PandoraPartyProject

シナリオ詳細

こいこい秋生まれ

完了

参加者 : 21 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●ショッピングモール「バハムートサーカス」へようこそ!
 練達に数あるショッピングモールの中でも規模の大きさとショップの多彩さは、さながら希望だけが詰まったパンドラの箱!
 なんとモールの全長、1km、端から端まで歩くだけで楽しめます。また、筒状に作られているため、フロアは先が見通せず、一歩進む毎に新しいお店と発見があなたを待っています。
 地下一階の食品売り場には旅人たちのアイデアが寄せ集められた数々の美味な食材や惣菜が並んでいます。未知の味と巡り会える可能性大! 各国から輸入された食材の新鮮さは折り紙付き。試食だって楽しめます。
 一階はお得な100GOLDショップを筆頭にメンズ、レディース、子供服、小物やインテリア、そして練達製の最新家電がそろっています。すべての商品は5年保証付き。保証期間内ならいつでも無料で修理返品交換可能です。
 二階には各国のハイブランドを集めました。歴史と高品質を誇る老舗が軒を連ねる様は壮観の一言。品揃えの豊富さにも定評があります。さらに旅人たちが故郷をしのんで作った珍しい作品も数多く並べられています。ここでしか手に入らない掘り出し物を探してみるのはいかがでしょう?
 三階は美食の宝庫、レストラン街。気軽なカフェから本格レストラン、バーガーショップ、自家焙煎コーヒーとステンドグラスが売り物の純喫茶、生演奏が楽しめるバー、ありとあらゆるお酒を1時間飲み放題のドリンクバイキング! どうぞおなかがパンパンになるまでお楽しみください(※アルコールを提供する際に年齢確認をさせていただきます。また、レストランにのみドレスコードがございます、襟のある服と靴で起こしください。Tシャツ、サンダルはご遠慮ください)。
 屋上ではプールがございます。外は寒いですが、練達のドームシティは気温・湿度ともに快適。下の階で買った水着を早速披露してみるのも一興です。
 毎日がエキサイティングな「バハムートサーカス」は、従業員一同、お客様のお越しをお待ちしております!

●というわけでね
「練達の「バハムートサーカス」っていうショッピングモールが、モニターを募集しているよ」
『黒猫の』ショウ(p3n000005)はパンフレットを揺らしながらあなたへそう言った。
「観光がてら行ってみるといいんじゃないかな。気に入ったものがあったら買うといいよ。二階のハイブランドフロアはウィンドウショッピングだけにしておくのをオススメするけれどね。ま、それでも心を引きつけられてしまうのがブランドのブランドたるゆえんだけど」
 と、ショウは楽しげに笑った。
「ちなみに秋生まれ、つまり9・10・11月生まれの人にはちょっとしたサービスがあるらしいよ。お得だね」
 じゃあ報告待ってるよ、とショウはあなたにパンフレットを渡した。

GMコメント

みどりです。お誕生日イベシナです。
秋生まれの方、それをお祝いしたい方、ただ単に遊びたい方、どなたも歓迎いたします。

書式
一行目:同行者タグ(ない場合は適当にまぜくります。独りでの描写をご希望の方は【ソロ】とご記入ください)
二行目:行き先タグ
三行目:プレイング

行動タグと主な施設
【地1】食品売り場 惣菜やお弁当や試食も扱ってるよ
【1F】服飾・雑貨・インテリア・100GOLDショップ
【2F】ハイブランド品や異世界の品々
【3F】レストラン街 アルコールは20歳以上、アンノウンは自己申告だよ
【屋上】プールがあるよ

  • こいこい秋生まれ完了
  • GM名赤白みどり
  • 種別イベントシナリオ
  • 難易度VERYEASY
  • 冒険終了日時2019年12月19日 22時05分
  • 参加人数21/∞人
  • 相談7日
  • 参加費50RC

参加者 : 21 人

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

参加者一覧(21人)

