PandoraPartyProject

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<鳳圏戦忌憚>

●戦神は見ている
 ひとは何のために争うのか。
 民衆は何がために争いを始めるのか。
 国家は何ゆえに戦争をやめられぬのか。
 その答えは数多あれど、ある者はこう言う。
 ――人は戦いの中でしか、一つになれないのだよ。

 鳳圏からは『戦争終結』のために鬼楽への攻撃を。
 鬼楽からは『同胞への報い』のために鳳圏への攻撃を。
 伎庸からは『占領地奪還』のために軍および兵器工場への攻撃を。
 ローレットへ同時に舞い込んだ三つの組織からの異なる依頼は、ローレットの『中立的精神』によって平たく受諾されることとなった。
 かくして巻き起こるは、戦乱の炎。
 <鳳圏戦忌憚>の幕開けである。

TOPLOG

【第一回】鳳圏サイド・イントロダクション(clickで開く) 

【第一回】鬼楽サイド・イントロダクション(clickで開く) 

【第一回】伎庸サイド・イントロダクション(clickで開く) 

【第二回】鳳圏サイド・イントロダクション(clickで開く) 

【第二回】鬼楽サイド・イントロダクション(clickで開く) 

【第二回】伎庸サイド・イントロダクション(clickで開く) 

【最終回】さらば豊かなりし我が祖国

【最終回】我等が祖国のために

キャラクター紹介

鳳圏サイド

 鳳圏とはヴィーザル地方東部にある自称国家(ミクロネーション)である。
 旧日本軍めいた服装や装備が特徴。鳳王を頂点とした君主制を敷いており、最も力を持つのは鳳圏憲兵隊陸軍となる。
 昨今勢力を伸ばし周辺の土地を侵略、占領しつつある。
 徴兵制度のため鳳圏市民は実質『鳳圏憲兵隊陸軍』に所属している。
 ただし本当に戦力になるのはごく一部であり、一部の天才または秀才が戦況の要となりえる。
 ローレットへ依頼を行った榛名大佐は『戦争の終結』を目標としており、そのために鬼楽と伎庸を制圧することが必要と考えている。

『大佐』榛名 慶一
 顔に傷のある柔和な男性。しかし自他共に厳しく教育もスパルタ式。
 加賀直属の上司であり、加賀もまた強く彼を慕っている。
 逆に榛名大佐が加賀を大切に思っているかといえば、少々怪しいようだ……。
「国のために戦えるね?きみが誇り高い軍人ならば」

イラスト:houjoh
ボイス:スナックたえ子
『技術顧問』無黒木 楓
 黄泉軍計画の技術顧問にして鳳圏陸軍技術研究所の技術中将。
 昨今鳳圏が急激に勢力を伸ばした要因でもある『黄泉軍計画』を管理する人物。
 厳密には既に死亡しており、ある人物の手によって歪んだ命令をインプリントされたアンデッド『伊邪那岐型 甲式』モデルである。自らの人格や目的が歪められたものだと本人すらも気付いていない。
 伊佐波 コウこと『伊邪那美型 甲式』を生み出した人物であり、召喚によって一度失った姉の肉体を取り返そうともくろんでいる。
「もう一度あの笑顔を取り戻す為に、例え悪魔に魂を売ろうとも姉さんは僕が救う」

イラスト:函本マイロ
『中佐』橘 征史郎
 鳳圏憲兵隊陸軍中佐。比較的新参者でありながら、戦果を挙げまくり脅威のスピードで中佐へ上り詰めた武闘派である。
 元はノルダイン系の移民であり、野盗(もとい略奪集団)の子供であったがその中で経験した本物の戦場に見せられ兵士となった人間。
 鳳圏軍人としての誇りを持たず、戦い方も非常に粗野。倫理観にも欠けており常に戦場の興奮を求めている。
 しかし強さは本物であるため派閥が生まれ、それは反鳳王派の火種となった。

イラスト:弐壱百
木邑・夜叉丸 先輩
鳳圏内で国家や政治的に不都合な人間を闇に葬る『密葬担当者』の一人。
過去に戦闘で頭部を負傷した際に精神を病み、効率的に”人を斬る”という事に憑りつかれた男。
顔の無残な傷痕を包帯で隠し、女子供や重病人ですら無慈悲に斬り捨てる。
もはや鳳圏という国家自体に忠誠はなく、口調こそ軍人じみているが態度は非常に慇懃で尊大。
それでも自身が粛清されないのは命令に従って”勤勉に”人斬りをしているからである。
しかし同時に鳳圏に窮屈さも感じており、鬼楽に興味を持っている様子。
幼少期に犬に追い回されてから犬が苦手。

イラスト:sima
『戦神』不動 界善
 鳳圏にて戦神と称えられるほどに強力な戦士。
 しかしその実体は、王に忠誠を誓い魔種へと反転した者であった。
 この戦いの正しさなどもはやない。だがそれでも、王の剣となった彼に選択肢などなかった。
 その身が果てるまで、王のために戦うのみだ。

