再現性沖縄20XX：沖縄大決戦！～全飯王の塔～

オープニング

●再現性沖縄とは
　そこはまるで……《沖縄》であった。
　練達の一区画に存在する再現性沖縄。さらにその一区画には翔波と呼ばれる地域が存在する。
　それは異世界『地球』よりこの世界に召喚された人々の言う《沖縄》を何か凄い勘違いして、「大体こんな感じだろう」というイメージで出来上がった魔境である。
　沖縄にはあらゆる夢がある。沖縄は食べ物が美味しい。
　そんなイメージを植え付けられた料理人たちは「沖縄こそは料理人に約束されし聖地である」と思い込み、事実翔波ではあらゆる食材が手に入る。
　そして全ての物事は料理でのみ解決され、あらゆる暴力は此処では排除される。
　料理こそ全て。料理が世界を救う。
　火と油、水と調味料に囲まれた世界こそ我が人生……それに気付かないなど料理人として愚かだし何なら皿洗いからやり直せばいい出直してこいやド素人が……その境地に至らなければ料理人としては未熟に過ぎ、究極の一皿になど永遠に届きはしない。だからこそ、街は今日も料理バトルの音が鳴り響いているのであった。

●全飯王の塔
　沖縄は料理人の町である。あらゆる全てが料理で解決し、たとえ何者であろうとそのルールから逃れることはない。
　しかし料理人であるからこそ、恐れるものはある。
　それがあらゆる料理を極めたとされる全飯王である。
　全飯王は大きな塔を打ち立て、その上から見える素晴らしい景色を売りにしたオープンキッチンで人々を楽しませたという。
　おっと、全剣王とは関係ないし内緒だぞ！
「えーと、まさか」
「そのまさかじゃ」
　『妖精■■として』サイズ（p3p000319）に何でも知ってそうな老人はそう頷いた。
「最近世界を覆う暗い感情や救いを求める心に刺激されたのか、全飯王の塔が沖縄に現れたのじゃ！」
　なるほど、確かにガラス張りの綺麗な塔が海岸沿いに出来ている。３階建てくらいの高さでエレベーターがついている……一番上がレストランなのだろうか？
「勿論、あの全飯王は本物ではない……今の世界を覆う悪しき影響で現れたクッキングモンスターじゃ！」
　本物の全飯王であれば……えーと、何をしたかは分からないがきっとこんなことはしなかったに違いない。
　知らないけど。たぶんそうじゃないかな。とにかく沖縄が全飯王に支配されてしまう危機なのだ！
「とはいえ、全飯王はあらゆる料理を作れるという……儂らでは敵わん。選ばれし料理人よ！　仲間を集め全飯王を倒すのじゃ！」
　幸いにも全飯王の塔はいつでもエレベーターで最上階までいけるし、いつでも挑戦者を待っている。
　もしサイズたちが負けてしまえば、再現性沖縄は全飯王の支配する場所へとなり果ててしまうだろう。
　そんなことを許すわけにはいかない。料理バトルが毎分毎秒発生しているのが再現性沖縄なのだし、その混沌が生み出す独創力の火を消すわけにはいかない。
　そう、これはまさに再現性沖縄最大の危機。料理界の未来を占う最終決戦なのだ……！

