PandoraPartyProject

ギルドスレッド

待ち惚けの館

アルヴァの個人部屋②

アルヴァが普段過ごしている部屋。
窓からは森の木々が見え、いつも湿っぽい。

改装当時は片付いた綺麗な部屋だったが、航空猟兵のタスクと装備の整備を溜め込み過ぎて書類や装備パーツが散乱し、本人の片付け嫌いも相まって足の踏み場もない部屋になっている。

◆◆◆内装◆◆◆
・全て木造で、木の匂いがする部屋です
・家具はそれなりに揃っており、お湯を沸かすための焜炉がある
・地面は装備のパーツが沢山転がっており、足の踏み場がない
・机の上には本や書類が山積みになっており、作業不可能
・寝るためのベッドだけが安全地帯

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
…風邪引きますよ。最近急に冷え込んで来ましたし。
(ちょっと大きめにノックしながら)
ん……ぁ、ああ……愛奈か。
寒いとどうにも、動く気にならなくてな?
(ノックの音に気付いて、欠伸をしながら応対)
まあ気持ちは良く判りますが。極力消費エネルギーは節約したくもなりますね。
…お邪魔しても?
構わないが、足元には気を付けてくれ。
ちと散らかし過ぎて、足の踏み場が……な?
お邪魔しますね…
…確かにまあ…今度は何を弄ってたんですか?
練達の方でパーツ買ってきたは良いんだが、面倒くさくなってまだ何も弄っとらん……気付いたらパーツばかりが増えてた。
…無計画に本を積む私が言っても説得力はないですが…もっと計画性をですね…

銃のパーツですか?(ふむ、と周りを見渡しながら)
銃に限らず、修理とかで使えそうなやつを一式な。
使わない可能性も高いんだけど、あんまり出回らないパーツばかりだからストックが欲しくてさ。……置くスペースが無いといえばないんだけど。
(見渡す限りのパーツ、あと書類。片付けが苦手なのも相まって散らかりすぎだ)
ああ…絶版になったりすると入手性がガクッと落ちるものですしね。買い溜めしておきたい気持ちは判ります。
…まずは置き場を決めるところから、かもしれませんね。(書類にふと目を落としながら)
(スッと、さりげなく内容が見えそうな書類を裏返しにした)

空き部屋はあるからそこを倉庫にすりゃいいんだが、純粋にめんどくてやってない。
少なくとも、もう少し世界情勢が落ち着いてからかな。忙しいし。
(ふむ…)

それこそ皆さんに声かければいいのに。
仰って下さればお手伝いはしますよ?
いや、あんまり部屋のものをいじられたくないんだ。
装備パーツの扱い方なんてわかんないだろ?
(ちょっとバツが悪そうに目が泳ぎながら)
(じ、と真っ直ぐに見据えて)
まあ確かに。教えて頂いたおかげで拳銃この子の扱いとアタッチメント程度は判るようにはなりましたが、専門家ではありませんからね。
…であれば、いよいよアルヴァさんが自分でやるしかないという話になりますが。
(目線がそっぽに逸れる)

渡した拳銃が役に立ってるのなら何より。
片付けは俺にもう少し余裕がある時、自分でやるさ……。

ところで、ここに来た理由を聞いてなかったな。今日は何の用だ?
(ふう、と一息ついて)
ええ。騒がしかった海洋での仕事でも私を守ってくれました。
頼みますね。新入りの子が何かの拍子に片付けようとして大怪我した、とか目も当てられませんから。

いえ、特に用事というわけでは。
…強いて言うなら、ブランシュさんへの引継ぎを本格化させようとしているのを見て少し心配だったので顔を見ておこうと思った程度です。
なら良かった。そいつも役に立てて嬉しいだろうぜ。
――ああ、俺の部屋の物には触れないよう、しっかり言い聞かせておくよ。
(一息ついた愛奈の方の顔を見る)

……もう、ボロボロなんだ、この身体。
引き継げるときに引き継いでおかないと、航空猟兵の存続自体危ういと思ってる。
――全く。何時になく気弱ですね。
この短期間で今度は何をしたんですか…(溜息)

引継ぎをするなとは言いませんし、どうしたいかはアルヴァさんが決める事ではありますが。
どうするにしてもキチンと言葉を尽くすべきですよ。
…………。
…………。
(しばらく考え込むように黙ると、少し大きめのため息と共にまた目が逸れる)

右目が、見えなくなっちまってさ。
狙撃銃覗いても真っ暗で何も見えないし、距離感は掴めなくなっちゃうし、死角は増えちまうし……。リーダーで居続けるには少し無理があるだろ?
(暫くの間、絶句)

……なんでまた。何に首突っ込んだんですか…
……少し、油断しちまってな。
(言いにくそうに、それとも面目なさそうに。目を逸らしたまま淡々と)

どうしても、ここを犠牲にするしかなかったんだ。
……(はあ、と大きな溜息)

なってしまったものは仕方がない――今は、生活に支障はないんですか?
距離感を掴みにくくなった以外なら、もう慣れちまったかな。
右の方に死角が出来ちまってるから、常に視界が狭いってのもあるけど、今は何とかやれてるよ。
(耳と尻尾が元気なさそうに垂れて、本人もあまり元気はなさそうに)
明確にしょげてるじゃないですかまったく…
頼って下さい、そういう時は。(もう。)
あんまり、困らせたくなくてさ……。
(ぽつんと、絞り出した言葉がそれだけで)
そうして黙ったまま引っ込まれる方が困ります。(きっぱり)
……ごめん。
(ベッドの上に座ったまま、少しうつむき気味に)
責めたいわけではありません。どちらかと言えばそんな大事なことを話してくれない方が私は辛いです。