イラスト:さとなか
『鳳王』普天斑鳩鳳王
 鳳圏の王であり、鳳圏を独立国家と主張し周辺諸勢力への戦争を推進している人物。
 神に等しい奇跡の力をもつなどと言われるが、プロパガンダ用の嘘に塗れきった結果一切の人物像が分からない。少なくとも鳳圏国民にとっては王は神に等しく崇拝と尊敬の対象である。

イラスト:ウリュー
鬼楽サイド

 鬼楽とは、鳳圏北部に位置する小集団である。第二の自称国家(ミクロネーション)。
 蒼華を中心とする弱肉強食の国家。ノルダイン的性格のためヴィーザル内での移民を多く受け入れており、実質的な戦闘民族となった。
 そのため鳳圏の侵攻を食い止めることが出来ている。
 鬼楽の目的は鳳圏に害された自国民たちへ報いること。つまりは報復である。

『巫女王』蒼華
 ノルダインの血を引く略奪国家『鬼楽』の象徴であり最強の存在。
 年齢や来歴など一切が謎に包まれている。
 鬼人というウォーカーであり、カムイグラの鬼人種とは別者である。
 性格は慈悲深く聖女めいた言動をする。
 が、鳳圏によって自国民が害されたことに対し徹底的な報復を宣言している。

イラスト:サナセオキレ
『勾玉』玉響 尊
 鬼楽における軍事を担当する『勾玉の玉響』の当主。
 粗野で乱暴な性格だが忠国の戦士でもあり、そのために手段を選ばない。
 元々は移民であり、鬼楽に受け売れられる形で国民となった。

イラスト:みっく
『剣』小刀祢 剣士郎
 鬼楽における治安維持を担当する『剣の小刀祢』当主。
 イケメンのシブオジだが普段ちゃらちゃらしていて一人称がおじさんというちょっと残念なひと。
 だが鬼楽いちの剣の使い手であり剣聖と称され、実力や存在感を常に潜めることで王と国の安全を影から守り続ける存在でもある。
 余談だが小刀祢・剣斗(p3p007699)の親父殿でもある。

イラスト:みにゃにゃ
『鏡』真経津 鈿女
 鬼楽にて政務を担当する『宝鏡の真経津』当主。
 自称「鬼楽一のアイドル」、他称「鬼楽のマスコット」。
 自身の容姿を一番可愛いと公言し、隙あらば鏡でいつも自分の可愛い顔を眺めてる系のナルシスト。……だが、政務においての能力がずば抜けて高く、呪術や死霊術にたける鬼楽いちの才女。
 彼女なくして鬼楽の政治はまわらぬと言われる上、王である蒼華を『蒼ちゃん』と呼ぶほど鬼楽設立の歴史に深く関わる人物である。なので年齢はすごい筈だが、鬼楽内で彼女の年齢に触れることは禁忌である。
 だが本当の禁忌は……。

イラスト:hal
伎庸サイド

 伎庸は鳳圏西部に位置する小部族である。侵攻をうけ占領地が作られているほか死者も多く出ているため、残った土地の守りを固めつつローレットの力を借りて占領地奪還を目指している。
 また久慈峰一派が伎庸側に協力。鳳圏を破壊しすぎず対抗可能な勢力としてローレットを引き込むことを計画した。
 久慈峰一派の目的は黄泉軍計画の阻止と破壊。

『族長』及川 忠臣
 伎庸の長。豊かな髭とはげ上がった頭が特徴の男。
 ハイエスタ系の血を引き、温厚な老人だが老獪な一面も持つ。
 鳳圏が急激に力をつけ侵攻してきた現状に対し、ローレットの力を使うことで牽制を試みている。
『中将』久慈峰 弥彦
 温和で明るく、戦闘狂。高い地位にいるが事務仕事ができないためよく勝手に抜け出してどこかで戦闘に明け暮れる。
 そのため榛名大佐とはよくぶつかる関係にある。
 今回の対抗作戦を計画した人物。真意の所はまだ不明。
「戦うんはこんなに楽しいのに、なんできみはそんな顔しとるんや?」

イラスト:糸巻茜
ボイス:中井保弘
『側近少佐』久慈峰 はづみ
 真面目で堅物。冗談の通じない性格。久慈峰中将の側近にしてデスクワークをする係。時には刃を突きつけて判を押させることも。
 スピードタイプの剣士であり階級は少佐。階級的には下なのになぜか久慈峰中将を押さえ込める人物。ただしそれは平時に限り、いざ戦闘が起きると止めようがないようだ。
 なので戦時に際しては逆に自分も参加することで終わらせるスタンス。
イラスト:シャレ汰
『准尉』志村 亮介
 顔が良くモテるうえノリの軽いプレイボーイ。鳳軍に籍を置き階級は准尉。
 加賀と訓練兵時代からの腐れ縁で、志村が問題を起こし加賀がケアする関係。
 現在久慈峰中将の下につき工作員として活動している。
「この国でお前の命が安いのはさ、お前自身がそう思ってるからだよ」

イラスト:sima
ボイス:Steel_FPS
『一般兵』今井 和彦
 徴兵制度によって軍に入れられたが臆病で気弱な性格ゆえ軍になじめない、ある意味普通の鳳圏市民。
 しかし奇妙に運が強くやけに死なないため久慈峰志村らになかば連れ去られる形で仲間に引き込まれている。

イラスト:
ボイス:べ~

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