参加者 : 8 人

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参加者一覧（8人）

リプレイ

●対決、全飯王！（前編）
「まあ、その、何だ？　どう考えても、ツッコミ待ちだろう、この塔？　……等と、解っていても、敢えてツッコミはしないが」
　大きな溜息をつくのは『特異運命座標』陰房・一嘉（p3p010848）だ。
　しかし全剣王の塔とかいう真面目なアレとは一切関係ないのであらかじめご承知おきください。
　ここはあくまで全飯王の塔である。凄い綺麗なスカイレストランである。ヨシ！
「それはともかくとしてだ。最終戦ともなれば、幾らトンチキとは言え、ノリと勢いだけで、押し勝てる相手でもあるまい。沖縄料理対決、気を引き締めて挑ませて貰おう」
　そう、一嘉は決して油断などしない。だから今回の料理にも誠実である。
「今回作る料理は、ラフテーだ」
　ラフテーは再現性沖縄でも有名な料理の１つだ。その沖縄パワーは決してチャンプルーに負けていないし、がっつりお肉の素敵な料理だ。
「調理の際、時短の為に、圧力鍋を使う。本来なら、4、5時間かけて、じっくり煮込みたいが……流石に、勝負の場で、時間が掛かり過ぎるて待たせるのは、相手に失礼だからな」
　そういったものを使えるのは流石練達であり再現性沖縄……といったところだろう。
「豚肉は、アグー豚のものを使う……しかし、幾ら再現性沖縄とは言え、異世界の豚を再現できるのは、幾ら何でもおかしくないか?
とは、ツッコムまい。迷いや雑念は、包丁や味付けに出る。ツッコミとかせず、調理に集中だ」
　そう、こういうのは考えたら負けだ。
「まず、アグー豚のバラ三枚肉を、直火で軽く炙って、旨味を閉じ込める準備だ。炙ったら、皮部分をしっりと炙る。さっと熱湯に通してから、昆布出汁を沸かした厚手鍋に肉と青ネギ、生姜を入れ、アクをすくいながら1時間程、茹でる。茹でたら、青ネギ、生姜を取り除いて、茹で汁ごと冷ましたら、肉を5cm角程に切り分る。圧力鍋に、肉とゆで汁、鰹出汁、泡盛を加え、弱火に30分かける。火を止め、黒砂糖を加えてから30分間煮込み、そこから醤油を加えて一時間煮る。皮が箸で切れる柔らかさになったら、完成だ。待たせたな、全飯王。それでは、尋常に勝負だ」
　そして『鉄帝神輿祭り2023最優秀料理人』御子神・天狐（p3p009798）も、しっかりと準備を整えている。
「ほぉーう、全飯王？　随分と大層な名を冠しているではないか。しかしこう、なんというか、アレじゃな……。デザイナーズマンションみたいな塔じゃな、コレ。沖縄に建てて大丈夫かえ？？？　床とか壁とか備品とか焼けない？」
　ガラス張りの建物の維持は大変だからね。
「まぁそれは置いておいて……料理とは自由であらねばならない！　それを邪魔するというのであれば、その身に美味の2文字を刻み込んでくれる！　いくぞ全飯王！！　沖縄！！　これが究極のコラボレーションじゃ！！」
　そんな天狐が作るのは、まさに沖縄の魂だ。
「ワシが創るのは！　そう！　サーターアンダギー！！　だがしかし、使うのは！！　うどん粉！！　超合体技！　天を穿つサーターアンダギータワーに参戦じゃ！！」
　なんと。確かにうどん粉を使うドーナツは練達の歴史の中でも存在したと伝説には語られている。それを今復活させようというのだろうか？　その手つきには、一切の迷いがない……！
「うどんのもっちり感、そして外側のサクサク感！　このやみつきの食感こそが最大の武器！　泣く子も笑う美味しさの香川と沖縄のコラボレーションじゃ！　黒糖をタワーにまんべんなく塗っていくぞい！！　更に『太陽の手』の効果でサーターアンダギータワーを神々しく光らせる！！　派手なエフェクトを迸らせていけ！！　さぁおあがりよ！　究極絶頂の最高美味！　完全無欠のカロリー爆弾を喰らうがいい！！」
