている」のよ。
順を追って説明しましょうか。
昔、貴方に「私は元の世界では、次期司教候補で、剣の腕前は騎士級、それでトレジャーハンターとしても名前を売ってた」って話はしたわね?
そして私の魔力蓄積体質は「この世界に来てから発現した物」なのよ。
さて、ここで第一の矛盾。「混沌世界に来る前になかった能力が、混沌世界に来て発現した」というところ。
では次、医者の診断では「私はレベルアップで元の力を取り戻すタイプ」と診断されていて。それが魔力蓄積体質と合わさって、魔力塊と完成したら人間としての私は終わりを迎えると言われている。けれど「私の元の世界では無い能力由来の進歩で、私の体は魔力にどんどん置き換わっていく」というのは「元の司教騎士だった私の能力をとっくに超えている」わけ。
誤診ではないわ。だって事実症状はそのように進んでいるのだから。
では、第一の矛盾「無い物が有る」に加えて第二の矛盾「その発展で私はとっくに過去の能力を超えている」が合わさると。一つ疑問が浮かぶわけ
「私という存在はいつ、どのように書き換えられたか」
――ってね?
そういうところでカンが鈍いの、嫌いじゃないわよ。
あーあ、せっかく踏み込んでもいいわよって懐を開けたのに、そう戸惑われると気楽に話したくなっちゃうじゃない?
(安楽椅子の上で手をひらひらとしてから)
……「医者の診断は正しいけれど間違っている」のよ。
順を追って説明しましょうか。
昔、貴方に「私は元の世界では、次期司教候補で、剣の腕前は騎士級、それでトレジャーハンターとしても名前を売ってた」って話はしたわね?
そして私の魔力蓄積体質は「この世界に来てから発現した物」なのよ。
さて、ここで第一の矛盾。「混沌世界に来る前になかった能力が、混沌世界に来て発現した」というところ。
では次、医者の診断では「私はレベルアップで元の力を取り戻すタイプ」と診断されていて。それが魔力蓄積体質と合わさって、魔力塊と完成したら人間としての私は終わりを迎えると言われている。けれど「私の元の世界では無い能力由来の進歩で、私の体は魔力にどんどん置き換わっていく」というのは「元の司教騎士だった私の能力をとっくに超えている」わけ。
誤診ではないわ。だって事実症状はそのように進んでいるのだから。
では、第一の矛盾「無い物が有る」に加えて第二の矛盾「その発展で私はとっくに過去の能力を超えている」が合わさると。一つ疑問が浮かぶわけ
「私という存在はいつ、どのように書き換えられたか」
――ってね?
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例によってベッドの骨組み位しかない殺風景な部屋であったが、彼女が村から拾ってきた小さなテーブルや、傷んだ棚、ぼろぼろのチェスト等の家具が散見され、ベッドにこれまたどこからか調達したボロ布が敷かれる等、それなりに整備されている。
来客は問題なく通すようだ。選びに選んだ彼女の隠れ家故、多少警戒はされるかもしれないが……。