ヨタカ・アストラルノヴァ(p3p000155)
小鳥の翼
ポテト=アークライト(p3p000294)
ハニーゴールドの温もり
リゲル=アークライト(p3p000442)
白獅子剛剣
武器商人(p3p001107)
闇之雲
ウィリアム・M・アステリズム(p3p001243)
星に願いを
マルク・シリング(p3p001309)
アルテミア・フィルティス(p3p001981)
銀青の戦乙女
マカライト・ヴェンデッタ・カロメロス(p3p002007)
かくて我、此処に在り
ニーニア・リーカー(p3p002058)
辻ポストガール
ブーケ ガルニ(p3p002361)
兎身創痍
ヒィロ=エヒト(p3p002503)
咲く笑顔
クーア・ミューゼル(p3p003529)
めいど・あ・ふぁいあ
藤野 蛍(p3p003861)
二人でひとつ
アーリア・スピリッツ(p3p004400)
キールで乾杯
桜咲 珠緒(p3p004426)
二人でひとつ
新田 寛治(p3p005073)
ファンドマネージャ
美咲・マクスウェル(p3p005192)
紫緋の一撃
リナリナ(p3p006258)
ウィリアム・ハーヴェイ・ウォルターズ(p3p006562)
魔風の主
ハンナ・シャロン(p3p007137)
殴り系幻想種
ウィズィ ニャ ラァム(p3p007371)
私の航海誌

リプレイ

「ドドスコうどんって何だ? ウマイのか? 食ったらレストラン入れる教わった!」
 そう警備員へ向かって力説しているのは10/11生まれのリナリナ。彼女の目は本気だ。ドドスコうどんが何かなんて、警備員の方こそ聞きたかった。
「えーと、うどん屋ならモールを出てまっすぐ行って右ですよ、お嬢ちゃん」
「わかった! ありがとな、おっちゃん!」
 リナリナは大喜びで外へ飛び出していった。
(ドドスコうどん、ドドスコうどんねえ……)
 警備員はしばらく物思いにふけり、はっとした。
(ドレスコードのことか!)
 あわててリナリナを追いかけたけど、もう居ない。彼女の冒険はこれからだ!

「いってきまーす、シャハル」
「はいはい、楽しんでおいで」
 双子の妹ハンナを見送ったウィリアム(幻想種のほう・10/31生)は、ハイブランドフロアへ向かった。
 落ち着いた雰囲気だが華やかな2F。並んだ商品たちは今を盛りと競って咲く花々のようだ。
 ふと興味を惹かれたのは異世界の産物。
(なんだろう、機械なのかな? 魔力濃度調査計…へえ、便利そう。いくらなんだろ、うっ!!)
 ウィリアムは値段の壁に弾かれた。普通の店ならこれひとつ売れるだけで一年は安泰というレベルだ。秋生まれは一割引きらしいが、それにしたってさすがに……。
 ひとまず端から端まで見て回ることにした。
「時間はたっぷりあるけれど、此処もかなりの広さだから頑張って歩かないとね」

(良いものを見て、学ぶことは大事やんな。目も、耳も、舌も、教養も肥やしておくほうがええ)
 と、思ってやってきた2F。9/15に生まれたブーケは商品の質の良さに驚いていた。
(はあ、世の中はまだまだ広いねんな。これは勉強になるわぁ)
 海洋ブランドの店先には、和を感じさせる小物の数々。ブーケはつい足を止めた。
(俺ん家のギルドハウス、最近お客さんが来てくれるようになったし、茶器や黒文字も揃えんとなぁ。あ、この懐紙は押し花が漉き入れてあってかいらしねぇ)
「お客様、よろしければ奥へどうぞ」
「あ、すんまへん、おおきに!」
 ブーケはそそくさと店から離れた。
(危ない、危ない。衝動買いしかけよった。下で饅頭でも買って帰ろかなぁ)

「はいぶらんどというのは、お高い品のことなのですね」
 珠緒がオッドアイをまんまるにして商品へ見入っている。
「そうねえ、さすがのお値段ねー」
 どうかするとよろけたりつまづいたりしちゃいそうな珠緒。手をつないで保護しているのは蛍。11/11の生まれだ。1が4つ。誕生日まで委員長している。
「珠緒さん、心惹かれるものあった?」
「すごいものばかりですが、なかなか……」
 なんて会話を交わしながら進んでいるうちに珠緒の足が止まった。
(何か見つけたかな?)
 蛍は珠緒へ寄り添うようにその視線の先を見つめた。そこへ並んでいるのは柔らかそうなミトンの数々。淡く染め抜かれた色違いがずらりと並んでいて、まるで花畑。店員が微笑んで試着を勧める。珠緒がそっと触れてみた。
「ふわふわでさらっとして……。驚きました。普通のものとこんなに感触が違うなんて」
「織物の素材が違うのかしら。もふもふで艷やか、肌触りもなめらかで気持ちいい。ねぇ珠緒さん、これお揃いで買わない? 冬だもの、きっと重宝すると思うのよ」
 珠緒の頭に暖かな光景が浮かんだ。このミトンに包まれた蛍の手が髪や頬を撫でてくれたら……。
「では、思い切ってこちらをいただきましょう」
 秋生まれは一割引き。店員は特別に珠緒の分まで引いてくれた。
「蛍さん、ぷれぜんとです、あれ」
「あはは。同じこと考えてたみたいね」
 二人とも、袋には贈り物用のリボンがかけられていた。

 屋上行きのエレベーターから一歩出たハンナは歓声をあげた。
「わぁ……! 本当にプールですね! しかも寒くないです! ウィズィニャラァム様、一緒に来てくれてありがとうございます!」
 ハンナが隣のウィズィを振り返ると、彼女はリボンのかかった袋をハンナへ差し出した。
「お姉さんからのプレゼントです! この水着で一緒に泳ぎましょう!」
「ええっ、うれしいです! ではありがたくちょうだいします」
 ふたりは更衣室へ入った。
「着替え終わりました?」
「OKです、ハンナさん。いっせーのーで……」
 ほいっと更衣室から飛び出したふたり。
 ハンナはオレンジのギンガムチェック柄スカート付きビキニ、元気さと愛くるしさが絶妙なバランス。ウィズィは黒のレース付きビキニ、大人っぽい魅力が無駄のない肉体を輝かせている。
「ふ、ふわぁ……すごい、あの、腹筋、触ってみてもいいですか?」
「どうぞ」
 ウィズィが下腹に力を込める。肌の下に隠れていたシックスパックが浮き出てきた。ハンナはそれにぺたりと触れ目を輝かせる。
「私も、もっと鍛えなきゃ!」
(いやいや、ハンナさんもすごいですよ、胸とか、ぱふぱふしてもらいた……落ち着け私!)
 ウィズィは必死で邪念を振り払った。
「それじゃ、ビーチボールで遊びますか」
「はーい!」
 ほどよく遊び疲れたところへ秋生まれサービスの南国風ドリンクをもらったハンナは、それをウィズィと半分こした。

「うっわあ、もうどこから回ったらいいのこれ? いやいや、この程度の店舗数で混乱してちゃ郵便屋さんの名が泣いちゃう。がんばれ僕!」
 9/4生まれのニーニアは、1Fで大量のブティック相手に戦闘態勢。
(最近メイクを教わったりして女子力UPを頑張ってるんだよね。この機会にファッションにもチャレンジしちゃおうっと!)
 目指すは「大人の女」。身長がすこしばかり気になるけれど、そんなの高めのパンプスでごまかしちゃえばいいのだ。きれいめカジュアルのお店を見かけてマネキンをガン見。ロングのAラインハイウェストスカート。トップはシンプル、アクセサリーで差をつけて。
(こういうのもあるんだなー)

「気付けば21歳か……家を出てからもう、5年も経ったんだな」
 レストラン街でそう嘆息するマルク。こつりと、足音が聞こえた。
「あなたも21なの?」
 振り向くとそこに立っていたのは銀髪の女騎士。
「私はアルテミア。11/16が誕生日なの」
「マルクだよ。同じ11月生まれだね、僕は22日」
「奇遇ね。よかったら一緒にスイーツなんていかがかしら」
「ありがとう、ご一緒させてもらうよ」
 お店に入ったマルクはアルテミアの旺盛な食欲にちょっとびっくりした。ムースにクレープ、パンケーキ、アイス。楚々とした仕草で、ぺろりとたいらげていく。
「胸焼けしない?」
「甘いの大好きなの」
 アルテミアが机上のタブレットからメニューを呼び出す。
「本日のおすすめ、無重力パフェ。お二人様以上限定」
「面白そうだし頼んでみようか」
 運ばれてきたそれは、生クリームの小惑星。ちょうど目の前の高さでふわふわと。
「浮いてる……」
「これどうやって食べるのかしら? こう?」
 アルテミアがフォークを突き刺し、一口削り取った。反動でパフェは向かいのマルクへ向かってゆっくり移動していく。
「おっと」
 マルクがフォークで止め、一口分取った。今度は反対側のアルテミアのところへふわゆらり。
「なるほど、食べるたびに動き回るから、二人以上で分けっこしないといけないんだね」
「練達らしいわ」
 そのあと店を出たふたりはバーへ足を伸ばし、ワインで乾杯して生演奏を楽しんだ。