　さて、『妖精■■として』サイズ（p3p000319）はどうだろうか？　此方も沖縄にかける想いでは負けていない。
「最後の料理か……沖縄にはかなり世話になったな。15回……か」
　なんとも凄まじいものだ。生粋の再現性沖縄の料理人といってもいいほどだ。
「果たして混沌に来てから依頼で鍛冶の使用回数は何回だったのやら……少なくとも料理より少ないとは思いたくない……」
　その辺りの現実を知るか否かはサイズに委ねられているが、とにかく調理である。
「まあ、最後に作るのはこれかな。カボチャのスープと野菜カレーだ。本当はスープは冷たくするべきなんだが……今回は時期を合わせて暖かくする。まあ、これを作る理由は分かる人が分かればいいや。後は余裕があればのパンケーキを作るか、今なら3つ作れるはずだ、これは愛する花嫁用だ、バトル用じゃないし、包んで帰る」
　なんと、すでに帰ったあとのことも考えているようだ。
「まずは鑑定眼が野菜の質をしっかりと選別して良い野菜を捜索する、美味しいスパイスも忘れずにな。後はパンケーキに使う小麦粉とメープルシロップを調達して行こう。その後は再現性沖縄の料理道具セットで料理をしよう。でもまあせっかくだ鍛冶スキルで包丁を研いでおこう」
　ここで鍛冶師要素を入れていくサイズだが、やっぱりちょっと心配だったのかもしれない。
「今ならファーマシーと錬金術知識でよりいいカレースパイスの配合が出来るはずだ。後はアイアンハンドの技量や大量の非戦スキルで適切に切って煮込むだけ……。あの時とは違って非戦スキル増えたから美味しくなっているよ、カレーとスープの完成と。パンケーキは最後に丁寧に焼いていくよ、花嫁に食べさせる物だ、妥協は出来ない」
　大分余裕のある調理風景だが、実に慣れている料理人のものである。鍛冶師だけども。
　『灰雪に舞う翼』アクセル・ソート・エクシル（p3p000649）も塔からの風景が気になるようではあったが、しっかりと気を引き締めていた。
「いよいよこの再現性沖縄での戦いも最終決戦かあ……本当に最後？　ともあれ、気を引きしめていくよー！　あ、景色きれい」
　いや、やっぱりちょっと気が散っているが、料理に関しては真面目だ。ソウルオブガストロリッターで料理スキルを使えるようにして、うまくいけば攻撃（採取）対象に食材適性を付与できるようにするのも忘れてはいない。
「オイラが作るのは沖縄そばだね。沖縄と言えば、で出てきたのがこれ！　あまり濃くない、薄めの味付けにして次の料理につながるようにもするよ。麺類として主食にもできるし、汁物でもあるから料理の間に一息つかせることもできるし」
　なるほど、沖縄そばもまた立派な郷土料理だ。
「まずは上に乗せる角煮から。ラフテーにしたいけど堂々と名乗るにはちょっと手間がかかるからあくまで角煮として。豚肉の樹から脂と肉のバランスがいいバラ肉部分をカット！　ネギやショウガの香味野菜で下茹でしてから圧力鍋でそこそこ柔らかくして、あとは煮汁をお酒とお醤油と黒砂糖に変えて弱火でコトコト煮込むね。煮込んでいる間に本体の麺とスープを用意するよ！　麵が面倒だからそのへんに生えてないかな……」
　探せば見つかるのが沖縄だ。麺の茂みはすぐに見つかった。
「スープは豚骨を使ってあまり白濁しない程度に。あとは鰹節をバランスよく使って旨味をとりつついい匂いにするね。具は煮込んだバラ肉に、ネギにかまぼこ、紅ショウガ。透明スープと麺を背景に茶色、緑、白、赤ときれいな彩りだよ。出す順番はいつでもOK！　濃い味の料理の前か後ろ……でもいいけど、今回はあんまり強めの料理はなさそうだから定食みたいに一緒に出すのがいいかな？」
　そう、今日は皆の力作が並ぶ日だ。どの順番にするかは迷うところだろう……！