…ともあれ。まあだからと言って人生が終わるわけでは無いでしょう。
引き継いだとして、それからはどうするんですか?
……まだ、考えてない。
できれば、引き継いだ後もお前らの力になりたい。そうは考えてる。
(少し愛奈の顔を見て、隣に来てほしそうに自分の隣をぽんぽんして)
(そっと隣に)
…前向きな選択肢を持てているなら良いです。
――ダマで居なくなるのだけは無しですからね。私だけでなく、皆を頼って下さい。
(隣に来てくれた愛奈の顔を見ることが出来ず)

それは、善処する……。
けど俺は……俺は、な……。
(何か言いたそうに、言いにくそうに言葉を詰まらせ、濁らせ、息を乱しながら)
俺は……お前らを、心の底から”仲間”って、そう言えないんだ。
(泣きそうな顔になりながら小さな声で、もう愛奈の顔を見ることなんてできず)
…ふむ…
心の持ちようというか、スタンスの問題でしょうか…
未だに実感が無いんだ。航空猟兵の隊長として、こうしているのが。
(俯いたまま、身体がゆらりと揺れている)

それがどうしてって言われたら答えようがない。
けど、お前らと一緒にいて、一緒に戦ってもどこか他人行儀になっちまうんだ。
孤高のヒトスタンドアローンが身に沁みついてるのかもしれませんね…

でも、それはそれで良いのではないでしょうか。
仲間とは何でしょうね、果たして。
完璧でも何でもないのにな……。
無駄に、プライドだけが邪魔をする。ああ、プライド、か。
ああ…それはまあ。仕方がないです。
自尊心の無い人間には進歩はありませんから。
どんなに頑張っても、イーリンみたいには成れない。
ああやって広い視野で大勢のことを見て、気にかけて、的確な指摘を飛ばして、時には激励して、褒めて――。俺みたいにプライドだけで上に立ってる人間とは全然違う。
(少し言葉を発するのが苦しそうに、”本音”を淡々と述べていく)

ちょっと、嬉しかったんだ。皆が俺を隊長って言ってくれたの。
でも、今はすげえ苦しい。
…リーダーには2種類の人種がある、と私は思います。
ひとつは大局を見極め、的確な指示を飛ばせる戦略眼を持つもの。
ひとつは自ら旗を持ち、共に戦うことができる求心力を持つもの。

どちらも得難いものですから。
向かない、と思うならそれは無理をする必要はないでしょう。
俺には、どっちも持ち合わせてない……な。

今思えば、過去の俺は少し高望みしすぎてたよ。
俺ならもっとうまくできるって、自分の力を過信しすぎてた。
――とりあえず、ヤケになってはない、のですね。それだけは確認しておきたいです。

自分にとっての戦場が一体どこなのか、は。まあ難しい問題ですからね…
……ヤケにはなってないよ。
死ぬ覚悟が無いといえば噓になるけどね。でも死ぬのは怖い。
(安心させようとしたのか少し明るめの声で、でも声は少し震えていて)
――死ぬのは誰だって怖いですよ。一度死んだ私が言うのですから間違いありません。

ご自身でキチンと考えた結論が交番と引継ぎなら、私から撤回をお願いすることはありません。
ここからまた、ブーツを履き直せばRebootすればいい。
その時はお声掛け下さい…と言ってもまた黙って出て行って怪我しそうですし、無理やりにでも着いて行かないといけませんかね。(ふむ
誘った手前で、ごめんな……。
俺が引き継ぎで降りても、後任のリーダーをしっかり支えてやってほしい。
(愛奈の言葉を『航空猟兵から下りてついてくる』と言ってる風に捉えたのか、そう言って)

航空猟兵は残したいんだ、俺が生きた証として。
そんなに拘るならそれでいいじゃないですか全く…
先日、闇市でアーカーシュの飛行探査艇を仕入れたんです。まだ航空猟兵を抜けるつもりはありませんよ。

ただそれはそれとして、貴方から目を離すつもりもありません。
ご存じないかも知れませんが、欲張りなんですよ私。
なら、よかった。
(ちょっと安心したようにため息を吐いて)

欲張り。欲張り、か……。
なんというか、前に比べてすごい保護者っぽくなってないか? お前
きっと貴方に限らず、航空猟兵の皆が皆前のめりだからですね、それは。
一度ヒーラー枠でお仕事でも探してみますか?スリル満点のお仕事ですよ?(ふふ

さて。夜も更けてきましたし、今日のところはお暇しますね。
ヒーラーなら、やったことある。
やったことあるからこそ、お前に教えることが出来るんだ。
(そう言いながら、ちょっとだけ愛奈の服の端をピっと引っ張って)

また、来てくれ。頼むから。
おやすみ。
(照れ隠しをするようにそっぽを向くと、手を放して愛奈を見送った)
それはその通り…ですが、事ここに至ったからこそ過去に立ち返るのも、もしかしたらアリなのかも知れませんよ。

…ええ。おやすみなさい。
また来ますね。必ず。

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM