PandoraPartyProject

ギルドスレッド

彷徨の日々

そこは例えば 行商の帰り道

先の賑わいを見せた、イレギュラーズ達の一連のオリエンテーション。
街のとある広場で幽焔の少女もまた不慣れな日雇いの行商を行い、これを無事に終えた。
売上も上々好調、お陰で当面の旅の路銀は確保できただろう。

しかし、予想外の出来事も起きた。
まさか仕事を手伝ってくれる人がいるとは思わず、奇妙な縁ができた。

これは行商を終えた後、雇われた店に戻るまでの間。
陽が沈み、夜の帳が下り始めた街の路地で交わされる、少女と少女と会話の一幕。

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(街の明かりが灯り始め、家では夕餉の食卓が、酒場では威勢のいい笑い声が出始める時刻。
そんな街中の路地を、ごろごろ、ごろごろと手押し車の車輪の音が響く)
え、っと……ユエナさん、でよかったですか?
今日は……ありがとう、ございました。

お手伝い、してくれた分……お給金も、ちょっぴりだけど、分けたいですから。
お店まで、付いてきてくれると……嬉しい、です。
(商品が空になって軽くなった手押し車を押しながら、手伝ってくれた少女に声を掛ける。
前髪に隠れがちの目から覗き込むように見て、どんな子なのかと様子を伺いながら)
(一生懸命、手を添えて。手押し車を、お手伝い)

うん、お店まで…じゃ、なくて
あなたのそば、いる。
……お金も、ほしいけど、……少し、心配。

(褐色肌に蜂蜜のとろりとした甘い瞳、柔らかなピンク色の長い髪。
 けれど表情はおどおどとしたもので、随分と幼い。
 おどおどぎみなのは、お互い様かもしれないが。

 あ、あとシーツしか着てない。(最重要情報))
うん……ありがとう、ございます。
旅が一人じゃないの……心強い、です。
今日のお仕事も、ギルドで紹介してもらったもの……だから。
(お手伝いと温かい心配りに、小さく小さく微笑みを返す)

えっと……ユエナさんは、この世界の……人?
それとも、私みたいな……旅人(ウォーカー)ですか?
(シーツしか纏っていない姿を戸惑うように見ながら、文明と種族の坩堝たるこの世界で、指摘していい物なのかどうか悩み、ひとまずそれを受け入れている様子。
見た目の色合いは正反対だが、どこか似た気配を感じる相手の素性を、それとなく尋ねようと)
…ひとりは、イタイ、よね
……ユエナは、わかるから、…平気
ウィリアお姉ちゃん、お友達…できた?

ユエナは、スカイフェザー…っていう
羽、あるけど…

(ばさりとクロウタドリの地味な翼を背と耳から出して人化をとく、が
 シーツがめくれ上がり、見えそうで見えないやっぱりはいてない。)

ウォーカーも、にたような形…いるらしい、から
間違う事、あると思う。
…羽、地味だから売れないし、あんまりいいことない。

(再度、人化して…わかったことは身体に傷跡が多数ある事と
 ガリガリにやせ細っていたこと、やっぱりはいてない事。
 スカイフェザーであるという事。ぐらいだろうか。)
お友達……かは、分かりませんけど。言葉を交わせる、人……できました。
それに……ユエナさんも、そうですから、ね。

スカイフェザー……この世界の、純種の、人。
ウォーカーでも、翼のある人……いるだろうから。ぱっと見て、判断するの、難しいですね……。
でも……ユエナさんの、黒い翼。夜空の色……私、素敵だなって、思います。
(痩せ細り、傷跡だらけの姿に痛ましそうな表情を見せながら、それでもその漆黒の翼に素直に感心を示す)

……でも。あの、えっと……お腹。冷えたり、しませんか……?
(しかしやはり気になってきたのか、先程からちらちらと見えそうな危なっかしい格好に、めくれ上がったりして道行きすれ違う街人の視線がないか見回しながら、殊更小さな声でひっそりと告げる)
よかった……人、繋がりは、だいじ
いなくならない、ためにも………
ひとりぼっち、きらい。
ユエナには、お姉ちゃんとお兄ちゃんが居るから、いま、しあわせ。きっと。

