PandoraPartyProject

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決戦は続く

 R.O.O、ネクスト世界。正義国聖騎士たちは今、最大スピードで早馬を走らせていた。
 半ば使い潰すような感覚で、軍馬たちも全力で走り抜ける。あるいは軍馬たちもまた、本能的に気づいているのかもしれない。
 世界の危機を。そして、自分たちが運んでいるものが、世界の希望であるのだと。
「さぁ、行こう! 皆! 次の目的地は、翡翠国だ!」
 グレイ(p3x000395)がそう叫ぶのへ、聖騎士たちが、応! 鬨の声をあげる。
「翡翠国では、ピエロ、そしてパラディーゾ達が、俺達の前に立ちふさがっています……!」
 梨尾(p3x001701)がそう言う。翡翠国の混乱をもたらしていた、『バグ』であるピエロ……今や彼も、特異運命座標、そして翡翠国と伝承国の連合軍によって追い詰められつつある。あと一押し。そのための戦力が、今戦場に集結しつつある。
「敵はバグの一人じゃ。ふざけておるが、確かに強力……。
 ええい、先ほどデカブツを倒したばかりじゃというのに休めんとはな!
 ブラックか? ブラック職場じゃないのか!?」
 馬車の上、じたばたと足をばたつかせる玲(p3x006862)しばしじたばたとした後ぴょん、と飛び跳ねるや、
「じゃが、嘆いていても何も始まらんな! 終わったらちゃぁんとわらわをほめるんじゃぞ!」
「ふ……そうだな。皆が無事に、戦いが終わったら……騎士団をあげての祝宴をあげる事を、騎士団長に具申しよう」
 レオパルがが苦笑した。
「さて、特異運命座標たち。そして、この場に集った勇敢なる聖騎士たちよ!
 私から言えることは、もはや何もない。
 滅びに打ち勝ち、皆が生きて帰り、そして、共に分かち合おう! 平和を!」
『おお!』
 聖騎士たちが、特異運命座標たちが、声をあげる。
 その決意は一つ。世界を救う! その一点に!
「行きましょう……全てを、皆を救います!」
 シフォリィ(p3x000174)が静かに呟く。
 一行が見据える先には、未だ激闘の続く翡翠国の姿があった。
 次なる決戦の場。
 それは翡翠の名を冠した、幻想種たちの国――。

 ――正義国聖騎士部隊が、翡翠国の戦場を目指し進撃中です!
 ――<ダブルフォルト・エンバーミング>le voeu du clown……に、正義聖騎士達が向かっています!

これまでの再現性東京 / R.O.O

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