●対決、全飯王！（後編）
「再現性沖縄、まさに大決戦……だね！　僕も美味しいもの作るよー！」
「此度のテーマは沖縄料理──なるほど、再現性沖縄最大の危機に相応しい！　行くぞ、全飯王！　その腹、徹底的に満たしてくれるわ！」
　『【星空の友達】／不完全な願望器』ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン（p3p000916）はこの勝負の為に色々と準備をしてきていた。『陰陽式』仙狸厄狩 汰磨羈（p3p002831）も荒ぶるキャットのポーズでやる気十分だ。
「僕は元の沖縄を知らないけれど、色々調べてみたよ。美味い料理であればいいんだから、材料が沢山必要という訳ではないはず。
サーターアンダギーを作ってみるよ！」
「私が今回挑むテーマはデザートだ。沖縄のデザートといえば……そう、サーターアンダギー！　シンプルに、そしてド派手に行かせて貰おう！　サーターアンダギータワーでな！」
「サーターアンダギータワー……楽しそう……！　よーし僕もタワーの材料のサーターアンダギー作るよめっちゃ作るよー！　そしてタワー作成も手伝う！」
　なるほど、ヨゾラと汰磨羈はタッグを組むつもりであるようだ。協力して早速作り始めている。
「では、まずはサーターアンダギーを作って行こう。当然、非戦スキルの料理を活用してだ。ボウルに卵を入れ、砂糖とサラダ油を混ぜ合わせ……薄力粉とベーキングパウダーを加えて混ぜる！　そして、丸めて成型し、油へGO！　そう、これは基本に忠実なサーターアンダギーだ。さくっと美味しいシンプルな味。それを損なう訳にはいかぬからな」
「普通のサーターアンダギーだけだと飽きるかもだし色んな味のサーターアンダギーを沢山作るよ！　チョコ味やチーズ味、お芋味……イチゴ味とかもあっても良さそう。作って、崩れないよう・潰れないように積み上げる……頑張るよー！」
　そうして基本となるサーターアンダギーが出来上がっていけば、汰磨羈が目をキラリと光らせる。
「──本番はここからだ！！　二重らせんの土台をSET！　そこにサーターアンダギーを盛る！　沖縄の遺伝子よ、形となってその姿を現せ……！」
＼サーターアンダギータワー・Wスパイラルッ！！／
　汰磨羈がサーターアンダギーにつけるソース類を、土台の皿に入れていくが、なんとも種類が豊かだ。
「中央部には、沖縄の黒糖蜜を。外縁部には、チョコソース・キャラメルソース・蜂蜜・メイプルシロップ。きな粉もあるぞ……そう、目で楽しみ、シンプルなサーターアンダギーを楽しみ、そしてディップによるアレンジを楽しむ。これぞ、私が提供する沖縄デザート……！」
「これが全力の沖縄……全飯王の塔にも打ち勝てるサーターアンダギータワー！」
　天狐が発光させるサーターアンダギータワーをバックにしてポーズを取っているが、こうして２人の共同作業が出来上がる。
　その一方で『天義の聖女』スティア・エイル・ヴァークライト（p3p001034）もしっかりと料理に打ち込んでいる。
「全飯王って大層な名前だね。でもなんでも作れるっていうのは凄いかも！　勝ったらレシピとか貰えないかなー？　ダメかな？　真っ向勝負を挑むから！」
「フッ……私を倒したならば自然と得られるだろう」
　そういうことらしいので、スティアのやる気も自然と上がるというものだ。
「ってことで私はゴーヤチャンプルーを作るよ。最初は食材集めからスタートになるのかな？　豚肉の木とかあるのちょっと怖いんだけど……でも考えようによっては食材がいっぱいだから良いかもしれない。得意のスペシャルが出せるしね！」
　そう、再現性沖縄はそういうところに慣れさえすれば魅力の多い場所だ。
