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ギルドスレッド

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彷徨の日々

そこは例えば 行商の帰り道

先の賑わいを見せた、イレギュラーズ達の一連のオリエンテーション。
街のとある広場で幽焔の少女もまた不慣れな日雇いの行商を行い、これを無事に終えた。
売上も上々好調、お陰で当面の旅の路銀は確保できただろう。

しかし、予想外の出来事も起きた。
まさか仕事を手伝ってくれる人がいるとは思わず、奇妙な縁ができた。

これは行商を終えた後、雇われた店に戻るまでの間。
陽が沈み、夜の帳が下り始めた街の路地で交わされる、少女と少女と会話の一幕。

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多分……私は、私ですよ。
何をすれば、いいかは……分からなくても。
やらなくっちゃ、いけないって思うことは……ちゃんと、ありますから。

召喚、された時には……この服だったから。多分、記憶をなくす前の……格好。
はい……少しずつ、お金も稼いで。行きたいところに、行けるように……なりたいです。
あ、でも……そこまで、根を詰めて、働かなくっても。
ふんわり……旅が、していけるくらい、あれば。くらいに……思ってます。
(あまり物欲には薄いのか、根が風来坊なのか。もちろん蓄えも必要だが、やはり本懐は旅をする事にあるのだろう)

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