 ヒィロは9/9生まれ。美咲は10/28生まれ。
 秋生まれの二人が集まってするのは? そう、お誕生日会!
 秋生まれ特権をフルに活かし、ドレスを選び、プレゼントを購入。レストランの個室へ入ればそこは二人の世界。
「美咲さーん、お料理、すごくおいしいよぉ~」
「ヒィロったらふにゃふにゃじゃない。まだデザートだってあるのに」
 だけどそんなヒィロがかわいくて、美咲もつられて笑顔になる。
 食後のお茶をいただくと、美咲は切り出した。
「お誕生日おめでとうヒィロ。これは、私からのプレゼント」
 差し出されたのは色鉛筆のセットと愛らしい装丁の日記帳。
「あちこち行って、心のまま楽しんで。自由なヒィロはとっても魅力的だよ。思い出はこれに記録すれば、何度でも楽しめるからね」
「ありがとう、美咲さんとの楽しい思い出、いーっぱい書くよ! それじゃボクからも、お誕生日おめでとー! 美咲さんが生まれてきてくれたことに、心からの感謝を込めて!」
 お返しは爽やかな空色に虹が描かれたレターセット」
「美咲さんの瞳みたいに綺麗で素敵な未来へと架かる虹に、大切な気持ちを託して送れるように……。空はすっごく広いんだもん。きっと美咲さんだけの虹が見つかるよね! もしできるなら、ボクもいっしょに見てみたい!」
「ありがとう……」
 レターセットは使ってこそのものだけど、少しもったいなく思う。
「それじゃあ、もう一度」
「うん、カンパーイ!」

 武器商人と差し向かいで、9/21が誕生日のヨタカはグラスを空にした。幸せそうな吐息が漏れる。
「……酒はいい。音楽に行き詰まった時…気分を高めたい時…眠れない時……。酒はいつも俺を慰撫してくれる…。」
「連れてきたかいがあったというものだよ」
 向かいの武器商人が白酒をちびりちびりとやりながら優しげな瞳で所有物(ことり)を見やる。
 二人は机の上の店内マップをながめた。
「勢いで…近くにある酒ばかり持ってきてしまったけれど……。こうして見ると本当に沢山あって、どれから飲めばいいか…。」
「小鳥の好きなワインはこの辺だねえ。ブランデーやバーボンはこっち。この一角にはフルーツリキュールがそろってる。カクテルや水割り用のジュースや炭酸水もあるねえ。つまみがほしけりゃ、こっちのフードカウンターだ」
「どれからにしようか…。贅沢な悩みだ……。最高の誕生日…かも…。」
「ん?」
 入り口へ目をやった武器商人が軽く顔をしかめた。
「……小鳥、悪いことは言わないから飲んでみたいものから早めにお頼み。一時間経たずに無くなるかもしれないから」

 団体さんが入ってきた。
「あーりあすぴりっつ10/1生まれ26さぁい! 秋生まれのお祝い場所がまさかこぉんなに素敵な場所なんて……! 嬉しくてもういっぱいやってきちゃったわぁ~!」
 そう高らかに宣言する彼女の髪は深い琥珀から黄金のグラデーション。既にへべれけ。
「もう誕生日を喜べる歳でもないのですが、1時間飲み放題のお話は、ありがたいですね。ワインリストをいただけますか」
 眼鏡のブリッジを押し上げるのは9/28生まれの寛治。
「祝っていただけると聞いてきたのです! ……ええ、一応秋生まれなのです」
 11/6が製造日のクーア。今日も焦げている。
「俺は未成年だからジュースでも。あるのか?」
 店内を見回すウィリアム(魔法使いのほう・11/20生)。
 そして彼らを祝うためにやってきたリゲルとポテト。
「みんな秋生まれなのか。いくつになっても誕生日とは良いものだ。この先もまた幸せが訪れるよう」
「四人とも誕生日おめでとう」
 席についた四人へ、リゲルとポテトはモールで買い求めたプレゼントを渡した。リゲルはダリアの花束を騎士の儀礼に則って。ポテトはアーリアへマニキュアを、ウィリアムへは星をモチーフにした小物入れ。寛治へは店員おすすめの日本酒。クーアへは小さな鈴のついたイヤリング。二人は四人のために給仕として振る舞う。
「クーア、スクリュードライバー、おまたせ。リクエスト通りウォッカ多めだ」
「ポテトさん感謝です。ええ、度数高めがマイフェイバリットなのです。たまには人に給仕してもらうというのも新鮮ですね。ほら私メイドですから」
「それでは皆さんお揃いということで、乾杯いたしましょう」
 寛治が音頭を取りグラスが高く掲げられ、いよいよルール無用の飲み会が始まった。