「苦味が少ないって聞いた白ゴーヤを探してみよう。美味しさの基準が何かわからないけど料理バトルなら万人受けしそうな方が良いよね！　後は卵、豚肉、ししとう、玉ねぎかな。できるだけ美味しそうな物を探そう！」
　そうして無事に食材が集まれば、調理開始である。
「苦味を取る為には下処理が大事！　まずは種とワタを一緒に取り除いて食べやすいサイズに切り揃えるね。次は塩と砂糖を混ぜ合わせた後、容器に入れたゴーヤにまんべんなく振って全体をかき混ぜる。そして10分程放置して、出てきた水分を捨てて下処理は完了！」
　なんとも手慣れている動きだ。これなら失敗はないだろう。
「ししとうと玉ねぎと豚肉を食べやすいサイズに切ったら卵の準備。溶き卵の用意が終わったらフライパンにごま油を引いて、豚肉と玉ねぎを炒めるね。火が通ったらゴーヤとししとうを入れる。また火が通ったら隠し味の秘伝のめんつゆと塩、コショウで味を整える……最後に溶き卵を流し入れて予熱でさっと焼き上げるね。盛り付けたら鰹節を振りかけて完成！　このスティア特性白ゴーヤチャンプルーで全飯王とバトルだー！　ところでどんな感じでバトルしたら良いんだろう？」
　全飯王にダメージが入ったら追撃のスティアスペシャルで無限おかわり攻撃を仕掛けるつもりのスティアに、『黒豚系オーク』ゴリョウ・クートン（p3p002081）はぶはははッ！　と笑う。
「ま、その辺はな。流れだ！」
　言いながらゴリョウも調理を始めている。
「何だかんだで世話になってた再現性沖縄でも大物が出てきやがるたぁなぁ。ぶはははッ、腕が鳴るぜぇ！」
　いつも通りのゴリョウではあるが、やる気は充分だ……！
「俺の今回の一品は、かつてこの地で作った最も印象深い米料理。クファジューシー（沖縄炊き込みご飯）だ！」
　なるほど、ゴリョウらしい料理と言えるだろう。
「豚肉、人参、ひじき、カマボコといった多種多様な具材を、豚のゆで汁と昆布出汁、椎茸の戻し汁と共に炊いた炊き込みご飯だ
柔らかくも奥深い濃厚な旨味を感じ、噛み締めるほどに沖縄の空気を感じる一品だ。汁物とか麺物とかおかず物といった他の料理とのシナジーもあるぜ。だがこいつの本質はそれだけじゃねぇ。今回、俺が使った食材はこの再現性沖縄における「その辺に生えている」食材じゃねぇ。この沖縄で育ち、生き、育て続けてきた農家や漁師、酪農家達から受け取った食材だ！　コツコツと積み重ねたコネクションを用い、時に同じ農業を嗜むものとして職人魂を共鳴させ、時に後光を瞬かせ、心を掴む交渉術を駆使して受け取った代物だ！」
　なんということか。ゴリョウはまさに再現性沖縄そのものでぶつかろうとしているのか。
「その辺で生え、唐突に現れる食材に立場こそ奪われているが、それでもめげず真面目に！　地道に！　誠実に！　この地を支え続けてきた一次産業の雄達が育てた食材たち！　これこそが沖縄の魂そのものだ！」
　素晴らしいことだ。まさにゴリョウならではといえるだろう。
「全飯王よ！　オメェさんは強い！　だがその強さに全一はねぇ！　多様さこそが料理の粋！　料理ってのはそういうもんだ！　オメェさんのチャンプルーとも相性良いんだぜ俺のジューシーは！」
　全飯王の豚肉チャンプルーも美味い。しかし、それでも負けているとは思えない。それは全飯王の表情が証明している。
「フ……いつの間にかこんな料理人たちが出てきていたとはな。私も過去のものということか……」
　全飯王が吹っ飛んで。全飯王の塔が大きく揺れ始める。
「全飯王の塔、カウントダウン……ってこれ爆発する奴ー！？」
　慌てて脱出したその直後。全飯王の塔が射出され、夜空で花火になる。
　それは、とても美しく……沖縄最後の戦いを彩る、美しいものであったのだ。

成否

成功

ＭＶＰ

状態異常

なし

あとがき

再現性沖縄、これにて完結です……！
ありがとうございました！