純種…はじめて?
ほんとは……こんな色、でないはず、って…いわれた、けど
そういってくれた、なら
うれしい。
(ゆっくり、微笑んで。どういう生活かといわれれば、大体察しもつくかもしれない
 でも、今は。しあわせだと思う。)

おなか…からだ、ひえるけど
ずっと、こうだったから………?
(裸族―――!!
 シーツはきっとざんげちゃんの優しさです。)
初めてでは……ないけど。結構、純種の人だけでも……バラバラ、だから。
羽が生えていたり、全部動物の姿、だったり……判断するの、ちょっと難しかったり、します。
ユエナさんも、事情……えっと。何か……あるのかも、だけど。
いろんな人で、溢れてて……個性でいっぱい、だと思います。
私も、きっと……変わり者、ですからね。
(慣れない世界ながらも、こうして一人で過ごさずにいられて、少しずつ馴染んできたのか。
小さく目を細めて、この数奇な出会いにも好意的に捉えているようだ)

それは……ちょっと、良くない……ですね。
風邪、引いちゃったら……大変だし。何か、着るもの……あると、いいですね。
うん…ユエナも時々、わからない……から
みんながみんな、かわりもの。
運命座標点って、そういうひとばかり…かもね
(くすくす。とてもいい出会いだと、思っている。
 だれもいない、なにもない、自分に何かがある
 とても、とても、いい出会い。)

えっ……かぜ…?
う、うん…お兄ちゃんにかってもらう…
ウィリアお姉ちゃんにうつすと、よくないし……
(こくこく。…あれ?うつるの、かな?)
はい……賑やかで、新鮮で、見た目からして、皆違う人……ばかりで。
人と会うだけで、興味深いこと……いっぱいです。
特異運命座標……イレギュラーズ。この世界で、何をすれば……いいのか。
まだ……ふんわり、してますけど、ね。
(小さく小さく口角を上げて、少女に向けて微笑み返す。世界の事情はまだ上手く理解できていないが、取り敢えず生きていけばいいのなら、通じ合える相手がいる方が、日々も楽しいだろう)

私は……風邪とか、病気とか、あるのかな。ちょっと……分からない、ですね。
でも、用心は……しなくっちゃ。倒れちゃったら……旅も、できないし。
(危ういほど薄着な少女に対して、こちらはワンピースにケープ、手袋にタイツと肌の露出が顔だけという防備状態。そういう点でも正反対だと言える)
うん…いろんなかんがえ、いろんなひと
ひと、もじ、ほん、かぜ、そら
いろんなの……
すべきことは、たぶん、すぐに…わかると、思う
でも…せかいには、そまらないで、ね。
(このまま日々を楽しむままであってほしい、なんて、傲慢な願い)

おねえちゃんは…すごいね、ふくがいっぱい…?
かぜひいたら、おやすみできるように、おしごと…ユエナ、ふやしてみる、から。
おうちにつれてきてもいい、って、おにいちゃんもいってたし…
(こくこく、頷き。
 薬をかうぐらいのお金は…常に持っていたい。手の平には何もない。
 しっかりと、稼がないと。働かないで稼ぐ方法についても、教わったから。)
多分……私は、私ですよ。
何をすれば、いいかは……分からなくても。
やらなくっちゃ、いけないって思うことは……ちゃんと、ありますから。

召喚、された時には……この服だったから。多分、記憶をなくす前の……格好。
はい……少しずつ、お金も稼いで。行きたいところに、行けるように……なりたいです。
あ、でも……そこまで、根を詰めて、働かなくっても。
ふんわり……旅が、していけるくらい、あれば。くらいに……思ってます。
(あまり物欲には薄いのか、根が風来坊なのか。もちろん蓄えも必要だが、やはり本懐は旅をする事にあるのだろう)

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