 酔いも深まった頃。
「ポテトちゃーん。おねーさん特製カクテル飲んでみて♪」
 にこにこ顔でアーリアが迫る。
「は? いや、たしかに、私は年齢というか、歳月的には問題ないが、しかし」
「ならいいじゃない!」
 ポテトはアーリアから強引にグラスを押し付けられた。きつい酒精の薫りが鼻を突く。
(これは、相当に強い酒なのでは? しかし受け取ってしまったものを突き返すのは礼にもとるとお義母様が……ええい、ままよ!)
 ポテトはグラスに口をつけ、一気に飲み干した。
「おいしい、もう一杯」
「そうこなくっちゃ! はーい、どんどん召し上がれ~」
 ウィリアムが眉を寄せてアーリアへ囁く。
(何を飲ませているんだ?)
(ジンとウォッカのウイスキー割り)
(えぐいな)
 二杯、三杯、ポテトの瞳がとろんとなる。リゲルが慌てて近寄った。
「そんなにハイペースで飲んでだいじょうぶか、ポテト」
「問題ない。リゲルは世界一だ」
 なんですと?
「顔もいいし精悍だし、今もタキシードがよく似合っている。だが本当にいいのは見た目じゃない。性格だ。凛々しく、勇敢で、どんな苦境にも立ち向かっていく。まさに騎士道精神の塊」
「落ち着けポテト! やめるんだ! なんかいたたまれない!」
 焦るリゲルの背を誰かがぽんと叩いた。振り返ると寛治が悪いオトナの笑みを浮かべていた。
「何故止めるんです? 奥様の本音を知るいい機会ではないですか」
「いやさすがにこれは……」
「リゲルは真面目で嘘がつけなくて、ちょっと頑固だけど、そこもいい。リゲルは世界一だ。あ、でもあげないぞ、リゲルは私のものだからな?」
「ポテト、頼むから黙ってくれ、頼む!」
 リゲルの必死の叫びにも関わらず、ポテトは乙女の瞳で語っている。
「いいかげんにしろ! あと世界一は俺じゃなくてポテトだ!」
「なんだって?」
 ポテトが怪訝そうな顔をする。

 クーアはニヤニヤ笑いながら酒を口に含んだ。
「おっと、リゲルさん反撃に出ましたね。どう思います、解説のウィリアムさん」
「リゲル選手、やや不利かな。なにせ彼は俺と同じくしらふだから」
「うふふふ、酔っぱらいVSしらふ、のろけ一本勝負ファイッ!」
 アーリアが何度目かわからない乾杯を掲げる。

「リゲルの背中を守ることこそ私の使命だ!」
「ポテトこそ家事も冒険もよくやってくれて俺はいつも感謝している!」
「リゲルが私の料理を美味しいと頬張ってくれると胸が躍る!」
「俺だって家に帰ってポテトが出迎えてくれると一日の疲れが吹き飛ぶ!」
「リゲルは最高にかっこいい!」
「ポテトは最強に可愛い!」
「ゆずれない! 世界一はリゲルだ!」
「いいや、ポテトこそ世界一だ!」

「リゲルさん、エンジンかかってきましたね」
「この勝負、先が見えなくなってきたな」

「どっちが勝つか賭けないかい、我(アタシ)の小鳥?」
「……それより、しょうにん、ちゅーしてほしい……。」
「はいはい、あまえたさん。ここかい?」
「額でなくて……。」
「こっちかな?」
「頬でもなくて……!」

「おや、あっちでも場外乱闘が。このグダグダっぷり、これでこそ飲み会というものです」
「最高のおつまみが揃ってるわねえ~! ガンガン飲むわよおー!」



「……ん?」
 ポテトはリゲルの背中で目を覚ました。前方を色々買い込んでごきげんなマカライトが歩いている。頭が痛い。アーリアのカクテルを飲んだところまでは覚えているのだが。
「ああ、起きたかポテト。すまないが今後は人前で深酒はやめてほしい。飲みたい気分になったら言ってくれ。二人きりの時間を取るから。俺からはそれだけだ」
(リゲルが言葉を濁すなんて、私はよっぽどやらかしたに違いない……!)
 ポテトは記憶のない自分を呪った。

成否

成功

MVP

ニーニア・リーカー(p3p002058)
辻ポストガール

状態異常

なし

あとがき

秋生まれおめでとうございます、皆さん。
今年もまた秋はすごい勢いで去っていきましたが、ぽかぽかあったかいリプレイにほっこりしました。

MVPはオトナかわいいを目指すあなたに。
称号「すてきな旦那様」「かわいい奥様」「星空の魔法使い」「本日もこげこげなり」「だって酒好きなんだもの」「幹事は任せろ」「一歩一歩進む」「甘いの大好き」「つよレズ」「殴り系幻想種」「和物好き」「のんびりやさん」「エブリデイ大冒険」「仲良し」「いつもいっしょ」「甘えたさん」「愛するということは」を発行してます。ご査収ください。

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